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第八章 旅立ちの時
10.そして1年
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ギルド総本山。宗教組織でもないのになぜ『総本山』と『自動翻訳』が訳すのかと思っていたが、実際にたどり着いてその理由が分かった。
ギルド総本山は文字通り、ギルドをまとめる総本部であると同時に広大なる山であった。日本の富士山にも匹敵するような巨大な山が、まるごとギルド総本山と呼ばれる場所だったのだ。
エンパレの町を旅立って今日で1年と10日。俺達はギルド総本山の入り口にたどり着いていた。
ダルネスから1年間の旅にあたって、俺達はいくつかの課題を与えられていた。
1つはこの大陸にある4つの国の首都を訪れること、もう1つは自分たちのレベルを20以上にすること。その為に様々なダンジョンをクリアーすること。
旅の途中は、そりゃあ色々なことがあったさ。
ドラゴンの幻影で若い女性を攫っているバカどもを捕えたのは序の口。
いきなり王宮に呼び出され、王様と面会してあたふたしたり、ソフィネが貴族のぼっちゃんに誘惑されたり、俺とライトが夜の町で遊びほうけてフロルとソフィネにとことん冷たく追求されたり、獣人との文化の違いに呆然となったり、ライトがギャンブルに嵌まってもう少しで破産しそうになったり、なぜか武術大会に出場することになって、その賞品が実はお姫様との結婚だったりして困ったり、東の国では武王が勇者とタイマン勝負したいと宣ったり、魔物の大攻勢から西の商業都市を守り抜いたり……まあ、色々と盛りだくさんな1年だった。
そうやって、世界を見て回り、冒険者としてのレベルを上げ、今俺達はこの場にいる。
総本山入り口、つまり登山道の麓に設けられた門で、俺達は自らの冒険者カードを見張りに見せた。
彼らは俺達のことをダルネスから聞かされていたらしく、冒険者カードを見るなり総本山内部と連絡を取ってくれた。
ここで、現在の俺達のステータスを見ておこう。
===========
氏名:ショート・アカドリ
職業:冒険者(魔法使い レベル21/回復師 レベル18/魔道士 レベル17)
HP:40/40 MP:185/185 力:23 素早さ:13
装備:旅人の服
魔法:無限収納/地域察知/体力回復/怪我回復/解毒/火炎球/火炎連弾/爆裂弾/火炎爆裂弾/水球/氷球/水球弾/氷球弾/水連壁/氷球弾/吹凍雪/巨氷雪/泥沼/石飛弾/砂嵐/巨石弾
スキル:自動翻訳
===========
旅先で魔法を覚えようとしても、俺は中級魔法が限度だった。はっきりいってシルシルの祝福もたいしたことないな。レベル21になれたのも、実際のところはアレル達といっしょだったからだろう。俺だけならばレベル10のダンジョンすらクリアーはおぼつかなかったはずだ。っていうか、体力関連伸びなさすぎ。
===========
氏名:アレル
職業:冒険者(戦士 レベル25/剣士 レベル21/格闘家 レベル19 ※ただし満十歳までは大人の冒険者とパーティを組んだときに限る)
HP:550/550 MP:20/20 力:341 素早さ:342
装備:旅人の服(子ども用)/ミスリルの剣/皮の胸当て
魔法:なし
スキル:見切り Lv9/俊足 Lv9/風の太刀 Lv9/光の太刀 Lv9/炎の太刀 Lv9/火炎の太刀 Lv8/爆破の太刀 Lv8/暴風の太刀 Lv8/蛟竜の太刀 Lv7/閃光の太刀 Lv7/気合い Lv9/威圧 Lv7/連撃 Lv9/大連撃 Lv9/分身 Lv8/捨て身 Lv5/天下無双 Lv6/気配察知 Lv9/忍び Lv5/剣の舞 Lv6
===========
アレルは7歳になった。もう舌っ足らずの幼児ではない。少なくとも少年と呼んでいいだろうし、ずっと旅をしてきたからか普通の7歳児よりも体格はがっしりしている。
かわいい幼児ではなく、かっこいい少年という印象だ。
ステータス上に現れている以上に、精神的にかなり成長したと思うよ。
===========
氏名:フロル
職業:冒険者(魔法使い レベル25/回復師 レベル20/魔道士 レベル22 ※ただし満十歳までは大人の冒険者とパーティを組んだときに限る)
HP:60/60 MP:730/730 力:45 素早さ:38
装備:旅人の服(子ども用)/魔力倍の指輪
魔法:体力回復/怪我回復/重傷回復/解毒/超解毒/病魔退散/眠気回復/復活/火炎球/火炎連弾/爆裂弾/火炎爆裂弾/業火/業火炎弾/電撃/超電撃/乱電撃/稲妻/爆裂/爆撃裂/超爆発/閃光/水球/氷球/水球弾/氷球弾/水連壁/氷球弾/吹凍雪/超水流/流星/浮遊/全浮遊/超速飛行/重圧/超重圧/ゴーレム召喚/ラウンドアーマー召喚/泥沼/石化/鉄化/金剛/超金剛/力倍増/力倍々増/全力倍増/雨乞い/晴乞い/結界/大結界/超結界/魔力大暴走/睡眠誘
スキル:MP節約/魔法威力倍化
===========
フロルも当然7歳。彼女はあらゆる町で様々な魔法を覚えた。それぞれの魔法は文字から大体さっしてほしい。
一応補足しておくと、『復活』は蘇生ではない。完全に死亡した人間は、やはりこの世界でも生き返りはしないのだ。あくまでも死にかけでも助けられるという魔法である。
はっきりいって、『無限収納』と『地域察知』以外は完全に俺の上位互換である。というか、最近俺その2つ以外ほとんど魔法使ってないしな。
===========
氏名:ライトルール
職業:冒険者(戦士 レベル23/剣士 レベル22/格闘家 レベル21)
HP:329/329 MP:0/0 力:233 素早さ:330
装備:旅人の服/鋼の鎧/超鋼鉄の剣/鋼鉄の脇差し
魔法:なし
スキル:見切り Lv9/気合い Lv9/威圧 Lv9/大威圧 3/連撃 Lv9/大連撃 Lv5/俊足 Lv9/気配察知 Lv9/風の太刀 Lv8/光の太刀 Lv7/炎の太刀 Lv1/分身 Lv2/捨て身 Lv1/天下無双 Lv2/忍び Lv4/正拳 Lv5/蹴攻 Lv7
===========
ライトは16歳になった。この世界ではもう立派な成人扱いされる年齢だ。
アレルと比べれば劣っているように見えるステータスだが、実は武器を使わないスキルを覚えていたりと、完全な下位互換ではない。
===========
氏名:ソフィネ
職業:冒険者(レンジャー レベル20/戦士 レベル7/罠解除師 レベル18/鍵解除師 レベル17/アーチャー レベル5)
HP:102/102 MP:0/0 力:159 素早さ:541
装備:旅人の服/皮の鎧/木製の弓
魔法:なし
スキル:アイテム鑑定 上級/罠発見 神級/罠解除 神級/解錠 神級/必中 Lv9/連射 Lv7/見切り Lv8/忍び Lv7/俊足 Lv5
===========
ソフィネもあと15日で16歳になる。最近は大人の女性としての色気も出てきた様子だ。いや、俺はともかく、ライトはかなりひかれていると思うよ。本人に聞けば否定するだろうけど。
レンジャーとしての実力はかなり上がってきているが、アーチャーとしては伸び悩んでいる。いや、レンジャーでありながら、戦士レベル7という時点ですごいのだが、なにしろウチのパーティの他メンバーの攻撃力が凄すぎて、彼女の弓が活躍する間がないのだ。
戦士が普通に爆発だの閃光だのの遠距離攻撃ができてしまうのはさすがに反則だよな、やっぱり。
最近は彼女もアーチャーとしてのレベルアップはあきらめたのか、罠解除や解錠関連のスキルアップにいそしんでいた。
……と、まあ、こんなかんじに順調に能力を上げた俺達に、ダルネスが笑いかけたのだった。
「ふぉふぉふぉ、5人とも随分とたくましくなったようじゃな」
楽しい旅の時間は終わり、俺達のギルド総本山での生活が始まった。
――そして、俺と双子達の別れの時もまた近づいてきたのだった。
ギルド総本山は文字通り、ギルドをまとめる総本部であると同時に広大なる山であった。日本の富士山にも匹敵するような巨大な山が、まるごとギルド総本山と呼ばれる場所だったのだ。
エンパレの町を旅立って今日で1年と10日。俺達はギルド総本山の入り口にたどり着いていた。
ダルネスから1年間の旅にあたって、俺達はいくつかの課題を与えられていた。
1つはこの大陸にある4つの国の首都を訪れること、もう1つは自分たちのレベルを20以上にすること。その為に様々なダンジョンをクリアーすること。
旅の途中は、そりゃあ色々なことがあったさ。
ドラゴンの幻影で若い女性を攫っているバカどもを捕えたのは序の口。
いきなり王宮に呼び出され、王様と面会してあたふたしたり、ソフィネが貴族のぼっちゃんに誘惑されたり、俺とライトが夜の町で遊びほうけてフロルとソフィネにとことん冷たく追求されたり、獣人との文化の違いに呆然となったり、ライトがギャンブルに嵌まってもう少しで破産しそうになったり、なぜか武術大会に出場することになって、その賞品が実はお姫様との結婚だったりして困ったり、東の国では武王が勇者とタイマン勝負したいと宣ったり、魔物の大攻勢から西の商業都市を守り抜いたり……まあ、色々と盛りだくさんな1年だった。
そうやって、世界を見て回り、冒険者としてのレベルを上げ、今俺達はこの場にいる。
総本山入り口、つまり登山道の麓に設けられた門で、俺達は自らの冒険者カードを見張りに見せた。
彼らは俺達のことをダルネスから聞かされていたらしく、冒険者カードを見るなり総本山内部と連絡を取ってくれた。
ここで、現在の俺達のステータスを見ておこう。
===========
氏名:ショート・アカドリ
職業:冒険者(魔法使い レベル21/回復師 レベル18/魔道士 レベル17)
HP:40/40 MP:185/185 力:23 素早さ:13
装備:旅人の服
魔法:無限収納/地域察知/体力回復/怪我回復/解毒/火炎球/火炎連弾/爆裂弾/火炎爆裂弾/水球/氷球/水球弾/氷球弾/水連壁/氷球弾/吹凍雪/巨氷雪/泥沼/石飛弾/砂嵐/巨石弾
スキル:自動翻訳
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旅先で魔法を覚えようとしても、俺は中級魔法が限度だった。はっきりいってシルシルの祝福もたいしたことないな。レベル21になれたのも、実際のところはアレル達といっしょだったからだろう。俺だけならばレベル10のダンジョンすらクリアーはおぼつかなかったはずだ。っていうか、体力関連伸びなさすぎ。
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氏名:アレル
職業:冒険者(戦士 レベル25/剣士 レベル21/格闘家 レベル19 ※ただし満十歳までは大人の冒険者とパーティを組んだときに限る)
HP:550/550 MP:20/20 力:341 素早さ:342
装備:旅人の服(子ども用)/ミスリルの剣/皮の胸当て
魔法:なし
スキル:見切り Lv9/俊足 Lv9/風の太刀 Lv9/光の太刀 Lv9/炎の太刀 Lv9/火炎の太刀 Lv8/爆破の太刀 Lv8/暴風の太刀 Lv8/蛟竜の太刀 Lv7/閃光の太刀 Lv7/気合い Lv9/威圧 Lv7/連撃 Lv9/大連撃 Lv9/分身 Lv8/捨て身 Lv5/天下無双 Lv6/気配察知 Lv9/忍び Lv5/剣の舞 Lv6
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アレルは7歳になった。もう舌っ足らずの幼児ではない。少なくとも少年と呼んでいいだろうし、ずっと旅をしてきたからか普通の7歳児よりも体格はがっしりしている。
かわいい幼児ではなく、かっこいい少年という印象だ。
ステータス上に現れている以上に、精神的にかなり成長したと思うよ。
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氏名:フロル
職業:冒険者(魔法使い レベル25/回復師 レベル20/魔道士 レベル22 ※ただし満十歳までは大人の冒険者とパーティを組んだときに限る)
HP:60/60 MP:730/730 力:45 素早さ:38
装備:旅人の服(子ども用)/魔力倍の指輪
魔法:体力回復/怪我回復/重傷回復/解毒/超解毒/病魔退散/眠気回復/復活/火炎球/火炎連弾/爆裂弾/火炎爆裂弾/業火/業火炎弾/電撃/超電撃/乱電撃/稲妻/爆裂/爆撃裂/超爆発/閃光/水球/氷球/水球弾/氷球弾/水連壁/氷球弾/吹凍雪/超水流/流星/浮遊/全浮遊/超速飛行/重圧/超重圧/ゴーレム召喚/ラウンドアーマー召喚/泥沼/石化/鉄化/金剛/超金剛/力倍増/力倍々増/全力倍増/雨乞い/晴乞い/結界/大結界/超結界/魔力大暴走/睡眠誘
スキル:MP節約/魔法威力倍化
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フロルも当然7歳。彼女はあらゆる町で様々な魔法を覚えた。それぞれの魔法は文字から大体さっしてほしい。
一応補足しておくと、『復活』は蘇生ではない。完全に死亡した人間は、やはりこの世界でも生き返りはしないのだ。あくまでも死にかけでも助けられるという魔法である。
はっきりいって、『無限収納』と『地域察知』以外は完全に俺の上位互換である。というか、最近俺その2つ以外ほとんど魔法使ってないしな。
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氏名:ライトルール
職業:冒険者(戦士 レベル23/剣士 レベル22/格闘家 レベル21)
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ライトは16歳になった。この世界ではもう立派な成人扱いされる年齢だ。
アレルと比べれば劣っているように見えるステータスだが、実は武器を使わないスキルを覚えていたりと、完全な下位互換ではない。
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氏名:ソフィネ
職業:冒険者(レンジャー レベル20/戦士 レベル7/罠解除師 レベル18/鍵解除師 レベル17/アーチャー レベル5)
HP:102/102 MP:0/0 力:159 素早さ:541
装備:旅人の服/皮の鎧/木製の弓
魔法:なし
スキル:アイテム鑑定 上級/罠発見 神級/罠解除 神級/解錠 神級/必中 Lv9/連射 Lv7/見切り Lv8/忍び Lv7/俊足 Lv5
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ソフィネもあと15日で16歳になる。最近は大人の女性としての色気も出てきた様子だ。いや、俺はともかく、ライトはかなりひかれていると思うよ。本人に聞けば否定するだろうけど。
レンジャーとしての実力はかなり上がってきているが、アーチャーとしては伸び悩んでいる。いや、レンジャーでありながら、戦士レベル7という時点ですごいのだが、なにしろウチのパーティの他メンバーの攻撃力が凄すぎて、彼女の弓が活躍する間がないのだ。
戦士が普通に爆発だの閃光だのの遠距離攻撃ができてしまうのはさすがに反則だよな、やっぱり。
最近は彼女もアーチャーとしてのレベルアップはあきらめたのか、罠解除や解錠関連のスキルアップにいそしんでいた。
……と、まあ、こんなかんじに順調に能力を上げた俺達に、ダルネスが笑いかけたのだった。
「ふぉふぉふぉ、5人とも随分とたくましくなったようじゃな」
楽しい旅の時間は終わり、俺達のギルド総本山での生活が始まった。
――そして、俺と双子達の別れの時もまた近づいてきたのだった。
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