43 / 201
第一部 ラクルス村編 第四章 追放と飛躍
5.魔法についてお勉強しよう
しおりを挟む
その日は、毎朝の6時間ランニングを免除された。
リラも、薬草の採取作業は免除。
この3ヶ月でクタクタの体をゆっくり休めるようにと言われ、僕も小屋の中でゆっくりと眠った。
そして、午後。
ようやく魔法についての座学を受けることになった。
「では、最初に2人に問おう。魔法とは何か?」
お師匠様はそう言って、僕とリラに考えさせた。
お師匠様は常に僕たちに考えさせる。考察すれば答えに近づける問いの答はすぐに教えてくれない。暗記するしかない文字そのものなどは別として。
「はい。神様や精霊と契約して起こす不思議な力です」
答えたリラの頭にお師匠様の拳骨が落ちる。
「前半はともかく、後半は答えとは言わないよ。不思議な力なんて言葉は思考放棄の産物だね。パド、お前はどう考える?」
ふむぅ。
不思議な力じゃ駄目なのか。
いや、確かに、それは答えになっていないよなぁ。
僕は3ヶ月前、ルシフと契約した魔法を使った。
魔法を使った後、魔力を放出しすぎて、熱を出して寝込んだ。
いや、それは魔力が切れたと言うよりも、一度にたくさん放出したから……
……うん? 魔力を放出?
「えっと、神や精霊の力を借りて、自分の体内の魔力をエネルギー源にして、何らかの物理現象起こすことだと思います」
漆黒の刃や結界魔法を使ったときは、まさにそんな感じだった。
「間違ってはいない」
とりあえず殴られなかった。
「が、不完全だ。例えば浄化系の魔法は物理現象とは違った結果を生み出すし、結界魔法は物理現象では説明がつかない。
より正確には体内の魔力をエネルギー源にして、物理法則を超越した現象を起こすのが魔法だ」
なるほど。
確かに、僕が殴っても効果がなかった『闇』をあっさり切り裂いた漆黒の刃は、物理現象を超えていたかもしれない。
あれ、でもそれなら……
僕が感じたのと同じ疑問を、リラも持ったようだ。
「でも、お師匠様。それならそもそも神様や精霊と契約なんてしなくても魔法は使えるんじゃないですか?」
リラの言う通りだ。
自分の体内の魔力をエネルギーにして何らかの現象を起こすというならば、神様も精霊も関係ない。
「良いところに気がついたね。確かにその通りだ。
現に獣人は自分の因子を補助する魔法を自然に使えるようになるし、ドワーフは契約することなく火の魔法を使える。
エルフや龍族については資料が少ないが、やはり契約なく魔法を使っているらしい」
……???
いまいちよく分からない。
「じゃあ、神様や精霊との契約ってなんなんですか?」
僕の問いに、お師匠様はやはり答えを言わない。
「さて、何だと思う?」
獣人は自分の因子に即した魔法を使える。
ドワーフは火の魔法を使える。
どちらも、神様や精霊との契約は必要ない。
エルフや龍族もだ。
産まれながらに、魔法を使えるようになるのだ。
だけど、人族は使えない。
……いや、ちょっとまてよ。
「もしも、獣人が自分の因子と無関係の魔法を使おうと思ったら、精霊との契約は必要ですか?」
僕が聞くと、お師匠様は満足げに頷く。
僕らが正解に近づいたとき、お師匠様はこういう表情を浮かべる。
「必要だね。もっとも、精霊との契約は教会が管理しているから、現状獣人が他の魔法を手にすることは不可能に近いが」
だとしたら……
パドとして転生したとき、僕は自然と立ち上がれた。
11年間下半身不随だったのに、誰にも教わることなく、立ったりジャンプしたりする方法が分かった。
いや、そもそも人は――いや、動物は――産まれたときから息を吸って、声を上げ、母親のミルクを飲む。
教わらなくても産まれながらに知っていることだ。
それを本能という。
一方で、僕は最初火打ち石を使えなかった。
火打ち石の使い方は本能で覚えていないから、後天的に学習しなければ使えない。
つまり。
獣人が自分の因子に即した魔法を使うのは本能みたいなもの。
一方で、神や精霊と契約するのは後天的な学習みたいなもの。
「神様や精霊は、本来その人が知らない魔法を教えてくれるだけってことですか?」
僕の言葉に、お師匠様は満足げに頷いた。
---------------
「じゃあ、もしかして、すでに魔法を使える人に教えてもらえば、精霊と契約しなくても魔法が使えるんですか?」
リラの疑問はもっともだ。
だが、お師匠様は首を横に振って否定する。
「残念ながらそこまで簡単ではない。精霊が魔法を教えるというのは、言葉や行動で教えるのではない。人間の本能レベルの記憶に書き込む行為だ。これは人には再現できない。そして、魔法は単なる知識ではなく本能レベルで体に染みついていなければ発現しない」
そう言われ、思い出す。
ルシフと契約したとき、僕は自然と魔法の使い方を理解できた。
言葉でなど何も教わっていないのに。
あれは、いわば僕の本能に魔法の使い方が書き込まれたからなんだ。
「つまり、魔法の契約とは、人の心に情報を書き込むことだ。
パド、私が何を言いたいか分かるね?」
――え、何をって……えっと?
僕が呆けた顔をしていると、拳骨ゴチン。
「魔法の契約をするとき、神や精霊に対して心が無防備になるんだよ。もしも、その神や精霊が悪意を持っていたらどうなるかって話だ」
それはつまり……
「ルシフは、僕の心に何かを書き込んだってことですか?」
「正確には書き込めなかっただろうね」
お師匠様の説明はこうだ。
いかに神様だろうが精霊だろうが、契約外のことを書き込むには相手の心に大きな隙が必要。
逆に言えば魔法の契約には強い精神力が求められる。
ルシフほどではないにしろ、精霊達は人の心に悪意を書き込もうとするモノが多い。
それに対抗するには、精霊の誘惑や挑発に乗らない強い心が必要。
心に大きな隙があれば、魔法ではなく別の何かを心に書き込まれてしまう。
精霊との契約はそれほど危険なのだ。
思い出してみれば、ルシフは最初から僕に動揺を与えようとし続けていた。
わざわざ前世の弟――稔の姿をしてみせたり、家族の命をよこせと言ったり、あるいは左手をよこせと言ったり。
そもそも、『闇』を送り込んだのがルシフだとしたら、お母さんを攻撃したのも僕を絶望させるためだったのではないか。
さらに、お母さんの心を封印したのも、同じ理由。
僕はなんとか絶望に押しつぶされなかったけれど、例えばもし魔法と引き換えに前世の家族の命を差し出していたら――その時、ルシフは僕の心に何かを書き込めたのかもしれない。
「ルシフとは契約するなってお師匠様が言ったのは、そういうことなんですね」
「まあね。ルシフとやらがお前の心に何を書き込みたかったのかは分からない。が、今のお前の手に余る相手であることは間違いない。
ルシフだけじゃない。今のお前は他の精霊とも契約すべきじゃない。いくら魔力が高くても、心はまだまだ未熟だ」
僕はかなり危険なことをしてしまったのだ。
――あれ、でもさ……
「でも、それならどうして最初に教えてくれなかったんですか?」
もし、教えてくれたら、2度目の契約はしなかったかもしれないのに。
「甘ったれるんじゃないよ。そうやって他人任せにしようとすることこそ、最大の心の隙ってやつだ。悪魔はそれに付け込もうとするんだよ」
……うーん、納得できるようなできないような……
「リラも同じだよ。お前も獣人だけあって人族よりも高い魔力を持っていると感じるが、精霊との契約はまだ早い。獣人の因子の目覚めを待ちなさい」
僕らはお師匠様の言葉に頷くしかなかったのだった。
リラも、薬草の採取作業は免除。
この3ヶ月でクタクタの体をゆっくり休めるようにと言われ、僕も小屋の中でゆっくりと眠った。
そして、午後。
ようやく魔法についての座学を受けることになった。
「では、最初に2人に問おう。魔法とは何か?」
お師匠様はそう言って、僕とリラに考えさせた。
お師匠様は常に僕たちに考えさせる。考察すれば答えに近づける問いの答はすぐに教えてくれない。暗記するしかない文字そのものなどは別として。
「はい。神様や精霊と契約して起こす不思議な力です」
答えたリラの頭にお師匠様の拳骨が落ちる。
「前半はともかく、後半は答えとは言わないよ。不思議な力なんて言葉は思考放棄の産物だね。パド、お前はどう考える?」
ふむぅ。
不思議な力じゃ駄目なのか。
いや、確かに、それは答えになっていないよなぁ。
僕は3ヶ月前、ルシフと契約した魔法を使った。
魔法を使った後、魔力を放出しすぎて、熱を出して寝込んだ。
いや、それは魔力が切れたと言うよりも、一度にたくさん放出したから……
……うん? 魔力を放出?
「えっと、神や精霊の力を借りて、自分の体内の魔力をエネルギー源にして、何らかの物理現象起こすことだと思います」
漆黒の刃や結界魔法を使ったときは、まさにそんな感じだった。
「間違ってはいない」
とりあえず殴られなかった。
「が、不完全だ。例えば浄化系の魔法は物理現象とは違った結果を生み出すし、結界魔法は物理現象では説明がつかない。
より正確には体内の魔力をエネルギー源にして、物理法則を超越した現象を起こすのが魔法だ」
なるほど。
確かに、僕が殴っても効果がなかった『闇』をあっさり切り裂いた漆黒の刃は、物理現象を超えていたかもしれない。
あれ、でもそれなら……
僕が感じたのと同じ疑問を、リラも持ったようだ。
「でも、お師匠様。それならそもそも神様や精霊と契約なんてしなくても魔法は使えるんじゃないですか?」
リラの言う通りだ。
自分の体内の魔力をエネルギーにして何らかの現象を起こすというならば、神様も精霊も関係ない。
「良いところに気がついたね。確かにその通りだ。
現に獣人は自分の因子を補助する魔法を自然に使えるようになるし、ドワーフは契約することなく火の魔法を使える。
エルフや龍族については資料が少ないが、やはり契約なく魔法を使っているらしい」
……???
いまいちよく分からない。
「じゃあ、神様や精霊との契約ってなんなんですか?」
僕の問いに、お師匠様はやはり答えを言わない。
「さて、何だと思う?」
獣人は自分の因子に即した魔法を使える。
ドワーフは火の魔法を使える。
どちらも、神様や精霊との契約は必要ない。
エルフや龍族もだ。
産まれながらに、魔法を使えるようになるのだ。
だけど、人族は使えない。
……いや、ちょっとまてよ。
「もしも、獣人が自分の因子と無関係の魔法を使おうと思ったら、精霊との契約は必要ですか?」
僕が聞くと、お師匠様は満足げに頷く。
僕らが正解に近づいたとき、お師匠様はこういう表情を浮かべる。
「必要だね。もっとも、精霊との契約は教会が管理しているから、現状獣人が他の魔法を手にすることは不可能に近いが」
だとしたら……
パドとして転生したとき、僕は自然と立ち上がれた。
11年間下半身不随だったのに、誰にも教わることなく、立ったりジャンプしたりする方法が分かった。
いや、そもそも人は――いや、動物は――産まれたときから息を吸って、声を上げ、母親のミルクを飲む。
教わらなくても産まれながらに知っていることだ。
それを本能という。
一方で、僕は最初火打ち石を使えなかった。
火打ち石の使い方は本能で覚えていないから、後天的に学習しなければ使えない。
つまり。
獣人が自分の因子に即した魔法を使うのは本能みたいなもの。
一方で、神や精霊と契約するのは後天的な学習みたいなもの。
「神様や精霊は、本来その人が知らない魔法を教えてくれるだけってことですか?」
僕の言葉に、お師匠様は満足げに頷いた。
---------------
「じゃあ、もしかして、すでに魔法を使える人に教えてもらえば、精霊と契約しなくても魔法が使えるんですか?」
リラの疑問はもっともだ。
だが、お師匠様は首を横に振って否定する。
「残念ながらそこまで簡単ではない。精霊が魔法を教えるというのは、言葉や行動で教えるのではない。人間の本能レベルの記憶に書き込む行為だ。これは人には再現できない。そして、魔法は単なる知識ではなく本能レベルで体に染みついていなければ発現しない」
そう言われ、思い出す。
ルシフと契約したとき、僕は自然と魔法の使い方を理解できた。
言葉でなど何も教わっていないのに。
あれは、いわば僕の本能に魔法の使い方が書き込まれたからなんだ。
「つまり、魔法の契約とは、人の心に情報を書き込むことだ。
パド、私が何を言いたいか分かるね?」
――え、何をって……えっと?
僕が呆けた顔をしていると、拳骨ゴチン。
「魔法の契約をするとき、神や精霊に対して心が無防備になるんだよ。もしも、その神や精霊が悪意を持っていたらどうなるかって話だ」
それはつまり……
「ルシフは、僕の心に何かを書き込んだってことですか?」
「正確には書き込めなかっただろうね」
お師匠様の説明はこうだ。
いかに神様だろうが精霊だろうが、契約外のことを書き込むには相手の心に大きな隙が必要。
逆に言えば魔法の契約には強い精神力が求められる。
ルシフほどではないにしろ、精霊達は人の心に悪意を書き込もうとするモノが多い。
それに対抗するには、精霊の誘惑や挑発に乗らない強い心が必要。
心に大きな隙があれば、魔法ではなく別の何かを心に書き込まれてしまう。
精霊との契約はそれほど危険なのだ。
思い出してみれば、ルシフは最初から僕に動揺を与えようとし続けていた。
わざわざ前世の弟――稔の姿をしてみせたり、家族の命をよこせと言ったり、あるいは左手をよこせと言ったり。
そもそも、『闇』を送り込んだのがルシフだとしたら、お母さんを攻撃したのも僕を絶望させるためだったのではないか。
さらに、お母さんの心を封印したのも、同じ理由。
僕はなんとか絶望に押しつぶされなかったけれど、例えばもし魔法と引き換えに前世の家族の命を差し出していたら――その時、ルシフは僕の心に何かを書き込めたのかもしれない。
「ルシフとは契約するなってお師匠様が言ったのは、そういうことなんですね」
「まあね。ルシフとやらがお前の心に何を書き込みたかったのかは分からない。が、今のお前の手に余る相手であることは間違いない。
ルシフだけじゃない。今のお前は他の精霊とも契約すべきじゃない。いくら魔力が高くても、心はまだまだ未熟だ」
僕はかなり危険なことをしてしまったのだ。
――あれ、でもさ……
「でも、それならどうして最初に教えてくれなかったんですか?」
もし、教えてくれたら、2度目の契約はしなかったかもしれないのに。
「甘ったれるんじゃないよ。そうやって他人任せにしようとすることこそ、最大の心の隙ってやつだ。悪魔はそれに付け込もうとするんだよ」
……うーん、納得できるようなできないような……
「リラも同じだよ。お前も獣人だけあって人族よりも高い魔力を持っていると感じるが、精霊との契約はまだ早い。獣人の因子の目覚めを待ちなさい」
僕らはお師匠様の言葉に頷くしかなかったのだった。
0
お気に入りに追加
760
あなたにおすすめの小説
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
【完結】神様と呼ばれた医師の異世界転生物語 ~胸を張って彼女と再会するために自分磨きの旅へ!~
川原源明
ファンタジー
秋津直人、85歳。
50年前に彼女の進藤茜を亡くして以来ずっと独身を貫いてきた。彼の傍らには彼女がなくなった日に出会った白い小さな子犬?の、ちび助がいた。
嘗ては、救命救急センターや外科で医師として活動し、多くの命を救って来た直人、人々に神様と呼ばれるようになっていたが、定年を迎えると同時に山を買いプライベートキャンプ場をつくり余生はほとんどここで過ごしていた。
彼女がなくなって50年目の命日の夜ちび助とキャンプを楽しんでいると意識が遠のき、気づけば辺りが真っ白な空間にいた。
白い空間では、創造神を名乗るネアという女性と、今までずっとそばに居たちび助が人の子の姿で土下座していた。ちび助の不注意で茜君が命を落とし、謝罪の意味を込めて、創造神ネアの創る世界に、茜君がすでに転移していることを教えてくれた。そして自分もその世界に転生させてもらえることになった。
胸を張って彼女と再会できるようにと、彼女が降り立つより30年前に転生するように創造神ネアに願った。
そして転生した直人は、新しい家庭でナットという名前を与えられ、ネア様と、阿修羅様から貰った加護と学生時代からやっていた格闘技や、仕事にしていた医術、そして趣味の物作りやサバイバル技術を活かし冒険者兼医師として旅にでるのであった。
まずは最強の称号を得よう!
地球では神様と呼ばれた医師の異世界転生物語
※元ヤンナース異世界生活 ヒロイン茜ちゃんの彼氏編
※医療現場の恋物語 馴れ初め編
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
異世界で俺だけレベルが上がらない! だけど努力したら最強になれるらしいです?
澤檸檬
ファンタジー
旧題 努力=結果
異世界の神の勝手によって異世界に転移することになった倉野。
実際に異世界で確認した常識と自分に与えられた能力が全く違うことに少しずつ気付く。
異世界の住人はレベルアップによってステータスが上がっていくようだったが、倉野にだけレベルが存在せず、行動を繰り返すことによってスキルを習得するシステムが採用されていた。
そのスキル習得システムと異世界の常識の差が倉野を最強の人間へと押し上げていく。
だが、倉野はその能力を活かして英雄になろうだとか、悪用しようだとかそういった上昇志向を見せるわけでもなく、第二の人生と割り切ってファンタジーな世界を旅することにした。
最強を隠して異世界を巡る倉野。各地での出会いと別れ、冒険と楽しみ。元居た世界にはない刺激が倉野の第二の人生を彩っていく。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる