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第五章 魔の森の戦い
2.冒険者の筋道
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「たのむ、助けてくれっ!」
冒険者ギルドにやってきてそう叫んだライト。
なにやら相当慌てている様子だ。
これはただごとではなさそうである。
ギルド内にいた全員が戸惑う中、ミレヌが代表してライトに言った。
「ライトさん、どうしたんですか、落ち着いてください」
「あいつらが……俺の仲間達が魔の森に行っちまった」
……はい?
どういうことなのか、詳しく説明させる。
といっても、ことはそれほど難しい話ではない。
ライトが朝起きると、枕元に手紙があった。
『魔の森に行ってオレ達の力を見せてやる』
手紙には汚い字でただそれだけ。そして、ライトのパーティーメンバー3人がいなくなっていた。
「しかし、あの3人だけで魔の森へ行くのは無茶だろう」
ミリスが言う。彼女はアレルだけでなく、ライト達4人にも剣術も教えていた。彼女が無茶だというならば、本当に無茶なのだろう。
「ああ。だけど、あいつら、俺やアレルに先を越されたことをずっと気にしてて……」
なるほど。
事情はなんとなく分かった。
自分と一緒に剣術修行をしていた仲間のライトだけがレベル1になってしまい、さらには自分たちよりも年若くて修行時間も短いアレルも試験に合格した。
若い少年達の中には、『悔しい』とか『惨めだ』とかいう感情が溢れる。
同時に、ライトやアレルへの『嫉妬』もあったかもしれない。
そういった感情が暴走した末、自分たちだけで魔の森に行って力を見せてやるという行動に繋がったのだろう。典型的な若さ故の暴走だ。
そういえば、彼らは昨晩もちょっと面白くなさそうな顔をしていた。
「だから、あいつらを助けに行かないと。手伝ってもらえないか」
ライトの悲痛な叫びに、冒険者達は顔を見合わせる。
そして、その中の1人がライトに言う。
「手伝えはいいけどよ、ライト。依頼料はどのくらいだ?」
「え、それは……」
ライトは口ごもる。
俺は……いや、質問した冒険者も含めここにいる全員が多かれ少なかれ知っている。ライト達が試験料を払うだけでカツカツだったことを。
今、ライトにそこまでの手持ちがあるとは思えない。
ライトの態度も、それを肯定している。
「悪いが、依頼料も無しに魔の森を探索っていうのはな……」
冒険者達の反応は、概ねそんなかんじだった。
たまらず俺は叫ぶ。
「いや、お金の問題じゃないでしょう!?」
だが、そんな俺に、他ならぬミリスがつげる。
「金の問題なんだよ、シュート」
ミリスは苦い顔をしながら続ける。
「冒険者はボランティアではない。魔の森に行くとなれば多かれ少なかれ命がけの話だ」
さらにミレヌが付け足す。
「もしも、魔の森に迷い込んだのが町の子どもだというならばまた少し話は違います。ですが、彼らは仮にも冒険者です。冒険者の行動は自己責任が大原則。
しかも、話を聞く限り完全に彼らの身勝手な行動が原因。これで『タダで助けてくれ』は通りません」
うう。
ミリスやミレヌのいうことは正論だ。正論だと思う。だけど、それにしても冷たすぎるだろう。
「依頼料があればいいんですか?」
俺はミレヌにたずねる。
「だったら……」
まだ、シルシルから預かった金は少しある。それを使えば……
そう思ったのだが、俺の行動をさっして止めた者がいた。
他ならぬフロルだ。
「ダメです、ショート様。それは一番筋道が通っていません」
彼女は奴隷契約を破棄した後、俺のことを『ご主人様』ではなく『ショート様』と呼ぶようになっていた。
アレルは相変わらず『ごちゅじんちゃま』だけど。
「筋道って……」
「ここで、ショート様がお金を出せば、ライトの立場がないと思います」
フロルはそう言い切った。
彼女の言うことも正しい。俺が金を出すのはおかしいのだ。
長い目で見ればライトのためにも、俺達のためにもならない。
だが。
「3人を見捨てるわけにもいかないだろ」
「それでも、ダメです」
ハッキリフロルは言い切る。
「何もお金が惜しいわけではありません。私は奴隷だったから分かるんです。ここでショート様がお金を出したら、ライト達は一生……」
そこから先は、フロルは言わない。
だが、なんとなくわかる。ここで俺が金を肩代わりしたら、ライトはずっと俺に恩を売られた形だ。少なくとも金を返しきるまでは。
それは、つまり、奴隷契約みたいなものになってしまう。
フロルが言いたいのはそういうことだろう。
ライトも自分の頼みが筋違いなことだったと気づいたらしい。
「そうだよな。確かに皆の言うとおりだ。
わかった。あいつらは俺1人で助けに行く。無理を言って悪かったな」
いや、しかしな。
ライトは3人よりは強いかもしれないが、それにしても……
踵を返そうとするライト。
だが、別の声が上がった。
ライト達と共にずっと一緒に修行してきた子。アレルだ。
「ぼーけんちゃが魔の森にいくのはじこちぇきにん?」
尋ねるアレルに、頷いたのはミリス。
「ああ、その通りだ」
ミリスの答えに、アレルは「わかった」と頷きライトの方に駆け寄っていく。
……?
誰もがアレルの糸を図りかねる。俺も、フロルも。
「なら、アレルもライトといく」
おいおい。
「アレルもぼうけんちゃだもん。じこちぇきにんで、3人をたちゅけにいく」
相変わらずの舌足らずだが、アレルの声と目は真剣そのものだった。
俺は思う。
アレルのことを見誤っていたかもしれない。行動パターンは幼児だし、言葉も舌足らずで、勉強も嫌いだから、この子は馬鹿とは言わないが年相応の幼い考え方なのだと。
だが、違う。この子もやっぱり未来の勇者だ。行動パターンは幼児のそれでも、物事の本質はしっかりと見て判断している。
俺なんかよりもずっと。
まさに、負うた子に教わるってやつだ。
「そうだな。アレルの言うとおりだ」
俺は言う。
「俺も一緒に行こう。ミレヌさん、俺達が自分の意思で彼らを助けにいくぶんには問題ありませんよね?」
「ええ、もちろんそれは自由です。その行動も、冒険者の自己責任の範疇ですから」
さて、フロルは?
「分かりました。私は3人のことはそこまでよく知りませんけど、アレルを助けると思って一緒に行きます」
良かった。彼女もこういう形なら納得してくれるらしい。
そんな俺達を見て、深々とため息をついた人がいた。
「しかたがない、わかった。私も一緒に行こう」
ミリスが言った。
「あの3人も私の教え子だ。彼らが自分の力量を見誤ったというのならば、私の教え方にも問題があったのだろう。仕事の責任を取らないというのは、それこそ筋道が通らん」
こうして、俺、アレル、フロル、ミリスの4人がライトに協力することになった。
「ただし、だ」
ミリスはライトに言う。
「こういうことは今回が最初で最後だ。次はない。そのことはよく理解して、3人にも言い聞かせろ」
ミリスの言葉に、ライトは「ありがとう。本当に、ありがとう」と頭を下げた。
ギルド内には、ほっとしたような空気が流れる。
別にミリスに仕事を押しつけることができたからではない。他の冒険者達だって3人のことが心配ではあったのだ。
だが、それでも冒険者として筋の通らないことはしない。そうでなければ、他ならぬライトのためにならないと、そう判断していただけなのだ。
アレルがライトとの個人的な友情のために、そしてミリスが責任を取るという名分の元に、3人を助けに行くというならば、それは歓迎すべきことらしい。
こうして、俺と双子は、ライトやミリスと一緒に魔の森へと向かうのだった。
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なにやら相当慌てている様子だ。
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といっても、ことはそれほど難しい話ではない。
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「しかし、あの3人だけで魔の森へ行くのは無茶だろう」
ミリスが言う。彼女はアレルだけでなく、ライト達4人にも剣術も教えていた。彼女が無茶だというならば、本当に無茶なのだろう。
「ああ。だけど、あいつら、俺やアレルに先を越されたことをずっと気にしてて……」
なるほど。
事情はなんとなく分かった。
自分と一緒に剣術修行をしていた仲間のライトだけがレベル1になってしまい、さらには自分たちよりも年若くて修行時間も短いアレルも試験に合格した。
若い少年達の中には、『悔しい』とか『惨めだ』とかいう感情が溢れる。
同時に、ライトやアレルへの『嫉妬』もあったかもしれない。
そういった感情が暴走した末、自分たちだけで魔の森に行って力を見せてやるという行動に繋がったのだろう。典型的な若さ故の暴走だ。
そういえば、彼らは昨晩もちょっと面白くなさそうな顔をしていた。
「だから、あいつらを助けに行かないと。手伝ってもらえないか」
ライトの悲痛な叫びに、冒険者達は顔を見合わせる。
そして、その中の1人がライトに言う。
「手伝えはいいけどよ、ライト。依頼料はどのくらいだ?」
「え、それは……」
ライトは口ごもる。
俺は……いや、質問した冒険者も含めここにいる全員が多かれ少なかれ知っている。ライト達が試験料を払うだけでカツカツだったことを。
今、ライトにそこまでの手持ちがあるとは思えない。
ライトの態度も、それを肯定している。
「悪いが、依頼料も無しに魔の森を探索っていうのはな……」
冒険者達の反応は、概ねそんなかんじだった。
たまらず俺は叫ぶ。
「いや、お金の問題じゃないでしょう!?」
だが、そんな俺に、他ならぬミリスがつげる。
「金の問題なんだよ、シュート」
ミリスは苦い顔をしながら続ける。
「冒険者はボランティアではない。魔の森に行くとなれば多かれ少なかれ命がけの話だ」
さらにミレヌが付け足す。
「もしも、魔の森に迷い込んだのが町の子どもだというならばまた少し話は違います。ですが、彼らは仮にも冒険者です。冒険者の行動は自己責任が大原則。
しかも、話を聞く限り完全に彼らの身勝手な行動が原因。これで『タダで助けてくれ』は通りません」
うう。
ミリスやミレヌのいうことは正論だ。正論だと思う。だけど、それにしても冷たすぎるだろう。
「依頼料があればいいんですか?」
俺はミレヌにたずねる。
「だったら……」
まだ、シルシルから預かった金は少しある。それを使えば……
そう思ったのだが、俺の行動をさっして止めた者がいた。
他ならぬフロルだ。
「ダメです、ショート様。それは一番筋道が通っていません」
彼女は奴隷契約を破棄した後、俺のことを『ご主人様』ではなく『ショート様』と呼ぶようになっていた。
アレルは相変わらず『ごちゅじんちゃま』だけど。
「筋道って……」
「ここで、ショート様がお金を出せば、ライトの立場がないと思います」
フロルはそう言い切った。
彼女の言うことも正しい。俺が金を出すのはおかしいのだ。
長い目で見ればライトのためにも、俺達のためにもならない。
だが。
「3人を見捨てるわけにもいかないだろ」
「それでも、ダメです」
ハッキリフロルは言い切る。
「何もお金が惜しいわけではありません。私は奴隷だったから分かるんです。ここでショート様がお金を出したら、ライト達は一生……」
そこから先は、フロルは言わない。
だが、なんとなくわかる。ここで俺が金を肩代わりしたら、ライトはずっと俺に恩を売られた形だ。少なくとも金を返しきるまでは。
それは、つまり、奴隷契約みたいなものになってしまう。
フロルが言いたいのはそういうことだろう。
ライトも自分の頼みが筋違いなことだったと気づいたらしい。
「そうだよな。確かに皆の言うとおりだ。
わかった。あいつらは俺1人で助けに行く。無理を言って悪かったな」
いや、しかしな。
ライトは3人よりは強いかもしれないが、それにしても……
踵を返そうとするライト。
だが、別の声が上がった。
ライト達と共にずっと一緒に修行してきた子。アレルだ。
「ぼーけんちゃが魔の森にいくのはじこちぇきにん?」
尋ねるアレルに、頷いたのはミリス。
「ああ、その通りだ」
ミリスの答えに、アレルは「わかった」と頷きライトの方に駆け寄っていく。
……?
誰もがアレルの糸を図りかねる。俺も、フロルも。
「なら、アレルもライトといく」
おいおい。
「アレルもぼうけんちゃだもん。じこちぇきにんで、3人をたちゅけにいく」
相変わらずの舌足らずだが、アレルの声と目は真剣そのものだった。
俺は思う。
アレルのことを見誤っていたかもしれない。行動パターンは幼児だし、言葉も舌足らずで、勉強も嫌いだから、この子は馬鹿とは言わないが年相応の幼い考え方なのだと。
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ミリスが言った。
「あの3人も私の教え子だ。彼らが自分の力量を見誤ったというのならば、私の教え方にも問題があったのだろう。仕事の責任を取らないというのは、それこそ筋道が通らん」
こうして、俺、アレル、フロル、ミリスの4人がライトに協力することになった。
「ただし、だ」
ミリスはライトに言う。
「こういうことは今回が最初で最後だ。次はない。そのことはよく理解して、3人にも言い聞かせろ」
ミリスの言葉に、ライトは「ありがとう。本当に、ありがとう」と頭を下げた。
ギルド内には、ほっとしたような空気が流れる。
別にミリスに仕事を押しつけることができたからではない。他の冒険者達だって3人のことが心配ではあったのだ。
だが、それでも冒険者として筋の通らないことはしない。そうでなければ、他ならぬライトのためにならないと、そう判断していただけなのだ。
アレルがライトとの個人的な友情のために、そしてミリスが責任を取るという名分の元に、3人を助けに行くというならば、それは歓迎すべきことらしい。
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