34 / 352
第1章 異世界暮らし 山の家
第32話 矢を作る2
しおりを挟む
昨日の夕食に食べたカエルのステーキは、鶏肉のような味で美味しかった。
今朝はカエルの肉をたっぷり入れたスープと、いつもの無発酵パンだ。
「昨日作っていたクロスボウという弓、なかなか格好が良かったわね」
「うん、うん。今日矢を作ったら、試射できるから楽しみだ」
「食べ終わったら、私の矢も作るから一緒に作りましょう」
食後、さっそくアイシャに矢の作り方を教えてもらう。
乾燥した木を選んでくれて、それを縦方向に切って四角い棒を何本も作る。
「そのナイフ、ほんとによく切れるわね」
超音波振動を使わなくても、切れすぎて怖いくらいなのだが、ナイフの扱いにも慣れてきて真っ直ぐ切ることができている。
「ちょっと特殊なナイフで、ある人からもらった物なんだ」
女神様からもらったチートの武器だから、店には売ってないんだよな。
アイシャはテーブルの上に溝の付いた木製の台を置いて、その溝に四角い棒を置いた。
「ユヅキさんは、この台を使ってね」
これは矢を作るための作業台。俺の矢はアイシャの半分ぐらいの長さで、わざわざ専用の作業台をアイシャが作ってくれたようだ。
「まっすぐ、丸くなるようにナイフをこう持って削っていくの。削りすぎないように注意して、最後は矢じりに合う太さまで削っていくのよ」
なるほど、台に固定して奥から手前にナイフを動かして、徐々に丸く削ればいいんだな。真っ直ぐな矢を作るための工夫がこの台にはあって、俺でも上手くできそうだ。
「どう、ユヅキさんできた?」
「これで、どうかな?」
「ええ、それでいいわ。初めてにしてはいい出来よ」
これで矢のシャフト部分が出来上がった。
「次は矢の葉を作るわね。乾燥させたカエルの皮をこんな形に切るの」
先端が尖った俺の知っている矢の羽と同じような形だが、葉っぱを半分にした形にも似ているな。これを3枚作って矢に取り付けるそうだが、この皮には表裏があると言う。
「このツルツルの面が表で、ザラザラした面が裏側になるの。皮の面と前後の形を間違わないようにしてね」
葉の木型を言われた通りカエルの皮に置いて切り出し、矢の後ろに作った溝に取り付ける。
木の樹液の接着剤を塗ったり、糸を巻いて取り付けるが細かな作業で難しいな。アイシャに手伝ってもらいながらも、自分の矢を作っていく。
このカエルの葉により矢が回転して真っ直ぐに飛び、命中率が上がるそうだ。
最後に矢じりを先端に取り付けて糸で縛れば完成だ。
なんとか1本できた。感無量である。
せっかくだからちゃんと作り方を覚えた方がいいと、後2本の矢を作ってからアイシャと家の外に出て、クロスボウの試し撃ちをしてみる。
弓の弦は強めに張ってあるので、ストッパーまで引っ張るのに力がいるがこれが実戦仕様だ。溝に矢をセットして道の端から10m先の木を狙う。
アイシャには後ろから矢の飛び方などを見ていてもらう。狙いを定め、静かに引き金を引くと勢いよく矢が飛び出し、見事木に刺さった。
「まっすぐ飛んだし、思ったより速く飛んでいったわね。これはなかなかの物だわ」
うんうん、いいだろう。ルンルン気分で刺さった矢を取りに行く。
「アイシャも一度撃ってみるか」
「いいの? じゃーやってみるわ。本体を足で押さえて弦を引くのね。割と力がいるわね。後は矢をつがえて狙えばいいのかしら」
「そうそう、両手でこう持って、ここから覗いて狙いを定める」
手を添えながら説明していく。
「そして、この引き金をゆっくり引く」
「キャッ。音と振動が弓と全然違うわね。びっくりした」
「でもちゃんと木に刺さってるよ。上手いもんだ」
その後何回か試射したが、概ね良好だ。部屋に戻って試射の感想を聞いてみる。
「あれなら狩りに使えそうね」
「でも飛距離が短いからな、アイシャのようにはいかないぞ」
「あれだけの威力なら、止めを刺すことができるんじゃないかしら」
そうだな。剣で止めを刺すより、クロスボウの方が狩れる確率は高そうだ。
「じゃあ、休憩してから実際に狩りに行きましょうよ。そうね鹿がいいかしら。でも最初はウサギ? いえやっぱり鹿よ、鹿!」
ふたりであれこれと作戦を立てていく。アイシャも楽しそうだ。
狩りが成功する確率はそれほど高くない。鹿の生育場所は大体分かっているので、2、3箇所回れば獲物に出くわすが、そもそも1撃で倒れることはない。2撃目、 3撃目を加えないと逃げられることが多い。
それだけにふたりで連携して狩れば、大きな獲物でも仕留める確率は高くなる。
「ユヅキさんは右から回り込んで追い立てて、矢を当てた後は下に向かうように誘導するわ」
「分かった。じゃあ後で」
ふたり別れて配置につき準備する。鹿は5、6頭いるな、追えば何頭かはアイシャの近くに向かうはずだ。
わざと音を立てて追い立てた後、俺は鹿を横目に見ながら下ってクロスボウを準備する。
鹿の悲鳴が聞こえた。矢を当てたようだ。
「そっちへ行ったわ!」
木の陰から顔を出すと手負いの鹿が走ってくるのが見えた。この距離なら当たるか? 狙いを定め矢を放つ。矢は胴体に突き刺さり、もんどりうって倒れた鹿の首をショートソードで切り裂き止めを刺す。
「アイシャ、こっちだ」
「上手く仕留められたみたいね。やっぱりその弓、すごい威力ね」
「近くまで来てくれたから、当てることができただけだよ」
この世界の獣はなぜか皆、凶暴だ。大イノシシにしても、あの弱いカエルでさえ身の危険を感じると逃げずに立ち向かってくる。
そのおかげで倒せてもいるのだが、必死の形相で向かってくる獣は恐ろしいものである。
アイシャは上機嫌だな。うんうん、傷の少ない鹿の革は高く売れるものな。
今朝はカエルの肉をたっぷり入れたスープと、いつもの無発酵パンだ。
「昨日作っていたクロスボウという弓、なかなか格好が良かったわね」
「うん、うん。今日矢を作ったら、試射できるから楽しみだ」
「食べ終わったら、私の矢も作るから一緒に作りましょう」
食後、さっそくアイシャに矢の作り方を教えてもらう。
乾燥した木を選んでくれて、それを縦方向に切って四角い棒を何本も作る。
「そのナイフ、ほんとによく切れるわね」
超音波振動を使わなくても、切れすぎて怖いくらいなのだが、ナイフの扱いにも慣れてきて真っ直ぐ切ることができている。
「ちょっと特殊なナイフで、ある人からもらった物なんだ」
女神様からもらったチートの武器だから、店には売ってないんだよな。
アイシャはテーブルの上に溝の付いた木製の台を置いて、その溝に四角い棒を置いた。
「ユヅキさんは、この台を使ってね」
これは矢を作るための作業台。俺の矢はアイシャの半分ぐらいの長さで、わざわざ専用の作業台をアイシャが作ってくれたようだ。
「まっすぐ、丸くなるようにナイフをこう持って削っていくの。削りすぎないように注意して、最後は矢じりに合う太さまで削っていくのよ」
なるほど、台に固定して奥から手前にナイフを動かして、徐々に丸く削ればいいんだな。真っ直ぐな矢を作るための工夫がこの台にはあって、俺でも上手くできそうだ。
「どう、ユヅキさんできた?」
「これで、どうかな?」
「ええ、それでいいわ。初めてにしてはいい出来よ」
これで矢のシャフト部分が出来上がった。
「次は矢の葉を作るわね。乾燥させたカエルの皮をこんな形に切るの」
先端が尖った俺の知っている矢の羽と同じような形だが、葉っぱを半分にした形にも似ているな。これを3枚作って矢に取り付けるそうだが、この皮には表裏があると言う。
「このツルツルの面が表で、ザラザラした面が裏側になるの。皮の面と前後の形を間違わないようにしてね」
葉の木型を言われた通りカエルの皮に置いて切り出し、矢の後ろに作った溝に取り付ける。
木の樹液の接着剤を塗ったり、糸を巻いて取り付けるが細かな作業で難しいな。アイシャに手伝ってもらいながらも、自分の矢を作っていく。
このカエルの葉により矢が回転して真っ直ぐに飛び、命中率が上がるそうだ。
最後に矢じりを先端に取り付けて糸で縛れば完成だ。
なんとか1本できた。感無量である。
せっかくだからちゃんと作り方を覚えた方がいいと、後2本の矢を作ってからアイシャと家の外に出て、クロスボウの試し撃ちをしてみる。
弓の弦は強めに張ってあるので、ストッパーまで引っ張るのに力がいるがこれが実戦仕様だ。溝に矢をセットして道の端から10m先の木を狙う。
アイシャには後ろから矢の飛び方などを見ていてもらう。狙いを定め、静かに引き金を引くと勢いよく矢が飛び出し、見事木に刺さった。
「まっすぐ飛んだし、思ったより速く飛んでいったわね。これはなかなかの物だわ」
うんうん、いいだろう。ルンルン気分で刺さった矢を取りに行く。
「アイシャも一度撃ってみるか」
「いいの? じゃーやってみるわ。本体を足で押さえて弦を引くのね。割と力がいるわね。後は矢をつがえて狙えばいいのかしら」
「そうそう、両手でこう持って、ここから覗いて狙いを定める」
手を添えながら説明していく。
「そして、この引き金をゆっくり引く」
「キャッ。音と振動が弓と全然違うわね。びっくりした」
「でもちゃんと木に刺さってるよ。上手いもんだ」
その後何回か試射したが、概ね良好だ。部屋に戻って試射の感想を聞いてみる。
「あれなら狩りに使えそうね」
「でも飛距離が短いからな、アイシャのようにはいかないぞ」
「あれだけの威力なら、止めを刺すことができるんじゃないかしら」
そうだな。剣で止めを刺すより、クロスボウの方が狩れる確率は高そうだ。
「じゃあ、休憩してから実際に狩りに行きましょうよ。そうね鹿がいいかしら。でも最初はウサギ? いえやっぱり鹿よ、鹿!」
ふたりであれこれと作戦を立てていく。アイシャも楽しそうだ。
狩りが成功する確率はそれほど高くない。鹿の生育場所は大体分かっているので、2、3箇所回れば獲物に出くわすが、そもそも1撃で倒れることはない。2撃目、 3撃目を加えないと逃げられることが多い。
それだけにふたりで連携して狩れば、大きな獲物でも仕留める確率は高くなる。
「ユヅキさんは右から回り込んで追い立てて、矢を当てた後は下に向かうように誘導するわ」
「分かった。じゃあ後で」
ふたり別れて配置につき準備する。鹿は5、6頭いるな、追えば何頭かはアイシャの近くに向かうはずだ。
わざと音を立てて追い立てた後、俺は鹿を横目に見ながら下ってクロスボウを準備する。
鹿の悲鳴が聞こえた。矢を当てたようだ。
「そっちへ行ったわ!」
木の陰から顔を出すと手負いの鹿が走ってくるのが見えた。この距離なら当たるか? 狙いを定め矢を放つ。矢は胴体に突き刺さり、もんどりうって倒れた鹿の首をショートソードで切り裂き止めを刺す。
「アイシャ、こっちだ」
「上手く仕留められたみたいね。やっぱりその弓、すごい威力ね」
「近くまで来てくれたから、当てることができただけだよ」
この世界の獣はなぜか皆、凶暴だ。大イノシシにしても、あの弱いカエルでさえ身の危険を感じると逃げずに立ち向かってくる。
そのおかげで倒せてもいるのだが、必死の形相で向かってくる獣は恐ろしいものである。
アイシャは上機嫌だな。うんうん、傷の少ない鹿の革は高く売れるものな。
50
お気に入りに追加
961
あなたにおすすめの小説

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
えっ、能力なしでパーティ追放された俺が全属性魔法使い!? ~最強のオールラウンダー目指して謙虚に頑張ります~
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
コミカライズ10/19(水)開始!
2024/2/21小説本編完結!
旧題:えっ能力なしでパーティー追放された俺が全属性能力者!? 最強のオールラウンダーに成り上がりますが、本人は至って謙虚です
※ 書籍化に伴い、一部範囲のみの公開に切り替えられています。
※ 書籍化に伴う変更点については、近況ボードを確認ください。
生まれつき、一人一人に魔法属性が付与され、一定の年齢になると使うことができるようになる世界。
伝説の冒険者の息子、タイラー・ソリス(17歳)は、なぜか無属性。
勤勉で真面目な彼はなぜか報われておらず、魔法を使用することができなかった。
代わりに、父親から教わった戦術や、体術を駆使して、パーティーの中でも重要な役割を担っていたが…………。
リーダーからは無能だと疎まれ、パーティーを追放されてしまう。
ダンジョンの中、モンスターを前にして見捨てられたタイラー。ピンチに陥る中で、その血に流れる伝説の冒険者の能力がついに覚醒する。
タイラーは、全属性の魔法をつかいこなせる最強のオールラウンダーだったのだ! その能力のあまりの高さから、あらわれるのが、人より少し遅いだけだった。
タイラーは、その圧倒的な力で、危機を回避。
そこから敵を次々になぎ倒し、最強の冒険者への道を、駆け足で登り出す。
なにせ、初の強モンスターを倒した時点では、まだレベル1だったのだ。
レベルが上がれば最強無双することは約束されていた。
いつか彼は血をも超えていくーー。
さらには、天下一の美女たちに、これでもかと愛されまくることになり、モフモフにゃんにゃんの桃色デイズ。
一方、タイラーを追放したパーティーメンバーはというと。
彼を失ったことにより、チームは瓦解。元々大した力もないのに、タイラーのおかげで過大評価されていたパーティーリーダーは、どんどんと落ちぶれていく。
コメントやお気に入りなど、大変励みになっています。お気軽にお寄せくださいませ!
・12/27〜29 HOTランキング 2位 記録、維持
・12/28 ハイファンランキング 3位
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる