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第1章 異世界暮らし 山の家
第26話-1 カリンの家
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カリンが店の2階に、今夜泊まる部屋を用意してくれた。客間ではないようだが、小さな部屋にベッドだけがある部屋だ。そこに買った食料品などの荷物を置きベッドでくつろぐ。
すると、アイシャが「散歩がてら街を案内しましょうか」と扉をノックしてきた。
「それはありがたいのだが、足はいいのか」
「ええ、大丈夫よ。夕食まで時間もあるし、カリンは店番で今は暇なの」
それほど疲れていないと言っている。それならアイシャと一緒に街中に出てみよう。
町の城壁に守られた市街地だが、自衛のため武器は持って出た方がいいらしい。特に俺のような余所者はトラブルに遭う事もあるから注意するように言われた。
日本とは違って物騒なんだな。まあ、俺の場合は見慣れない人間という事もあり、念のため武器を持っているぞとアピールした方がいいという事らしいな。
アイシャは小さい頃、山が雪で覆われる冬場は町に降りて生活していたと聞いている。そんな街中にも詳しいアイシャに連れられて大きな通りを歩いていく。
「あっちの高台付近が貴族街で、その奥に領主様が住んでいるお屋敷があるの。こっちの塔が二つ建っている所が教会で、小さい頃お世話になったのよ」
所々分からない単語があるが、お偉いさん方とか教会とか何となく分かる。
しばらく歩くと大きな広場に着いた。真ん中に噴水があって、周りに飲食店や色々な店が並んでいる。
多くの人が行きかう活気のある場所だ。ちらほら露店で商売をしている人もいるな。通りを歩く獣人が、時々俺を見てギョッとしていたが、アイシャと仲良く歩いているので勘違いかと通り過ぎていく。
靴やアクセサリーを売っている店にアイシャが入っていく。年頃の女の子だからな、街中で履くかわいい靴やアクセサリーに興味があるのだろう。
家にあるのは仕事用の靴ばかりだったな。買ってやりたいが無一文の俺には到底無理だな。まあ、見ている分にはタダだし、アイシャも楽しんでいるようなので、これでいいか。
「ユヅキさん、あそこの露店にケバブがあるわ」
露店の一つに駆け寄り、食べ物を買いに行くようだ。
野菜と肉が無発酵パンに包まれた食べ物で、俺の分も買ってくれたのか1つを渡してくれた。
かぶりつくと何の肉だか分からないが、辛めのソースとよく合っている。
「美味しいね」と話しながら、ベンチに座りふたり笑顔で食べる。
学生さんなのか、若いカップルがここには多いようだな。同じようにベンチに座りおしゃべりしている。この公園はデートスポットなのかもしれんな。
俺とアイシャは仲のいい親子……いやそれほど歳は離れていないから兄妹といったところか。
その後もゆっくり街を散策しながら、カリンの店に帰って来た。
閉店時間を過ぎていて、店先の扉は閉まっていたので裏口から中に入る。
「ちょっと待ってて、もうすぐ夕飯できるから」
カリンが声をかけてきたが、その後ろに知らない虎獣人の男の子がいる。
「この子は、弟のクルトよ。ほら挨拶しなさい」
「こんばんは……」
小さな声で挨拶すると、すぐにカリンの後ろに隠れてしまった。夕食を作っているカリンの後ろをチョコチョコとついて回っている。
人見知りする子のようだが小っちゃくてかわいいな。モフモフさせてくれないかな~。
夕食ができ、四人テーブルを囲んで食事をする。
野菜と豆と肉を煮込んだスープといつものパンだが、焦げていて硬い。スープも苦いしエグ味があるというか舌にまとわりつくぞ。
アイシャが作るスープと同じ材料のはずだが、なぜこんなに違う?
箸が止まってしまった俺だが、アイシャは楽しくおしゃべりしながら食べてるし、弟さんもハグハグと食べてるからいつもの味なのだろう。
俺も人の事は言えんが、もう少し頑張ろうな、カリン。
今日は色々あって疲れた。
「アイシャ、カリン。先に休ませてもらうよ」
「はい、どうぞ。私はもう少ししてから寝ますね」
アイシャ達はまだおしゃべりしたいようで、先に部屋に戻ってベッドに横になる。
明日はどこかの店で買い物があると言ってたな。
元から明日は休みの予定だったのだからゆっくりしてから帰ればいいさ。そんなことを思いながら眠りについた。
翌日の朝食の後。
「アイシャ。今日はどこに行くんだ」
「あのね、毛皮を作るための材料とかを買いに行くの」
お金など必要なものを持って1階のカリンの店に降りていくと、店の入り口付近で、厳つい獣人とカリンが話をしている。揉め事か?
「あっ、アイシャ。ごめんだけど出掛けるのちょっと待って」
カリンが慌てた様子でこちらに駆け寄ってくる。
「あのね、冒険者ギルドがユヅキを連れて来いって言っているの。私も行くから一緒に来てちょうだい」
この獣人と一緒にどこかに行かないといけないらしいな。カリンは店に閉店の看板を掛けて歩き出した。
「冒険者ギルドは、お酒や食料品を卸してる顔なじみなんだけど、荒くれ者達の溜まり場で嫌なんだよね」
小さな声でカリンがアイシャに話している。なんだか俺が迷惑をかけている感じだが、何か悪い事したか? しばらく歩くと、3階建ての大きな建物の前に来ていた。中は酒場のようだな。
「よ~、カリンちゃん。今日もかわいいね。今度一緒に飲まねえか?」
「何バカ言ってんのよ! 私はまだ飲めないわよ!」
カリンに続いて俺が入っていくと、皆がギョッとして静かになった。俺の顔に何かついているのか?
俺達を連れて来た獣人が、カウンターの前で奥に向かって話をすると、猫獣人の女性職員が出て来て3階の部屋へと案内してくれる。
すると、アイシャが「散歩がてら街を案内しましょうか」と扉をノックしてきた。
「それはありがたいのだが、足はいいのか」
「ええ、大丈夫よ。夕食まで時間もあるし、カリンは店番で今は暇なの」
それほど疲れていないと言っている。それならアイシャと一緒に街中に出てみよう。
町の城壁に守られた市街地だが、自衛のため武器は持って出た方がいいらしい。特に俺のような余所者はトラブルに遭う事もあるから注意するように言われた。
日本とは違って物騒なんだな。まあ、俺の場合は見慣れない人間という事もあり、念のため武器を持っているぞとアピールした方がいいという事らしいな。
アイシャは小さい頃、山が雪で覆われる冬場は町に降りて生活していたと聞いている。そんな街中にも詳しいアイシャに連れられて大きな通りを歩いていく。
「あっちの高台付近が貴族街で、その奥に領主様が住んでいるお屋敷があるの。こっちの塔が二つ建っている所が教会で、小さい頃お世話になったのよ」
所々分からない単語があるが、お偉いさん方とか教会とか何となく分かる。
しばらく歩くと大きな広場に着いた。真ん中に噴水があって、周りに飲食店や色々な店が並んでいる。
多くの人が行きかう活気のある場所だ。ちらほら露店で商売をしている人もいるな。通りを歩く獣人が、時々俺を見てギョッとしていたが、アイシャと仲良く歩いているので勘違いかと通り過ぎていく。
靴やアクセサリーを売っている店にアイシャが入っていく。年頃の女の子だからな、街中で履くかわいい靴やアクセサリーに興味があるのだろう。
家にあるのは仕事用の靴ばかりだったな。買ってやりたいが無一文の俺には到底無理だな。まあ、見ている分にはタダだし、アイシャも楽しんでいるようなので、これでいいか。
「ユヅキさん、あそこの露店にケバブがあるわ」
露店の一つに駆け寄り、食べ物を買いに行くようだ。
野菜と肉が無発酵パンに包まれた食べ物で、俺の分も買ってくれたのか1つを渡してくれた。
かぶりつくと何の肉だか分からないが、辛めのソースとよく合っている。
「美味しいね」と話しながら、ベンチに座りふたり笑顔で食べる。
学生さんなのか、若いカップルがここには多いようだな。同じようにベンチに座りおしゃべりしている。この公園はデートスポットなのかもしれんな。
俺とアイシャは仲のいい親子……いやそれほど歳は離れていないから兄妹といったところか。
その後もゆっくり街を散策しながら、カリンの店に帰って来た。
閉店時間を過ぎていて、店先の扉は閉まっていたので裏口から中に入る。
「ちょっと待ってて、もうすぐ夕飯できるから」
カリンが声をかけてきたが、その後ろに知らない虎獣人の男の子がいる。
「この子は、弟のクルトよ。ほら挨拶しなさい」
「こんばんは……」
小さな声で挨拶すると、すぐにカリンの後ろに隠れてしまった。夕食を作っているカリンの後ろをチョコチョコとついて回っている。
人見知りする子のようだが小っちゃくてかわいいな。モフモフさせてくれないかな~。
夕食ができ、四人テーブルを囲んで食事をする。
野菜と豆と肉を煮込んだスープといつものパンだが、焦げていて硬い。スープも苦いしエグ味があるというか舌にまとわりつくぞ。
アイシャが作るスープと同じ材料のはずだが、なぜこんなに違う?
箸が止まってしまった俺だが、アイシャは楽しくおしゃべりしながら食べてるし、弟さんもハグハグと食べてるからいつもの味なのだろう。
俺も人の事は言えんが、もう少し頑張ろうな、カリン。
今日は色々あって疲れた。
「アイシャ、カリン。先に休ませてもらうよ」
「はい、どうぞ。私はもう少ししてから寝ますね」
アイシャ達はまだおしゃべりしたいようで、先に部屋に戻ってベッドに横になる。
明日はどこかの店で買い物があると言ってたな。
元から明日は休みの予定だったのだからゆっくりしてから帰ればいいさ。そんなことを思いながら眠りについた。
翌日の朝食の後。
「アイシャ。今日はどこに行くんだ」
「あのね、毛皮を作るための材料とかを買いに行くの」
お金など必要なものを持って1階のカリンの店に降りていくと、店の入り口付近で、厳つい獣人とカリンが話をしている。揉め事か?
「あっ、アイシャ。ごめんだけど出掛けるのちょっと待って」
カリンが慌てた様子でこちらに駆け寄ってくる。
「あのね、冒険者ギルドがユヅキを連れて来いって言っているの。私も行くから一緒に来てちょうだい」
この獣人と一緒にどこかに行かないといけないらしいな。カリンは店に閉店の看板を掛けて歩き出した。
「冒険者ギルドは、お酒や食料品を卸してる顔なじみなんだけど、荒くれ者達の溜まり場で嫌なんだよね」
小さな声でカリンがアイシャに話している。なんだか俺が迷惑をかけている感じだが、何か悪い事したか? しばらく歩くと、3階建ての大きな建物の前に来ていた。中は酒場のようだな。
「よ~、カリンちゃん。今日もかわいいね。今度一緒に飲まねえか?」
「何バカ言ってんのよ! 私はまだ飲めないわよ!」
カリンに続いて俺が入っていくと、皆がギョッとして静かになった。俺の顔に何かついているのか?
俺達を連れて来た獣人が、カウンターの前で奥に向かって話をすると、猫獣人の女性職員が出て来て3階の部屋へと案内してくれる。
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