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第5章 眷属の里
第24話 キノノサト国の魔女3
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大将軍に言われた通り北の国境にある砦まで来てやったけど、敵なんてどこにもいないじゃない。魔王はどこに行ったのよ。
「宮廷魔導士様。魔族は姿を見せず攻撃してきます。お気を付け下さい」
そう言えばそんな攻撃をしてくるって言っていたわね。本当なのかしら。
砦に籠もって数日が経ったとき、突然後方の草原が魔法攻撃されて燃え上がった。
「あれが、魔族の攻撃?! 確かにこの周辺に術者はいないわね」
「空から怪鳥の鳴き声がして、その後に火魔法が降り注ぎます。王国の戦いの時と同じです!」
この者は、王国への侵攻作戦で実際に魔族の攻撃を受けて、キノノサト国まで撤退してきた隊長。その時の恐怖を語る。
「空からの攻撃なのね。それならワタシが空に上がるわ。あんた達は邪魔になるから手を出さないでよ」
そう言って羽の魔道具を背負って上空へと舞い上がる。
耳を澄ますと、遠くから風を切る甲高い音。
「あそこね!!」
その音がする方向、魔法の着弾地点の上空に炎の網を張る。黒い何かが高速で落ちて来て網にかかった瞬間に爆発した。
A級の魔術? それほど威力のある魔術じゃないけど、それを放った一級魔術師の姿はどこにもない。これが魔族の攻撃?
そう思っているとまたあの音が聞こえた。次はもっと砦に近い場所だわ。慌てて炎の網を上空に張る。
これも防げたけど、連続で攻撃されてしまう。その度に精度が上がって砦を狙って来る。
「これは驚いた。まさかあの攻撃を防ぐ者がいたなんてね」
その声はトーンの高い澄んだ女性の声。それが上空から降ってくる。
仰ぎ見ると、黒い翼を広げた人影。空に浮かぶ人型のモンスター。文献にある魔王そのものだわ。
「あなたが、魔王かしら……」
でもワタシと同じぐらいの少女……。耳も尖っていて、肌の色以外は妖精族の少女に似ている。若く見えるけど魔王は不死身。実際の年齢はもっと上でしょうね。
「君は一体何者なんだい。鬼人族みたいだけど妖精族のような羽を持っているね」
「はんっ! そんなのどうでもいいわよ。ワタシはあんたと戦いに来たんだからね」
「見たところ、まだ成人もしていないお嬢ちゃんじゃないか。帰ったほうがいいよ」
「もう十六歳よ! とっくに成人しているわ。ワタシを子ども扱いするんじゃないわよ!」
得意のS級魔術をぶつける。腕で弾かれた!? 次は水の槍よ。これも見切られて躱された。軌道を完全に読まれほぼ動かずに紙一重で躱している。
「その歳でいい魔術を使ってくるね。君の名前はなんて言うんだい」
「ワタシの高貴な名前をあなたなんかに教えるつもりはないわ。あなたは敵なんだから」
「おや、おや。でも下の砦の人が、ウィッチア様って言ってるようだけど」
戦いに集中していて、砦のすぐ上まで後退していたわ。下で兵士がウィッチア様頑張れとか言っている。バカじゃないの、応援しても何の役にも立たないわよ! 折角カッコつけたのに台無しじゃない。顔が赤くなるのが自分でも分かる。
「でも変な名前だね。本当に君の名前なのかい。ウィッチアって魔女-Aとか魔女一号って記号じゃないのかい」
この魔王は何を言っているのかしら。ウィッチアというのは小さい頃に付けてもらったワタシの名前よ。ヒアリス様もそう呼んでくれているもの。
「なに言ってんのよ。あんたこそ自分の名前を名乗りなさいよ」
「ああ、これは失礼したね。それじゃ君にだけボクの本当の名前を教えよう。ボクは、リビティナ・ヘレケルトス・エルメス・キュビナス・マイヤドベガ十八世って言うんだよ」
「あんた。ワタシを馬鹿にしてるわね」
ワタシが小さいからって、からかっているんだわ。
「魔王! ワタシと勝負しなさい」
「勝負か。それも面白そうだけど、今はお仕事中なんでね」
そう言って空に向かって何発かの炎を撃つ。何、あれが魔王の魔術? 初級魔術じゃない。
すると空の上からまた甲高い風切音が聞こえた。今度はいくつも連続している。
砦を覆うように炎の幕を何枚も作って防ぐ。A級魔術を束ねたS級の魔術! でもワタシなら防げるわ。
「凄いね、多連装ロケット弾をすべて防ぎ切るなんて。でもあれはどうかな」
ひと際大きな音が空の彼方から聞えてきた。砦の後方、巨大な何かが落ちてくる! 急いで飛んで行き防ごうとしたけど、遠すぎて防ぐことができない。
そこは首都に向かう街道が走る草原。轟音と共に炎の柱が立ち上がる。あれはS級の魔術! 炎が消えた後には、街道が消失し黒く大きな穴だけ残っている。
「よくもやったわね。この国をあなたの好きにさせないわ」
あの魔王が元凶。ならあいつをやっつければ済むこと。魔王に向かってS級の魔術を連続でぶつける。
「は、速い!」
空に浮かぶ魔王に何度も攻撃を仕掛けるけど、飛び回って避けられてしまう。ワタシの魔道具の羽とは速度が全然違うわ。
ネックリングの鍵は持っている。このチョーカーを外せば切り札のSS級は使えるけど、使うまで時間もかかるしあの魔王に当てれる気がしない。
「いい威力の魔術だけど、それを下の森に向けて撃っちゃダメだよ」
魔術の先生と同じ事を言っている。なんなのあいつは!
「攻撃してきたのはあなたの方じゃない」
「先に王国に攻めてきたのは、キノノサト国の方だよ。今回のは警告だけなんだ、これ以上攻めて来ないようにって言うね」
警告? こんな巨大な攻撃を砦に向かって使っておいて……。
「だから、草原や砦周りの訓練場しか狙ってないだろう。大きな火災も発生していないしね」
そんなのたまたまでしょう。その言葉を無視して魔王に攻撃する。
「どうも君は危険なようだね。ここで落ちてもらうよ」
そう言った瞬間、高速の土魔術が片方の羽を撃ち抜いた。あんなに遠くから正確に……反応できなかった。そしてもう一発来る! 防御しようと土の壁を作ったけどその壁を破壊されて、もう片方の羽も打ち抜かれ落下していく。
「こっのお~。次に会った時は、こうはいかないんだからね。覚えてなさいよ~~」
落下しながらこう言い放つのが精一杯だった。絶対リベンジしてやるんだから!!
---------------------
【あとがき】
お読みいただき、ありがとうございます。
今回で第5章は終了となります。
次回からは 第6章 魔族の国編 です。お楽しみに。
【設定集】に登場人物のイメージイラストを追加しています。
小説の参考になさってください。
タイトル
【設定集】転生ヴァンパイア様の引きこもりスローライフ。お暇なら国造りしませんか
登場人物 イメージイラスト(リビティナ・エルフィ・ウィッチア)
お気に入りや応援、感想など頂けるとありがたいです。
今後ともよろしくお願いいたします。
「宮廷魔導士様。魔族は姿を見せず攻撃してきます。お気を付け下さい」
そう言えばそんな攻撃をしてくるって言っていたわね。本当なのかしら。
砦に籠もって数日が経ったとき、突然後方の草原が魔法攻撃されて燃え上がった。
「あれが、魔族の攻撃?! 確かにこの周辺に術者はいないわね」
「空から怪鳥の鳴き声がして、その後に火魔法が降り注ぎます。王国の戦いの時と同じです!」
この者は、王国への侵攻作戦で実際に魔族の攻撃を受けて、キノノサト国まで撤退してきた隊長。その時の恐怖を語る。
「空からの攻撃なのね。それならワタシが空に上がるわ。あんた達は邪魔になるから手を出さないでよ」
そう言って羽の魔道具を背負って上空へと舞い上がる。
耳を澄ますと、遠くから風を切る甲高い音。
「あそこね!!」
その音がする方向、魔法の着弾地点の上空に炎の網を張る。黒い何かが高速で落ちて来て網にかかった瞬間に爆発した。
A級の魔術? それほど威力のある魔術じゃないけど、それを放った一級魔術師の姿はどこにもない。これが魔族の攻撃?
そう思っているとまたあの音が聞こえた。次はもっと砦に近い場所だわ。慌てて炎の網を上空に張る。
これも防げたけど、連続で攻撃されてしまう。その度に精度が上がって砦を狙って来る。
「これは驚いた。まさかあの攻撃を防ぐ者がいたなんてね」
その声はトーンの高い澄んだ女性の声。それが上空から降ってくる。
仰ぎ見ると、黒い翼を広げた人影。空に浮かぶ人型のモンスター。文献にある魔王そのものだわ。
「あなたが、魔王かしら……」
でもワタシと同じぐらいの少女……。耳も尖っていて、肌の色以外は妖精族の少女に似ている。若く見えるけど魔王は不死身。実際の年齢はもっと上でしょうね。
「君は一体何者なんだい。鬼人族みたいだけど妖精族のような羽を持っているね」
「はんっ! そんなのどうでもいいわよ。ワタシはあんたと戦いに来たんだからね」
「見たところ、まだ成人もしていないお嬢ちゃんじゃないか。帰ったほうがいいよ」
「もう十六歳よ! とっくに成人しているわ。ワタシを子ども扱いするんじゃないわよ!」
得意のS級魔術をぶつける。腕で弾かれた!? 次は水の槍よ。これも見切られて躱された。軌道を完全に読まれほぼ動かずに紙一重で躱している。
「その歳でいい魔術を使ってくるね。君の名前はなんて言うんだい」
「ワタシの高貴な名前をあなたなんかに教えるつもりはないわ。あなたは敵なんだから」
「おや、おや。でも下の砦の人が、ウィッチア様って言ってるようだけど」
戦いに集中していて、砦のすぐ上まで後退していたわ。下で兵士がウィッチア様頑張れとか言っている。バカじゃないの、応援しても何の役にも立たないわよ! 折角カッコつけたのに台無しじゃない。顔が赤くなるのが自分でも分かる。
「でも変な名前だね。本当に君の名前なのかい。ウィッチアって魔女-Aとか魔女一号って記号じゃないのかい」
この魔王は何を言っているのかしら。ウィッチアというのは小さい頃に付けてもらったワタシの名前よ。ヒアリス様もそう呼んでくれているもの。
「なに言ってんのよ。あんたこそ自分の名前を名乗りなさいよ」
「ああ、これは失礼したね。それじゃ君にだけボクの本当の名前を教えよう。ボクは、リビティナ・ヘレケルトス・エルメス・キュビナス・マイヤドベガ十八世って言うんだよ」
「あんた。ワタシを馬鹿にしてるわね」
ワタシが小さいからって、からかっているんだわ。
「魔王! ワタシと勝負しなさい」
「勝負か。それも面白そうだけど、今はお仕事中なんでね」
そう言って空に向かって何発かの炎を撃つ。何、あれが魔王の魔術? 初級魔術じゃない。
すると空の上からまた甲高い風切音が聞こえた。今度はいくつも連続している。
砦を覆うように炎の幕を何枚も作って防ぐ。A級魔術を束ねたS級の魔術! でもワタシなら防げるわ。
「凄いね、多連装ロケット弾をすべて防ぎ切るなんて。でもあれはどうかな」
ひと際大きな音が空の彼方から聞えてきた。砦の後方、巨大な何かが落ちてくる! 急いで飛んで行き防ごうとしたけど、遠すぎて防ぐことができない。
そこは首都に向かう街道が走る草原。轟音と共に炎の柱が立ち上がる。あれはS級の魔術! 炎が消えた後には、街道が消失し黒く大きな穴だけ残っている。
「よくもやったわね。この国をあなたの好きにさせないわ」
あの魔王が元凶。ならあいつをやっつければ済むこと。魔王に向かってS級の魔術を連続でぶつける。
「は、速い!」
空に浮かぶ魔王に何度も攻撃を仕掛けるけど、飛び回って避けられてしまう。ワタシの魔道具の羽とは速度が全然違うわ。
ネックリングの鍵は持っている。このチョーカーを外せば切り札のSS級は使えるけど、使うまで時間もかかるしあの魔王に当てれる気がしない。
「いい威力の魔術だけど、それを下の森に向けて撃っちゃダメだよ」
魔術の先生と同じ事を言っている。なんなのあいつは!
「攻撃してきたのはあなたの方じゃない」
「先に王国に攻めてきたのは、キノノサト国の方だよ。今回のは警告だけなんだ、これ以上攻めて来ないようにって言うね」
警告? こんな巨大な攻撃を砦に向かって使っておいて……。
「だから、草原や砦周りの訓練場しか狙ってないだろう。大きな火災も発生していないしね」
そんなのたまたまでしょう。その言葉を無視して魔王に攻撃する。
「どうも君は危険なようだね。ここで落ちてもらうよ」
そう言った瞬間、高速の土魔術が片方の羽を撃ち抜いた。あんなに遠くから正確に……反応できなかった。そしてもう一発来る! 防御しようと土の壁を作ったけどその壁を破壊されて、もう片方の羽も打ち抜かれ落下していく。
「こっのお~。次に会った時は、こうはいかないんだからね。覚えてなさいよ~~」
落下しながらこう言い放つのが精一杯だった。絶対リベンジしてやるんだから!!
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【あとがき】
お読みいただき、ありがとうございます。
今回で第5章は終了となります。
次回からは 第6章 魔族の国編 です。お楽しみに。
【設定集】に登場人物のイメージイラストを追加しています。
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