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第2章
第27話 魔道具店で会った人
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休みの日、私は王都で一番大きな魔道具店に向かった。前にユイトに見せてもらった遠見の魔道具の事が気になって、同じ物がないか探しに来たのだ。もし安ければ、私も同じ物が欲しい。
「あの~、よく見える遠見の魔道具が欲しいんですけど」
「はい、それでしたら、こちらへどうぞ。各種取り揃えております」
多分、ユイトの持っている物は高級品だ。前に私が買った小さな魔道具店では取り扱っていなかった。
「どのような物をお探しでしょうか?」
「私の持っているのが、これなの。これより良く見える物を探しているんだけど」
「これは一般的な品物ですな。高級品となりますと少し値が張りますがこちらになります」
私はこの魔道具を銀貨25枚で買った。当時、必要に迫られて、なけなしの貯金をはたいて買ったものだ。
見せてもらったのは金貨1枚もする品だった。私の持っている物の4倍もする。
「少し見せてもらってもいいかしら」
店の外に持ち出して見ることはできないけど、室内でならこの遠見の魔道具を見てもいいと言われた。
覗いてみたけど、狭い室内ではピントが合わずよく分からなかった。窓の外も遠くまで見えない。それに形もユイトが持っていたものと少し違うみたいだわ。
「私が見た物は、中に細い線で目盛りが見えたんだけど」
「なるほど、この上の品となるとこちらになりますが、どこの工房で作られた品物かお分かりになりますか」
遠見の魔道具の肩の部分に造られた工房のマークがついているそうだ。確かこんな形のマークだったと描いて見せた。
「それは最高級の品ですな。これと同じサイズですとこちらでしょうか」
「あっ、そうそう。これだわ……」
ユイトが持っていたのと同じ形の物。だけど金額をみて驚いた。金貨1枚と銀貨50枚ですって。銀貨にすると150枚ってこと! そんなに高いの。
「この工房の製品は質が高く、王宮でも人気の商品となっております」
いや、いや。これは買えるような金額じゃないわ。隣りには両眼で見る遠見の魔道具もあったけど金貨4枚もしていた。
王国軍や貴族が買い求める最高級品。なんでこんなのをユイトが持っているのよ。
これは、使っているレンズの数や質が違うとか、防水型でピントの機構が精密だとか色々説明してくれて、金額に見合うすごい性能だと言う。
「俺にも少し見せてくれるか」
いつの間にか隣にいた、狼獣人の男のお客さんが、その最高級品の魔道具を手に取る。レンズ前に付いていたキャップを外して店内を見渡す。
「確かに良い品のようだが、やはり室内だけではよく分からんな」
金額を見てやはり躊躇しているようだった。この人は貴族のようには見えない、私と同じ平民のようだわ。
「あんたは、これで遠くを見たことがあるのか」
私の話を聞いていたのだろうか。私に尋ねてきた。
「ええ、確かにすごい性能だったわ。あなたもこれが欲しいの?」
「仕事でな。少し良いものが欲しくてな。店主。少し考えさせてもらう」
この人は、今日は買わずに店を出るみたいだ。ちょうど良かったわ。私も一緒に店を出よう。このまま説明を聞いてると買わされそうになってしまう。
「あなたも仕事で、あれを使うのね」
「あんたもか? 遠見を仕事で使うと言うなら船舶関係の仕事か?」
「いいえ、私は何でも屋なの」
「何でも屋? ほう、少し話が聞きたいのだが時間はあるか。あそこのカフェへでも行くか。もちろんおごりだ」
まあ、時間はあるし、おごりだって言うなら付き合ってもいいかしら。
この人は軍関係の仕事をしているようだ。私と同じような遠見の魔道具を持ってるようだけど、やはり良い物が欲しくなったと言う。
「俺は親の言いなりで軍に入ってな、好きではないのだが、しばらくは務めねばならんようなのだ」
この狼獣人は私より少し年上だろうか、こげ茶色の髪に青くキリッとした目をしている。背も高く軍人らしく体はムキムキというほどではないけど、がっしりとしているわね。
豪商の息子などは軍との顔繋ぎのために一度軍隊に入る者もいると聞いた事がある。身なりも悪くないから、そのような人なのだろう。
「今度、昇格しちまってな、部下の手前、少し良い物が必要になった。どのみち買うならあの遠見の魔道具が良いと思たんだが」
やはりあの値段では、すぐに買うという訳にもいかないのだろう。
「私の従業員が、あれと同じ物を持っているわ。相当古い物だけど。借りられたら一度見てみる?」
「おお、そうなのか。見せてもらえるなら、それから決めてもいいかもしれんな。頼めるか」
「私はメアリィ。何でも屋を経営しているわ」
「俺はグラテウス。グランと呼んでくれるか。メアリィの何でも屋というと、ドラゴンの居る何でも屋か」
「ええ、そうよ。良く知っているわね」
「この辺りでは有名じゃないか」
まあ、ドラゴンがいるってだけで目立ってるけどね。
「明日から仕事もあるし、遠見の魔道具を見せるのは今度の日曜日、1週間後でいいかしら」
「ああ、それで頼むよ」
昇格とか言ってたから新米さんじゃないでしょうし、軍の人なら信用できるわ。少しあの遠見の魔道具を見せるぐらいならユイトも貸してくれるでしょう。
「あの~、よく見える遠見の魔道具が欲しいんですけど」
「はい、それでしたら、こちらへどうぞ。各種取り揃えております」
多分、ユイトの持っている物は高級品だ。前に私が買った小さな魔道具店では取り扱っていなかった。
「どのような物をお探しでしょうか?」
「私の持っているのが、これなの。これより良く見える物を探しているんだけど」
「これは一般的な品物ですな。高級品となりますと少し値が張りますがこちらになります」
私はこの魔道具を銀貨25枚で買った。当時、必要に迫られて、なけなしの貯金をはたいて買ったものだ。
見せてもらったのは金貨1枚もする品だった。私の持っている物の4倍もする。
「少し見せてもらってもいいかしら」
店の外に持ち出して見ることはできないけど、室内でならこの遠見の魔道具を見てもいいと言われた。
覗いてみたけど、狭い室内ではピントが合わずよく分からなかった。窓の外も遠くまで見えない。それに形もユイトが持っていたものと少し違うみたいだわ。
「私が見た物は、中に細い線で目盛りが見えたんだけど」
「なるほど、この上の品となるとこちらになりますが、どこの工房で作られた品物かお分かりになりますか」
遠見の魔道具の肩の部分に造られた工房のマークがついているそうだ。確かこんな形のマークだったと描いて見せた。
「それは最高級の品ですな。これと同じサイズですとこちらでしょうか」
「あっ、そうそう。これだわ……」
ユイトが持っていたのと同じ形の物。だけど金額をみて驚いた。金貨1枚と銀貨50枚ですって。銀貨にすると150枚ってこと! そんなに高いの。
「この工房の製品は質が高く、王宮でも人気の商品となっております」
いや、いや。これは買えるような金額じゃないわ。隣りには両眼で見る遠見の魔道具もあったけど金貨4枚もしていた。
王国軍や貴族が買い求める最高級品。なんでこんなのをユイトが持っているのよ。
これは、使っているレンズの数や質が違うとか、防水型でピントの機構が精密だとか色々説明してくれて、金額に見合うすごい性能だと言う。
「俺にも少し見せてくれるか」
いつの間にか隣にいた、狼獣人の男のお客さんが、その最高級品の魔道具を手に取る。レンズ前に付いていたキャップを外して店内を見渡す。
「確かに良い品のようだが、やはり室内だけではよく分からんな」
金額を見てやはり躊躇しているようだった。この人は貴族のようには見えない、私と同じ平民のようだわ。
「あんたは、これで遠くを見たことがあるのか」
私の話を聞いていたのだろうか。私に尋ねてきた。
「ええ、確かにすごい性能だったわ。あなたもこれが欲しいの?」
「仕事でな。少し良いものが欲しくてな。店主。少し考えさせてもらう」
この人は、今日は買わずに店を出るみたいだ。ちょうど良かったわ。私も一緒に店を出よう。このまま説明を聞いてると買わされそうになってしまう。
「あなたも仕事で、あれを使うのね」
「あんたもか? 遠見を仕事で使うと言うなら船舶関係の仕事か?」
「いいえ、私は何でも屋なの」
「何でも屋? ほう、少し話が聞きたいのだが時間はあるか。あそこのカフェへでも行くか。もちろんおごりだ」
まあ、時間はあるし、おごりだって言うなら付き合ってもいいかしら。
この人は軍関係の仕事をしているようだ。私と同じような遠見の魔道具を持ってるようだけど、やはり良い物が欲しくなったと言う。
「俺は親の言いなりで軍に入ってな、好きではないのだが、しばらくは務めねばならんようなのだ」
この狼獣人は私より少し年上だろうか、こげ茶色の髪に青くキリッとした目をしている。背も高く軍人らしく体はムキムキというほどではないけど、がっしりとしているわね。
豪商の息子などは軍との顔繋ぎのために一度軍隊に入る者もいると聞いた事がある。身なりも悪くないから、そのような人なのだろう。
「今度、昇格しちまってな、部下の手前、少し良い物が必要になった。どのみち買うならあの遠見の魔道具が良いと思たんだが」
やはりあの値段では、すぐに買うという訳にもいかないのだろう。
「私の従業員が、あれと同じ物を持っているわ。相当古い物だけど。借りられたら一度見てみる?」
「おお、そうなのか。見せてもらえるなら、それから決めてもいいかもしれんな。頼めるか」
「私はメアリィ。何でも屋を経営しているわ」
「俺はグラテウス。グランと呼んでくれるか。メアリィの何でも屋というと、ドラゴンの居る何でも屋か」
「ええ、そうよ。良く知っているわね」
「この辺りでは有名じゃないか」
まあ、ドラゴンがいるってだけで目立ってるけどね。
「明日から仕事もあるし、遠見の魔道具を見せるのは今度の日曜日、1週間後でいいかしら」
「ああ、それで頼むよ」
昇格とか言ってたから新米さんじゃないでしょうし、軍の人なら信用できるわ。少しあの遠見の魔道具を見せるぐらいならユイトも貸してくれるでしょう。
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