上 下
12 / 201
第一部 ラクルス村編 第一章 ラクルス村のパドくんはチートが過ぎて大変です

9.僕の秘密、お父さんの秘密(前編)

しおりを挟む
 アベックニクスの騒動から一夜明けた朝。
 朝食を終えた僕とお父さんは、川に向かういつもの道とは反対方向から村を出た。
 途中から山道をそれて森の中に入る。

「川に向かう道よりも険しいからな。もしつらかったらいつでも言えよ。おんぶしてやるから」
「大丈夫です」

 僕はそう答えた。
 おんぶなんてしてもらったら、きっと僕はチートの力でお父さんの首を絞めてしまうだろう。

 とはいえ、確かに大変な道だ。
 いや、そもそも道じゃない。
 獣道ですらない。
 誰も歩かない場所を、草木をかき分けて無理矢理進んでいる感じだ。
 踏み固められていない急な上り坂なので、僕の力だと慎重に歩く必要がある。うっかり力を入れすぎたら大穴を開けてしまう。

 歩く。
 歩いて歩いて。
 途中で何度か休憩して。

 お父さんはいったい僕をどこに連れて行こうとしているんだろう。
『お父さんの秘密の場所』……うーん、思い当たるのは5年前の浮気現場?
 でも、そんなところに子どもを連れて行くかなぁ?

「よーし、着いたぞ」

 お父さんが前方で立ち止まって言う。
 僕もお父さんの後に続く。

「うわああぁぁぁぁぁ」

 木々をかき分けた先に広がった光景を見て、僕は思わず感嘆の声を上げた。
 そこは高い崖の上だった。
 眼下には広大な木々と山肌、その先には草原、さらにはるか彼方かなたに見えるのは……大きな街だ。

 僕が知っているどんな光景よりも美しい景色だった。
 病室で見たテレビの映像なんかとは比べものにもならない。
 ラクルス村の中や川原のような木々に遮られた空間とも違う。

 そこから一望できるのは、どこまでもどこまでも続く世界だった。

「あんまり身を乗り出すな、落ちたら大変だ」
「はい」

 お父さんに言われ気づく。
 知らず知らずのうちに僕は崖から身を乗り出していた。
 この崖から落ちたら命はないだろう。
 
 ――ここがお父さんの秘密の場所。

「とりあえず、座れ」
「はい」

 僕はお父さんと並んで、崖の方を向いて地面に腰を下ろしてた。

「パド、お前が住んでいる場所の名前を知っているか?」
「……ラクルス村でしょ?」

 いまさら何を言うのかと、僕はいぶかしむ。

「もちろん、その通りだ。だが、もっと大きな世界がある」
「……大きな世界」
「ラクルス村は聖テオデウス王国のゲノコーラ地方に属する……らしい」

 国名はともかく、村の中でゲノコーラという地方名を聞くことはほとんどない。
 なにしろ生活基盤がほとんど村の中で完結しているから、国名はまだしも地方名なんて村人同士で意識する必要もないのだ。

 ……っていうか……

「らしいって?」
「俺だって村とその周辺くらいにしか行ったことがないからな。サーラとも村内そんない結婚だったし」

 村長以外が他の村に行くのは年に数回の合同お見合いの時くらい。さすがに村人だけで結婚を繰り返すわけにはいかないから。
 でも、お父さんとお母さんはどちらもラクルス村の出身だから、それすら経験がないらしい。
 隣村というと近そうだが、徒歩半日はかかる。
 まして、遙か向こうに見える街になど、村長だって行ったことはないだろう。
 ラクルス村はそのくらい田舎なのだ。

「俺は子どもの頃、この村から出てもっと大きな世界に行きたいと思っていた」
「そうなんですか?」
「そりゃあそうさ、男ならみんな一度は冒険にあこがれるもんだろ?」

 それはそうかもしれない。
 前世では11年病院のベッドの上だった僕からすれば、川まで行くだけでも冒険に感じる。
 だけど、それはまだ水くみを始めて数ヶ月だからで、このまま1年も経てばもう少し広い世界を見たいと思うものかもしれない。

「……と言っても、本気の覚悟があったわけじゃない。村から出て1人で食っていくことができるとも思っていなかった。今思えば子どものあこがれでしかない」

 お父さんははるか彼方かなたの街を眺めながら続ける。

「俺のお袋と親父おやじが死んで、サーラと結婚すると決まった時、俺はそういった夢みたいな想いは捨てた。まあ、当然だな。
 だけど、最後に俺があこがれた外の世界を見たいと思って、領主様の住む街が見えるこの崖にやってきたんだ」
「そうなんですね……」

 確かに、村の外を冒険してみたいという憧れに踏ん切りをつけるにはいい場所かもしれない。

 ――うん? でもちょっと話が違わない?

「さっきから聞いていると、お父さん以外にもこの場所を知っている人がいるんじゃないですか?」

 人づてにこの場所を教えてもらったみたいだし。

「ああ、結構みんな知っているぞ。街のある方角はアボカドさんに聞けば分かるし、村の男衆ならはだいたいこの場所に来たことあると思う」
「じゃあ、秘密の場所じゃないんじゃ……?」
「おう、この場所自体は全然秘密じゃないぞ」

 おいおい。
 話が違うじゃん。
 いや、もちろん、この光景には感動したけどさぁ。

「そんな顔するな、秘密というのは俺がここでしたのことだ」

 ある行動?
 お父さんの秘密の行動……僕が思い当たるのは1つしかない。

「……お父さん、ここで浮気したんですか?」

 僕は冷めた口調で言った。

「そんなわけあるかっ!!! こんな場所で横たわってナニをしたら崖から落ちる……じゃなかった、そんな場所に息子を連れてくるかっ!!」

 お父さんは全力で僕にツッコむ。
 まあ、そりゃあそうだろうけど。

「じゃあ、いったい何をしたんですか?」
「ふむ、恥ずかしいことだ。恥ずかしすぎて今まで誰にも話したことがない」
「浮気よりもですか?」
「いや、浮気から離れろ、たのむから……」

 お父さんが疲れたように言う。
 まあ、親の浮気を子どもがあんまりゴチャゴチャ言うもんじゃないか。

「とにかく、だ。これはお前が俺の息子だから話すんだ。他の人には絶対言うな。俺とお前だけの秘密だ」

 真剣な顔のお父さん。

 ――ふむぅ。
 僕を信じて秘密を明かしてくれるってことか。
 ちょっと嬉しい。

「わかりました。誰にも言いません」

 僕は神妙な顔で頷いた。

「あの日――サーラと結婚した前日、俺はこの場所に来た。そして、遠くの街に向かって、あることをした。今からもう1度やってみせる」

 お父さんの言葉に僕はもう1度頷いた。
 いったいお父さんは何をしたのだろうか。

 じっと見つめていると、お父さんはおもむろに立ち上がった。
 そして、崖の方を向く。

(ゴクリ)

 思わずつばを飲み込む僕。

 と。
 お父さんがズボンを足下まで下ろした。

 ……って、お父さん!?
 なにをしているの!?

 ちなみに、ラクルス村では下着を履く習慣はない。
 習慣がないというより、布が足りないのだが。
 特に今の季節はズボンを下ろせば色々まるだしになる。

 唖然とする僕をよそ目に、お父さんはアレを街の方に突き出し放尿を始めた。
 ……って、オイ!!

「あ、あの……、お、お父……さ……ん……?」

 あんまりと言えばあんまりなお父さんの行動に、僕は呆然となる。

「いやー、結婚前日に街に向かってションベンぶっかけたら、なんか世界を征服したような気持ちになってスッキリしてな。
 村で母さんや産まれてくる子どもと家族を作ろうっていう気持ちになったよ」
「……は、はぁ……」

 生返事をする僕。
 ……いや、他にいったいどうしろと……

「とはいえ、結婚前日にこんなアホなことをしたなんて、他人に言えるわけないだろ?」

 そりゃあ、そうだ。
 あまりにも恥ずかしすぎる!!
 ちなみに、当たり前だけどお父さんのおしっこは崖の下に落ちただけで、街までは届いていない。

「今のが秘密だ。誰にも言ったことはない。お前も言いふらすなよ、パドを信じているから話したんだからな」

 そっぽを向くお父さん。
 でもちょっとだけ見える頬は赤い。
 やっぱりお父さんも恥ずかしいらしい。

「いや、そりゃあ、誰にも言いませんよ」

 というか、自分の親が結婚前日にこんなアホなことをしていたとか、情けなすぎて他人に言えないよ、お父さん。

「……と、まあ、俺の秘密は以上だ。俺はパドを信頼しているから話した。パド、お前はどうだ? 俺を信頼しているか?」
「え……?」

 真剣な顔で僕に向き直ったお父さんの言葉に、僕は思わず詰まる。

「俺は頼りない父親かもしれん。確かに7歳の息子に浮気したなど言われるのはダメ親父おやじだろう。だが……」

 お父さんはそこで言葉を切る。

「それでも、お前が抱えている秘密を受け止めて、信じてやることはできる。お前がどんな秘密を持っていてもお前の味方でいてやることはできる。お前が望むなら他の誰にも明かさない」
「僕は秘密なんて……」
「お前が秘密を抱えていることくらい俺にだって分かるさ。毎日、子どもらしくない遠慮をしていることだって分かる」

 お父さんはそういうと、再び僕の横に座る。
 そして、僕の頭をぎゅっと抱きしめてくれた。

 お父さんの腕と胸はとても温かくて……
 それは前世では手に入れられなかった暖かさで……

 お父さんの腕はとっても太くて。
 お父さんの胸はとっても硬くて。
 でも、とっても優しくて。

「俺を信頼して話してくれないか?」

 いいのかな……
 僕の秘密、話してもいいのかな?

 7年間、ずっと我慢してきた。
 前世のことも、チートのことも、誰にも話さずに。
 ただひたすら自分の力を抑えて。

 だけど、それももう限界だ。
 アベックニクスの騒動で僕は自分の力を白日の下にさらしてしまった。
 キド達は秘密にしてくれたけど、ジラの言うとおり不自然すぎる言い訳だった。

 ――いや、そもそも。

 アベックニクスのことがなくても、バレバレだったのかもしれない。
 地面に穴を空けてしまうから走り回ることもできず。
 バケツを持ち上げただけで何度も壊してしまった。
 こうしてお父さんが抱きしめてくれても、抱きしめ返すこともできない。

 お父さんは――もしかすると、お母さんや村長や、他の大人たちも、あるいはテル達も――色々不自然に感じていたのかもしれない。

 だって、話したらきっとお母さんはもっと僕のことを怖がる。
 お父さんだってお母さんと同じように怖がるかもしれない。
 そうしたら、転生してまで手に入れた、この幸せな村人生活を失ってしまうかもしれない。

 それは僕にとって、ものすごく恐ろしい想像で。
 そう思うと、とても相談なんてできなくて。

 でも、でも……

 気がつくと、僕の両目からボロボロと涙が流れていた。
 ずっと抑えてきた気持ちが一気に吹き出しそうだった。

 お父さんは泣き出した僕を見ても何も言わず、ただ抱きしめて待ってくれていた。
 僕の気持ちが落ち着くまで。

 僕のことを信頼しているから。

 だったら、僕は――

 ――僕もお父さんを信頼しよう。

「わかりました。僕もお父さんのことを信頼します。ありえないと思うかもしれないけど、これから話すことは全部本当のことです」

 僕がそう言うと、お父さんが神妙な顔で頷いた。

 ――そして僕は、僕の秘密を話し始めた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる

農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」 そんな言葉から始まった異世界召喚。 呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!? そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう! このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。 勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定 私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。 ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。 他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。 なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。

辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します

潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる! トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。 領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。 アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。 だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう 完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。 果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!? これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。

【完結】神様と呼ばれた医師の異世界転生物語 ~胸を張って彼女と再会するために自分磨きの旅へ!~

川原源明
ファンタジー
 秋津直人、85歳。  50年前に彼女の進藤茜を亡くして以来ずっと独身を貫いてきた。彼の傍らには彼女がなくなった日に出会った白い小さな子犬?の、ちび助がいた。  嘗ては、救命救急センターや外科で医師として活動し、多くの命を救って来た直人、人々に神様と呼ばれるようになっていたが、定年を迎えると同時に山を買いプライベートキャンプ場をつくり余生はほとんどここで過ごしていた。  彼女がなくなって50年目の命日の夜ちび助とキャンプを楽しんでいると意識が遠のき、気づけば辺りが真っ白な空間にいた。  白い空間では、創造神を名乗るネアという女性と、今までずっとそばに居たちび助が人の子の姿で土下座していた。ちび助の不注意で茜君が命を落とし、謝罪の意味を込めて、創造神ネアの創る世界に、茜君がすでに転移していることを教えてくれた。そして自分もその世界に転生させてもらえることになった。  胸を張って彼女と再会できるようにと、彼女が降り立つより30年前に転生するように創造神ネアに願った。  そして転生した直人は、新しい家庭でナットという名前を与えられ、ネア様と、阿修羅様から貰った加護と学生時代からやっていた格闘技や、仕事にしていた医術、そして趣味の物作りやサバイバル技術を活かし冒険者兼医師として旅にでるのであった。  まずは最強の称号を得よう!  地球では神様と呼ばれた医師の異世界転生物語 ※元ヤンナース異世界生活 ヒロイン茜ちゃんの彼氏編 ※医療現場の恋物語 馴れ初め編

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

異世界転生~チート魔法でスローライフ

リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します

ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!! カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。

克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります! 辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~

宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。 転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。 良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。 例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。 けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。 同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。 彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!? ※小説家になろう様にも掲載しています。

処理中です...