66 / 201
第二部 少年と王女と教皇と 第二章 決意の時
12.覚醒の時
しおりを挟む
「僕が、僕がもっと早く来ていれば……ううん。そもそもお師匠様のところに転がり込まなかったら……転生なんて望まなかったら……」
嘆く僕に、お師匠様は最後まで厳しかった。
コツンと頭を叩いて、お説教。
「まだそんなことを言っているのか、この馬鹿弟子ども!!
お前達の命はね、ご両親が、友達が、そしてこのアラブシ・カ・ミランテが命を賭けて護ったものなんだっ!! お前達だけのもんじゃないんだ!!」
分かってる。
分かっているけど。
それでも考えてしまう。
僕という存在がなければ。
転生者という異物がこの世界に迷い込まなければ。
どこかで間違わなければ。
どこかで違う決定をしていれば。
お師匠様が死ぬことなんてなかったんじゃないか。
そう感じてしまう。
「お前達に最後の教えだ。
自分を呪うな。それは麻薬だ。誰が否定したとしても、自分で自分を否定してはいけない。
神託がなんだ。禁忌がなんだ。神がなんだ。闇がなんだ。
パドの力は人を救えるし、リラは獣人と人族とを結びつける鍵になる。
自分を肯定しろ。他の誰が否定しても、お前達だけはお前達を嫌いになってはいけない。
わかったか!?」
血反吐を吐かんばかりのお師匠様の言葉。
麻薬。
そうだ。マイナスのことばかり考えて。
自分を責め立てて自己嫌悪ばかりしていて。
それは責任とか反省とかじゃない。
ただ、その方が楽だからだ。
自分が全部悪いんだと嘆いていれば、誰かが慰めてくれるから。
そんなことばかりやっていた結果がこれだ。
僕とリラは泣きながらお師匠様最後の教えに頷いた。
---------------
だけど。
お師匠様が自らの身を犠牲にしてもなお、戦いは終わらなかった。
『闇の獣』と『闇の鳥』そして人型の『闇』に僕らは襲われた。
『闇の獣』はアル王女達に任せて、僕は2体の『闇』と対峙する。
だが、これまでのように圧倒はできない。
1対1と1対2では全く違う。
左の『闇』の指を弾いたと思ったら、右の『闇』が襲いかかる。
右の『闇』を攻撃しようとすると、『左』の闇が防ぐ。
それに、今まで倒した『闇』よりも、この2体はどこか戦い慣れている印象がある。
しかも、『闇の獣』をアル王女達がすべて捌けるわけじゃない。
一部は僕にも襲いかかってくる。
漆黒の刃を使えば、『闇の獣』の方は倒せるのだけど、そのスキを『闇』に衝かれると非常にやっかいだ。
そして1番の問題は、僕の魔力が持たないという事実だ。
いや、魔力自体はまだあるのかもしれないが、かつてお師匠様が教えてくれたとおり、僕の肉体が度重なる魔力の放出に悲鳴を上げているのが分かる。
ついでにいえば、教皇の結界魔法やアル王女達にだって限界はくるだろう。
(このままじゃ……)
せめて、『闇』を1体でも倒せればっ!!
そう思って斬りかかるが、それをかばうように『闇の獣』が飛び出してくる。
反射的に『闇の獣』を斬る。『闇の獣』は消滅したが、その間に『闇』は距離を取って僕に指を伸ばす。
――あ、だめだ、意識が……
これ以上漆黒の刃を使い続けられない。
僕はいったん左腕から刃を消す。
『闇』の攻撃を素手で払い、殴りかかる。
だが、その僕の首に、もう1体の『闇』の指が巻き付く。
「くぅ」
首を締め上げられ、僕は苦痛のうめき声すら出せない。
再び漆黒の刃を出し、僕の首を絞める指を切り落とす。
僕は解放されたが、意識が飛びそう。
だめだ、これ以上は魔法は本当に使えない。
それはつまり、詰みだ。
そんな僕らにさらなる追い打ち。
これまで地上の様子をうかがっていただけの『闇の鳥』達が一斉降下してきたのだ。
『闇』と『闇の獣』に加えて、『闇の鳥』の波状攻撃。
『闇の鳥』の攻撃自体はそこまで威力があるわけではないが、なにしろ数が多い。
そんななか、教皇の結界が割れ、アル王女達が『闇の鳥』の勢いに圧倒されるのが見えた。
「リラ!!」
僕は叫ぶ。
このままじゃ、リラとお母さんが。
いや、それだけじゃない。
他の皆も、僕も死んでしまう。
――ルシフ、何を考えている!?
アイツの目的が僕の想像通りなら、ここで僕らを殺す意味なんてないはずだ。
だが、『闇』達の攻撃は終わらない。
僕の見当違いか、あるいはさっき挑発しすぎたか。
いや、そもそもルシフの目的を考えれば、僕やアル王女はともかく、リラや教皇は殺しても何ら問題がないのかもしれない。
だめだ。
こんなところで。
リラも僕も死ねない。
僕らの命はお師匠様が、お父さんやお母さんが、ジラやスーンが、皆がくれたものなんだ。
お師匠様が言うとおり、僕らだけのものじゃないんだ。
絶対に死なない。いや、死ねない!!
僕は『闇の鳥』を振り払い、『闇』の1体を殴り飛ばし、リラの方へと駆ける。
その瞬間だった。
リラの口から光の閃光が巻き上がった。
---------------
――なに、これ?
思い浮かぶのはお師匠様が最後につかった魔法。
あれとよく似た光だ。
――命を燃やす。
まさか、リラまでっ!!
だが、よく見ると違った。
この光はリラの口から吐き出されている。
まるで、怪獣映画の炎のように。
その光の炎が『闇の鳥』を、『闇の獣』を。次々に消滅させていく。
「これは、浄化の炎。まさか……」
教皇が呟くように言う。
いずれにせよ、光の炎によって、『闇の獣』と『闇の鳥』はほぼ消滅し、残すは人型の『闇』2体のみとなった。
光の炎が消えた後、僕はリラに駆け寄る。
「リラ、今のは?」
「わからない……わかんないわよ。ただ死にたくないと思ったら炎を吐いていた」
確かに意味が分からない。
教皇は浄化の炎と言っていたが……
「2人とも考察も検討も後だ。まだ戦いは終わっていない」
アル王女が叫び、2体の闇に大剣を構える。
――だが。
次の瞬間、ヤツラは空に跳び上がり、そしてすっと姿を消した。
「逃げた?」
「もしくは、引いただな」
呟く僕に、アル王女が言う。
こうして、『闇』との戦いは終わった。
僕たちが生き残ったのは奇跡だったのかもしれない。
実際、最後のリラの炎は全く想定外だったのだ。それがなかったら、たぶん今頃みんな死んでいただろう。
だけど、無事を喜ぶ気にはなれない。
――お師匠様。
僕はっ――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
(以下、三人称)
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
『くそっ、なんなんだ、あれはっ!!』
漆黒の世界でルシフの顔が歪む。
『荒れているな、ルシフよ』
『またか、犬っころ。お前と話すことなんて何もないっ!!』
『ふん、パド少年を追い詰めるつもりが、自分が追い詰められているようだな』
『うるさいっ。世界一の魔法使いだけならまだしも、なんだあの炎は。あんなの予想できるもんかっ!!』
ルシフにとって、リラという少女は取るに足らない存在だった。
極論、あの場にいる人間でルシフにとって重要なのはパドとアルだけである。
教皇は神託を聞いた者であるという程度の意味しかないし、パドの母親はパドがアルに協力する動機付けでしかない。
レイクやラミサルなど心の底からどうでもよかったし、ましてやリラなどという少女のことは眼中にすらなかった。
その眼中にすらなかった少女がルシフの集めた『闇の獣』や『闇の鳥』を一気に排除したのだ。
機嫌も悪くなろうものである。
『ちくしょう。ちくしょうっ!!』
まるで駄々っ子の幼児のように叫ぶルシフ。
だが、やがてその憎々しげな表情の中に、嫌らしい笑みがまじりる。
『このままじゃすまさないよ、パドお兄ちゃん……』
もはや、その表情は、桜稔の顔の原型を残しているかどうかも怪しかった。
嘆く僕に、お師匠様は最後まで厳しかった。
コツンと頭を叩いて、お説教。
「まだそんなことを言っているのか、この馬鹿弟子ども!!
お前達の命はね、ご両親が、友達が、そしてこのアラブシ・カ・ミランテが命を賭けて護ったものなんだっ!! お前達だけのもんじゃないんだ!!」
分かってる。
分かっているけど。
それでも考えてしまう。
僕という存在がなければ。
転生者という異物がこの世界に迷い込まなければ。
どこかで間違わなければ。
どこかで違う決定をしていれば。
お師匠様が死ぬことなんてなかったんじゃないか。
そう感じてしまう。
「お前達に最後の教えだ。
自分を呪うな。それは麻薬だ。誰が否定したとしても、自分で自分を否定してはいけない。
神託がなんだ。禁忌がなんだ。神がなんだ。闇がなんだ。
パドの力は人を救えるし、リラは獣人と人族とを結びつける鍵になる。
自分を肯定しろ。他の誰が否定しても、お前達だけはお前達を嫌いになってはいけない。
わかったか!?」
血反吐を吐かんばかりのお師匠様の言葉。
麻薬。
そうだ。マイナスのことばかり考えて。
自分を責め立てて自己嫌悪ばかりしていて。
それは責任とか反省とかじゃない。
ただ、その方が楽だからだ。
自分が全部悪いんだと嘆いていれば、誰かが慰めてくれるから。
そんなことばかりやっていた結果がこれだ。
僕とリラは泣きながらお師匠様最後の教えに頷いた。
---------------
だけど。
お師匠様が自らの身を犠牲にしてもなお、戦いは終わらなかった。
『闇の獣』と『闇の鳥』そして人型の『闇』に僕らは襲われた。
『闇の獣』はアル王女達に任せて、僕は2体の『闇』と対峙する。
だが、これまでのように圧倒はできない。
1対1と1対2では全く違う。
左の『闇』の指を弾いたと思ったら、右の『闇』が襲いかかる。
右の『闇』を攻撃しようとすると、『左』の闇が防ぐ。
それに、今まで倒した『闇』よりも、この2体はどこか戦い慣れている印象がある。
しかも、『闇の獣』をアル王女達がすべて捌けるわけじゃない。
一部は僕にも襲いかかってくる。
漆黒の刃を使えば、『闇の獣』の方は倒せるのだけど、そのスキを『闇』に衝かれると非常にやっかいだ。
そして1番の問題は、僕の魔力が持たないという事実だ。
いや、魔力自体はまだあるのかもしれないが、かつてお師匠様が教えてくれたとおり、僕の肉体が度重なる魔力の放出に悲鳴を上げているのが分かる。
ついでにいえば、教皇の結界魔法やアル王女達にだって限界はくるだろう。
(このままじゃ……)
せめて、『闇』を1体でも倒せればっ!!
そう思って斬りかかるが、それをかばうように『闇の獣』が飛び出してくる。
反射的に『闇の獣』を斬る。『闇の獣』は消滅したが、その間に『闇』は距離を取って僕に指を伸ばす。
――あ、だめだ、意識が……
これ以上漆黒の刃を使い続けられない。
僕はいったん左腕から刃を消す。
『闇』の攻撃を素手で払い、殴りかかる。
だが、その僕の首に、もう1体の『闇』の指が巻き付く。
「くぅ」
首を締め上げられ、僕は苦痛のうめき声すら出せない。
再び漆黒の刃を出し、僕の首を絞める指を切り落とす。
僕は解放されたが、意識が飛びそう。
だめだ、これ以上は魔法は本当に使えない。
それはつまり、詰みだ。
そんな僕らにさらなる追い打ち。
これまで地上の様子をうかがっていただけの『闇の鳥』達が一斉降下してきたのだ。
『闇』と『闇の獣』に加えて、『闇の鳥』の波状攻撃。
『闇の鳥』の攻撃自体はそこまで威力があるわけではないが、なにしろ数が多い。
そんななか、教皇の結界が割れ、アル王女達が『闇の鳥』の勢いに圧倒されるのが見えた。
「リラ!!」
僕は叫ぶ。
このままじゃ、リラとお母さんが。
いや、それだけじゃない。
他の皆も、僕も死んでしまう。
――ルシフ、何を考えている!?
アイツの目的が僕の想像通りなら、ここで僕らを殺す意味なんてないはずだ。
だが、『闇』達の攻撃は終わらない。
僕の見当違いか、あるいはさっき挑発しすぎたか。
いや、そもそもルシフの目的を考えれば、僕やアル王女はともかく、リラや教皇は殺しても何ら問題がないのかもしれない。
だめだ。
こんなところで。
リラも僕も死ねない。
僕らの命はお師匠様が、お父さんやお母さんが、ジラやスーンが、皆がくれたものなんだ。
お師匠様が言うとおり、僕らだけのものじゃないんだ。
絶対に死なない。いや、死ねない!!
僕は『闇の鳥』を振り払い、『闇』の1体を殴り飛ばし、リラの方へと駆ける。
その瞬間だった。
リラの口から光の閃光が巻き上がった。
---------------
――なに、これ?
思い浮かぶのはお師匠様が最後につかった魔法。
あれとよく似た光だ。
――命を燃やす。
まさか、リラまでっ!!
だが、よく見ると違った。
この光はリラの口から吐き出されている。
まるで、怪獣映画の炎のように。
その光の炎が『闇の鳥』を、『闇の獣』を。次々に消滅させていく。
「これは、浄化の炎。まさか……」
教皇が呟くように言う。
いずれにせよ、光の炎によって、『闇の獣』と『闇の鳥』はほぼ消滅し、残すは人型の『闇』2体のみとなった。
光の炎が消えた後、僕はリラに駆け寄る。
「リラ、今のは?」
「わからない……わかんないわよ。ただ死にたくないと思ったら炎を吐いていた」
確かに意味が分からない。
教皇は浄化の炎と言っていたが……
「2人とも考察も検討も後だ。まだ戦いは終わっていない」
アル王女が叫び、2体の闇に大剣を構える。
――だが。
次の瞬間、ヤツラは空に跳び上がり、そしてすっと姿を消した。
「逃げた?」
「もしくは、引いただな」
呟く僕に、アル王女が言う。
こうして、『闇』との戦いは終わった。
僕たちが生き残ったのは奇跡だったのかもしれない。
実際、最後のリラの炎は全く想定外だったのだ。それがなかったら、たぶん今頃みんな死んでいただろう。
だけど、無事を喜ぶ気にはなれない。
――お師匠様。
僕はっ――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
(以下、三人称)
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
『くそっ、なんなんだ、あれはっ!!』
漆黒の世界でルシフの顔が歪む。
『荒れているな、ルシフよ』
『またか、犬っころ。お前と話すことなんて何もないっ!!』
『ふん、パド少年を追い詰めるつもりが、自分が追い詰められているようだな』
『うるさいっ。世界一の魔法使いだけならまだしも、なんだあの炎は。あんなの予想できるもんかっ!!』
ルシフにとって、リラという少女は取るに足らない存在だった。
極論、あの場にいる人間でルシフにとって重要なのはパドとアルだけである。
教皇は神託を聞いた者であるという程度の意味しかないし、パドの母親はパドがアルに協力する動機付けでしかない。
レイクやラミサルなど心の底からどうでもよかったし、ましてやリラなどという少女のことは眼中にすらなかった。
その眼中にすらなかった少女がルシフの集めた『闇の獣』や『闇の鳥』を一気に排除したのだ。
機嫌も悪くなろうものである。
『ちくしょう。ちくしょうっ!!』
まるで駄々っ子の幼児のように叫ぶルシフ。
だが、やがてその憎々しげな表情の中に、嫌らしい笑みがまじりる。
『このままじゃすまさないよ、パドお兄ちゃん……』
もはや、その表情は、桜稔の顔の原型を残しているかどうかも怪しかった。
0
お気に入りに追加
762
あなたにおすすめの小説
転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~
ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。
コイツは何かがおかしい。
本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。
目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
底辺おっさん異世界通販生活始めます!〜ついでに傾国を建て直す〜
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
学歴も、才能もない底辺人生を送ってきたアラフォーおっさん。
運悪く暴走車との事故に遭い、命を落とす。
憐れに思った神様から不思議な能力【通販】を授かり、異世界転生を果たす。
異世界で【通販】を用いて衰退した村を建て直す事に成功した僕は、国家の建て直しにも協力していく事になる。
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
攫われた転生王子は下町でスローライフを満喫中!?
伽羅
ファンタジー
転生したのに、どうやら捨てられたらしい。しかも気がついたら籠に入れられ川に流されている。
このままじゃ死んじゃう!っと思ったら運良く拾われて下町でスローライフを満喫中。
自分が王子と知らないまま、色々ともの作りをしながら新しい人生を楽しく生きている…。
そんな主人公や王宮を取り巻く不穏な空気とは…。
このまま下町でスローライフを送れるのか?
豪華地下室チートで異世界救済!〜僕の地下室がみんなの憩いの場になるまで〜
自来也
ファンタジー
カクヨム、なろうで150万PV達成!
理想の家の完成を目前に異世界に転移してしまったごく普通のサラリーマンの翔(しょう)。転移先で手にしたスキルは、なんと「地下室作成」!? 戦闘スキルでも、魔法の才能でもないただの「地下室作り」
これが翔の望んだ力だった。
スキルが成長するにつれて移動可能、豪華な浴室、ナイトプール、釣り堀、ゴーカート、ゲーセンなどなどあらゆる物の配置が可能に!?
ある時は瀕死の冒険者を助け、ある時は獣人を招待し、翔の理想の地下室はいつのまにか隠れた憩いの場になっていく。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しております。
レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる