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第12章 ラグナロク-神との戦い-
第133話 里への攻撃2
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「あいつら一体何だったの。撃ってきた魔法も魔力任せの低級の魔術。あんたの魔術とは比べ物にならないくらい弱かったわ」
急造で魔術も覚えられなかったみたいだね。魔法が使えないあの空の上で、高等な魔術を教えられる訳がないか。
魔術は技術だからね、経験がものをいう。魔力がいくらあっても実際の戦闘じゃ役に立たないよ。
「だから軍隊のように数で攻めて来たのね。でも指揮官はいないようだったわ」
「なんだか魔獣みたいに、襲って来るだけでしたね、姉様」
魔獣……まさにそんな敵だったね。人の心を持たせると、戦いに出す前に洗脳をしないといけなくなる。自分の命を懸けて戦いに挑むには、覚悟や信念というものが必要になってくるからね。一般人に魔王を倒せと言って、喜んで戦地に向かうバカはいないよ。
洗脳する時間が無かったのか、面倒くさかったのか、本能だけで動くヴァンパイアを造ったんだろう。自分自身で戦う事もせず、人やヴァンパイアの命を弄ぶあの女は許すことができないよ。
空の女もこれだけ揃えたヴァンパイアが負けたのは誤算だったろう。それだけに次の手をすぐに打ってくるかもしれないね。
「姉様。あの人達、西の方から来ましたね。あの洞窟から来たんでしょうか」
「たぶん、そうだろうね。ウィッチアとイコルティは里の警戒を続けてくれるかな。ちょっとマウネル山まで行ってくるよ」
そう言い残して洞窟へと急行する。また同じことをされたらたまらないよ。洞窟の奥の階段から山頂まで一気に上がる。
リビティナ達が乗って帰って来たゴンドラの奥に四台のゴンドラが連なって停まっていた。ゴンドラ側面に追加で付けたであろう棺桶ともいえる大きな黒い箱が、周辺に散らばり蓋が開いている。
「やはりこれに乗って空から来たんだね」
軌道ステーションからの遠隔操作か……。これ以上送り込ませないためには、ワイヤーロープを切断するしかないかな。外壁の扉を手動で少しだけ開けて山頂に出る。
今日はよく晴れていて、ワイヤーロープが空へと伸びているのがよく見えた。
「このロープウェイでの空の旅は面白かったけど、空から干渉されるのはお断りだよ」
リビティナは手に高温の青い炎を纏わせて、二本のワイヤーロープを手刀で同時に断ち切る。
相当のテンションがかかっていたんだろう。切断されたワイヤーは空高くへと弾かれるように飛んでいった。
「これなら被害も少なくなるかな」
ワイヤーロープが地上へと落ちるとそれだけで被害が出てしまう。大部分は大気圏に再突入して燃え尽きるか、誰もいない場所まで飛んでいってくれそうだ。
残りの二本も同じように絶ち切り岩の扉から中に入ると、電源が途切れた洞窟内は真っ暗になっていた。念のため外壁を岩で固めて動かなくする。入り口の階段も岩を積み上げて塞ぐ。これだけ分厚くしていれば、入る事も出る事もできないだろう。
◇
◇
準備は整った。空のあの女に対してこちらは魔国の総力を持って挑む。
大型爆撃機四機。その中には長距離弾道ミサイルやレールガンなど武器を積み込んでいる。護衛の戦闘機は百二十機。首都防衛などの最低限を残して全てこの戦いに投入する。
「後の事はこのブクイットにお任せください。眷属の方々もこの城でお守りいたします」
里が襲われたからね、この戦いが終わるまでみんなには首都のお城に避難してもらっている。
「さあ、そろそろ出発しようか」
里から参加してくれる人達が爆撃機に乗り込んでいく。
「ククルをよろしくお願いします、メルマおばさん」
「ああ、任せておきな」
もう五歳になるフィフィロとルルーチアの子供とも、ここで別れる事になる。
「お母さん……」
「ごめんね。少しの間だからね」
「ククル、しっかりとお留守番しててくれよ」
「うん……お父さん、お母さん、頑張って来てね」
寂しそうなククルを二人が抱きしめる。
「ティーアよ、今回もワシは行けんが、職人代表としてしっかりと働け」
「任せてよ、工場長。改造した爆撃機と戦闘機、そう簡単に壊させはしないから」
兵器のメンテナンスのために、里から五人の職人も乗ってくれている。
志願してくれた戦闘機のパイロットに一級魔術師や工兵の兵士達。みんな魔国やこの大陸の人達のために戦ってくれる心強い味方だ。
搭乗を終えた大型爆撃機四機が音もなく浮上する。お城から手を振る眷属や兵士達に見送られて、上空でエンジンに火を入れ出発する。
お城から離れた森の上空。
「爆撃機の胴体の両脇には短距離弾道ミサイルを取り付けましたからね。これで一気に加速できますよ」
里の職人さん達が頑張ってくれて改造された爆撃機。今回の戦いには使えない短距離ミサイルを二本、ブースター代わりに爆撃機に取り付けてくれた。爆音と共に両脇から炎を噴き出し、爆撃機は一気にスピードを上げる。
「すごいね。ティーア」
「どうです、リビティナ様。これで赤道まで一気に行けますよ」
燃焼を終えたミサイルが切り離されて、地上に落ちていく。
兵器や人を乗せて重くなった爆撃機でも軽飛行機並みの速度が出せる。このまま飛び続ければ赤道まで約三十時間で到着できる。お陰ですごい時間短縮になっているよ。
進路は南南西。王国領を掠めて教国に入り、人族自治区の上空を飛ぶ。
今回は上空からの攻撃に備えて、低空を飛ぶことになる。自治区の人々が頑張れと手を振ったり、お祈りを捧げているのが見えた。
ガゼノラ帝国に入り、帝都上空で進路を真南に変更する。大型爆撃機四機がお城に影を落としながら旋回する様を、屋上から帝国貴族たちが驚愕の眼差しで見送る。皇帝もあの中にいるかもしれないね。
「さあ、ここからは赤道に向かって最短距離で飛行するよ」
これから先は軌道ステーションからの攻撃も予測される。
爆撃機の上部側面を開いて、護衛のための戦闘機を四十機飛ばす。これも職人達が改造してくれた。さながら空飛ぶ空母のようだよ。
急造で魔術も覚えられなかったみたいだね。魔法が使えないあの空の上で、高等な魔術を教えられる訳がないか。
魔術は技術だからね、経験がものをいう。魔力がいくらあっても実際の戦闘じゃ役に立たないよ。
「だから軍隊のように数で攻めて来たのね。でも指揮官はいないようだったわ」
「なんだか魔獣みたいに、襲って来るだけでしたね、姉様」
魔獣……まさにそんな敵だったね。人の心を持たせると、戦いに出す前に洗脳をしないといけなくなる。自分の命を懸けて戦いに挑むには、覚悟や信念というものが必要になってくるからね。一般人に魔王を倒せと言って、喜んで戦地に向かうバカはいないよ。
洗脳する時間が無かったのか、面倒くさかったのか、本能だけで動くヴァンパイアを造ったんだろう。自分自身で戦う事もせず、人やヴァンパイアの命を弄ぶあの女は許すことができないよ。
空の女もこれだけ揃えたヴァンパイアが負けたのは誤算だったろう。それだけに次の手をすぐに打ってくるかもしれないね。
「姉様。あの人達、西の方から来ましたね。あの洞窟から来たんでしょうか」
「たぶん、そうだろうね。ウィッチアとイコルティは里の警戒を続けてくれるかな。ちょっとマウネル山まで行ってくるよ」
そう言い残して洞窟へと急行する。また同じことをされたらたまらないよ。洞窟の奥の階段から山頂まで一気に上がる。
リビティナ達が乗って帰って来たゴンドラの奥に四台のゴンドラが連なって停まっていた。ゴンドラ側面に追加で付けたであろう棺桶ともいえる大きな黒い箱が、周辺に散らばり蓋が開いている。
「やはりこれに乗って空から来たんだね」
軌道ステーションからの遠隔操作か……。これ以上送り込ませないためには、ワイヤーロープを切断するしかないかな。外壁の扉を手動で少しだけ開けて山頂に出る。
今日はよく晴れていて、ワイヤーロープが空へと伸びているのがよく見えた。
「このロープウェイでの空の旅は面白かったけど、空から干渉されるのはお断りだよ」
リビティナは手に高温の青い炎を纏わせて、二本のワイヤーロープを手刀で同時に断ち切る。
相当のテンションがかかっていたんだろう。切断されたワイヤーは空高くへと弾かれるように飛んでいった。
「これなら被害も少なくなるかな」
ワイヤーロープが地上へと落ちるとそれだけで被害が出てしまう。大部分は大気圏に再突入して燃え尽きるか、誰もいない場所まで飛んでいってくれそうだ。
残りの二本も同じように絶ち切り岩の扉から中に入ると、電源が途切れた洞窟内は真っ暗になっていた。念のため外壁を岩で固めて動かなくする。入り口の階段も岩を積み上げて塞ぐ。これだけ分厚くしていれば、入る事も出る事もできないだろう。
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準備は整った。空のあの女に対してこちらは魔国の総力を持って挑む。
大型爆撃機四機。その中には長距離弾道ミサイルやレールガンなど武器を積み込んでいる。護衛の戦闘機は百二十機。首都防衛などの最低限を残して全てこの戦いに投入する。
「後の事はこのブクイットにお任せください。眷属の方々もこの城でお守りいたします」
里が襲われたからね、この戦いが終わるまでみんなには首都のお城に避難してもらっている。
「さあ、そろそろ出発しようか」
里から参加してくれる人達が爆撃機に乗り込んでいく。
「ククルをよろしくお願いします、メルマおばさん」
「ああ、任せておきな」
もう五歳になるフィフィロとルルーチアの子供とも、ここで別れる事になる。
「お母さん……」
「ごめんね。少しの間だからね」
「ククル、しっかりとお留守番しててくれよ」
「うん……お父さん、お母さん、頑張って来てね」
寂しそうなククルを二人が抱きしめる。
「ティーアよ、今回もワシは行けんが、職人代表としてしっかりと働け」
「任せてよ、工場長。改造した爆撃機と戦闘機、そう簡単に壊させはしないから」
兵器のメンテナンスのために、里から五人の職人も乗ってくれている。
志願してくれた戦闘機のパイロットに一級魔術師や工兵の兵士達。みんな魔国やこの大陸の人達のために戦ってくれる心強い味方だ。
搭乗を終えた大型爆撃機四機が音もなく浮上する。お城から手を振る眷属や兵士達に見送られて、上空でエンジンに火を入れ出発する。
お城から離れた森の上空。
「爆撃機の胴体の両脇には短距離弾道ミサイルを取り付けましたからね。これで一気に加速できますよ」
里の職人さん達が頑張ってくれて改造された爆撃機。今回の戦いには使えない短距離ミサイルを二本、ブースター代わりに爆撃機に取り付けてくれた。爆音と共に両脇から炎を噴き出し、爆撃機は一気にスピードを上げる。
「すごいね。ティーア」
「どうです、リビティナ様。これで赤道まで一気に行けますよ」
燃焼を終えたミサイルが切り離されて、地上に落ちていく。
兵器や人を乗せて重くなった爆撃機でも軽飛行機並みの速度が出せる。このまま飛び続ければ赤道まで約三十時間で到着できる。お陰ですごい時間短縮になっているよ。
進路は南南西。王国領を掠めて教国に入り、人族自治区の上空を飛ぶ。
今回は上空からの攻撃に備えて、低空を飛ぶことになる。自治区の人々が頑張れと手を振ったり、お祈りを捧げているのが見えた。
ガゼノラ帝国に入り、帝都上空で進路を真南に変更する。大型爆撃機四機がお城に影を落としながら旋回する様を、屋上から帝国貴族たちが驚愕の眼差しで見送る。皇帝もあの中にいるかもしれないね。
「さあ、ここからは赤道に向かって最短距離で飛行するよ」
これから先は軌道ステーションからの攻撃も予測される。
爆撃機の上部側面を開いて、護衛のための戦闘機を四十機飛ばす。これも職人達が改造してくれた。さながら空飛ぶ空母のようだよ。
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