41 / 352
第1章 異世界暮らし 山の家
第39話 職人ギルドの歓迎会
しおりを挟む
「アイシャ。明日なんだけど、夕方にギルドの人が俺の歓迎会をしてくれるんだ」
「えっ、夕方に町へ行くの?」
「夜はギルドに泊まるから、心配しなくても大丈夫だよ」
明後日は、アイシャも町へ降りる。カリンの店で待ち合わせしようと話をした。
仕上がっている毛皮は、明日俺が持って行こう。お金だけをアイシャに持ってきてもらえばいいが、ひとりで山道を降りる事になるな。まあ、アイシャなら心配ないか。
翌日の午後。毛皮を持ち俺はひとり町に向かう。
歓迎会ってお酒とか出るんだろうな、久しぶりだな~。こっちに来てお酒なんて飲む暇もなかったし、それほど飲みたいとも思わなかった。
前の世界では営業でお客さんの接待か、家での晩酌で毎日飲んでいたように思う。
別にお酒が無くても楽しく生活できるじゃないか。医者に止められて禁酒が辛いと言っていた先輩に教えてやりたいくらいだ。
ちょっと早いがギルドに到着し、事務所の入り口を開ける。
「こんにちは、ボアンさん」
「やあ、君か。この仕事を片付けるから少し待っていてくれ。上に荷物を置いてくるといい。ミアン君、部屋まで案内してやってくれ」
「ユヅキ、こっちなの。ついてくるの」
階段を上がった一番奥の部屋が宿泊できる部屋みたいだ。中は2段ベッドが2つと大きめの机と椅子が4つ置いてある。職員が使う宿直室のようだな。
荷物を置いて事務所に戻ると、ボアンに呼ばれた。
「ユヅキ君。実はクロスボウに関する問い合わせが、職人からも商業ギルドからも来ている」
クロスボウの詳細は俺にしか分からないところがある。ボアンでは対応しきれずペンディングとなっているようだ。
「すまないが明後日から2、3日連続でここに来てはもらえないか」
「その日は狩りの予定なのだが……。急ぐというのであれば仕方ないが、狩りの仲間とも相談したい」
俺ひとりで決める事はできない。明日返事をすると言うと、ギルドは休みで誰もいないそうだ。
「デンデン貝を私の机に置いておいてくれないか。無理を言っているので報酬も少し多く出すし、ここに来ている間は2階に宿泊してくれていい」
どうも忙しいようだな、机の上には書類が積み重なっているぞ。
ボアンが仕事を終えて立ち上がった。
「じゃあ、皆さん。そろそろお店に行きましょうか」
幹事役の男性職員が先頭に立ち、店まで案内してくれる。
「そういえばユヅキ君、君はお酒が飲めるのかい? 聞かずに店を予約したもので少し心配していたのだが」
「俺は、大丈夫だ。こちらのお酒がどんなものか知らないから楽しみだよ。ところでミアン、お前は酒を飲んでもいいのか?」
「ワタシはもう成人しているの。お酒も飲めるし結婚もできるの。ユヅキは失礼なの」
こちらの成人が何歳かは知らんが、16、7才ぐらいにしか見えんミアンは前の世界では完全にアウトだろ。
予約の店は居酒屋風の2階建てで、カウンターと4人掛けのテーブルが並んでいた。俺達は2階に案内され、細長いテーブルが2列並んだ場所に座り歓迎会が始まる。
「……という訳で職人ギルドに所属してくれたユヅキ君を歓迎する。乾杯」
木のグラスにビールであろう酒で乾杯する。
「おお~、シュワシュワで割といけるな」
エールと言う酒で飲み慣れない味だが、ちゃんと冷えていて地ビールといった感じだ。
「ねえ、ねえ。ユヅキさんってどこに住んでるの?」
確かこの虎獣人の子は、受付嬢をしていた子だな。
「カウスの林の上、山の中腹に住んでいる」
「うわっ、あんなとこから通ってんの! 大変だね」
「ユヅキ君はひとりでこの町に来たのかい? 他に人族は見かけないのだが」
「この国にはひとりで来た。今は猟師の仲間、いや師匠と一緒に狩りをしている」
なかなか答えにくい質問もあるが虚実混ぜてうまく話す。転生したなど言える訳ないからな。
ここの料理は美味しいし、ワインのような酒もある。みんな和気あいあいと食べて飲んで、楽しい時間を過ごした。うん、うん。接待とは違うこういう雰囲気はいいものだな。
ん~、昨日は少し飲みすぎたか……朝日はもうとっくに昇っていた。久しぶりの寝坊だな。しかしアイシャが来るにはまだ早い時間だ。
宿直室を出てギルドの裏口から外に出る。鍵を閉めてカリンの店に向かうが、途中で何か食べていこうと大きな広場に向かう。
「今の時間、店はやってるのか?」
こんな早い時間に街を歩いたことはなかったが、広場の周りの店は開いていて食事ができる店もあった。軽い食事をしていると鐘3つが鳴る。
午前9時だが、大概の店はこの時間に営業している。獣人達の朝は早いからな。カリンの店ももう開いているかと店に向かう。
だが店のドアには閉店の看板がかかっていた。まだ開いていないのか? 扉を押すと鍵はかかってないようで中に入る。
「カリン、アイシャは来ているか?」
「どうしたの、ユヅキ。ひとりで来たの? アイシャは?」
「昨日この町に泊まって、アイシャとはここで待ち合わせなんだ」
「えっ、アイシャひとりであの山道降りてくんの、なんで一緒にいてあげないのよ!」
「ギルドの用事があったから仕方ないんだよ。それに俺がこの国に来るまでアイシャはいつもひとりでここに来てたんだろ?」
「そういえばそうね。でも山道は危ないんだから一緒にいなさいよね」
まあ、その方がいいんだが、アイシャは俺なんかよりずっと強いんだぞ。
「カリン、いる?」
しばらくするとアイシャが入ってきた。
「アイシャ、おはよう」
「おはようユヅキさん、早かったのね。待たせちゃったかしら」
「いや、今来たところだよ」と、どこかで聞いたセリフを口にする。俺が持ってきた毛皮をカウンターに並べていくが、ドアに閉店の看板が出ていたはずだ。
「うちは今日休みなの。アイシャから今日来るって聞いていたから待ってたのよ。買い物でもしようって言ってたのよね」
そうだな。たまには友達同士、街で遊ぶのもいいことだ。
「あれ、アイシャ、その髪留めどうしたの。綺麗ね」
「あの……、これはユヅキさんに買ってもらって」
「えっ~! ユヅキからのプレゼント! けど高そうな物ね。まさか盗んだんじゃないでしょうね」
なんてことを言うんだ、カリンは。
毛皮の取引も終わり、アイシャとカリンと3人で街に出ていく。
あんまり邪魔しても悪いが、方向は同じだし途中までいいかと大きな広場まで来ると、向こうからミアンが歩いてきた。
「あっ、ユヅキなの。ワタシというものがありながら浮気しちゃだめなの」
なに言い出すの、この子は。
そんなミアンにカリンが食ってかかる。
「なに言ってんのよ! あんた誰なのよ」
「ワタシはギルドの職員で、ユヅキの先輩なの。ユヅキは入った時からワタシに色目を使ってきて困るの。周りをウロウロと近づいて気を引こうとするし。でもワタシは一途でまじめな人が好きなの」
バカヤロウ! 俺はそんな事してねえだろうが。
「本当なのユヅキさん!」
「いや、いや、いや。そんな訳ないだろう。ミアン、変なこと言うなよ!」
その後もミアンは勝手な事を口走る。
「でも、まじめに働いて、ワタシにちゃ~んと気を使って優しくしてくれたら、考えなくもないの」
「なに言ってんのよ、ユヅキは私達の方が先なんだからね」
カリンこそ何言ってんだよ。先ってなんだよ、先って。
おっ、カリンも気がついたのか、顔が真っ赤になっているじゃね~か。
「えっ、夕方に町へ行くの?」
「夜はギルドに泊まるから、心配しなくても大丈夫だよ」
明後日は、アイシャも町へ降りる。カリンの店で待ち合わせしようと話をした。
仕上がっている毛皮は、明日俺が持って行こう。お金だけをアイシャに持ってきてもらえばいいが、ひとりで山道を降りる事になるな。まあ、アイシャなら心配ないか。
翌日の午後。毛皮を持ち俺はひとり町に向かう。
歓迎会ってお酒とか出るんだろうな、久しぶりだな~。こっちに来てお酒なんて飲む暇もなかったし、それほど飲みたいとも思わなかった。
前の世界では営業でお客さんの接待か、家での晩酌で毎日飲んでいたように思う。
別にお酒が無くても楽しく生活できるじゃないか。医者に止められて禁酒が辛いと言っていた先輩に教えてやりたいくらいだ。
ちょっと早いがギルドに到着し、事務所の入り口を開ける。
「こんにちは、ボアンさん」
「やあ、君か。この仕事を片付けるから少し待っていてくれ。上に荷物を置いてくるといい。ミアン君、部屋まで案内してやってくれ」
「ユヅキ、こっちなの。ついてくるの」
階段を上がった一番奥の部屋が宿泊できる部屋みたいだ。中は2段ベッドが2つと大きめの机と椅子が4つ置いてある。職員が使う宿直室のようだな。
荷物を置いて事務所に戻ると、ボアンに呼ばれた。
「ユヅキ君。実はクロスボウに関する問い合わせが、職人からも商業ギルドからも来ている」
クロスボウの詳細は俺にしか分からないところがある。ボアンでは対応しきれずペンディングとなっているようだ。
「すまないが明後日から2、3日連続でここに来てはもらえないか」
「その日は狩りの予定なのだが……。急ぐというのであれば仕方ないが、狩りの仲間とも相談したい」
俺ひとりで決める事はできない。明日返事をすると言うと、ギルドは休みで誰もいないそうだ。
「デンデン貝を私の机に置いておいてくれないか。無理を言っているので報酬も少し多く出すし、ここに来ている間は2階に宿泊してくれていい」
どうも忙しいようだな、机の上には書類が積み重なっているぞ。
ボアンが仕事を終えて立ち上がった。
「じゃあ、皆さん。そろそろお店に行きましょうか」
幹事役の男性職員が先頭に立ち、店まで案内してくれる。
「そういえばユヅキ君、君はお酒が飲めるのかい? 聞かずに店を予約したもので少し心配していたのだが」
「俺は、大丈夫だ。こちらのお酒がどんなものか知らないから楽しみだよ。ところでミアン、お前は酒を飲んでもいいのか?」
「ワタシはもう成人しているの。お酒も飲めるし結婚もできるの。ユヅキは失礼なの」
こちらの成人が何歳かは知らんが、16、7才ぐらいにしか見えんミアンは前の世界では完全にアウトだろ。
予約の店は居酒屋風の2階建てで、カウンターと4人掛けのテーブルが並んでいた。俺達は2階に案内され、細長いテーブルが2列並んだ場所に座り歓迎会が始まる。
「……という訳で職人ギルドに所属してくれたユヅキ君を歓迎する。乾杯」
木のグラスにビールであろう酒で乾杯する。
「おお~、シュワシュワで割といけるな」
エールと言う酒で飲み慣れない味だが、ちゃんと冷えていて地ビールといった感じだ。
「ねえ、ねえ。ユヅキさんってどこに住んでるの?」
確かこの虎獣人の子は、受付嬢をしていた子だな。
「カウスの林の上、山の中腹に住んでいる」
「うわっ、あんなとこから通ってんの! 大変だね」
「ユヅキ君はひとりでこの町に来たのかい? 他に人族は見かけないのだが」
「この国にはひとりで来た。今は猟師の仲間、いや師匠と一緒に狩りをしている」
なかなか答えにくい質問もあるが虚実混ぜてうまく話す。転生したなど言える訳ないからな。
ここの料理は美味しいし、ワインのような酒もある。みんな和気あいあいと食べて飲んで、楽しい時間を過ごした。うん、うん。接待とは違うこういう雰囲気はいいものだな。
ん~、昨日は少し飲みすぎたか……朝日はもうとっくに昇っていた。久しぶりの寝坊だな。しかしアイシャが来るにはまだ早い時間だ。
宿直室を出てギルドの裏口から外に出る。鍵を閉めてカリンの店に向かうが、途中で何か食べていこうと大きな広場に向かう。
「今の時間、店はやってるのか?」
こんな早い時間に街を歩いたことはなかったが、広場の周りの店は開いていて食事ができる店もあった。軽い食事をしていると鐘3つが鳴る。
午前9時だが、大概の店はこの時間に営業している。獣人達の朝は早いからな。カリンの店ももう開いているかと店に向かう。
だが店のドアには閉店の看板がかかっていた。まだ開いていないのか? 扉を押すと鍵はかかってないようで中に入る。
「カリン、アイシャは来ているか?」
「どうしたの、ユヅキ。ひとりで来たの? アイシャは?」
「昨日この町に泊まって、アイシャとはここで待ち合わせなんだ」
「えっ、アイシャひとりであの山道降りてくんの、なんで一緒にいてあげないのよ!」
「ギルドの用事があったから仕方ないんだよ。それに俺がこの国に来るまでアイシャはいつもひとりでここに来てたんだろ?」
「そういえばそうね。でも山道は危ないんだから一緒にいなさいよね」
まあ、その方がいいんだが、アイシャは俺なんかよりずっと強いんだぞ。
「カリン、いる?」
しばらくするとアイシャが入ってきた。
「アイシャ、おはよう」
「おはようユヅキさん、早かったのね。待たせちゃったかしら」
「いや、今来たところだよ」と、どこかで聞いたセリフを口にする。俺が持ってきた毛皮をカウンターに並べていくが、ドアに閉店の看板が出ていたはずだ。
「うちは今日休みなの。アイシャから今日来るって聞いていたから待ってたのよ。買い物でもしようって言ってたのよね」
そうだな。たまには友達同士、街で遊ぶのもいいことだ。
「あれ、アイシャ、その髪留めどうしたの。綺麗ね」
「あの……、これはユヅキさんに買ってもらって」
「えっ~! ユヅキからのプレゼント! けど高そうな物ね。まさか盗んだんじゃないでしょうね」
なんてことを言うんだ、カリンは。
毛皮の取引も終わり、アイシャとカリンと3人で街に出ていく。
あんまり邪魔しても悪いが、方向は同じだし途中までいいかと大きな広場まで来ると、向こうからミアンが歩いてきた。
「あっ、ユヅキなの。ワタシというものがありながら浮気しちゃだめなの」
なに言い出すの、この子は。
そんなミアンにカリンが食ってかかる。
「なに言ってんのよ! あんた誰なのよ」
「ワタシはギルドの職員で、ユヅキの先輩なの。ユヅキは入った時からワタシに色目を使ってきて困るの。周りをウロウロと近づいて気を引こうとするし。でもワタシは一途でまじめな人が好きなの」
バカヤロウ! 俺はそんな事してねえだろうが。
「本当なのユヅキさん!」
「いや、いや、いや。そんな訳ないだろう。ミアン、変なこと言うなよ!」
その後もミアンは勝手な事を口走る。
「でも、まじめに働いて、ワタシにちゃ~んと気を使って優しくしてくれたら、考えなくもないの」
「なに言ってんのよ、ユヅキは私達の方が先なんだからね」
カリンこそ何言ってんだよ。先ってなんだよ、先って。
おっ、カリンも気がついたのか、顔が真っ赤になっているじゃね~か。
56
お気に入りに追加
961
あなたにおすすめの小説
外れスキル《コピー》を授かったけど「無能」と言われて家を追放された~ だけど発動条件を満たせば"魔族のスキル"を発動することができるようだ~
そらら
ファンタジー
「鑑定ミスではありません。この子のスキルは《コピー》です。正直、稀に見る外れスキルですね、何せ発動条件が今だ未解明なのですから」
「何てことなの……」
「全く期待はずれだ」
私の名前はラゼル、十五歳になったんだけども、人生最悪のピンチに立たされている。
このファンタジックな世界では、15歳になった際、スキル鑑定を医者に受けさせられるんだが、困ったことに私は外れスキル《コピー》を当ててしまったらしい。
そして数年が経ち……案の定、私は家族から疎ましく感じられてーーついに追放されてしまう。
だけど私のスキルは発動条件を満たすことで、魔族のスキルをコピーできるようだ。
そして、私の能力が《外れスキル》ではなく、恐ろしい能力だということに気づく。
そんでこの能力を使いこなしていると、知らないうちに英雄と呼ばれていたんだけど?
私を追放した家族が戻ってきてほしいって泣きついてきたんだけど、もう戻らん。
私は最高の仲間と最強を目指すから。
完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-
ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。
自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。
いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して!
この世界は無い物ばかり。
現代知識を使い生産チートを目指します。
※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。


妹が聖女の再来と呼ばれているようです
田尾風香
ファンタジー
ダンジョンのある辺境の地で回復術士として働いていたけど、父に呼び戻されてモンテリーノ学校に入学した。そこには、私の婚約者であるファルター殿下と、腹違いの妹であるピーアがいたんだけど。
「マレン・メクレンブルク! 貴様とは婚約破棄する!」
どうやらファルター殿下は、"低能"と呼ばれている私じゃなく、"聖女の再来"とまで呼ばれるくらいに成績の良い妹と婚約したいらしい。
それは別に構わない。国王陛下の裁定で無事に婚約破棄が成った直後、私に婚約を申し込んできたのは、辺境の地で一緒だったハインリヒ様だった。
戸惑う日々を送る私を余所に、事件が起こる。――学校に、ダンジョンが出現したのだった。
更新は不定期です。

侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる