281 / 352
第4章 とある世界編
第108話 ハルミナの靴2
しおりを挟む
翌日もハルミナは高速移動の練習をしたいと、朝から俺の所にやって来た。
「今日はこれを使って練習するわ」
中指の指先に、付け爪のような物を付けている。
「何なのよ、それ」
カリンが興味深げに見ていると、自慢げにハルミナが答える。
「あなた達は知らないでしょうけど、これがわたし達の魔法の杖よ」
こんな小さいのに魔力の流れを整えたり、飛ばす方向を制御できたりするのか。全属性を使う時は左右8本の指にこの付け爪を付けると言うから、エルフではなく魔女の指みたいになっちゃうぞ。
「これには魔石もついているのか?」
「さすがに魔石付きはもっと大きいわ。これは木の杖の代わりね」
よく見てみると、付け爪の根元は指輪のようになっていて、これを第一関節のところにはめて固定している。触ると樹脂のように硬質でつるつるした物だった。
「ほら、風が綺麗に渦巻いて出ているでしょう」
埃を風で飛ばして俺達に風の流れを見せてくれた。カリンも感心しながら見ている。カリンは魔術の事については研究熱心だからな。どの程度の性能なのか興味があるようだ。
今回はその付け爪を使い高速移動の練習をするそうだ。まあ、指先から風が綺麗に流れるからと言って、フィギュアスケーターのように可憐に滑れるはずもないのだが。
転びそうになりながらも、バランスを取りハルミナは練習していく。
「少し広いところで練習したいわ」
廊下である程度滑れるようになり、曲がる練習をしたいようだ。だがそんな場所はないぞ。
「俺達は外に出ると怒られちまうからな」
「じゃあ、こっちの部屋に来てよ」
ハルミナは別棟にある広い部屋へと俺達を案内した。ここは体育館なのか講堂なのか、フローリングのように木の板が敷き詰めてある広い場所だ。
これだけ広ければ曲がる練習もできそうだ。それにしても木の上に色々な種類の家があって、地上に降りなくても生活していけるんだな。
今日はカリンも機嫌がいいようだ。曲がるコツをハルミナに教えている。
「こういう風に腰をクイッ、クイッとねじって曲がるのよ」
まあ、教え方は感覚的なもので、どこまで伝わっているか分からないが……。それでも滑りながら自分の思う方向へ曲がれるようになってきた。
「少し休憩しようか」
3人椅子に座り、持ってきた水筒の冷たい水を飲む。
「どうだハルミナ。その靴、面白いだろう」
「ええ、他のエルフ達にも自慢できるわ。靴を作ってくれてありがとう、ユヅキさん」
「ユヅキ、よく魔道部品を持っていたわね」
風の靴に付けている魔道部品の事を言っているんだな。
「魔道部品を使わずに、ハルミナが直接靴底に魔法付与してるんだよ」
「わたし達エルフ族にかかれば、これぐらいの魔法、簡単な事なのよ」
ハルミナがカリンに自分の靴底を自慢げに見せる。魔法技術では他の種族に負けないとの自負があるんだろう。
そんなハルミナにカリンが小さな杖を持って、ドライヤー魔法の温風を顔に当てる。
「ええっ! なにこれ、どうなっているの! 暖かい風が……、エッ、なに!」
この技術はエルフ族にも無いらしいな。
アイシャは髪が早く乾く便利さに驚いていたが、魔法に精通している者ほどドライヤー魔法は驚くものな。
「そういえば、ハルミナ。裏属性が使えるとか言ってなかったか? 裏属性ってなんだ」
まだドライヤー魔法に驚いて、カリンの杖を見つめていたハルミナが話してくれる。
「そ、そうね。この魔法はいくら何でも使えないでしょう。エルフ族の秘伝なんだからね」
ハルミナは人差し指を立てて、小さな炎を指先に灯らせた。その指を曲げると同時に素早く手首を返して再度指を弾いた。すると人差し指から風魔法が発動した。
「うわっ! なんで人差し指から風が出てるんだ」
「驚いたでしょ。これが裏属性魔法よ。この靴を作ってもらったお礼よ。特別に見せてあげるわ」
人差し指からは火魔法、中指からは風魔法しか発動しないはずだ。反発する魔法を1本の指から発動するとは……これがエルフ族の魔法技術か。
「はんっ、何よ! 別に人差し指から風を出さなくても、中指から出せるんだからそんな技使わなくてもいいわよ」
そうなんだが、これは画期的な技だ。
「カリン、そんなことはないぞ。例えばタティナは火魔法しか扱えないが、裏属性が使えれば風属性も使えるようになる。そうだろうハルミナ」
「さすがユヅキさんね。だからエルフ族はほとんどの人が4属性以上を使いこなせるのよ」
だが全属性が使えるカリンはまだ納得していないようだ。負けず嫌いのカリンは、この技術がすごい事だと認めたくないのかもしれないな。そんなの使えたって何の意味もないと言っている。いや、それは違うな……。
「ハルミナ。光魔法の裏属性は重力じゃないのか?」
「えっ! どうして、それを知っているの!」
全属性を発動させると光魔法が発動する。これは4つの魔法が組み合わさるのではなく、別次元の光魔法に転移して発動するのだ。
根源となるのが光属性で、それが分化して4属性になったと俺は思っている。その根源である光魔法の裏属性と言うなら、同じ根源である重力じゃないだろうか。宇宙が誕生したビッグバンの頃からあった、光と重力。これが魔法属性の根源じゃないのか。
「重力? 重たいチカラ? 私達が最初この里に来た時に受けた攻撃のことね!」
「それはエルフ族の秘術よ。あなた達に使える訳ないでしょう。わたしだってまだ使えないんだから」
「カリン、俺達も裏属性を練習してみようか」
「そうね、私にならできるわ」
新しい属性が使えるかもしれないと、カリンが裏属性に興味を持ったようだ。さっきまでとはえらい違いだ。こいつは気まぐれだからな、興味を持ったのなら一緒に裏属性に挑戦してみよう。
「今日はこれを使って練習するわ」
中指の指先に、付け爪のような物を付けている。
「何なのよ、それ」
カリンが興味深げに見ていると、自慢げにハルミナが答える。
「あなた達は知らないでしょうけど、これがわたし達の魔法の杖よ」
こんな小さいのに魔力の流れを整えたり、飛ばす方向を制御できたりするのか。全属性を使う時は左右8本の指にこの付け爪を付けると言うから、エルフではなく魔女の指みたいになっちゃうぞ。
「これには魔石もついているのか?」
「さすがに魔石付きはもっと大きいわ。これは木の杖の代わりね」
よく見てみると、付け爪の根元は指輪のようになっていて、これを第一関節のところにはめて固定している。触ると樹脂のように硬質でつるつるした物だった。
「ほら、風が綺麗に渦巻いて出ているでしょう」
埃を風で飛ばして俺達に風の流れを見せてくれた。カリンも感心しながら見ている。カリンは魔術の事については研究熱心だからな。どの程度の性能なのか興味があるようだ。
今回はその付け爪を使い高速移動の練習をするそうだ。まあ、指先から風が綺麗に流れるからと言って、フィギュアスケーターのように可憐に滑れるはずもないのだが。
転びそうになりながらも、バランスを取りハルミナは練習していく。
「少し広いところで練習したいわ」
廊下である程度滑れるようになり、曲がる練習をしたいようだ。だがそんな場所はないぞ。
「俺達は外に出ると怒られちまうからな」
「じゃあ、こっちの部屋に来てよ」
ハルミナは別棟にある広い部屋へと俺達を案内した。ここは体育館なのか講堂なのか、フローリングのように木の板が敷き詰めてある広い場所だ。
これだけ広ければ曲がる練習もできそうだ。それにしても木の上に色々な種類の家があって、地上に降りなくても生活していけるんだな。
今日はカリンも機嫌がいいようだ。曲がるコツをハルミナに教えている。
「こういう風に腰をクイッ、クイッとねじって曲がるのよ」
まあ、教え方は感覚的なもので、どこまで伝わっているか分からないが……。それでも滑りながら自分の思う方向へ曲がれるようになってきた。
「少し休憩しようか」
3人椅子に座り、持ってきた水筒の冷たい水を飲む。
「どうだハルミナ。その靴、面白いだろう」
「ええ、他のエルフ達にも自慢できるわ。靴を作ってくれてありがとう、ユヅキさん」
「ユヅキ、よく魔道部品を持っていたわね」
風の靴に付けている魔道部品の事を言っているんだな。
「魔道部品を使わずに、ハルミナが直接靴底に魔法付与してるんだよ」
「わたし達エルフ族にかかれば、これぐらいの魔法、簡単な事なのよ」
ハルミナがカリンに自分の靴底を自慢げに見せる。魔法技術では他の種族に負けないとの自負があるんだろう。
そんなハルミナにカリンが小さな杖を持って、ドライヤー魔法の温風を顔に当てる。
「ええっ! なにこれ、どうなっているの! 暖かい風が……、エッ、なに!」
この技術はエルフ族にも無いらしいな。
アイシャは髪が早く乾く便利さに驚いていたが、魔法に精通している者ほどドライヤー魔法は驚くものな。
「そういえば、ハルミナ。裏属性が使えるとか言ってなかったか? 裏属性ってなんだ」
まだドライヤー魔法に驚いて、カリンの杖を見つめていたハルミナが話してくれる。
「そ、そうね。この魔法はいくら何でも使えないでしょう。エルフ族の秘伝なんだからね」
ハルミナは人差し指を立てて、小さな炎を指先に灯らせた。その指を曲げると同時に素早く手首を返して再度指を弾いた。すると人差し指から風魔法が発動した。
「うわっ! なんで人差し指から風が出てるんだ」
「驚いたでしょ。これが裏属性魔法よ。この靴を作ってもらったお礼よ。特別に見せてあげるわ」
人差し指からは火魔法、中指からは風魔法しか発動しないはずだ。反発する魔法を1本の指から発動するとは……これがエルフ族の魔法技術か。
「はんっ、何よ! 別に人差し指から風を出さなくても、中指から出せるんだからそんな技使わなくてもいいわよ」
そうなんだが、これは画期的な技だ。
「カリン、そんなことはないぞ。例えばタティナは火魔法しか扱えないが、裏属性が使えれば風属性も使えるようになる。そうだろうハルミナ」
「さすがユヅキさんね。だからエルフ族はほとんどの人が4属性以上を使いこなせるのよ」
だが全属性が使えるカリンはまだ納得していないようだ。負けず嫌いのカリンは、この技術がすごい事だと認めたくないのかもしれないな。そんなの使えたって何の意味もないと言っている。いや、それは違うな……。
「ハルミナ。光魔法の裏属性は重力じゃないのか?」
「えっ! どうして、それを知っているの!」
全属性を発動させると光魔法が発動する。これは4つの魔法が組み合わさるのではなく、別次元の光魔法に転移して発動するのだ。
根源となるのが光属性で、それが分化して4属性になったと俺は思っている。その根源である光魔法の裏属性と言うなら、同じ根源である重力じゃないだろうか。宇宙が誕生したビッグバンの頃からあった、光と重力。これが魔法属性の根源じゃないのか。
「重力? 重たいチカラ? 私達が最初この里に来た時に受けた攻撃のことね!」
「それはエルフ族の秘術よ。あなた達に使える訳ないでしょう。わたしだってまだ使えないんだから」
「カリン、俺達も裏属性を練習してみようか」
「そうね、私にならできるわ」
新しい属性が使えるかもしれないと、カリンが裏属性に興味を持ったようだ。さっきまでとはえらい違いだ。こいつは気まぐれだからな、興味を持ったのなら一緒に裏属性に挑戦してみよう。
77
お気に入りに追加
961
あなたにおすすめの小説

アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……
ボッチになった僕がうっかり寄り道してダンジョンに入った結果
安佐ゆう
ファンタジー
第一の人生で心残りがあった者は、異世界に転生して未練を解消する。
そこは「第二の人生」と呼ばれる世界。
煩わしい人間関係から遠ざかり、のんびり過ごしたいと願う少年コイル。
学校を卒業したのち、とりあえず幼馴染たちとパーティーを組んで冒険者になる。だが、コイルのもつギフトが原因で、幼馴染たちのパーティーから追い出されてしまう。
ボッチになったコイルだったが、これ幸いと本来の目的「のんびり自給自足」を果たすため、町を出るのだった。
ロバのポックルとのんびり二人旅。ゴールと決めた森の傍まで来て、何気なくフラっとダンジョンに立ち寄った。そこでコイルを待つ運命は……
基本的には、ほのぼのです。
設定を間違えなければ、毎日12時、18時、22時に更新の予定です。

称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる