4 / 201
第一部 ラクルス村編 第一章 ラクルス村のパドくんはチートが過ぎて大変です
1.転生したけど……記憶消えてないじゃんっ!!
しおりを挟む
痛い!!
痛いっ!!
痛い痛い痛い痛い痛い痛ぁぁぁぁぁい!!!!!!
気がつくと僕は頭を締め付けられていた。
いや、本当に。
縛られているというんじゃなくて、頭ぎゅぅっと握り絞られるみたいな。
わけがわからない。
何?
いったい何が起きているの?
今度は頭の先を誰かに掴まれて引っ張られている!?
いや、痛いから。
本当に痛いからっ!!
死ぬぅぅぅっ!!
――あれ? 僕もう死んだんだっけ?
地獄のような時間が終わり、僕は目を開けた。
視界がぼんやりしている。
そして誰かに抱かれている?
なんだろう、体に違和感。
自分の体格が以前と全然違うような……
あと、体中にぬるぬるした液体がついているような。
と。
「×○△▼……」
なにやら声が聞こえる。
が、聞いたことがない言葉だ。
少なくとも日本語じゃない。
確信は持てないけど英語でもないと思う。
だんだんと視界が広がっていく。
僕を抱いていたのは薄紅色の服を着たおばさんのようだ。
彼女はにっこりとした笑顔を僕に向けている。
少し首を横に向けてみると、別の女の人がつらそうに、でもうれしそうな笑顔をこちらにむけていた。
その笑顔は僕に向けられていて……
ああ、そうか、僕は今、生まれたんだ。
ようやく記憶と現状がつながる。
桜勇太として11年の生涯を終えた僕は、神様を名乗るガングロおねーさんの言葉通り転生したのだろう。
そして、今、この瞬間に生まれた。
横たわっている金髪の女性が僕を生んでくれた人。
さっき締め付けられたように感じたのは出産だったんだ。
出産は母親もつらいけど、赤ちゃんもつらいんだね。
まあ、当たり前か。
……うん?
僕は転生した。
それはたぶん間違いない。
でも、おかしいよ。
おねーさんの言っていたことと違う。
記憶消えてないじゃんっ!!
僕は桜勇太としての記憶を持ったまま、この世界に転生したとしか思えない。
――ふむぅ?
なぜこんなことになった?
正直僕には分からない。
分からないが……あのガングロおねーさんのやったことだからなぁ。
きっと、何かの手違いで記憶を消し忘れたんだろう。
うん、あのおねーさんならやりそうだ。
――そういえば、最後におねーさん神様がなにか慌てていたような……
神様のくせにいい加減だなぁと思う一方、うれしいとも思う。
記憶を持ったまま、もう一度人生をやり直せるのかもしれない。
ともあれ、生まれたからには少し体を動かしてみるか。
僕は両手を動かしてみた。
おお、動く動く。
手を握って開いて、グーパーグーパー。
自分で言うのも何だが、赤ん坊の小さなお手々が握って開いてするのはかわいい。
次は――足。
桜勇太の体では一度たりとも僕の意思で動かすことができなかった部位。
動かせるのかな?
正直怖い。
おねーさんは今度は健康体、それも普通の2倍の力と魔力をくれるって言っていた。
なら動かせるはず。
だけど、記憶を消し忘れるくらいだ。
もしかして、今回も下半身麻痺で生まれたなんていうこともあるかもしれない。
それに――足を動かすってどうやるんだ?
なにしろ動かしたことがなかったのだ。
僕の魂はその方法を知らないのではないか。
――そう思ったけど。
今は自然と理解できていた。
理由は分からない。
人間の本能なのかもしれない。
たぶん、足を動かす方法は大丈夫。
僕は足に力を入れようとして――
――やっぱり、怖い。
もし動かせなかったら……
この体でも足を動かせないって分かったら……
でも。
やってみくちゃ分からない。
分からないままなら一生動かせない。
僕は慎重に――ゆっくりと足に力を入れた。
――すると。
僕の思った通りに足がピクっと動いた。
よしっ!!
動かせる。
きっと、動かせる。
僕は今度はもう少し大きく、足を前に出してみた。
――そして。
足が前に……動いた!!
足を動かせたよ!!
前世では自分の意思では一切動かなかった足だ。
嬉しくなって、足をあっちにブラブラこっちにブラブラと動かしまくる。
そんなことをやっていると、勢い余って抱いてくれていたおばさんのお腹を蹴飛ばしてしまった。
といっても、ほんの軽くだ。
まして赤ん坊の力。痛いわけもないだろうし、ゆるしてくれるかな。
そう思ったのだが。
僕を抱いていたおばさんが苦しげな声を上げた。
「ぐ、ぐふっ」
おばさんから力が抜けていき……
おばさんはその場にうずくまり、僕を床に置く。
そして、そのまま彼女は気を失った。
---------------
生まれたばかりの僕の足が軽く当たっておばさんが倒れた。
――後から思えばこれが、僕の呪いが最初に発揮された瞬間だった。
だが、その時の僕はそんなことには気がつかなくて――
産後の体でお母さんが慌てて起きようとして、でも起きられなくて何事かを扉の向こうに叫ぶのを、ただ黙って床に横たわったままで見聞きしているしかなかった。
すぐにドタドタと大人が数人駆け込んできて、僕をひげ面のたくましい男が抱きかかえてくた。
倒れたおばさんは他の人たちが部屋の外へと運んでいく。
――どうしたんだろう、あのおばさん? 大丈夫かな?
僕はそんなことをのんびり考えていた。
一方、ひげ面は僕を抱きかかえたまま、お母さんとなにやら会話している。
言葉が分からないが、少し興奮状態のお母さんにひげ面がお母さんに優しく声をかけているようだ。
……ひょっとしてこのひげ面が僕のお父さんなのだろうか?
年齢的にはお母さんよりも上みたいだけど。
さて、そこまで考えたら少し眠気を感じた。
赤ん坊は眠るのが仕事だからね。
でも、テレビドラマでは赤ん坊が生まれたら何かやっていたような……
そうそう、赤ん坊は生まれてすぐ泣かなくちゃいけない。
泣かない赤ん坊は病弱と見なされる。
場合によっては、赤ん坊の足を持って逆さにしてお尻をペンペン叩いてでも泣き声を上げさせるんだっけ?
うん。
お尻ペンペンはいやだな。
前世では麻痺していたからお尻を触られても感覚がなかったけど、この体なら痛いだろう。
無意味に叩かれたくはないし。
……うん、とりあえず一声あげておくか。
「おんぎゃあぁ」
僕は大きな産声を上げた。
ひげ面とお母さんがそれをみて喜んだ。
桜勇太として生まれたとき、僕は産声を上げる力もない未熟児だったらしい。
でも、今回は大きな声で産声をお母さんに聞かせることができた。
それだけで、僕はとても嬉しく思った。
ひげ面の男が僕をぎゅっと抱きしめてくれる。
「きゃはははっ」
思わず笑ってしまう。
前世ではお父さんやお母さんに抱っこされることすら許されなかった僕は、このとき確かに幸福を感じていた。
うん、このひげ面は僕のお父さんだ。
根拠はないけど、そうだと思う。
ここからはお父さんと呼ぼう。
お父さんは僕を床近くまで下ろす。
どうしたんだろう?
と、思ったらなにやらぬるいお湯に体がつかる。
木のたらいにお湯が浸っているみたいだ。
……そうか、お湯で体を洗ってくれるんだ。
僕は前世でお風呂に入ったことがない。
体は毎日お湯や消毒薬で拭かれたけど、こうやってお湯につかるのは初めてだ。
抵抗力のない桜勇太はお湯に浸かることすら許されなかった。
やさしくお父さんが僕の体を洗ってくれる。
うん、気持ちいい。
すごく、気持ちいい。
お湯で体を洗うのって、こんなに気持ちいいものだったのか。
「きゃっきゃっ」
僕はちょっとうれしくなって、少し手を動かした。
ちょっとだけ、お湯をパシャパシャやるつもりだったのだ。
が。
ものすごい水しぶきが起きてお父さんの顔にかかる。
――水じゃなくてお湯しぶきか?
いや、そんなことはどうでもよくて。
しかも、木のたらいの底が砕けている。
……
…………
………………
……なに? これ?
お父さんはしばし呆然として――
しかし、それでも濡れた僕の体を布で拭いてくれた。
お父さんは布に包まれた僕をお母さんに手渡す。
そんな中、僕はおおねーさん神様が最後に慌てながら言っていた言葉を思い出す。
『あれ? ヤバイ、200%に設定したつもりが200倍になってね?』
それはつまり――
ああ、でも、もう眠くて仕方がない。
生まれたばかりの赤ちゃんの脳はずっと考えごとを続けられないのだ。
お母さんのその心地よい暖かさの中で、僕は幸せな眠りについたのだった。
痛いっ!!
痛い痛い痛い痛い痛い痛ぁぁぁぁぁい!!!!!!
気がつくと僕は頭を締め付けられていた。
いや、本当に。
縛られているというんじゃなくて、頭ぎゅぅっと握り絞られるみたいな。
わけがわからない。
何?
いったい何が起きているの?
今度は頭の先を誰かに掴まれて引っ張られている!?
いや、痛いから。
本当に痛いからっ!!
死ぬぅぅぅっ!!
――あれ? 僕もう死んだんだっけ?
地獄のような時間が終わり、僕は目を開けた。
視界がぼんやりしている。
そして誰かに抱かれている?
なんだろう、体に違和感。
自分の体格が以前と全然違うような……
あと、体中にぬるぬるした液体がついているような。
と。
「×○△▼……」
なにやら声が聞こえる。
が、聞いたことがない言葉だ。
少なくとも日本語じゃない。
確信は持てないけど英語でもないと思う。
だんだんと視界が広がっていく。
僕を抱いていたのは薄紅色の服を着たおばさんのようだ。
彼女はにっこりとした笑顔を僕に向けている。
少し首を横に向けてみると、別の女の人がつらそうに、でもうれしそうな笑顔をこちらにむけていた。
その笑顔は僕に向けられていて……
ああ、そうか、僕は今、生まれたんだ。
ようやく記憶と現状がつながる。
桜勇太として11年の生涯を終えた僕は、神様を名乗るガングロおねーさんの言葉通り転生したのだろう。
そして、今、この瞬間に生まれた。
横たわっている金髪の女性が僕を生んでくれた人。
さっき締め付けられたように感じたのは出産だったんだ。
出産は母親もつらいけど、赤ちゃんもつらいんだね。
まあ、当たり前か。
……うん?
僕は転生した。
それはたぶん間違いない。
でも、おかしいよ。
おねーさんの言っていたことと違う。
記憶消えてないじゃんっ!!
僕は桜勇太としての記憶を持ったまま、この世界に転生したとしか思えない。
――ふむぅ?
なぜこんなことになった?
正直僕には分からない。
分からないが……あのガングロおねーさんのやったことだからなぁ。
きっと、何かの手違いで記憶を消し忘れたんだろう。
うん、あのおねーさんならやりそうだ。
――そういえば、最後におねーさん神様がなにか慌てていたような……
神様のくせにいい加減だなぁと思う一方、うれしいとも思う。
記憶を持ったまま、もう一度人生をやり直せるのかもしれない。
ともあれ、生まれたからには少し体を動かしてみるか。
僕は両手を動かしてみた。
おお、動く動く。
手を握って開いて、グーパーグーパー。
自分で言うのも何だが、赤ん坊の小さなお手々が握って開いてするのはかわいい。
次は――足。
桜勇太の体では一度たりとも僕の意思で動かすことができなかった部位。
動かせるのかな?
正直怖い。
おねーさんは今度は健康体、それも普通の2倍の力と魔力をくれるって言っていた。
なら動かせるはず。
だけど、記憶を消し忘れるくらいだ。
もしかして、今回も下半身麻痺で生まれたなんていうこともあるかもしれない。
それに――足を動かすってどうやるんだ?
なにしろ動かしたことがなかったのだ。
僕の魂はその方法を知らないのではないか。
――そう思ったけど。
今は自然と理解できていた。
理由は分からない。
人間の本能なのかもしれない。
たぶん、足を動かす方法は大丈夫。
僕は足に力を入れようとして――
――やっぱり、怖い。
もし動かせなかったら……
この体でも足を動かせないって分かったら……
でも。
やってみくちゃ分からない。
分からないままなら一生動かせない。
僕は慎重に――ゆっくりと足に力を入れた。
――すると。
僕の思った通りに足がピクっと動いた。
よしっ!!
動かせる。
きっと、動かせる。
僕は今度はもう少し大きく、足を前に出してみた。
――そして。
足が前に……動いた!!
足を動かせたよ!!
前世では自分の意思では一切動かなかった足だ。
嬉しくなって、足をあっちにブラブラこっちにブラブラと動かしまくる。
そんなことをやっていると、勢い余って抱いてくれていたおばさんのお腹を蹴飛ばしてしまった。
といっても、ほんの軽くだ。
まして赤ん坊の力。痛いわけもないだろうし、ゆるしてくれるかな。
そう思ったのだが。
僕を抱いていたおばさんが苦しげな声を上げた。
「ぐ、ぐふっ」
おばさんから力が抜けていき……
おばさんはその場にうずくまり、僕を床に置く。
そして、そのまま彼女は気を失った。
---------------
生まれたばかりの僕の足が軽く当たっておばさんが倒れた。
――後から思えばこれが、僕の呪いが最初に発揮された瞬間だった。
だが、その時の僕はそんなことには気がつかなくて――
産後の体でお母さんが慌てて起きようとして、でも起きられなくて何事かを扉の向こうに叫ぶのを、ただ黙って床に横たわったままで見聞きしているしかなかった。
すぐにドタドタと大人が数人駆け込んできて、僕をひげ面のたくましい男が抱きかかえてくた。
倒れたおばさんは他の人たちが部屋の外へと運んでいく。
――どうしたんだろう、あのおばさん? 大丈夫かな?
僕はそんなことをのんびり考えていた。
一方、ひげ面は僕を抱きかかえたまま、お母さんとなにやら会話している。
言葉が分からないが、少し興奮状態のお母さんにひげ面がお母さんに優しく声をかけているようだ。
……ひょっとしてこのひげ面が僕のお父さんなのだろうか?
年齢的にはお母さんよりも上みたいだけど。
さて、そこまで考えたら少し眠気を感じた。
赤ん坊は眠るのが仕事だからね。
でも、テレビドラマでは赤ん坊が生まれたら何かやっていたような……
そうそう、赤ん坊は生まれてすぐ泣かなくちゃいけない。
泣かない赤ん坊は病弱と見なされる。
場合によっては、赤ん坊の足を持って逆さにしてお尻をペンペン叩いてでも泣き声を上げさせるんだっけ?
うん。
お尻ペンペンはいやだな。
前世では麻痺していたからお尻を触られても感覚がなかったけど、この体なら痛いだろう。
無意味に叩かれたくはないし。
……うん、とりあえず一声あげておくか。
「おんぎゃあぁ」
僕は大きな産声を上げた。
ひげ面とお母さんがそれをみて喜んだ。
桜勇太として生まれたとき、僕は産声を上げる力もない未熟児だったらしい。
でも、今回は大きな声で産声をお母さんに聞かせることができた。
それだけで、僕はとても嬉しく思った。
ひげ面の男が僕をぎゅっと抱きしめてくれる。
「きゃはははっ」
思わず笑ってしまう。
前世ではお父さんやお母さんに抱っこされることすら許されなかった僕は、このとき確かに幸福を感じていた。
うん、このひげ面は僕のお父さんだ。
根拠はないけど、そうだと思う。
ここからはお父さんと呼ぼう。
お父さんは僕を床近くまで下ろす。
どうしたんだろう?
と、思ったらなにやらぬるいお湯に体がつかる。
木のたらいにお湯が浸っているみたいだ。
……そうか、お湯で体を洗ってくれるんだ。
僕は前世でお風呂に入ったことがない。
体は毎日お湯や消毒薬で拭かれたけど、こうやってお湯につかるのは初めてだ。
抵抗力のない桜勇太はお湯に浸かることすら許されなかった。
やさしくお父さんが僕の体を洗ってくれる。
うん、気持ちいい。
すごく、気持ちいい。
お湯で体を洗うのって、こんなに気持ちいいものだったのか。
「きゃっきゃっ」
僕はちょっとうれしくなって、少し手を動かした。
ちょっとだけ、お湯をパシャパシャやるつもりだったのだ。
が。
ものすごい水しぶきが起きてお父さんの顔にかかる。
――水じゃなくてお湯しぶきか?
いや、そんなことはどうでもよくて。
しかも、木のたらいの底が砕けている。
……
…………
………………
……なに? これ?
お父さんはしばし呆然として――
しかし、それでも濡れた僕の体を布で拭いてくれた。
お父さんは布に包まれた僕をお母さんに手渡す。
そんな中、僕はおおねーさん神様が最後に慌てながら言っていた言葉を思い出す。
『あれ? ヤバイ、200%に設定したつもりが200倍になってね?』
それはつまり――
ああ、でも、もう眠くて仕方がない。
生まれたばかりの赤ちゃんの脳はずっと考えごとを続けられないのだ。
お母さんのその心地よい暖かさの中で、僕は幸せな眠りについたのだった。
10
お気に入りに追加
765
あなたにおすすめの小説
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。

公爵家三男に転生しましたが・・・
キルア犬
ファンタジー
前世は27歳の社会人でそこそこ恋愛なども経験済みの水嶋海が主人公ですが…
色々と本当に色々とありまして・・・
転生しました。
前世は女性でしたが異世界では男!
記憶持ち葛藤をご覧下さい。
作者は初投稿で理系人間ですので誤字脱字には寛容頂きたいとお願いします。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

悪役令息に転生したけど、静かな老後を送りたい!
えながゆうき
ファンタジー
妹がやっていた乙女ゲームの世界に転生し、自分がゲームの中の悪役令息であり、魔王フラグ持ちであることに気がついたシリウス。しかし、乙女ゲームに興味がなかった事が仇となり、断片的にしかゲームの内容が分からない!わずかな記憶を頼りに魔王フラグをへし折って、静かな老後を送りたい!
剣と魔法のファンタジー世界で、精一杯、悪足搔きさせていただきます!
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる