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第二章
第29話 お昼ご飯
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佐々木がナルを返しに俺の家に来ると電話連絡してきた。
「ねえ、班長。そっちに着くのはお昼ごろになるんですよ。できたら班長の手料理が食べたいな~って思っているんですけど」
佐々木のやつ、また変な事を言い出してきたな。男やもめの部屋に来て食事がしたいとか訳が分からんな。
「飯って言ってもなあ、昨日作ったカレーぐらいしかねえぞ」
「それで結構ですよ~。早瀬さんも行くんで、みんなで一緒にお昼ご飯を食べましょう」
佐々木の奴、やけに嬉しそうだな。ナルを預けていた間の話も聞きたいし、まあいいか。何時ぐらいに来るのか聞いて、それに合わせて炊飯器の予約を入れておく。
昼前。車をマンションの裏手に停めているからと佐々木が連絡してきた。下に降りてナルのキャリーバッグとトイレなどの用品を受け取りに行く。早瀬さんが車から降りて来て、佐々木は車を近くのコインパーキングに入れてくると車を走らせた。
「早瀬さんも、佐々木の我がままに付き合わされて大変だっただろう」
「いえ、いえ。昨日は良くしてもらって楽しかったですよ。いただいた夕食も美味しかったですし」
俺が玄関の扉を開けると、中からはカレーの臭いが漂って来る。
「すまんな。カレーの余りしかなくてな」
「いい香りですね。一度カレーを作ると、一人じゃ食べきれないぐらいになりますものね」
そうなんだよな。野菜とか一袋で買った材料を使い切ろうとすると、どうしても多くなって一日では食べきれない。今日三人で食べても余る位だ。
「さあ、ナル。やっと我が家に戻って来れたな」
ナルを部屋に放つ。早瀬さんもシャウラを連れてきていて、一緒に部屋の中に入れた。ナルは体を一杯に伸ばして欠伸をしてから床に座り、シャウラはそんなナルに近寄って二匹で毛づくろいを始める。
「この二匹は仲がいいな」
「はい、佐々木先輩の家でも、ずっと仲良かったですよ」
そうか、喧嘩すること無く過ごしてくれたか。
「いい匂いしてるわね」
佐々木が呼び鈴も鳴らさず急にドアを開けて入って来やがった。鍵は掛けていなかったが、自分の家にでも入るように自然に振る舞ってやがるな。
「おい、カギ閉めとけよ」
「は~い」
二度ほど俺の家に来ているが、勝手知ったる他人の家みたいに靴を脱いで部屋に入ってくる。二人を奥の和室の部屋に案内して座布団に座ってもらう。
「まだ飯が炊けていなくてな。四、五分待ってくれるか。それにしてもなんでまた俺なんかの所でご飯を食べようって事になったんだ」
「それはねえ、早瀬さんが篠崎班長の事が気になるからって言って……ほら言いなさいよ」
佐々木がいたずらっぽい笑みを浮かべながら、早瀬さんを肘で小突いている。
「あ、あのですね。篠崎班長は女の人に興味が無いって聞いたんですけど、本当なんですか」
「えっ、いや、なんでまた……」
「結婚もされてませんし、え~と、あのう。私とかに魅力を感じませんか」
横坐になって身体を俺に寄せてモジモジとしながらも、なんだか芝居がかったセリフを言っている。その横で相変わらず佐々木がニタニタしていやがる。俺は佐々木の頭をガシッと鷲掴みにしてこちらを向かせる。
「佐々木~。お前、早瀬さんに変な事を吹き込んだな」
「えぇ~、やだな~。早瀬さんが班長の事を知りたいって言うから……」
「それは、お前だろう。早瀬さんもこんなバカな先輩の言う事を聞かなくてもいいからな」
佐々木は目を泳がせ、早瀬さんは真っ赤な顔で下を向いて頷いている。
「俺はな、好きで一人暮らしをしてんだよ。気ままで自由な生活を俺自身で選択したんだ。早瀬さんは女性として魅力がありますよ。きっと良い出会いが待っていますからね」
俺が佐々木の頭をグリグリしていると、キッチンの方からご飯が焚けたと炊飯器が知らせてくる。
「ほれ、佐々木も飯をよそうのを手伝え」
「あ、あの。私も行きます」
結局三人、自分の好きな分量だけご飯をよそってカレーをかける。
「それじゃ、いただきますね。篠崎班長」
「いただきま~す」
和室に置いたテーブルを囲み皆でカレーを食べる。
「俺用に作ったカレーだからな。たぶん辛いぞ」
「そんなことないですよ~。美味しいじゃんこのカレー」
「そうですね、まろやかな味です」
そして二口三口食べると本来の辛さが襲って来る。
「辛~い。辛いよこれ!」
二人はテーブルに置いた冷水を飲み干す。
「カレーの中のジャガイモを潰して混ぜると辛さも和らぐぞ」
「なんなのよ、このカレーは! 後からこんなに辛くなるなんて。家のカレーと全然違うじゃない」
「篠崎さん、これ市販のルーを使っているんですか」
「ああ、普通のカレールーを二種類使っている。二つとも辛口だがな」
色々工夫して今の味に仕上げている。カレーと言うのは家々によって味が違うものだ。
「佐々木。お前、家でカレーは作らんのか」
「いつも、母親が作ってくれてますよ」
「カレーぐらい作れんようだと、嫁の貰い手がなくなるぞ」
「班長もお母さんと同じような事を言うのね。カレー作れなくてもレトルトがあるから大丈夫よ」
「佐々木先輩、レトルトでこんな味のカレーなんてないですよ」
「まあ……それはそうね」
「篠崎さん、後でカレーのレシピ教えてくれませんか」
「ああ、構わんよ。佐々木、お前にはジャガイモの皮むきから教えてやる。ちゃんと覚えて帰れ」
「言っておきますけど、あたしでも皮むきぐらいはできますよ」
いや、こいつは包丁の持ち方も知らんだろう。ついでだ、料理の仕方を特訓してやる。こいつは面白くなってきた、おっさんが若い女性に料理の手ほどきをするなんてな。佐々木をビシバシとしごいてやるか。
「ねえ、班長。そっちに着くのはお昼ごろになるんですよ。できたら班長の手料理が食べたいな~って思っているんですけど」
佐々木のやつ、また変な事を言い出してきたな。男やもめの部屋に来て食事がしたいとか訳が分からんな。
「飯って言ってもなあ、昨日作ったカレーぐらいしかねえぞ」
「それで結構ですよ~。早瀬さんも行くんで、みんなで一緒にお昼ご飯を食べましょう」
佐々木の奴、やけに嬉しそうだな。ナルを預けていた間の話も聞きたいし、まあいいか。何時ぐらいに来るのか聞いて、それに合わせて炊飯器の予約を入れておく。
昼前。車をマンションの裏手に停めているからと佐々木が連絡してきた。下に降りてナルのキャリーバッグとトイレなどの用品を受け取りに行く。早瀬さんが車から降りて来て、佐々木は車を近くのコインパーキングに入れてくると車を走らせた。
「早瀬さんも、佐々木の我がままに付き合わされて大変だっただろう」
「いえ、いえ。昨日は良くしてもらって楽しかったですよ。いただいた夕食も美味しかったですし」
俺が玄関の扉を開けると、中からはカレーの臭いが漂って来る。
「すまんな。カレーの余りしかなくてな」
「いい香りですね。一度カレーを作ると、一人じゃ食べきれないぐらいになりますものね」
そうなんだよな。野菜とか一袋で買った材料を使い切ろうとすると、どうしても多くなって一日では食べきれない。今日三人で食べても余る位だ。
「さあ、ナル。やっと我が家に戻って来れたな」
ナルを部屋に放つ。早瀬さんもシャウラを連れてきていて、一緒に部屋の中に入れた。ナルは体を一杯に伸ばして欠伸をしてから床に座り、シャウラはそんなナルに近寄って二匹で毛づくろいを始める。
「この二匹は仲がいいな」
「はい、佐々木先輩の家でも、ずっと仲良かったですよ」
そうか、喧嘩すること無く過ごしてくれたか。
「いい匂いしてるわね」
佐々木が呼び鈴も鳴らさず急にドアを開けて入って来やがった。鍵は掛けていなかったが、自分の家にでも入るように自然に振る舞ってやがるな。
「おい、カギ閉めとけよ」
「は~い」
二度ほど俺の家に来ているが、勝手知ったる他人の家みたいに靴を脱いで部屋に入ってくる。二人を奥の和室の部屋に案内して座布団に座ってもらう。
「まだ飯が炊けていなくてな。四、五分待ってくれるか。それにしてもなんでまた俺なんかの所でご飯を食べようって事になったんだ」
「それはねえ、早瀬さんが篠崎班長の事が気になるからって言って……ほら言いなさいよ」
佐々木がいたずらっぽい笑みを浮かべながら、早瀬さんを肘で小突いている。
「あ、あのですね。篠崎班長は女の人に興味が無いって聞いたんですけど、本当なんですか」
「えっ、いや、なんでまた……」
「結婚もされてませんし、え~と、あのう。私とかに魅力を感じませんか」
横坐になって身体を俺に寄せてモジモジとしながらも、なんだか芝居がかったセリフを言っている。その横で相変わらず佐々木がニタニタしていやがる。俺は佐々木の頭をガシッと鷲掴みにしてこちらを向かせる。
「佐々木~。お前、早瀬さんに変な事を吹き込んだな」
「えぇ~、やだな~。早瀬さんが班長の事を知りたいって言うから……」
「それは、お前だろう。早瀬さんもこんなバカな先輩の言う事を聞かなくてもいいからな」
佐々木は目を泳がせ、早瀬さんは真っ赤な顔で下を向いて頷いている。
「俺はな、好きで一人暮らしをしてんだよ。気ままで自由な生活を俺自身で選択したんだ。早瀬さんは女性として魅力がありますよ。きっと良い出会いが待っていますからね」
俺が佐々木の頭をグリグリしていると、キッチンの方からご飯が焚けたと炊飯器が知らせてくる。
「ほれ、佐々木も飯をよそうのを手伝え」
「あ、あの。私も行きます」
結局三人、自分の好きな分量だけご飯をよそってカレーをかける。
「それじゃ、いただきますね。篠崎班長」
「いただきま~す」
和室に置いたテーブルを囲み皆でカレーを食べる。
「俺用に作ったカレーだからな。たぶん辛いぞ」
「そんなことないですよ~。美味しいじゃんこのカレー」
「そうですね、まろやかな味です」
そして二口三口食べると本来の辛さが襲って来る。
「辛~い。辛いよこれ!」
二人はテーブルに置いた冷水を飲み干す。
「カレーの中のジャガイモを潰して混ぜると辛さも和らぐぞ」
「なんなのよ、このカレーは! 後からこんなに辛くなるなんて。家のカレーと全然違うじゃない」
「篠崎さん、これ市販のルーを使っているんですか」
「ああ、普通のカレールーを二種類使っている。二つとも辛口だがな」
色々工夫して今の味に仕上げている。カレーと言うのは家々によって味が違うものだ。
「佐々木。お前、家でカレーは作らんのか」
「いつも、母親が作ってくれてますよ」
「カレーぐらい作れんようだと、嫁の貰い手がなくなるぞ」
「班長もお母さんと同じような事を言うのね。カレー作れなくてもレトルトがあるから大丈夫よ」
「佐々木先輩、レトルトでこんな味のカレーなんてないですよ」
「まあ……それはそうね」
「篠崎さん、後でカレーのレシピ教えてくれませんか」
「ああ、構わんよ。佐々木、お前にはジャガイモの皮むきから教えてやる。ちゃんと覚えて帰れ」
「言っておきますけど、あたしでも皮むきぐらいはできますよ」
いや、こいつは包丁の持ち方も知らんだろう。ついでだ、料理の仕方を特訓してやる。こいつは面白くなってきた、おっさんが若い女性に料理の手ほどきをするなんてな。佐々木をビシバシとしごいてやるか。
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