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第四章 魔法修行とレベルアップ
8.試験結果発表!
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しばらくすると、アレルとレルスが戻ってきた。
アレルは珍しくちょっと暗い表情。試験が上手くいかなかったのかな?
「ふむ、それでは3人ともここでしばらく待っていてくれ。合否は半刻後には伝えるでの」
そういうと、ダルネスはレルスを伴って部屋から出て行った。
3人だけで残された俺達。
どうにも気まずい。あれだよな、テストの結果をただ待つ時間って、やっぱりキツイよなぁ。
特に、いつもは元気なアレルが落ち込みまくっているのが気になる。
「アレル、試験はどうだったんだ?」
沈黙に耐えかねて、俺はアレルに尋ねた。
「まけちゃった」
泣きそうな顔でそう言うアレル。
「そ、そっか。でもライトは負けても合格だったわけだし……」
「でも、アレル何もできなかったのぉ」
うわ、本当に涙を流し出した。
「アレル、おい、何があったんだ、話してみろ」
「うーんとね、アレル、がんばったの、でもね……」
アレルは相変わらず説明下手だが、それでも要約するならこうだ。
まず、レルスはアレルに攻撃してくるように要求した。
アレルは木刀で打ち込む。
だが、レルスはあっさりそれを右手の小手で弾く。どんなに打ち込んでも、全て弾かれてしまう。
「レルスはうごかないのぉ」
動かないとは、その場から一歩も動かなかったという意味らしい。アレルの『連撃』を、レルスはその場から動くことなく、両手の小手で防御するだけで無効化したのだ。
「『風の太刀』も『光の太刀』もきえちゃったのぉ」
アレルは木刀で打ち込んでも無駄と悟り、『風の太刀』や『光の太刀』での攻撃を仕掛けたが、レルスが「ハッ」と叫ぶだけであっさりかき消されてしまったという。
いよいよ、アレルが攻撃の手段に困ったところ、レルスがおもむろに近づいた。レルスは武器など抜かない。スキルも使わない。ただ、素早く、アレルの右手を掴んだ。
アレルの『見切り』も『俊足』も『気合い』も『威圧』も全く意味をなさなかった。そのくらい、レルスの動きは圧倒的な速度だったという。
「それで、投げられてね、こうさんしたのぉー」
ふ、ふむぅ。
確かにそれは『完敗』以外の何ものでもない。
アレルはこの20日あまりの訓練で剣術に相当自信を付けていた。ライトどころかミリスとすら互角の模擬戦ができるようになったのだから当然だろう。
そんな彼の自尊心を、レルスは圧倒的な能力で打ち砕いたようだ。それも試験という場で。
アレルでなくても落ち込むだろう。
アレルを励ます言葉が見つからず、俺もフロルも困ってしまった。
そんなとき、ダルネスとレルスが戻ってきたのだった。
---------------
「それでは試験結果を発表する」
ダルネスの言葉に、ゴクリと唾を飲み込む俺達。
「ショート・アカドリくん。君は文句なく合格じゃ」
そう言って、俺の冒険者カードを返してくるダルネス。
カードの職業欄の表示が変わっている。
===========
氏名:ショート・アカドリ
職業:冒険者(魔法使い レベル1)
(以下略)
===========
どうやら、俺は無事合格となったらしい。だが、無邪気には喜べない。
ダルネスは『君は』と言ったのだ。それはつまり、双子の方は『文句なく合格』ではないという意味だ。
試験で完敗だったアレルはもちろん、計算問題を全部できなかったらしいフロルも、不合格となったのだろうか。
「さて、問題はアレルくんとフロルくんじゃ」
双子が緊張した顔を浮かべる。
「結論を言えば、能力値は全く問題ない。レベル1の戦士や魔法使いとして十分じゃろう」
ほへ?
意外な言葉に、俺達はきょとんとする。
「でも、アレル、なにもできなかったよぉ」
アレルはビックリして言う。
「レルスはレベル32の剣士であり、レベル35の武闘家であり、さらにはレベル25の魔法戦士でもある。おそらく、戦士系の冒険者としてはこの大陸で一、二を争う実力者じゃぞ。君の攻撃が通用しないのは当たり前じゃ」
おいおい。
そんな人を試験官にするなよっ!!
いや、むしろそんなすごい人に見てもらえたことに感謝すべきなのか?
「私も計算問題を全部解けませんでした」
言うフロルに、ダルネスは「ふん」と笑う。
「文字が読めて2桁の足し算引き算がほぼ暗算でできる時点で問題ない。別に満点を取れなどとは言っていない」
なるほど。
しかし、だとすると……
「じゃあ、私たちの問題ってなんですか?」
フロルがダルネスに問う。
正直、俺はその答の見当が付いていた。だが、もしその通りだとしたら、はっきりいってどうにもならない。少なくとも今は。
「ふむ。問題なのは君達の年齢じゃ」
やっぱりね。
フロルはなおも言いつのる。
「でも、ミレヌさんは冒険者に年齢制限はないって」
「ふむ、原則その通りじゃぞ。じゃがなぁ……」
さすがに5歳というのは問題になるのだろうか。
「レベル1になれば、ギルド以外からの依頼も受けられるようになる。もちろん、1人でもな。
考えてみて欲しい。たとえば旅商人が護衛の仕事を冒険者ギルドに依頼したとする。結果ギルドからやってきたのが5歳児」
想像してみる。
冒険者ギルドにレベル1以上の戦士の護衛を依頼する。やってきたのが5歳児で『きょうはねぇー、アレルがごえーしゅるのぉー、あんちんしてまかちぇてねぇー』とか言っちゃう。
……だめだぁぁぁ。確かに大問題だ。
俺が依頼者なら速攻チェンジを申し込む。っていうか冒険者ギルドにクレーム入れる!
それがアレルでなくてフロルでも同じようなものだろう。
能力以前の問題である。
いくら相手が天才プログラマーだとしても、幼稚園児にシステムを作らせる企業はないだろう。
「とはいえ、じゃ。繰り返すが2人とも試験結果としては文句がない。不合格にすることもできん。
そこでじゃ、こういうことになった」
そういって、ダルネスは2人の冒険者カードを俺達に見せる。
そこには……
===========
氏名:アレル
職業:冒険者(戦士 レベル1 ※ただし満十歳までは大人の冒険者とパーティを組んだときに限る)/ショート・アカドリの奴隷
(以下略)
===========
氏名:フロル
職業:冒険者(魔法使い レベル1 ※ただし満十歳までは大人の冒険者とパーティを組んだときに限る)/ショート・アカドリの奴隷
(以下略)
===========
「えーっと、どういうことぉ?」
きょとんとするアレルにフロルが説明する。
「つまり、ご主人様と一緒なら、レベル1になれるってことよ!」
フロルが喜びの声を上げる。
「ほんと? アレル、レベル1になれりゅの!?」
わーいわーいと喜ぶ2人。
ふう、よかったぁ。
俺もほっと一息を突く。
「……ということじゃ。レベル0は見習いみたいなもの。レベル1になって初めて半人前と心得、3人とも精進せいよ」
『はい!』
俺達3人は頷く。
「ところで、これは余計なことかもしれんのじゃがな……」
「なんでしょうか?」
尋ねる俺に、彼はさらに続けた。
「アレルくんやフロルくんと、ショートくんの奴隷契約のことじゃ」
ダルネスは双子の冒険者カードの職業欄を見ながら言った。
アレルは珍しくちょっと暗い表情。試験が上手くいかなかったのかな?
「ふむ、それでは3人ともここでしばらく待っていてくれ。合否は半刻後には伝えるでの」
そういうと、ダルネスはレルスを伴って部屋から出て行った。
3人だけで残された俺達。
どうにも気まずい。あれだよな、テストの結果をただ待つ時間って、やっぱりキツイよなぁ。
特に、いつもは元気なアレルが落ち込みまくっているのが気になる。
「アレル、試験はどうだったんだ?」
沈黙に耐えかねて、俺はアレルに尋ねた。
「まけちゃった」
泣きそうな顔でそう言うアレル。
「そ、そっか。でもライトは負けても合格だったわけだし……」
「でも、アレル何もできなかったのぉ」
うわ、本当に涙を流し出した。
「アレル、おい、何があったんだ、話してみろ」
「うーんとね、アレル、がんばったの、でもね……」
アレルは相変わらず説明下手だが、それでも要約するならこうだ。
まず、レルスはアレルに攻撃してくるように要求した。
アレルは木刀で打ち込む。
だが、レルスはあっさりそれを右手の小手で弾く。どんなに打ち込んでも、全て弾かれてしまう。
「レルスはうごかないのぉ」
動かないとは、その場から一歩も動かなかったという意味らしい。アレルの『連撃』を、レルスはその場から動くことなく、両手の小手で防御するだけで無効化したのだ。
「『風の太刀』も『光の太刀』もきえちゃったのぉ」
アレルは木刀で打ち込んでも無駄と悟り、『風の太刀』や『光の太刀』での攻撃を仕掛けたが、レルスが「ハッ」と叫ぶだけであっさりかき消されてしまったという。
いよいよ、アレルが攻撃の手段に困ったところ、レルスがおもむろに近づいた。レルスは武器など抜かない。スキルも使わない。ただ、素早く、アレルの右手を掴んだ。
アレルの『見切り』も『俊足』も『気合い』も『威圧』も全く意味をなさなかった。そのくらい、レルスの動きは圧倒的な速度だったという。
「それで、投げられてね、こうさんしたのぉー」
ふ、ふむぅ。
確かにそれは『完敗』以外の何ものでもない。
アレルはこの20日あまりの訓練で剣術に相当自信を付けていた。ライトどころかミリスとすら互角の模擬戦ができるようになったのだから当然だろう。
そんな彼の自尊心を、レルスは圧倒的な能力で打ち砕いたようだ。それも試験という場で。
アレルでなくても落ち込むだろう。
アレルを励ます言葉が見つからず、俺もフロルも困ってしまった。
そんなとき、ダルネスとレルスが戻ってきたのだった。
---------------
「それでは試験結果を発表する」
ダルネスの言葉に、ゴクリと唾を飲み込む俺達。
「ショート・アカドリくん。君は文句なく合格じゃ」
そう言って、俺の冒険者カードを返してくるダルネス。
カードの職業欄の表示が変わっている。
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氏名:ショート・アカドリ
職業:冒険者(魔法使い レベル1)
(以下略)
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どうやら、俺は無事合格となったらしい。だが、無邪気には喜べない。
ダルネスは『君は』と言ったのだ。それはつまり、双子の方は『文句なく合格』ではないという意味だ。
試験で完敗だったアレルはもちろん、計算問題を全部できなかったらしいフロルも、不合格となったのだろうか。
「さて、問題はアレルくんとフロルくんじゃ」
双子が緊張した顔を浮かべる。
「結論を言えば、能力値は全く問題ない。レベル1の戦士や魔法使いとして十分じゃろう」
ほへ?
意外な言葉に、俺達はきょとんとする。
「でも、アレル、なにもできなかったよぉ」
アレルはビックリして言う。
「レルスはレベル32の剣士であり、レベル35の武闘家であり、さらにはレベル25の魔法戦士でもある。おそらく、戦士系の冒険者としてはこの大陸で一、二を争う実力者じゃぞ。君の攻撃が通用しないのは当たり前じゃ」
おいおい。
そんな人を試験官にするなよっ!!
いや、むしろそんなすごい人に見てもらえたことに感謝すべきなのか?
「私も計算問題を全部解けませんでした」
言うフロルに、ダルネスは「ふん」と笑う。
「文字が読めて2桁の足し算引き算がほぼ暗算でできる時点で問題ない。別に満点を取れなどとは言っていない」
なるほど。
しかし、だとすると……
「じゃあ、私たちの問題ってなんですか?」
フロルがダルネスに問う。
正直、俺はその答の見当が付いていた。だが、もしその通りだとしたら、はっきりいってどうにもならない。少なくとも今は。
「ふむ。問題なのは君達の年齢じゃ」
やっぱりね。
フロルはなおも言いつのる。
「でも、ミレヌさんは冒険者に年齢制限はないって」
「ふむ、原則その通りじゃぞ。じゃがなぁ……」
さすがに5歳というのは問題になるのだろうか。
「レベル1になれば、ギルド以外からの依頼も受けられるようになる。もちろん、1人でもな。
考えてみて欲しい。たとえば旅商人が護衛の仕事を冒険者ギルドに依頼したとする。結果ギルドからやってきたのが5歳児」
想像してみる。
冒険者ギルドにレベル1以上の戦士の護衛を依頼する。やってきたのが5歳児で『きょうはねぇー、アレルがごえーしゅるのぉー、あんちんしてまかちぇてねぇー』とか言っちゃう。
……だめだぁぁぁ。確かに大問題だ。
俺が依頼者なら速攻チェンジを申し込む。っていうか冒険者ギルドにクレーム入れる!
それがアレルでなくてフロルでも同じようなものだろう。
能力以前の問題である。
いくら相手が天才プログラマーだとしても、幼稚園児にシステムを作らせる企業はないだろう。
「とはいえ、じゃ。繰り返すが2人とも試験結果としては文句がない。不合格にすることもできん。
そこでじゃ、こういうことになった」
そういって、ダルネスは2人の冒険者カードを俺達に見せる。
そこには……
===========
氏名:アレル
職業:冒険者(戦士 レベル1 ※ただし満十歳までは大人の冒険者とパーティを組んだときに限る)/ショート・アカドリの奴隷
(以下略)
===========
氏名:フロル
職業:冒険者(魔法使い レベル1 ※ただし満十歳までは大人の冒険者とパーティを組んだときに限る)/ショート・アカドリの奴隷
(以下略)
===========
「えーっと、どういうことぉ?」
きょとんとするアレルにフロルが説明する。
「つまり、ご主人様と一緒なら、レベル1になれるってことよ!」
フロルが喜びの声を上げる。
「ほんと? アレル、レベル1になれりゅの!?」
わーいわーいと喜ぶ2人。
ふう、よかったぁ。
俺もほっと一息を突く。
「……ということじゃ。レベル0は見習いみたいなもの。レベル1になって初めて半人前と心得、3人とも精進せいよ」
『はい!』
俺達3人は頷く。
「ところで、これは余計なことかもしれんのじゃがな……」
「なんでしょうか?」
尋ねる俺に、彼はさらに続けた。
「アレルくんやフロルくんと、ショートくんの奴隷契約のことじゃ」
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