195 / 201
第六部 少年はかくて勇者と呼ばれけり 第三章 神様、ちょっとチートがすぎませんか?
1.かつて勇者と呼ばれた少年だった者
しおりを挟む
ドラゴン形態となったリラと共に、僕は『闇の女王』の口へと突き進む。
『闇の女王』の口は開いたままだ。
僕達が侵入するのを歓迎しているかのように。
そうだ。
お前は歓迎しているんだろう。
ルシフ。
いや、ルシフと僕らに名乗った者。
その正体を、今の僕は知っている。
大神が僕の脳に与えた情報の中にハッキリと存在している。
ルシフ。
お前には同情する。
確かにお前にはこの世界や神に復讐する権利があるのかもしれない。
だけど。
それでも、僕はそれを許さない。
僕の仲間を、人々をこれ以上殺させはしない。
僕の弟達を殺させはしない。
お前が世界に復讐する権利を持っているのと同じように、僕もお前から大切な家族や友達を護る権利がある!
---------------
『闇の女王』の口の中に飛び込むと、そこは暗闇が支配する世界だった。
僕は幾度となくこの世界にやってきている。
そしてルシフと何度も邂逅した。
だが、その時僕は魂だけの存在だった。
今は違う。
肉体ごとこの世界に入ってきた。
だから、あの時とは違って声を出すこともできる。
「どこだ!? どこにいる!!」
僕は叫ぶ。
今さら隠れる意味なんて無い。
そうだろう?
案の定、ルシフは僕らの前に姿を現わした。
「うるさいなぁ。そんなに怒鳴らなくても出て行くよ。パドお兄ちゃん」
未だ幼き日の稔の姿のままのルシフが、まるでワープでもしたかのように、突然僕らの前に現れた。
「まだその姿なのか?」
「結構気に入っているんだよね」
「ふざけるなよ。お前の本当の姿になれよっ」
僕の言葉に、ルシフがにやりと笑う。
「本当の姿? ボクの正体をパドお兄ちゃんは知っているの?」
「ああ、知っているさ」
「ほう」
ボクの返事に、ルシフは満足げに笑った。
「いい加減に正体を現わせ、勇者キダン!!」
僕がルシフを怒鳴りつけると、ルシフはこれまでで1番邪悪な笑顔を浮かべた。
「勇者か。久しぶりだな、そんな呼ばれ方をするのは
……わかったよ。パドお兄ちゃん……いや、パドよ」
ルシフの声が、壮年の男のものとなり、口調も変わる。
そして、ルシフの姿も壮年の男へと変化した。
その姿はまさに勇者といった様相だ。
頭には王冠をかぶり、腰には剣をぶら下げている。
「それが、お前の真の姿か?」
「そうだ。厳密に言えば、500年前の俺の姿だがな」
ルシフ――いや、キダンはそう言ってニヤリと笑う。
さて、どうするか。
いきなり戦いを始めてもいいが、少しは話をしたいとも思う。
それはキダンも同じだったようで、やたら饒舌に語り出す。
「500年前、この世界に地球の開拓民の船が転移させられた。1人の神の手によってな」
それはもう知っている。知っているが、あえて僕は口を挟まず話を聞く。
この際だ、全部聞いてやろうじゃないか。
なぜ、勇者と呼ばれた少年が闇に堕ちたのか。
大神の知識ではなく、本人の口から。
「神としては本当に転移させたかったのは俺1人だったらしい。事実、ヤツは俺にだけ接触してきた。
ヤツは俺にこの世界の『闇』を退治しろと命じた。
地球では全く活きなかったが、俺には元々強力な魔力が備わっていたらしいからな」
その理由は分からない。
おそらく、神にも分からないのだろう。
僕の200倍の魔力をも遙かに超える、1000倍の魔力を持つ少年。
地球では魔法というもの自体がないから彼自身も認識していなかったようだが。
「さらに、神は俺に常人1000倍の力も与えた」
1000倍の力ね。
なかなかに苦労しそうだ。
「ああ、実際苦労したよ。普通に歩くだけで地面に穴があくんだからな。何度も思ったさ『神様、ちょっとチートがすぎませんか?』ってな」
「だろうね」
200倍の力でも操るのが大変なのだ。さらにその5倍の力をもらっても持て余すに決まっている。
「まったく、神というのは手加減を知らない」
「本当だね」
つい、苦笑してしまう僕。
「ちょっと、和んでいる場合なの?」
口を挟むリラの意見はもっともだ。
「今いいところなんで邪魔しないでくれるかな」
彼がそう言って、僕らを一睨みすると、ドラゴン形態のリラが消えた。
「リラ!?」
「心配しなくても、『闇の女王』の外に戻しただけだ。
せっかく仲間と話せるんだから、邪魔されたくないしね」
「仲間だと?」
いつ、僕とお前が仲間になったっていうんだ。
「俺とお前は神様にいらない力をもらった仲間じゃないか」
「ある意味、同類であることは認めるよ、仲間だとは思いたくないけど」
「俺は13歳の船乗り見習いだった。未知の世界で、俺は力と魔法を駆使して人々を導き、『闇』と戦った」
キダンは楽しげに語る。
誰かに聞いてほしかったのだと言わんばかりに。
「龍族の長《おさ》はそのころ『闇』なんていなかったって言っていたけど」
「ヤツはまだ子龍だったから知らないだけさ。当時、龍族は『闇』と戦い、負けそうだったんだぜ」
「獣人を虐殺したとも聞いたけど」
「ま、最初期に、獣の力を持つ者を『闇』と誤解した馬鹿な部下どもがいたことは認めるよ。それに関しては割とガチで申し訳なかったなと今でも思っている」
異世界から持ち込まれた銃は『闇』には通じないが、獣人には通じてしまった。
獣人を『闇』の眷族だと誤解した者達の中には、銃で虐殺してしまった者達もいたのだ。
少年だった彼――キダンは、人々を導く英雄になり、勇者と呼ばれるようになった。
「女剣士ミリスとか僧侶グリカードとか賢者ブランドとかはどこで出てくるんだ?」
「ああ、あいつらか。ま、開拓民の中でそこそこ強かったヤツや魔法の才能があったヤツらだな。他にも何人かいたが。
伝説は大げさに伝わっているだけで、当時はほとんど俺1人で戦っていたぜ」
キダンの口調は心なしか自慢げに聞こえる。
まさに神様からもらったチートで暴れる転移者ってやつか。
だが、勇者と呼ばれた少年はその後、『闇』に染まることになる。
『闇の女王』の口は開いたままだ。
僕達が侵入するのを歓迎しているかのように。
そうだ。
お前は歓迎しているんだろう。
ルシフ。
いや、ルシフと僕らに名乗った者。
その正体を、今の僕は知っている。
大神が僕の脳に与えた情報の中にハッキリと存在している。
ルシフ。
お前には同情する。
確かにお前にはこの世界や神に復讐する権利があるのかもしれない。
だけど。
それでも、僕はそれを許さない。
僕の仲間を、人々をこれ以上殺させはしない。
僕の弟達を殺させはしない。
お前が世界に復讐する権利を持っているのと同じように、僕もお前から大切な家族や友達を護る権利がある!
---------------
『闇の女王』の口の中に飛び込むと、そこは暗闇が支配する世界だった。
僕は幾度となくこの世界にやってきている。
そしてルシフと何度も邂逅した。
だが、その時僕は魂だけの存在だった。
今は違う。
肉体ごとこの世界に入ってきた。
だから、あの時とは違って声を出すこともできる。
「どこだ!? どこにいる!!」
僕は叫ぶ。
今さら隠れる意味なんて無い。
そうだろう?
案の定、ルシフは僕らの前に姿を現わした。
「うるさいなぁ。そんなに怒鳴らなくても出て行くよ。パドお兄ちゃん」
未だ幼き日の稔の姿のままのルシフが、まるでワープでもしたかのように、突然僕らの前に現れた。
「まだその姿なのか?」
「結構気に入っているんだよね」
「ふざけるなよ。お前の本当の姿になれよっ」
僕の言葉に、ルシフがにやりと笑う。
「本当の姿? ボクの正体をパドお兄ちゃんは知っているの?」
「ああ、知っているさ」
「ほう」
ボクの返事に、ルシフは満足げに笑った。
「いい加減に正体を現わせ、勇者キダン!!」
僕がルシフを怒鳴りつけると、ルシフはこれまでで1番邪悪な笑顔を浮かべた。
「勇者か。久しぶりだな、そんな呼ばれ方をするのは
……わかったよ。パドお兄ちゃん……いや、パドよ」
ルシフの声が、壮年の男のものとなり、口調も変わる。
そして、ルシフの姿も壮年の男へと変化した。
その姿はまさに勇者といった様相だ。
頭には王冠をかぶり、腰には剣をぶら下げている。
「それが、お前の真の姿か?」
「そうだ。厳密に言えば、500年前の俺の姿だがな」
ルシフ――いや、キダンはそう言ってニヤリと笑う。
さて、どうするか。
いきなり戦いを始めてもいいが、少しは話をしたいとも思う。
それはキダンも同じだったようで、やたら饒舌に語り出す。
「500年前、この世界に地球の開拓民の船が転移させられた。1人の神の手によってな」
それはもう知っている。知っているが、あえて僕は口を挟まず話を聞く。
この際だ、全部聞いてやろうじゃないか。
なぜ、勇者と呼ばれた少年が闇に堕ちたのか。
大神の知識ではなく、本人の口から。
「神としては本当に転移させたかったのは俺1人だったらしい。事実、ヤツは俺にだけ接触してきた。
ヤツは俺にこの世界の『闇』を退治しろと命じた。
地球では全く活きなかったが、俺には元々強力な魔力が備わっていたらしいからな」
その理由は分からない。
おそらく、神にも分からないのだろう。
僕の200倍の魔力をも遙かに超える、1000倍の魔力を持つ少年。
地球では魔法というもの自体がないから彼自身も認識していなかったようだが。
「さらに、神は俺に常人1000倍の力も与えた」
1000倍の力ね。
なかなかに苦労しそうだ。
「ああ、実際苦労したよ。普通に歩くだけで地面に穴があくんだからな。何度も思ったさ『神様、ちょっとチートがすぎませんか?』ってな」
「だろうね」
200倍の力でも操るのが大変なのだ。さらにその5倍の力をもらっても持て余すに決まっている。
「まったく、神というのは手加減を知らない」
「本当だね」
つい、苦笑してしまう僕。
「ちょっと、和んでいる場合なの?」
口を挟むリラの意見はもっともだ。
「今いいところなんで邪魔しないでくれるかな」
彼がそう言って、僕らを一睨みすると、ドラゴン形態のリラが消えた。
「リラ!?」
「心配しなくても、『闇の女王』の外に戻しただけだ。
せっかく仲間と話せるんだから、邪魔されたくないしね」
「仲間だと?」
いつ、僕とお前が仲間になったっていうんだ。
「俺とお前は神様にいらない力をもらった仲間じゃないか」
「ある意味、同類であることは認めるよ、仲間だとは思いたくないけど」
「俺は13歳の船乗り見習いだった。未知の世界で、俺は力と魔法を駆使して人々を導き、『闇』と戦った」
キダンは楽しげに語る。
誰かに聞いてほしかったのだと言わんばかりに。
「龍族の長《おさ》はそのころ『闇』なんていなかったって言っていたけど」
「ヤツはまだ子龍だったから知らないだけさ。当時、龍族は『闇』と戦い、負けそうだったんだぜ」
「獣人を虐殺したとも聞いたけど」
「ま、最初期に、獣の力を持つ者を『闇』と誤解した馬鹿な部下どもがいたことは認めるよ。それに関しては割とガチで申し訳なかったなと今でも思っている」
異世界から持ち込まれた銃は『闇』には通じないが、獣人には通じてしまった。
獣人を『闇』の眷族だと誤解した者達の中には、銃で虐殺してしまった者達もいたのだ。
少年だった彼――キダンは、人々を導く英雄になり、勇者と呼ばれるようになった。
「女剣士ミリスとか僧侶グリカードとか賢者ブランドとかはどこで出てくるんだ?」
「ああ、あいつらか。ま、開拓民の中でそこそこ強かったヤツや魔法の才能があったヤツらだな。他にも何人かいたが。
伝説は大げさに伝わっているだけで、当時はほとんど俺1人で戦っていたぜ」
キダンの口調は心なしか自慢げに聞こえる。
まさに神様からもらったチートで暴れる転移者ってやつか。
だが、勇者と呼ばれた少年はその後、『闇』に染まることになる。
0
お気に入りに追加
762
あなたにおすすめの小説
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~
ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。
コイツは何かがおかしい。
本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。
目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
攫われた転生王子は下町でスローライフを満喫中!?
伽羅
ファンタジー
転生したのに、どうやら捨てられたらしい。しかも気がついたら籠に入れられ川に流されている。
このままじゃ死んじゃう!っと思ったら運良く拾われて下町でスローライフを満喫中。
自分が王子と知らないまま、色々ともの作りをしながら新しい人生を楽しく生きている…。
そんな主人公や王宮を取り巻く不穏な空気とは…。
このまま下町でスローライフを送れるのか?
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
豪華地下室チートで異世界救済!〜僕の地下室がみんなの憩いの場になるまで〜
自来也
ファンタジー
カクヨム、なろうで150万PV達成!
理想の家の完成を目前に異世界に転移してしまったごく普通のサラリーマンの翔(しょう)。転移先で手にしたスキルは、なんと「地下室作成」!? 戦闘スキルでも、魔法の才能でもないただの「地下室作り」
これが翔の望んだ力だった。
スキルが成長するにつれて移動可能、豪華な浴室、ナイトプール、釣り堀、ゴーカート、ゲーセンなどなどあらゆる物の配置が可能に!?
ある時は瀕死の冒険者を助け、ある時は獣人を招待し、翔の理想の地下室はいつのまにか隠れた憩いの場になっていく。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しております。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる