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第二部 少年と王女と教皇と 第二章 決意の時
9.それぞれの戦い(5)レイク・ブルテ
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◇◆◇◆◇◆◇◆◇
(レイク視点・三人称)
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
レイク・ブルテ侯爵、22歳。
幼い頃の彼は、ただひたすらに知の探求を望む子どもだった。
侯爵家の長男として生まれながら、社交や政治の場に行くことを好まず、ただひたすら図書室で本を読むのが好きな、内気な少年。
それが5歳になるまでの彼であった。
そんな彼を外に出すため、先代ブルテ侯爵はガラジアル・デ・スタンレード公爵に相談。
彼の手引きで、ブルテはアラブシ・カ・ミランテに師事することになる。
彼女は元々平民の出でありながら、知識と魔力を洪水のようにレイクに授けた。
レイクは一生この人について行こうと考え、政治家ではなく宮廷学者の道を志すようになる。
そのころ、将来枢機卿となるラミサルとも席を共にし、交流を深めたのだが、それはまた別の話だ。
転機は4年後。
ガラジアル・デ・スタンレード公爵が死亡した。
それ自体はレイク少年にとって大した意味は無かった。
今思えば、王宮が一気にきな臭くなる最初の事件だったのだが、当時9歳のレイク少年にとって1番ショックだったのは、アラブシが出奔したことだ。
それも、自分に黙って。
生涯の師とすら思っていた人に捨てられたショック。
レイク少年は再び図書室に閉じこもるようになる。
そんな彼をよそに、王宮ではその2年後、王子達が次々と変死していく。
レイク少年は賢い。
いくら大人たちが『病死扱い』しようと、持ち前の賢さと子どもの素直さで、それが病死などではないと容易に考えつく。
さらにガラジアル公爵の死もまた、その流れの中の最初の事件だったと思いつくのにさしたる時間は必要なかった。
その犯人は、まず間違いなく諸侯連立派の王子達。
間接的にレイクから師を奪ったのも、彼らだ。
だが、レイクに王子達を告発する力はない。
ましてや、国王の言葉として病死であると明言されてしまっている。
レイクが頼ったのは、デスタード・スラシオ侯爵。
ガラジアル公爵と最も近しかった人物である。
国王の言葉をひっくり返すには、決定的な物的証拠が必要だ。
レイクはデスタード侯爵と共に密かに調査を進める。
デスタード侯爵は諸侯連立派の王子が他の王子に送ったワインの瓶を入手していた。
そこに毒物が混入されていたことを証明できれば手がかりになりうる。
だが、レイクにはそれを証明することができなかった。
いかに学者を志す少年といえど、当時12歳。できることなど限りがある。
(アラブシ先生がいれば……)
薬師としても優秀だった彼女なら、あるいは証明できたかもしれない。
一年後、今度はデスタード侯爵が倒れ、あれよあれよというまに死亡する。
それが病死だったのか、過労死だったのか、あるいは彼もまた謀殺されたのか、レイクにはそれすらも判断できなかった。
今際の際、デスタード侯爵はレイクに言い残した。
今の国王にはもう1人子どもがいる。諸侯連立派の王子に対抗するため彼女を擁立せよと。
13歳の少年に託すにはあまりにも重い願い。
あるいは、デスタード侯爵も死の間際になって判断力が落ちていたのかもしれない。
レイクとしても、一体なにから手をつけてよいのか分からなかった。
そのレイクに、漆黒の世界の少年が囁いた。
――そしてそれから10年近くのち。
---------------
レイク、アラブシ、リラ、パドの母親の4人は『闇の獣』に囲まれていた。
アラブシが1匹倒すのに死力を尽くした相手が、10匹以上いるのだ。
「ちっ、なかなかやっかいだね」
アラブシが舌打ちして言うが、やっかい等という状況ではない。
完全に詰んでいる。
「レイク、結界魔法はまだ使えるね!?」
かつての師が尋ねる。
「使えますが……時間稼ぎにしかなりませんよ」
「時間稼ぎなんざするつもりはないよ。ただ、これからでっかいの使うからね。馬鹿弟子に託された2人を護ってほしいだけさ」
リラと母親のことか。
「『誰を信頼して誰を疑うべきか考えろ』とか言っちまったからさ。ここで私が弟子の信頼を裏切るわけにもいかんだろ」
「そうはおっしゃいますが、この数相手にどうされるんですか!?」
「うるさい。ゴチャゴチャ言わんととっとと結界魔法を使いな!!」
レイクは迷う。
ここで下手を打ったら、今度こそ本当に師を失うのではないかと。
だが、同時に。
師の想いをかなえたいとも感じる。
だから、レイクは使った。
リラとパドの母親と自分を護るための結界魔法を。
「お師匠様っ!! 無茶よ!!」
リラが叫ぶ。
「心配するなリラ。こいつらは、私が倒すから。
さあ、見ておいで。アラブシ・カ・ミランテ究極の奥義だ!!」
そして、アラブシの体全体から閃光が迸った。
---------------
「お師匠様、何を!?」
リラが叫ぶ。
「まさか……」
レイクは思い出す。
かつて、アラブシが説いた魔力の正体。
魔力とは、つまるところ生命エネルギーと限りなく近く、それでいて別のモノであるという理論。
その考え方では、仮に生命エネルギーを魔力に変換できれば、人の使う魔法はさらなる高みに至るとされた。
あくまでも理論上の話であったし、なによりも生命エネルギーは生きる源だ。
そんなことをすれば命が危ない。
――だが。
いま、アラブシが行っている究極の奥義は。
「先生、命を燃やすつもりですかっ!!」
レイクが叫び、リラが目を見開く。
「それって!! ……お師匠様っ!!」
リラはあくまでも薬師としての弟子だと聞いた。
魔法や魔力について正式に習ったわけではないだろう。
それでも、命を燃やすというレイクの言葉を聞けば、ある程度嫌な予感はするのだろう。
「お師匠様、お師匠様ぁぁぁぁ!!」
叫んで、レイクの結界から出て行こうとするリラ。
むろん、結界は内側からも抜けることはできない。
(どうする? どうしたらいい?)
結界を解いてアラブシを止めるか。
だが、もはや……
もはや目を開けていることすら辛いほどの光。
この閃光は単なる浄化魔法ではない。
物理的な衝撃を伴っている。
今、結界魔法を解けば、レイクだけでなくリラやパドの母親も危険だ。
(先生、あなたは、また勝手なことをっ)
やがて、閃光が収まったとき、レイクももはや限界だった。
結界魔法の連続使用で意識がもうろうとする中、レイクは見た。
アラブシが燃え尽きたようにその場に倒れるのを。
「お師匠……さま……」
リラがフラフラした足取りでアラブシに近づく。
レイクもその後に続く。
パドの母親を放置する形になってしまったが、もはや『闇の獣』の姿はない。
アラブシの口が小さく動く。
「まだ生きている。ねえ、回復魔法使えるんでしょう!?」
確かにレイクは回復魔法を使える。
だが、駄目なのだ。
レイクの魔力も限界を超えていたし、なにより魔力の使いすぎで倒れた相手に回復魔法を使うのは、逆にダメージを与えるだけだ。
これは魔法の基本である。
「ねえ、なんとかしてよっ!!」
リラが叫ぶ。
「すみません。アラブシ先生は魔力を使いすぎています。回復魔法ではどうにもなりません」
レイクは事実を淡々と伝えることしかできなかった。
「だったら、そうよ、パドの時みたいな薬で……」
薬師の弟子らしく動き出そうとしたリラを、しかしアラブシが止めた。
「無駄だよ。あれはあくまでも魔力の補充。今回は生命エネルギーまで燃やしちまったからね」
「じゃあ、どうしたらいいの? 何でも言って」
泣き叫ぶように言うリラ。
その表情を見れば、彼女も薄々感じ取っているのだろう。
アラブシ・カ・ミランテは、もう助からないと。
ちょうどその時だった。
パド少年と、アル王女達がそれぞれこの場に戻ってきたのは。
どうやらキラーリアも回復した様子だし、他の者達も無事だ。
「お師匠様? どうしたの、リラ、これ……」
パド少年がフラフラとアラブシの元に膝をつく。
「レイク殿、一体何が?」
「アラブシ先生は、命を燃やされました」
ラミサルの問いに、レイクは端的に答えた。
彼もアラブシの魔法理論を習った男。それだけで、事情は察した様子だった。
(レイク視点・三人称)
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
レイク・ブルテ侯爵、22歳。
幼い頃の彼は、ただひたすらに知の探求を望む子どもだった。
侯爵家の長男として生まれながら、社交や政治の場に行くことを好まず、ただひたすら図書室で本を読むのが好きな、内気な少年。
それが5歳になるまでの彼であった。
そんな彼を外に出すため、先代ブルテ侯爵はガラジアル・デ・スタンレード公爵に相談。
彼の手引きで、ブルテはアラブシ・カ・ミランテに師事することになる。
彼女は元々平民の出でありながら、知識と魔力を洪水のようにレイクに授けた。
レイクは一生この人について行こうと考え、政治家ではなく宮廷学者の道を志すようになる。
そのころ、将来枢機卿となるラミサルとも席を共にし、交流を深めたのだが、それはまた別の話だ。
転機は4年後。
ガラジアル・デ・スタンレード公爵が死亡した。
それ自体はレイク少年にとって大した意味は無かった。
今思えば、王宮が一気にきな臭くなる最初の事件だったのだが、当時9歳のレイク少年にとって1番ショックだったのは、アラブシが出奔したことだ。
それも、自分に黙って。
生涯の師とすら思っていた人に捨てられたショック。
レイク少年は再び図書室に閉じこもるようになる。
そんな彼をよそに、王宮ではその2年後、王子達が次々と変死していく。
レイク少年は賢い。
いくら大人たちが『病死扱い』しようと、持ち前の賢さと子どもの素直さで、それが病死などではないと容易に考えつく。
さらにガラジアル公爵の死もまた、その流れの中の最初の事件だったと思いつくのにさしたる時間は必要なかった。
その犯人は、まず間違いなく諸侯連立派の王子達。
間接的にレイクから師を奪ったのも、彼らだ。
だが、レイクに王子達を告発する力はない。
ましてや、国王の言葉として病死であると明言されてしまっている。
レイクが頼ったのは、デスタード・スラシオ侯爵。
ガラジアル公爵と最も近しかった人物である。
国王の言葉をひっくり返すには、決定的な物的証拠が必要だ。
レイクはデスタード侯爵と共に密かに調査を進める。
デスタード侯爵は諸侯連立派の王子が他の王子に送ったワインの瓶を入手していた。
そこに毒物が混入されていたことを証明できれば手がかりになりうる。
だが、レイクにはそれを証明することができなかった。
いかに学者を志す少年といえど、当時12歳。できることなど限りがある。
(アラブシ先生がいれば……)
薬師としても優秀だった彼女なら、あるいは証明できたかもしれない。
一年後、今度はデスタード侯爵が倒れ、あれよあれよというまに死亡する。
それが病死だったのか、過労死だったのか、あるいは彼もまた謀殺されたのか、レイクにはそれすらも判断できなかった。
今際の際、デスタード侯爵はレイクに言い残した。
今の国王にはもう1人子どもがいる。諸侯連立派の王子に対抗するため彼女を擁立せよと。
13歳の少年に託すにはあまりにも重い願い。
あるいは、デスタード侯爵も死の間際になって判断力が落ちていたのかもしれない。
レイクとしても、一体なにから手をつけてよいのか分からなかった。
そのレイクに、漆黒の世界の少年が囁いた。
――そしてそれから10年近くのち。
---------------
レイク、アラブシ、リラ、パドの母親の4人は『闇の獣』に囲まれていた。
アラブシが1匹倒すのに死力を尽くした相手が、10匹以上いるのだ。
「ちっ、なかなかやっかいだね」
アラブシが舌打ちして言うが、やっかい等という状況ではない。
完全に詰んでいる。
「レイク、結界魔法はまだ使えるね!?」
かつての師が尋ねる。
「使えますが……時間稼ぎにしかなりませんよ」
「時間稼ぎなんざするつもりはないよ。ただ、これからでっかいの使うからね。馬鹿弟子に託された2人を護ってほしいだけさ」
リラと母親のことか。
「『誰を信頼して誰を疑うべきか考えろ』とか言っちまったからさ。ここで私が弟子の信頼を裏切るわけにもいかんだろ」
「そうはおっしゃいますが、この数相手にどうされるんですか!?」
「うるさい。ゴチャゴチャ言わんととっとと結界魔法を使いな!!」
レイクは迷う。
ここで下手を打ったら、今度こそ本当に師を失うのではないかと。
だが、同時に。
師の想いをかなえたいとも感じる。
だから、レイクは使った。
リラとパドの母親と自分を護るための結界魔法を。
「お師匠様っ!! 無茶よ!!」
リラが叫ぶ。
「心配するなリラ。こいつらは、私が倒すから。
さあ、見ておいで。アラブシ・カ・ミランテ究極の奥義だ!!」
そして、アラブシの体全体から閃光が迸った。
---------------
「お師匠様、何を!?」
リラが叫ぶ。
「まさか……」
レイクは思い出す。
かつて、アラブシが説いた魔力の正体。
魔力とは、つまるところ生命エネルギーと限りなく近く、それでいて別のモノであるという理論。
その考え方では、仮に生命エネルギーを魔力に変換できれば、人の使う魔法はさらなる高みに至るとされた。
あくまでも理論上の話であったし、なによりも生命エネルギーは生きる源だ。
そんなことをすれば命が危ない。
――だが。
いま、アラブシが行っている究極の奥義は。
「先生、命を燃やすつもりですかっ!!」
レイクが叫び、リラが目を見開く。
「それって!! ……お師匠様っ!!」
リラはあくまでも薬師としての弟子だと聞いた。
魔法や魔力について正式に習ったわけではないだろう。
それでも、命を燃やすというレイクの言葉を聞けば、ある程度嫌な予感はするのだろう。
「お師匠様、お師匠様ぁぁぁぁ!!」
叫んで、レイクの結界から出て行こうとするリラ。
むろん、結界は内側からも抜けることはできない。
(どうする? どうしたらいい?)
結界を解いてアラブシを止めるか。
だが、もはや……
もはや目を開けていることすら辛いほどの光。
この閃光は単なる浄化魔法ではない。
物理的な衝撃を伴っている。
今、結界魔法を解けば、レイクだけでなくリラやパドの母親も危険だ。
(先生、あなたは、また勝手なことをっ)
やがて、閃光が収まったとき、レイクももはや限界だった。
結界魔法の連続使用で意識がもうろうとする中、レイクは見た。
アラブシが燃え尽きたようにその場に倒れるのを。
「お師匠……さま……」
リラがフラフラした足取りでアラブシに近づく。
レイクもその後に続く。
パドの母親を放置する形になってしまったが、もはや『闇の獣』の姿はない。
アラブシの口が小さく動く。
「まだ生きている。ねえ、回復魔法使えるんでしょう!?」
確かにレイクは回復魔法を使える。
だが、駄目なのだ。
レイクの魔力も限界を超えていたし、なにより魔力の使いすぎで倒れた相手に回復魔法を使うのは、逆にダメージを与えるだけだ。
これは魔法の基本である。
「ねえ、なんとかしてよっ!!」
リラが叫ぶ。
「すみません。アラブシ先生は魔力を使いすぎています。回復魔法ではどうにもなりません」
レイクは事実を淡々と伝えることしかできなかった。
「だったら、そうよ、パドの時みたいな薬で……」
薬師の弟子らしく動き出そうとしたリラを、しかしアラブシが止めた。
「無駄だよ。あれはあくまでも魔力の補充。今回は生命エネルギーまで燃やしちまったからね」
「じゃあ、どうしたらいいの? 何でも言って」
泣き叫ぶように言うリラ。
その表情を見れば、彼女も薄々感じ取っているのだろう。
アラブシ・カ・ミランテは、もう助からないと。
ちょうどその時だった。
パド少年と、アル王女達がそれぞれこの場に戻ってきたのは。
どうやらキラーリアも回復した様子だし、他の者達も無事だ。
「お師匠様? どうしたの、リラ、これ……」
パド少年がフラフラとアラブシの元に膝をつく。
「レイク殿、一体何が?」
「アラブシ先生は、命を燃やされました」
ラミサルの問いに、レイクは端的に答えた。
彼もアラブシの魔法理論を習った男。それだけで、事情は察した様子だった。
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