223 / 304
第2章 シャウラ村編
第50話 タティナ
しおりを挟む
あたいはタティナ。ダークエルフの里を出て丸3年になる。
里でお師匠様から旅に出るように勧められ、自分より強い者を求め、帝国、共和国、王国を冒険者として旅してきた。
2年前共和国の首都で武闘大会があると聞き、参加を願ったが地方都市の代表しか参加できないと言われ断念した。
今年はどこの都市でもいい、武闘大会に参加し首都を目指す。
「おい、あんた。武闘大会に出るんだろう。俺と組まないか、優勝させてやるぜ」
「じゃあ、少し勝負しようか」
全然話にならない。
里を出てから、ずっと同じだ。あたいと剣をまともに合わせられる者がほとんどいない。
最初の頃は、連携の勉強のためにと他の冒険者とパーティーを組み、魔獣を倒していた。しかし、どのパーティーもしばらくするとあたいに頼り、独りで魔獣を倒すのと変わらなくなる。
今では誰ともパーティーを組まず、金を稼ぐための冒険者家業をしている。
お師匠様が旅に出ろと言ったのは、こういう事をするためなのか疑問に思う毎日だ。
前に黄金冒険者と仕事をする事があった。そいつはそれなりの強さだったが、『強くなることは孤独になる事だ』と言った言葉が心に残っている。
今は、首都のレグルスで行われる武闘大会の本戦に参加するため、まずは地方都市の武闘大会で優勝するのを目的に旅をしている。
「この程度の都市なら、それなりに楽しめるだろう」
小さな都市では、黄金冒険者や騎士団団長と戦う事すらできない。そんな所で優勝しても価値は無い。このトリマンなら黄金ランクと闘うこともできるか。
「武闘大会に出場したい」
「はい、どの部門に出場されますか。競技日程が重ならないなら複数でも構いませんよ」
「魔術師の武闘会とチームの武闘会に参加する」
魔術師と剣士部門は日程が重なっているので、自分に不利な魔術師部門を選ぼう。これは小手調べだ。
「では1日目の魔術師による武闘会と、2日目チーム対抗の武闘会ですね。他のメンバーのお名前は何と言うのでしょうか」
「あたい独りで出場する」
「おひとりですか。3人までなら出場できます。メンバーを追加されるのでしたら、またこちらにお越しください」
最初からメンバーを追加するつもりはない。独りの方が楽だ。
武闘大会の初日、魔術師部門の武闘会に参加したが簡単に優勝してしまった。あたいは火魔法しか操れない。そんな不利な条件でも、あたいにかなう魔術師はいなかった。
「地方大会では、やはりこんなものか」
魔術師部門で武闘大会の本戦への出場は辞退した。元より剣と魔法両方を使えるチーム戦での優勝しか考えていない。
共和国の冒険者レベルは低い。帝国が一番強い、その次が王国か。
だが、共和国首都の武闘大会で見たミスリルランクの冒険者、あれは強かった。そいつと戦うためここで優勝するのだ。
2日目のチーム戦の武闘会では、やはりあたい以外は全員3人のチームだ。1戦目は白銀ランク冒険者3人組だったが、あたいの相手にはならない。白銀ではだめだ。
2戦目は馬に乗った騎士がふたりと大型弓の使い手か。
騎士が左右から槍で攻撃してくるが、2本の剣で充分対応できる。背中から矢を放ってきたようだが、見えているし矢音で反応できる。
ふたりの騎士も連携が取れていないのか、攻撃タイミングがずれている。
少し走って一騎の騎士に集中して攻撃すれば簡単に倒せる。
一騎減れば、後はひとりずつ減らしていけばいい。やはり兵団長クラスでないと物足りない。
「食事にでも行くか」
次の試合は午後からだ、少し時間がある。街はお祭り気分で多くの人が行き交う。レストランから笑顔で歩く人々を眺めるが、何が楽しいのかよく分らない。あたいは強い奴と戦っているとき以外に楽しいと思ったことはない。何をあんなに楽しそうに話してるんだろうな。あたいには縁のない光景だ。
午後の試合、相手は冒険者3人のチーム。白銀と鉄と青銅ランクだと……よくここまで勝ち残ってきたものだ。
試合開始直後、なにやら3人がまっすぐに並んで中腰になっている。途端に高速で距離を詰めて来た。
「なんだ!」
あの格好で走っているのか! とっさに横に避けたが真ん中の冒険者が伸び上がっていて隙だらけだ。
すれ違いざま、背中に剣を振るうが高速で走っていてまともに当たっていない。
反対側で何やら話をしながら、また同じ格好でこちらに向かって来た。横に避けたが対応された。3人一緒に急カーブを描いて迫って来て一番前の者が地面を撃つ。
石の破片が飛び散り前が見えなくなる。気配を頼りに相手の足元に剣を振るう。当たって倒れるかと思ったが、そのままの速度で反対側まで駆けて行った。
「あれは騎馬より速いんじゃないか。いったい何なんだ。あんなのは初めて見たぞ」
今度は普通の隊形だな。だが何をするか分からない連中だ。
しかし魔法攻撃をすれば、あの鎧ならダメージを与えられる。
「ほほう、魔法を恐れず突っ込んでくるか」
あの先頭にいる鉄の腕を持ったドワーフの動作は遅いが、あれに打たれる訳にはいかない。剣で受けると剣ごと破壊される。だが避けた後なら、打ち込む隙はいくらでもある。
「さあ、鉄の腕の女。打ち込んでみろ」
それ見ろ、打ってきた後は隙だらけだ。
「うっ!」
横に身を躱した瞬間、後ろにいたはずの男があたいに打ち込んできた。
誘ったはずが、誘われたのはあたいの方だったと言うのか。攻撃に入る瞬間を狙われた。
片手で剣を受け止める。受け止めた瞬間に分かってしまった。この男の重い剣はあたいの剣を両断し、そのまま胴を切り裂きにきている。戦慄が走った。
木の剣でなく、これが実戦ならあたいの体は真っ二つになっていた。
あの鉄の腕の女にしても、この男にしてもまともに剣で受けてはだめだ。剣を受け流して隙を見て攻撃しないと。
飛び退いた瞬間に魔法が飛んで来た。なんとか躱したが、すぐに剣士が攻撃してくる。体勢は崩れたが受け流して飛べば奴の背後を取れる。回り込んだ瞬間に顔と腹に何か飛んできた。
「痛ぅ!」
鉄の腕を持つ女の飛び道具か! 石のような物が地面に落ち、額からは血が滲む。あの剣士に気を取られ過ぎた。一旦下がらないと。
しかし何という連携だ。この一連の攻撃であたいは何度死んだ。あの飛び道具も実戦は石でなく矢か何かなのだろう。
だがあたいも致命傷を与えることはできる。
剣士に向かって攻撃する。あたいの剣を受けきるだけで精一杯のようだな。すると、横から鉄の腕の女が体当たりのようにして突っ込んでくる。
距離を取り後ろに下がると魔術師が風魔法を飛ばしてきた。上下左右に軌道を曲げながら無数の風の刃が襲ってくる。
風魔法自体は初級魔法だが、この数はなんだ! あたいの剣技で叩き落とすのが精一杯だ。
攻撃の何発かは、肩当てやすね当てに当たっている。何発も食らうとこの軽鎧では持たなくなる。昨日の魔術師の武闘会に、こんな女はいなかったぞ。こいつから先に倒さないと厄介だ。
前衛が左右に開いた瞬間、魔術師に向かって走り出すと、すぐに剣士もあたいの後ろについて来る。相変わらず反応が早いな。
目の前に土の壁が出現すると同時に剣士が背中から斬りつけてくる。これで追い詰めたつもりか。あたいには秘術の体さばきがある。
壁を足場に奴の上空を舞い背後に回る。その瞬間、振り下ろされた剣が跳ね返るように向かって来た。速い!
見切られたのか! この技は他の流派には無い。初見でこの剣さばきをしてくるのか!
その跳ね返ってきた剣を何とか左手の剣で受け流し、着地した勢いで剣士の背中を打ちにいく。
やっと倒れてくれたか。次は鉄の腕の女だ。顔めがけて魔法攻撃すると防御し胴ががら空きだ。剣2本で胴を打って倒すことができた。
最後に残った魔術師は降参か、助かる。
試合後、剣士がヘラヘラと握手を求めて来た。いかにも楽しい試合だったと言うように。
こいつはあたいより強いのか。そんなはずはない、こいつには仲間がいて孤独ではないじゃないか。
おざなりの握手をして引き上げる。
決勝戦は、あいつらに比べてはるかに弱い。簡単に優勝してしまった。いや、これで予定通りに優勝できたじゃないか。全く喜びのない優勝だ。
里でお師匠様から旅に出るように勧められ、自分より強い者を求め、帝国、共和国、王国を冒険者として旅してきた。
2年前共和国の首都で武闘大会があると聞き、参加を願ったが地方都市の代表しか参加できないと言われ断念した。
今年はどこの都市でもいい、武闘大会に参加し首都を目指す。
「おい、あんた。武闘大会に出るんだろう。俺と組まないか、優勝させてやるぜ」
「じゃあ、少し勝負しようか」
全然話にならない。
里を出てから、ずっと同じだ。あたいと剣をまともに合わせられる者がほとんどいない。
最初の頃は、連携の勉強のためにと他の冒険者とパーティーを組み、魔獣を倒していた。しかし、どのパーティーもしばらくするとあたいに頼り、独りで魔獣を倒すのと変わらなくなる。
今では誰ともパーティーを組まず、金を稼ぐための冒険者家業をしている。
お師匠様が旅に出ろと言ったのは、こういう事をするためなのか疑問に思う毎日だ。
前に黄金冒険者と仕事をする事があった。そいつはそれなりの強さだったが、『強くなることは孤独になる事だ』と言った言葉が心に残っている。
今は、首都のレグルスで行われる武闘大会の本戦に参加するため、まずは地方都市の武闘大会で優勝するのを目的に旅をしている。
「この程度の都市なら、それなりに楽しめるだろう」
小さな都市では、黄金冒険者や騎士団団長と戦う事すらできない。そんな所で優勝しても価値は無い。このトリマンなら黄金ランクと闘うこともできるか。
「武闘大会に出場したい」
「はい、どの部門に出場されますか。競技日程が重ならないなら複数でも構いませんよ」
「魔術師の武闘会とチームの武闘会に参加する」
魔術師と剣士部門は日程が重なっているので、自分に不利な魔術師部門を選ぼう。これは小手調べだ。
「では1日目の魔術師による武闘会と、2日目チーム対抗の武闘会ですね。他のメンバーのお名前は何と言うのでしょうか」
「あたい独りで出場する」
「おひとりですか。3人までなら出場できます。メンバーを追加されるのでしたら、またこちらにお越しください」
最初からメンバーを追加するつもりはない。独りの方が楽だ。
武闘大会の初日、魔術師部門の武闘会に参加したが簡単に優勝してしまった。あたいは火魔法しか操れない。そんな不利な条件でも、あたいにかなう魔術師はいなかった。
「地方大会では、やはりこんなものか」
魔術師部門で武闘大会の本戦への出場は辞退した。元より剣と魔法両方を使えるチーム戦での優勝しか考えていない。
共和国の冒険者レベルは低い。帝国が一番強い、その次が王国か。
だが、共和国首都の武闘大会で見たミスリルランクの冒険者、あれは強かった。そいつと戦うためここで優勝するのだ。
2日目のチーム戦の武闘会では、やはりあたい以外は全員3人のチームだ。1戦目は白銀ランク冒険者3人組だったが、あたいの相手にはならない。白銀ではだめだ。
2戦目は馬に乗った騎士がふたりと大型弓の使い手か。
騎士が左右から槍で攻撃してくるが、2本の剣で充分対応できる。背中から矢を放ってきたようだが、見えているし矢音で反応できる。
ふたりの騎士も連携が取れていないのか、攻撃タイミングがずれている。
少し走って一騎の騎士に集中して攻撃すれば簡単に倒せる。
一騎減れば、後はひとりずつ減らしていけばいい。やはり兵団長クラスでないと物足りない。
「食事にでも行くか」
次の試合は午後からだ、少し時間がある。街はお祭り気分で多くの人が行き交う。レストランから笑顔で歩く人々を眺めるが、何が楽しいのかよく分らない。あたいは強い奴と戦っているとき以外に楽しいと思ったことはない。何をあんなに楽しそうに話してるんだろうな。あたいには縁のない光景だ。
午後の試合、相手は冒険者3人のチーム。白銀と鉄と青銅ランクだと……よくここまで勝ち残ってきたものだ。
試合開始直後、なにやら3人がまっすぐに並んで中腰になっている。途端に高速で距離を詰めて来た。
「なんだ!」
あの格好で走っているのか! とっさに横に避けたが真ん中の冒険者が伸び上がっていて隙だらけだ。
すれ違いざま、背中に剣を振るうが高速で走っていてまともに当たっていない。
反対側で何やら話をしながら、また同じ格好でこちらに向かって来た。横に避けたが対応された。3人一緒に急カーブを描いて迫って来て一番前の者が地面を撃つ。
石の破片が飛び散り前が見えなくなる。気配を頼りに相手の足元に剣を振るう。当たって倒れるかと思ったが、そのままの速度で反対側まで駆けて行った。
「あれは騎馬より速いんじゃないか。いったい何なんだ。あんなのは初めて見たぞ」
今度は普通の隊形だな。だが何をするか分からない連中だ。
しかし魔法攻撃をすれば、あの鎧ならダメージを与えられる。
「ほほう、魔法を恐れず突っ込んでくるか」
あの先頭にいる鉄の腕を持ったドワーフの動作は遅いが、あれに打たれる訳にはいかない。剣で受けると剣ごと破壊される。だが避けた後なら、打ち込む隙はいくらでもある。
「さあ、鉄の腕の女。打ち込んでみろ」
それ見ろ、打ってきた後は隙だらけだ。
「うっ!」
横に身を躱した瞬間、後ろにいたはずの男があたいに打ち込んできた。
誘ったはずが、誘われたのはあたいの方だったと言うのか。攻撃に入る瞬間を狙われた。
片手で剣を受け止める。受け止めた瞬間に分かってしまった。この男の重い剣はあたいの剣を両断し、そのまま胴を切り裂きにきている。戦慄が走った。
木の剣でなく、これが実戦ならあたいの体は真っ二つになっていた。
あの鉄の腕の女にしても、この男にしてもまともに剣で受けてはだめだ。剣を受け流して隙を見て攻撃しないと。
飛び退いた瞬間に魔法が飛んで来た。なんとか躱したが、すぐに剣士が攻撃してくる。体勢は崩れたが受け流して飛べば奴の背後を取れる。回り込んだ瞬間に顔と腹に何か飛んできた。
「痛ぅ!」
鉄の腕を持つ女の飛び道具か! 石のような物が地面に落ち、額からは血が滲む。あの剣士に気を取られ過ぎた。一旦下がらないと。
しかし何という連携だ。この一連の攻撃であたいは何度死んだ。あの飛び道具も実戦は石でなく矢か何かなのだろう。
だがあたいも致命傷を与えることはできる。
剣士に向かって攻撃する。あたいの剣を受けきるだけで精一杯のようだな。すると、横から鉄の腕の女が体当たりのようにして突っ込んでくる。
距離を取り後ろに下がると魔術師が風魔法を飛ばしてきた。上下左右に軌道を曲げながら無数の風の刃が襲ってくる。
風魔法自体は初級魔法だが、この数はなんだ! あたいの剣技で叩き落とすのが精一杯だ。
攻撃の何発かは、肩当てやすね当てに当たっている。何発も食らうとこの軽鎧では持たなくなる。昨日の魔術師の武闘会に、こんな女はいなかったぞ。こいつから先に倒さないと厄介だ。
前衛が左右に開いた瞬間、魔術師に向かって走り出すと、すぐに剣士もあたいの後ろについて来る。相変わらず反応が早いな。
目の前に土の壁が出現すると同時に剣士が背中から斬りつけてくる。これで追い詰めたつもりか。あたいには秘術の体さばきがある。
壁を足場に奴の上空を舞い背後に回る。その瞬間、振り下ろされた剣が跳ね返るように向かって来た。速い!
見切られたのか! この技は他の流派には無い。初見でこの剣さばきをしてくるのか!
その跳ね返ってきた剣を何とか左手の剣で受け流し、着地した勢いで剣士の背中を打ちにいく。
やっと倒れてくれたか。次は鉄の腕の女だ。顔めがけて魔法攻撃すると防御し胴ががら空きだ。剣2本で胴を打って倒すことができた。
最後に残った魔術師は降参か、助かる。
試合後、剣士がヘラヘラと握手を求めて来た。いかにも楽しい試合だったと言うように。
こいつはあたいより強いのか。そんなはずはない、こいつには仲間がいて孤独ではないじゃないか。
おざなりの握手をして引き上げる。
決勝戦は、あいつらに比べてはるかに弱い。簡単に優勝してしまった。いや、これで予定通りに優勝できたじゃないか。全く喜びのない優勝だ。
125
お気に入りに追加
968
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
おっさんの神器はハズレではない
兎屋亀吉
ファンタジー
今日も元気に満員電車で通勤途中のおっさんは、突然異世界から召喚されてしまう。一緒に召喚された大勢の人々と共に、女神様から一人3つの神器をいただけることになったおっさん。はたしておっさんは何を選ぶのか。おっさんの選んだ神器の能力とは。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
異世界で神様になってたらしい私のズボラライフ
トール
恋愛
会社帰り、駅までの道程を歩いていたはずの北野 雅(36)は、いつの間にか森の中に佇んでいた。困惑して家に帰りたいと願った雅の前に現れたのはなんと実家を模した家で!?
自身が願った事が現実になる能力を手に入れた雅が望んだのは冒険ではなく、“森に引きこもって生きる! ”だった。
果たして雅は独りで生きていけるのか!?
実は神様になっていたズボラ女と、それに巻き込まれる人々(神々)とのドタバタラブ? コメディ。
※この作品は「小説家になろう」でも掲載しています
底辺おっさん異世界通販生活始めます!〜ついでに傾国を建て直す〜
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
学歴も、才能もない底辺人生を送ってきたアラフォーおっさん。
運悪く暴走車との事故に遭い、命を落とす。
憐れに思った神様から不思議な能力【通販】を授かり、異世界転生を果たす。
異世界で【通販】を用いて衰退した村を建て直す事に成功した僕は、国家の建て直しにも協力していく事になる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる