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第2章 街暮らし 冒険者編
第84話 カリン、魔法の練習をする
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魔力が体内を巡り、カリンが魔力をしっかりと感じ取れるようになった。そのお陰なのか、ちゃんと魔法が発動している。
今までは発動しなかったり、暴走して爆発したりと不安定だったからな。そう言えばシルスさんも、魔術師は姿勢が大事だと言っていたな。体内の魔力をスムーズに流せと言う事なのか。
「カリン、ちょっと裏庭に来い」
「う、うん」
「1つずつ、魔法を発動させるぞ。まずは人差し指からだ」
パチンと指を鳴らすと、俺が使っている火魔法より小さな炎が、指先から塀に向かって飛んでいく。
さっきは中指の風が発動したから次は薬指、そして小指。試してみると全ての属性がちゃんと使えているじゃないか。
「カリン。すごい、すごいわ! ちゃんと発動してるわよ」
「うん、うん。なんだか今まで感じたことのない感覚が指先に集まっているの」
「良かったな、カリン」
「うん! ユヅキ。ありがとう」
魔力を使う感覚を忘れないよう、今日は一日練習させた方がいいな。俺とアイシャはカリンを家に残して、冒険者の仕事に出かけた。
夕方、家に帰るとカリンが涙目でアイシャに抱きついてきた。
「アイシャ~、また魔法が使えなくなったの~」
「今朝はちゃんと使えてたじゃない。ちょっと水魔法やってみてよ」
カリンが小指をパチンと鳴らしたが何も起こらない。何度やっても同じだ。
「それが全力の魔法か?」
「全力でやってるわよ!」
カリンが小指を鳴らすと、ボンと破裂音がして指から霧のようなものが大量に噴き出した。魔法の暴走だ。
「前と同じ状態に戻ってるな」
「ユヅキ、今朝やったセイタイってやつをもう一度やってよ」
「それはいいが、整体で体の歪みが取れるのは一時的なものだ。常日頃から正しい姿勢でいないと元に戻ってしまうんだぞ」
「えっ、そうなの。こ、こうかな」
カリンは背筋をシャキッと伸ばした。
「まあ、まずは落ち着け。夕飯にしてからゆっくりと考えよう」
そう急いだところで、何も変わらんだろう。俺達は明日休みだ、じっくりとカリンに付き合うこともできる。
テーブルを囲み食事しながら、カリンが今日の様子を話してくれる。
「……でね、今日のお昼頃まではちゃんと魔法使えてたの」
「お前、魔法使いすぎて魔力切れを起こしたんじゃないのか?」
「カリンの魔力は桁違いに多いの。あの程度の魔法じゃ魔力切れはないと思うわ」
「そうよ。私は今まで魔力切れなんて、一度も起こした事ないのよ。ユヅキとは違うんだから」
「お前今までまともに魔法使えてなかったんだろ。だから魔力切れもないんだよ」
「そんなことないわよ。今まで何回も魔力暴走させてたんだからね」
そんなの自慢にもならねえよ。
「アイシャ。どこかで魔法を教えてくれる所はないのか?」
「王都の魔術師学園か、この町なら教会で子供達に教えてくれているけど……」
「教会は嫌よ。何度も通ったけど全然うまくならないもの。それに今更、小さな子供と一緒なんて嫌よ」
教会でよほど嫌な事があったのか、絶対教会は行かないと言っている。とはいえ俺は魔法が教えられるほどの技術はないしな。
「今まで全くできなかった魔法が少しでもできるようになったのよ。ちゃんと使えるようになりたいわ」
魔法が使えるようになりたい気持ちはよく分かる。俺もそうだったからな。
なんとかしてやりたいが、小さな頃から教えてもらってもできなかったんだ。別の方法を考えないとダメなんだろうな。
王都の魔術師学園は金もかかるし時間もかかる。それは最終手段だな。まずは俺達でできることをやってみよう。
「何にしても、俺達は明日休みだ。じっくりと魔法の練習をしてみよう。夕食終わったら整体をするから俺の部屋に来い」
アイシャと一緒に部屋に来たカリンの体を診たが、ほぼ正常で今朝とさほど変わっていない。
アイシャに手伝ってもらいストレッチをした後に、深呼吸させてから魔法を使わせると、発動はしたがすぐに消える。継続しないのだ。
「カリン、明日の朝早起きして俺と一緒に鍛錬をしろ」
「前みたいに? 私に剣を振れなんてのは無理だからね」
「分かってるよ。別の練習を試してやるよ」
翌朝、いつもの鍛錬の時間にカリンの部屋をノックすると、まだベッドで寝ていやがった。
「そういえば、練習するって言ってたわね」
のんきな奴だ。
裏庭に来たカリンに姿勢を正して一定の音量で声を出してもらう。魔力ではなく声を継続して出すことで感覚を覚えてもらうつもりだ。
カリンは綺麗な声だが、長く継続できないようだ。まっすぐ立つが、やはり少し猫背になっている。
「ほれ、背中を伸ばして、お腹だけで呼吸しろ」
「呼吸は胸でするんでしょ。お腹だけなんてできないわよ」
俺はカリンの両肩に手を置いて動かないようにする。
「お腹に手を当ててみろ。お腹を前に膨らませて息を吸って、へこませて吐く」
体を動かさず安定させて呼吸させる。最初は上手くできなかったが、何回かやると腹式呼吸ができるようになってきた。
「じゃあ、お腹いっぱいに息を吸って、一定の音量で声を出してみろ」
「あ~~」
「大きな声じゃなくていい。長く持続できるようにもう一度」
「あ~~~~」
できてるじゃないか。
「体をまっすぐに安定させて、さっきの呼吸で魔力を体の中に循環させてみろ」
「やってみるわ」
俺が両肩に手を置いたまま、カリンがゆっくり呼吸して魔力を循環させる。
指をパチンと鳴らすと、魔法が発動して指に水球が現れた……しかし持続しないか。
「魔法は発動したわね。でも何かしら、所々引っ掛かって魔力全体がスムーズに回らない感じなんだけど」
体内の魔力というのは、その者にしか分からない感覚的なものだ。俺の感じている魔力とも違うのだろう。
「少しはできたんだから、今はそれでいい。さあ、朝飯にするか」
朝食のテーブルを囲んで、アイシャが聞いてくる。
「カリン、どうだった?」
「魔法は少しだけ発動したけどね、長続きしなくって」
「体の中で魔力は、回るようになったの?」
「引っ掛かって、それと重い感じかな、スムーズに回らないのよ」
「カリンは魔力量が多いから。それで小さい頃から苦労してたわよね」
魔力量が多過ぎて、全体をうまく回せないのか。やはりカリンは特殊なようだな。
「魔力の一部だけを循環させることはできないのか?」
「多分無理ね。体の中の魔力は一体だから」
「ちょっと、やってみる」
カリンは目を閉じて魔力を循環させてから、指を鳴らしたが発動しなかった。
「体の表面だけ回す感じでやったけどダメね」
「今日は時間があるんだし、ご飯を食べた後もう少し別の方法も試してみるか」
今までは発動しなかったり、暴走して爆発したりと不安定だったからな。そう言えばシルスさんも、魔術師は姿勢が大事だと言っていたな。体内の魔力をスムーズに流せと言う事なのか。
「カリン、ちょっと裏庭に来い」
「う、うん」
「1つずつ、魔法を発動させるぞ。まずは人差し指からだ」
パチンと指を鳴らすと、俺が使っている火魔法より小さな炎が、指先から塀に向かって飛んでいく。
さっきは中指の風が発動したから次は薬指、そして小指。試してみると全ての属性がちゃんと使えているじゃないか。
「カリン。すごい、すごいわ! ちゃんと発動してるわよ」
「うん、うん。なんだか今まで感じたことのない感覚が指先に集まっているの」
「良かったな、カリン」
「うん! ユヅキ。ありがとう」
魔力を使う感覚を忘れないよう、今日は一日練習させた方がいいな。俺とアイシャはカリンを家に残して、冒険者の仕事に出かけた。
夕方、家に帰るとカリンが涙目でアイシャに抱きついてきた。
「アイシャ~、また魔法が使えなくなったの~」
「今朝はちゃんと使えてたじゃない。ちょっと水魔法やってみてよ」
カリンが小指をパチンと鳴らしたが何も起こらない。何度やっても同じだ。
「それが全力の魔法か?」
「全力でやってるわよ!」
カリンが小指を鳴らすと、ボンと破裂音がして指から霧のようなものが大量に噴き出した。魔法の暴走だ。
「前と同じ状態に戻ってるな」
「ユヅキ、今朝やったセイタイってやつをもう一度やってよ」
「それはいいが、整体で体の歪みが取れるのは一時的なものだ。常日頃から正しい姿勢でいないと元に戻ってしまうんだぞ」
「えっ、そうなの。こ、こうかな」
カリンは背筋をシャキッと伸ばした。
「まあ、まずは落ち着け。夕飯にしてからゆっくりと考えよう」
そう急いだところで、何も変わらんだろう。俺達は明日休みだ、じっくりとカリンに付き合うこともできる。
テーブルを囲み食事しながら、カリンが今日の様子を話してくれる。
「……でね、今日のお昼頃まではちゃんと魔法使えてたの」
「お前、魔法使いすぎて魔力切れを起こしたんじゃないのか?」
「カリンの魔力は桁違いに多いの。あの程度の魔法じゃ魔力切れはないと思うわ」
「そうよ。私は今まで魔力切れなんて、一度も起こした事ないのよ。ユヅキとは違うんだから」
「お前今までまともに魔法使えてなかったんだろ。だから魔力切れもないんだよ」
「そんなことないわよ。今まで何回も魔力暴走させてたんだからね」
そんなの自慢にもならねえよ。
「アイシャ。どこかで魔法を教えてくれる所はないのか?」
「王都の魔術師学園か、この町なら教会で子供達に教えてくれているけど……」
「教会は嫌よ。何度も通ったけど全然うまくならないもの。それに今更、小さな子供と一緒なんて嫌よ」
教会でよほど嫌な事があったのか、絶対教会は行かないと言っている。とはいえ俺は魔法が教えられるほどの技術はないしな。
「今まで全くできなかった魔法が少しでもできるようになったのよ。ちゃんと使えるようになりたいわ」
魔法が使えるようになりたい気持ちはよく分かる。俺もそうだったからな。
なんとかしてやりたいが、小さな頃から教えてもらってもできなかったんだ。別の方法を考えないとダメなんだろうな。
王都の魔術師学園は金もかかるし時間もかかる。それは最終手段だな。まずは俺達でできることをやってみよう。
「何にしても、俺達は明日休みだ。じっくりと魔法の練習をしてみよう。夕食終わったら整体をするから俺の部屋に来い」
アイシャと一緒に部屋に来たカリンの体を診たが、ほぼ正常で今朝とさほど変わっていない。
アイシャに手伝ってもらいストレッチをした後に、深呼吸させてから魔法を使わせると、発動はしたがすぐに消える。継続しないのだ。
「カリン、明日の朝早起きして俺と一緒に鍛錬をしろ」
「前みたいに? 私に剣を振れなんてのは無理だからね」
「分かってるよ。別の練習を試してやるよ」
翌朝、いつもの鍛錬の時間にカリンの部屋をノックすると、まだベッドで寝ていやがった。
「そういえば、練習するって言ってたわね」
のんきな奴だ。
裏庭に来たカリンに姿勢を正して一定の音量で声を出してもらう。魔力ではなく声を継続して出すことで感覚を覚えてもらうつもりだ。
カリンは綺麗な声だが、長く継続できないようだ。まっすぐ立つが、やはり少し猫背になっている。
「ほれ、背中を伸ばして、お腹だけで呼吸しろ」
「呼吸は胸でするんでしょ。お腹だけなんてできないわよ」
俺はカリンの両肩に手を置いて動かないようにする。
「お腹に手を当ててみろ。お腹を前に膨らませて息を吸って、へこませて吐く」
体を動かさず安定させて呼吸させる。最初は上手くできなかったが、何回かやると腹式呼吸ができるようになってきた。
「じゃあ、お腹いっぱいに息を吸って、一定の音量で声を出してみろ」
「あ~~」
「大きな声じゃなくていい。長く持続できるようにもう一度」
「あ~~~~」
できてるじゃないか。
「体をまっすぐに安定させて、さっきの呼吸で魔力を体の中に循環させてみろ」
「やってみるわ」
俺が両肩に手を置いたまま、カリンがゆっくり呼吸して魔力を循環させる。
指をパチンと鳴らすと、魔法が発動して指に水球が現れた……しかし持続しないか。
「魔法は発動したわね。でも何かしら、所々引っ掛かって魔力全体がスムーズに回らない感じなんだけど」
体内の魔力というのは、その者にしか分からない感覚的なものだ。俺の感じている魔力とも違うのだろう。
「少しはできたんだから、今はそれでいい。さあ、朝飯にするか」
朝食のテーブルを囲んで、アイシャが聞いてくる。
「カリン、どうだった?」
「魔法は少しだけ発動したけどね、長続きしなくって」
「体の中で魔力は、回るようになったの?」
「引っ掛かって、それと重い感じかな、スムーズに回らないのよ」
「カリンは魔力量が多いから。それで小さい頃から苦労してたわよね」
魔力量が多過ぎて、全体をうまく回せないのか。やはりカリンは特殊なようだな。
「魔力の一部だけを循環させることはできないのか?」
「多分無理ね。体の中の魔力は一体だから」
「ちょっと、やってみる」
カリンは目を閉じて魔力を循環させてから、指を鳴らしたが発動しなかった。
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