79 / 201
第三部 エルフと龍族の里へ 第一章 よもやま旅路
8.エインゼルの森林
しおりを挟む
砂漠の先に現れた森林。
緑豊かなその姿は、確かにエルフが住んでいると言われて納得できるほどに美しい。
いや、美しすぎる。
これまでの砂と岩しかなかった砂漠とあまりにも違う。
確かにこの森だけをみれば美しいが、まるで人工的に管理されているかのごとき、砂漠との境界線は、むしろどこか不自然さを感じる。
「ここがエインゼルの森林ですか」
レイクさんがデゴルアさんに言う。
「ああ、そうだ」
「それで、エルフの皆さんから見て我々は合格でしょうか?」
「どういう意味だ?」
「そのままの意味です」
なにやら、とんち問題みたいな会話をするレイクさんとデゴルアさん。
「なるほど、俺の正体に気づいていたか。いつからだ?」
「そうですね……怪しいと思ったのは初日の数回目の戦い辺りからでしょうか。魔物達がどういうわけか、貴方だけは襲わなかった」
――えーっと、それはつまり……
僕が考察する間もなく、デゴルアさんの姿が、まるでモザイクでもかかったかのようにぼやける。
数分後、そこに立っていたのは無骨なデゴルアさんとは似ても似つかない美青年だった。
僕らよりも色白で、エメラルドグリーンの長髪。目は細く、耳は少しとがっている。
「それがあなたの本当の姿ですか」
「はい、私の本当の名前はデ=アルテニゴ=ルアレといいます。以後はルアレとお呼びください。
ご安心を。あなた方は合格です。ようこそ、エルフの里へ」
デゴルアさん――いや、ルアレさんの声は、これまでのデゴルアさんのものとは全く異なる、透き通ったものだった。
「えっと、つまり、デゴルアさんはルアレさんでエルフだった?」
リラもさすがに驚いたのか、やや文法がおかしくなりつつ言う。
「はい。人族が死の砂漠とよぶ場所を、我々は試しの大地と呼んでいます。試しの大地を抜けることができた者のみ、我らエルフの大地への立ち入りを許しております。
ご安心ください。あなた方は合格です」
つまり、この5日間は壮大なテストだったってこと?
僕が思っていると、アル様が吐き捨てるように言う。
「なるほど、つまりあの魔物どもも幻だったということか」
――え、それはどういう?
「よく自分の服や身体を見てみろ、パド。こびりついていたはずの魔物の血液がなくなっているだろう」
アル様に指摘され、僕は自分の両手や服を観察する。
ここに来るまで百匹近くの魔物を粉砕した。さっきまで僕の拳や服には魔物の返り血がついていた。
だが、その返り血は今はない。
――つまりそれは。
「巨大芋虫も、蝙蝠みたいなのも、岩の巨人も、砂の巨人も、みんな幻だった?」
「そういうことらしい」
――考えてみれば、不自然なことも多かった。
食べ物も水もない砂漠であれだけの魔物が存在する時点で不可思議。
夜になると魔物が行動しないというのも、やはりそういう習性だからというだけでは説明がつかないだろう。
魔物の炎の球が見た目ほどの威力に感じられなかったのも、幻だったからだと思えば説明がつく。あくまでも、『熱い』と僕に錯覚させていただけなのだ。
ついでにいえば、道中デゴルアさんはやたら余裕そうだった。
彼がどれだけ強いかは知らないが、まるで魔物は恐くないといわんばかりだ。
そもそも、これまでの5日間、デゴルアさんだけは何故か魔物に直接攻撃されていない。
そういったことから、レイクさんはデゴルアさんの正体を怪しんだ。
レイクさんが魔物を倒すことより、小銭を大切にしているようにもみえたのも、魔物が幻だと疑っていたからだろう。
「気に食わんな」
レイクさんとルアレさんを睨む。
「それならばそうと最初から言えばいい。欺され掌の上で踊らされるほど、不快なことはない」
「ヒントはお出ししましたよ。最初から申し上げておいたでしょう。この砂漠には人を惑わす存在もいると」
ルアレさんはそう言う。デゴルアさんの時とは口調まで変わっている。
確かに魔物の幻をみせるというのは、人を惑わす行為だ。
「なるほどな。確かに私が愚かだった部分もある。気に入らんことは変わらんが、ここで暴れればより空しいか」
確かに、ここでルアレさん相手に暴れても、逆ギレみたいでもっとかっこ悪い。
「ねえ、もうそんな話はどうでもいいから、とっとと森に入りましょうよ。もう、暑くて」
――いや、リラ、さすがにそれは空気を読まなさすぎだろ……
……と、思ったのだが。
「ふん、まあ、確かにリラの言う通りか」
うわぁ、アル様、ストレスたまってそう。
---------------
エインゼルの森林は、とても静かだった。
ラクルス村という森の中の村で育った僕からすると、不自然なほどに。
森の中というのは、もっとにぎやかなものだ。
鳥や虫の鳴き声、草木の揺れる音、時には獣の咆哮。
そういった音が一切しない。
砂漠には吹いていた風も、ここまでは届かないかのようで、鳥や虫も存在しないかのようだ。
僕がそのことについてルアレさんに尋ねると。
「我々エルフは、少量の草花と水があれば生きていけます。小動物や虫をエインゼルの森林に置く理由はありません。砂漠の風もここまでは届かないよう、森全体を結界魔法で囲んでいます」
「なるほどな。たとえ案内人なしにここまでたどり着いたとしても、結界魔法を突破することはできないということか」
「はい。そして、案内人を雇うことができるのは、人族の中でも賢者ブランドの子孫に認められた者だけ」
賢者ブランドの子孫とはつまり教皇のこと。彼に認められなければ、そもそもエインゼルの森林に立ち入れないってわけか。
「でも、虫も小動物もいなかったら、木々の栄養も足りなくなるんじゃないですか?」
動物の死骸が土に還り、それが栄養となって草木が育ち、その草木を動物が食べる。前世で子ども用の図鑑にも載っていた食物連鎖の基礎だ。
「おやおや、人族の幼子とは思えない理知的な疑問ですね。その答えは簡単。この森林は我らエルフの魔力によって支えられているのです。故に、動物の遺骸を栄養素とする必要はありません」
なるほど。
だから、この森はどこか不自然なのか。
大木はあるし、中心には湖もある。
しかし、動物はいないし、食物連鎖も存在しない。
いわば魔力で作った巨大なビニールハウスみたいなものだ。
砂漠の中央に、これだけの人口森林を作り出すエルフや龍族の魔力、恐るべしといったところか。
そんな話をしながら、さらにしばし歩く。
――と。
「ねえ、あそこに誰か倒れていない?」
リラが声を上げ、僕らがそちらに注目すると、確かに幼い子どもが傷だらけで倒れている。
慌てて駆け寄る僕と、リラ。
「ねえ、君、大丈夫?」
その子は薄汚れていた。
年齢は5~6歳くらいか。もっとも、エルフと人族では歳の取り方も違うかもしれないが。
全身、痣だらけ。口の中を切っているのかちょっと涎にも血が混じっている。
明らかに、暴行を受けたあとにしかみえない。
こんな小さな子に、一体誰が!?
いや、考えるのはあとだ。
僕はレイクさんに叫ぶ。
「レイクさん、回復魔法を」
「はい」
レイクさんがやってくる。
が。
「必要ありませんよ」
冷たく言い放ったのはルアレさん。
「ですが、この子の怪我は……」
「その子――バラヌは魔無子です。そんな子どもに回復魔法などもったいない」
言ったルアレさんの声には、明らかにこの幼子に対する侮蔑が混じっているのであった。
緑豊かなその姿は、確かにエルフが住んでいると言われて納得できるほどに美しい。
いや、美しすぎる。
これまでの砂と岩しかなかった砂漠とあまりにも違う。
確かにこの森だけをみれば美しいが、まるで人工的に管理されているかのごとき、砂漠との境界線は、むしろどこか不自然さを感じる。
「ここがエインゼルの森林ですか」
レイクさんがデゴルアさんに言う。
「ああ、そうだ」
「それで、エルフの皆さんから見て我々は合格でしょうか?」
「どういう意味だ?」
「そのままの意味です」
なにやら、とんち問題みたいな会話をするレイクさんとデゴルアさん。
「なるほど、俺の正体に気づいていたか。いつからだ?」
「そうですね……怪しいと思ったのは初日の数回目の戦い辺りからでしょうか。魔物達がどういうわけか、貴方だけは襲わなかった」
――えーっと、それはつまり……
僕が考察する間もなく、デゴルアさんの姿が、まるでモザイクでもかかったかのようにぼやける。
数分後、そこに立っていたのは無骨なデゴルアさんとは似ても似つかない美青年だった。
僕らよりも色白で、エメラルドグリーンの長髪。目は細く、耳は少しとがっている。
「それがあなたの本当の姿ですか」
「はい、私の本当の名前はデ=アルテニゴ=ルアレといいます。以後はルアレとお呼びください。
ご安心を。あなた方は合格です。ようこそ、エルフの里へ」
デゴルアさん――いや、ルアレさんの声は、これまでのデゴルアさんのものとは全く異なる、透き通ったものだった。
「えっと、つまり、デゴルアさんはルアレさんでエルフだった?」
リラもさすがに驚いたのか、やや文法がおかしくなりつつ言う。
「はい。人族が死の砂漠とよぶ場所を、我々は試しの大地と呼んでいます。試しの大地を抜けることができた者のみ、我らエルフの大地への立ち入りを許しております。
ご安心ください。あなた方は合格です」
つまり、この5日間は壮大なテストだったってこと?
僕が思っていると、アル様が吐き捨てるように言う。
「なるほど、つまりあの魔物どもも幻だったということか」
――え、それはどういう?
「よく自分の服や身体を見てみろ、パド。こびりついていたはずの魔物の血液がなくなっているだろう」
アル様に指摘され、僕は自分の両手や服を観察する。
ここに来るまで百匹近くの魔物を粉砕した。さっきまで僕の拳や服には魔物の返り血がついていた。
だが、その返り血は今はない。
――つまりそれは。
「巨大芋虫も、蝙蝠みたいなのも、岩の巨人も、砂の巨人も、みんな幻だった?」
「そういうことらしい」
――考えてみれば、不自然なことも多かった。
食べ物も水もない砂漠であれだけの魔物が存在する時点で不可思議。
夜になると魔物が行動しないというのも、やはりそういう習性だからというだけでは説明がつかないだろう。
魔物の炎の球が見た目ほどの威力に感じられなかったのも、幻だったからだと思えば説明がつく。あくまでも、『熱い』と僕に錯覚させていただけなのだ。
ついでにいえば、道中デゴルアさんはやたら余裕そうだった。
彼がどれだけ強いかは知らないが、まるで魔物は恐くないといわんばかりだ。
そもそも、これまでの5日間、デゴルアさんだけは何故か魔物に直接攻撃されていない。
そういったことから、レイクさんはデゴルアさんの正体を怪しんだ。
レイクさんが魔物を倒すことより、小銭を大切にしているようにもみえたのも、魔物が幻だと疑っていたからだろう。
「気に食わんな」
レイクさんとルアレさんを睨む。
「それならばそうと最初から言えばいい。欺され掌の上で踊らされるほど、不快なことはない」
「ヒントはお出ししましたよ。最初から申し上げておいたでしょう。この砂漠には人を惑わす存在もいると」
ルアレさんはそう言う。デゴルアさんの時とは口調まで変わっている。
確かに魔物の幻をみせるというのは、人を惑わす行為だ。
「なるほどな。確かに私が愚かだった部分もある。気に入らんことは変わらんが、ここで暴れればより空しいか」
確かに、ここでルアレさん相手に暴れても、逆ギレみたいでもっとかっこ悪い。
「ねえ、もうそんな話はどうでもいいから、とっとと森に入りましょうよ。もう、暑くて」
――いや、リラ、さすがにそれは空気を読まなさすぎだろ……
……と、思ったのだが。
「ふん、まあ、確かにリラの言う通りか」
うわぁ、アル様、ストレスたまってそう。
---------------
エインゼルの森林は、とても静かだった。
ラクルス村という森の中の村で育った僕からすると、不自然なほどに。
森の中というのは、もっとにぎやかなものだ。
鳥や虫の鳴き声、草木の揺れる音、時には獣の咆哮。
そういった音が一切しない。
砂漠には吹いていた風も、ここまでは届かないかのようで、鳥や虫も存在しないかのようだ。
僕がそのことについてルアレさんに尋ねると。
「我々エルフは、少量の草花と水があれば生きていけます。小動物や虫をエインゼルの森林に置く理由はありません。砂漠の風もここまでは届かないよう、森全体を結界魔法で囲んでいます」
「なるほどな。たとえ案内人なしにここまでたどり着いたとしても、結界魔法を突破することはできないということか」
「はい。そして、案内人を雇うことができるのは、人族の中でも賢者ブランドの子孫に認められた者だけ」
賢者ブランドの子孫とはつまり教皇のこと。彼に認められなければ、そもそもエインゼルの森林に立ち入れないってわけか。
「でも、虫も小動物もいなかったら、木々の栄養も足りなくなるんじゃないですか?」
動物の死骸が土に還り、それが栄養となって草木が育ち、その草木を動物が食べる。前世で子ども用の図鑑にも載っていた食物連鎖の基礎だ。
「おやおや、人族の幼子とは思えない理知的な疑問ですね。その答えは簡単。この森林は我らエルフの魔力によって支えられているのです。故に、動物の遺骸を栄養素とする必要はありません」
なるほど。
だから、この森はどこか不自然なのか。
大木はあるし、中心には湖もある。
しかし、動物はいないし、食物連鎖も存在しない。
いわば魔力で作った巨大なビニールハウスみたいなものだ。
砂漠の中央に、これだけの人口森林を作り出すエルフや龍族の魔力、恐るべしといったところか。
そんな話をしながら、さらにしばし歩く。
――と。
「ねえ、あそこに誰か倒れていない?」
リラが声を上げ、僕らがそちらに注目すると、確かに幼い子どもが傷だらけで倒れている。
慌てて駆け寄る僕と、リラ。
「ねえ、君、大丈夫?」
その子は薄汚れていた。
年齢は5~6歳くらいか。もっとも、エルフと人族では歳の取り方も違うかもしれないが。
全身、痣だらけ。口の中を切っているのかちょっと涎にも血が混じっている。
明らかに、暴行を受けたあとにしかみえない。
こんな小さな子に、一体誰が!?
いや、考えるのはあとだ。
僕はレイクさんに叫ぶ。
「レイクさん、回復魔法を」
「はい」
レイクさんがやってくる。
が。
「必要ありませんよ」
冷たく言い放ったのはルアレさん。
「ですが、この子の怪我は……」
「その子――バラヌは魔無子です。そんな子どもに回復魔法などもったいない」
言ったルアレさんの声には、明らかにこの幼子に対する侮蔑が混じっているのであった。
0
お気に入りに追加
765
あなたにおすすめの小説

クラスで異世界召喚する前にスキルの検証に30年貰ってもいいですか?
ばふぉりん
ファンタジー
中学三年のある朝、突然教室が光だし、光が収まるとそこには女神様が!
「貴方達は異世界へと勇者召喚されましたが、そのままでは忍びないのでなんとか召喚に割り込みをかけあちらの世界にあった身体へ変換させると共にスキルを与えます。更に何か願いを叶えてあげましょう。これも召喚を止められなかった詫びとします」
「それでは女神様、どんなスキルかわからないまま行くのは不安なので検証期間を30年頂いてもよろしいですか?」
これはスキルを使いこなせないまま召喚された者と、使いこなし過ぎた者の異世界物語である。
<前作ラストで書いた(本当に描きたかったこと)をやってみようと思ったセルフスピンオフです!うまく行くかどうかはホント不安でしかありませんが、表現方法とか教えて頂けると幸いです>
注)本作品は横書きで書いており、顔文字も所々で顔を出してきますので、横読み?推奨です。
(読者様から縦書きだと顔文字が!という指摘を頂きましたので、注意書をと。ただ、表現たとして顔文字を出しているで、顔を出してた時には一通り読み終わった後で横書きで見て頂けると嬉しいです)

能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
スキル【僕だけの農場】はチートでした~辺境領地を世界で一番住みやすい国にします~
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
旧題:スキル【僕だけの農場】はチートでした なのでお父様の領地を改造していきます!!
僕は異世界転生してしまう
大好きな農場ゲームで、やっと大好きな女の子と結婚まで行ったら過労で死んでしまった
仕事とゲームで過労になってしまったようだ
とても可哀そうだと神様が僕だけの農場というスキル、チートを授けてくれた
転生先は貴族と恵まれていると思ったら砂漠と海の領地で作物も育たないダメな領地だった
住民はとてもいい人達で両親もいい人、僕はこの領地をチートの力で一番にしてみせる
◇
HOTランキング一位獲得!
皆さま本当にありがとうございます!
無事に書籍化となり絶賛発売中です
よかったら手に取っていただけると嬉しいです
これからも日々勉強していきたいと思います
◇
僕だけの農場二巻発売ということで少しだけウィンたちが前へと進むこととなりました
毎日投稿とはいきませんが少しずつ進んでいきます

積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。

幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる