161 / 212
第10章 ヘブンズ教国
第101話 アルディア2
しおりを挟む
「あら、アルディア。もう、あの部屋から出してもらったの」
居間に行くとツエラお姉様と隣には見かけないオオカミ族の男の人。婿養子のコルジアだと紹介された。
「お前の事もコルジア君が調べてくれたんだぞ」
「お初にお目にかかります。アルディアさん」
立ち上がり丁寧な挨拶をする。細身の長身で、私の嫌いな商売人が見せる作り笑いを浮かべる。
「今回の戦争、コルジア君のお陰で儲けさせてもらっている。我が商会は東の地方が手薄だったからな」
東方出身の彼の口添えで販路を広げたようね。でも。
「あの戦争は帝国国内での事。この教国には関係ないでしょう。お父様は武器を輸出し帝国を援助していたの」
「いいや、魔道具の開発資金を出しただけだ。充分な見返りはもらえたがね」
魔道具? お父様が儲かるという程の大規模な魔道具開発など、この国ではしていないはずだけど。
「アルディアは知っているんじゃないの。飛行ユニットと言う魔道具よ。何でも今回の戦争で使われた新兵器だそうじゃない」
「飛行ユニット! あれはキノノサト国で開発された物ですよ。盗用したのですか」
「おや、よく知っておいでですね、アルディアさん。やはり魔国の中枢に居たというのは本当の事のようですね」
コルジア氏が話に入って来た。この男は魔国に内通しているの?
「そんな事、どちらでお聞きになったのかしら」
その問いに答える事はしなかったけど、目の奥に鋭い眼光を感じた。
「コルジア君は東方の大司教様と懇意にしていてな。帝国内の布教活動中にお前の名前を聞いたそうだ。そんな事よりこれからが本題だ」
そう前置きして戦争の事について聞いてきた。
「新しく開発した飛行ユニット。他国にも売り込みにいこうと思っていたが、魔国の新兵器に惨敗したと聞いた。どういう事かお前は知っているのだろう」
「それこそ、そちらの婿養子さんの方が良く知っているんじゃないのですか」
「今は魔国との国境が全て閉鎖されていまして……なぜか王国南部と魔国の国境まで閉鎖されている状態です。商売のための情報も入らないのですよ」
教国からの増援部隊を入れないため、国境は完全閉鎖していて、そのままになっている。今開いているのは王国北部の一ヶ所だけ。
それで私を誘拐まがいの方法で家に連れて来たのね。
「その新兵器の製造や販売を、ワシの商会に任せてもらえるようにしてくれんか」
「その兵器の事については知りませんし、私にそのような権限はありません」
多分、戦闘機の事を言っているのでしょう。ジェットエンジンはある程度分かるけど、反重力装置の仕組みも製造方法も全く知らない。あんなのは前の世界でも無かった物だもの。
リビティナ様が作った物は世に広めてはダメな物が多い。リビティナ様の判断で一部をウィッチア様に見せた物があるけど、今後の平和のためだと言っていた。
「魔族の人は、戦地や首都の司令部で指揮を執っていたと聞いています。あなたが知らないはずないでしょう」
「アルディア、あなたはマキャレイ家の一員なのよ。少しは協力しなさい」
「いいえ、私は魔国の人間です。私には自分の人生を歩む権利があります。あなた方とは一切関わりのない事です」
「お前は今まで育ててやった恩を、何とも思わないのか!」
「お父様。その恩はあなたにではなく、私の子供に与えます。育てた恩と言って自分の子供を道具のように扱うのはお止めください!」
きっぱりと言い放つ私に面を食らったのか、目を丸くして後の言葉が出てこないようだわ。そうでしょうね、以前の私ならこんな物言いはしなかったもの。
「き、今日のところはお前も疲れているだろう。部屋で休んでまた明日にでも話をしよう」
これ以上は話にならないようだと、私を昔の自室に閉じ込めた。外から鍵が掛けられ出られないようになっている。この高さでは窓から外に出る事もできない。
昔はこの部屋に閉じこもって、外に出ようともしなかったわね。もう遠い昔のような気がするわ。
翌朝、早い時間に衛兵がこの屋敷に来たようね。リビティナ様が私を探してくれているのだろうか。
部屋に朝食が運ばれてきた。メイドは私の顔を見るなり扉を閉めて鍵をかける。魔獣か何かを見るように。
その後、また居間に連れていかれて魔国の兵器の話をしてくる。兵器がダメなら貿易だけでも商会が参加できるように手配してくれと依頼された。
私はその一切を断った。
そして昼前。私達が話し合っている居間のドアを執事がノックする。
「何事だ。衛兵は追い返したではないか」
「だ、旦那様。ま、魔国の魔王様が玄関に来ておられます!」
「魔王だと!!」
皆、ソファーから立ち上がり窓から外の様子を覗う。リビティナ様がここまで来てくれたんだわ。
「あれは確かに化け物の親玉」
コルジアの言葉に耳を疑った。リビティナ様をそのように言うとは……。
「アルディア、お前はここに居ろ。外には出るな!」
そう言い残してお父様が、執事と共に玄関へと向かう。お姉様は動揺して部屋の中をウロウロするばかりだ。
外の声がここまで聞こえてきた。
「アルディアが世話になったようだな。即、開放してもらおうか」
「か、開放などと……。我が娘が昨日実家に帰って来ただけの事。今は居りません」
「この魔王に虚言を吐くか。ならばこの屋敷、破壊してでも探させてもらうぞ」
玄関の方で大きな破壊音がした。そして廊下から足音がして扉が破壊された。
「アルディア、無事か!!」
「ネイトスさん!」
剣を片手にしたネイトスさんが部屋に入って来る。
「この、魔族風情が!」
ネイトスさんの言葉を聞いた直後、窓際にいたコルジアが突然魔法攻撃してネイトスさんが炎に包まれた。
「ネイトスさん!!」
炎の塊がそのまま高速で窓際に向かって移動し、炎の中から剣が振るわれる。
「グゥワッ」
片腕を切り落とされ、血を噴き出して倒れ込むコルジア。
「俺を殺りたきゃ、SS級魔術でも打ち込んで来な」
ネイトスさんの手にはマダガスカルの盾があった。
「アルディア~。大丈夫だった~」
「エルフィさん!」
「ごめんね。あたしが街中で目を離しちゃったから……。怪我してない」
「はい、私は大丈夫ですから」
エルフィさんが涙を浮かべて私に抱きついてくる。
私の足元には、立てずに床に座り込むツエラお姉様がいた。驚きのあまり放心状態となり、虚ろな目で私の顔を見てくる。
「お姉様。もう会うことはないと思いますが、お元気で」
それだけを言い残して、ネイトスさんとエルフィさんと一緒に屋敷を出る。玄関からは教国の衛兵達が何人も屋敷の中に入って行き関係者を捕らえていく。
多分、首謀者はコルジアでしょうけど、そんな事はどうでもいいわ。この異世界、私は眷属の人達と歩んでいく、もう私を縛るものは何もないのだから。リビティナ様の笑顔と共に、今まで私を閉じ込めていた屋敷を後にする。
居間に行くとツエラお姉様と隣には見かけないオオカミ族の男の人。婿養子のコルジアだと紹介された。
「お前の事もコルジア君が調べてくれたんだぞ」
「お初にお目にかかります。アルディアさん」
立ち上がり丁寧な挨拶をする。細身の長身で、私の嫌いな商売人が見せる作り笑いを浮かべる。
「今回の戦争、コルジア君のお陰で儲けさせてもらっている。我が商会は東の地方が手薄だったからな」
東方出身の彼の口添えで販路を広げたようね。でも。
「あの戦争は帝国国内での事。この教国には関係ないでしょう。お父様は武器を輸出し帝国を援助していたの」
「いいや、魔道具の開発資金を出しただけだ。充分な見返りはもらえたがね」
魔道具? お父様が儲かるという程の大規模な魔道具開発など、この国ではしていないはずだけど。
「アルディアは知っているんじゃないの。飛行ユニットと言う魔道具よ。何でも今回の戦争で使われた新兵器だそうじゃない」
「飛行ユニット! あれはキノノサト国で開発された物ですよ。盗用したのですか」
「おや、よく知っておいでですね、アルディアさん。やはり魔国の中枢に居たというのは本当の事のようですね」
コルジア氏が話に入って来た。この男は魔国に内通しているの?
「そんな事、どちらでお聞きになったのかしら」
その問いに答える事はしなかったけど、目の奥に鋭い眼光を感じた。
「コルジア君は東方の大司教様と懇意にしていてな。帝国内の布教活動中にお前の名前を聞いたそうだ。そんな事よりこれからが本題だ」
そう前置きして戦争の事について聞いてきた。
「新しく開発した飛行ユニット。他国にも売り込みにいこうと思っていたが、魔国の新兵器に惨敗したと聞いた。どういう事かお前は知っているのだろう」
「それこそ、そちらの婿養子さんの方が良く知っているんじゃないのですか」
「今は魔国との国境が全て閉鎖されていまして……なぜか王国南部と魔国の国境まで閉鎖されている状態です。商売のための情報も入らないのですよ」
教国からの増援部隊を入れないため、国境は完全閉鎖していて、そのままになっている。今開いているのは王国北部の一ヶ所だけ。
それで私を誘拐まがいの方法で家に連れて来たのね。
「その新兵器の製造や販売を、ワシの商会に任せてもらえるようにしてくれんか」
「その兵器の事については知りませんし、私にそのような権限はありません」
多分、戦闘機の事を言っているのでしょう。ジェットエンジンはある程度分かるけど、反重力装置の仕組みも製造方法も全く知らない。あんなのは前の世界でも無かった物だもの。
リビティナ様が作った物は世に広めてはダメな物が多い。リビティナ様の判断で一部をウィッチア様に見せた物があるけど、今後の平和のためだと言っていた。
「魔族の人は、戦地や首都の司令部で指揮を執っていたと聞いています。あなたが知らないはずないでしょう」
「アルディア、あなたはマキャレイ家の一員なのよ。少しは協力しなさい」
「いいえ、私は魔国の人間です。私には自分の人生を歩む権利があります。あなた方とは一切関わりのない事です」
「お前は今まで育ててやった恩を、何とも思わないのか!」
「お父様。その恩はあなたにではなく、私の子供に与えます。育てた恩と言って自分の子供を道具のように扱うのはお止めください!」
きっぱりと言い放つ私に面を食らったのか、目を丸くして後の言葉が出てこないようだわ。そうでしょうね、以前の私ならこんな物言いはしなかったもの。
「き、今日のところはお前も疲れているだろう。部屋で休んでまた明日にでも話をしよう」
これ以上は話にならないようだと、私を昔の自室に閉じ込めた。外から鍵が掛けられ出られないようになっている。この高さでは窓から外に出る事もできない。
昔はこの部屋に閉じこもって、外に出ようともしなかったわね。もう遠い昔のような気がするわ。
翌朝、早い時間に衛兵がこの屋敷に来たようね。リビティナ様が私を探してくれているのだろうか。
部屋に朝食が運ばれてきた。メイドは私の顔を見るなり扉を閉めて鍵をかける。魔獣か何かを見るように。
その後、また居間に連れていかれて魔国の兵器の話をしてくる。兵器がダメなら貿易だけでも商会が参加できるように手配してくれと依頼された。
私はその一切を断った。
そして昼前。私達が話し合っている居間のドアを執事がノックする。
「何事だ。衛兵は追い返したではないか」
「だ、旦那様。ま、魔国の魔王様が玄関に来ておられます!」
「魔王だと!!」
皆、ソファーから立ち上がり窓から外の様子を覗う。リビティナ様がここまで来てくれたんだわ。
「あれは確かに化け物の親玉」
コルジアの言葉に耳を疑った。リビティナ様をそのように言うとは……。
「アルディア、お前はここに居ろ。外には出るな!」
そう言い残してお父様が、執事と共に玄関へと向かう。お姉様は動揺して部屋の中をウロウロするばかりだ。
外の声がここまで聞こえてきた。
「アルディアが世話になったようだな。即、開放してもらおうか」
「か、開放などと……。我が娘が昨日実家に帰って来ただけの事。今は居りません」
「この魔王に虚言を吐くか。ならばこの屋敷、破壊してでも探させてもらうぞ」
玄関の方で大きな破壊音がした。そして廊下から足音がして扉が破壊された。
「アルディア、無事か!!」
「ネイトスさん!」
剣を片手にしたネイトスさんが部屋に入って来る。
「この、魔族風情が!」
ネイトスさんの言葉を聞いた直後、窓際にいたコルジアが突然魔法攻撃してネイトスさんが炎に包まれた。
「ネイトスさん!!」
炎の塊がそのまま高速で窓際に向かって移動し、炎の中から剣が振るわれる。
「グゥワッ」
片腕を切り落とされ、血を噴き出して倒れ込むコルジア。
「俺を殺りたきゃ、SS級魔術でも打ち込んで来な」
ネイトスさんの手にはマダガスカルの盾があった。
「アルディア~。大丈夫だった~」
「エルフィさん!」
「ごめんね。あたしが街中で目を離しちゃったから……。怪我してない」
「はい、私は大丈夫ですから」
エルフィさんが涙を浮かべて私に抱きついてくる。
私の足元には、立てずに床に座り込むツエラお姉様がいた。驚きのあまり放心状態となり、虚ろな目で私の顔を見てくる。
「お姉様。もう会うことはないと思いますが、お元気で」
それだけを言い残して、ネイトスさんとエルフィさんと一緒に屋敷を出る。玄関からは教国の衛兵達が何人も屋敷の中に入って行き関係者を捕らえていく。
多分、首謀者はコルジアでしょうけど、そんな事はどうでもいいわ。この異世界、私は眷属の人達と歩んでいく、もう私を縛るものは何もないのだから。リビティナ様の笑顔と共に、今まで私を閉じ込めていた屋敷を後にする。
2
お気に入りに追加
114
あなたにおすすめの小説

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-
ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。
自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。
いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して!
この世界は無い物ばかり。
現代知識を使い生産チートを目指します。
※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。
どうも、死んだはずの悪役令嬢です。
西藤島 みや
ファンタジー
ある夏の夜。公爵令嬢のアシュレイは王宮殿の舞踏会で、婚約者のルディ皇子にいつも通り罵声を浴びせられていた。
皇子の罵声のせいで、男にだらしなく浪費家と思われて王宮殿の使用人どころか通っている学園でも遠巻きにされているアシュレイ。
アシュレイの誕生日だというのに、エスコートすら放棄して、皇子づきのメイドのミュシャに気を遣うよう求めてくる皇子と取り巻き達に、呆れるばかり。
「幼馴染みだかなんだかしらないけれど、もう限界だわ。あの人達に罰があたればいいのに」
こっそり呟いた瞬間、
《願いを聞き届けてあげるよ!》
何故か全くの別人になってしまっていたアシュレイ。目の前で、アシュレイが倒れて意識不明になるのを見ることになる。
「よくも、義妹にこんなことを!皇子、婚約はなかったことにしてもらいます!」
義父と義兄はアシュレイが状況を理解する前に、アシュレイの体を持ち去ってしまう。
今までミュシャを崇めてアシュレイを冷遇してきた取り巻き達は、次々と不幸に巻き込まれてゆき…ついには、ミュシャや皇子まで…
ひたすら一人づつざまあされていくのを、呆然と見守ることになってしまった公爵令嬢と、怒り心頭の義父と義兄の物語。
はたしてアシュレイは元に戻れるのか?
剣と魔法と妖精の住む世界の、まあまあよくあるざまあメインの物語です。
ざまあが書きたかった。それだけです。

転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」と言ってみたら、秒で破棄されました。
桜乃
ファンタジー
ロイ王子の婚約者は、不細工と言われているテレーゼ・ハイウォール公爵令嬢。彼女からの愛を確かめたくて、思ってもいない事を言ってしまう。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」
この一言が重要な言葉だなんて思いもよらずに。
※約4000文字のショートショートです。11/21に完結いたします。
※1回の投稿文字数は少な目です。
※前半と後半はストーリーの雰囲気が変わります。
表紙は「かんたん表紙メーカー2」にて作成いたしました。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年10月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
1ページの文字数は少な目です。
約4500文字程度の番外編です。
バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`)
ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑)
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる