6 / 270
第1章 異世界暮らし 山の家
第5話 獣人の家
しおりを挟む
翌朝。陽の光に誘われるように目を覚ました。
「あれ、ここは何処だ……」
また白い部屋か? 寝ぼけて立ち上がろうとすると、座っていた椅子から転げ落ちた。
「痛ってて……。あっそうだ、ここは獣人の娘の家だ」
眠気も吹っ飛び、飛び起きて隣の寝室のベッドを覗き込んだ。
獣人の娘は寝ていたが少し苦しそうだし顔が赤い。額に手を当ててみる。
「熱があるな。破傷風だとまずい事になるぞ」
破傷風は放置すると死につながる。そういえば鞄の箱の中に医薬品みたいなのがあったはずだ。慌てて鞄の中を探し、金属の箱の中にあった薬らしき瓶を取り出す。
瓶は2つあるがラベルが剥がれ落ちてしまったのか、説明書きも無いし何の薬か分からない。
蓋を開けて確かめてみると、ひとつは丸薬で臭いからすると胃腸薬のようだ。もう一方は白いカプセルの錠剤。
「これが抗生物質なら、助けられるのだが……」
獣人の娘をこのまま放っておくわけにもいかない。効くかどうか分からないがイチかバチかこの薬を飲ませよう。
水筒のコップに水瓶の水を汲んでベッドに戻る。獣人の娘を少し起き上がらせ、カプセルを飲ませようとするが飲んでくれない。
仕方がないので、俺が口に含んで口移しで飲ませる。肺に入って咽せないように、ゆっくり流し込むように飲んでもらう。
ゴクリと喉が鳴って、何とか飲み込んでくれたようだ。ゆっくり体を寝かせて、濡れた布を額の上に置いてやる。
「ふぅ~。これで薬が効いてくれればいいんだがな」
改めて獣人の娘の顔を見てみる。耳は完全に頭の上だ。髪は黒髪のショートヘアで横髪だけは伸ばしていて肩くらいまである。
確か首の後ろから背中にかけて、タテガミのような毛が生えていたな。顔は人間とあまり変わらん。むしろ彫りの深い目元や鼻筋の通った綺麗な顔立ちをしている。
獣人が暮らしているなど、いかにも異世界ファンタジーだ。女神様の白い部屋から落とされて、何も分からずここまで来たが、この世界で生きていく覚悟を決めないといけないだろうな。
そう思っていると急にお腹の音が鳴った。
「食事でもするか」
俺が倒れてしまっては、助けられるものも助けられなくなるからな。獣人の娘には悪いが、奥の部屋に吊してあった肉をもらって食事にしよう。
奥から肉を少し切り取ってかまどに向かう。肉を薄くスライスしておき、鞄から非常食の袋を取り出す。
かまどに火を入れて上に置いてある鉄鍋を熱し、薄切りにした肉を鉄鍋の底に敷き両面を焼く。肉の香ばしい香りが鼻をくすぐる。
その鉄鍋に水を入れ、非常食の粉を入れて一煮立ちするまで待つ。自分用の小さな鍋に取り分けてテーブルに運ぶ。
こうしてテーブルでしっかりと食事を摂るのは、この世界に来て初めてだな。
「いただきます」
なかなかに美味いじゃないか。やはり肉が入った分、昨日よりも旨味がある。今までまともな料理など作ったことはないが、なかなかいい出来だ。自分で作った飯を夢中になってほおばる。
食事をして人心地ついたところで部屋を見渡す。ここは洞窟の中だが明るい。
直接穴は見えないが、入り口の上の方から陽の光が差し込んでいるようで、間接光で洞窟全体が照らされている。
その光を取り入れるため部屋に天井は無く、太い木の梁と柱で組んだ四方を、木の壁で囲んで部屋にしている。隣の寝室も同じように明るかったな。狭い入り口から部材を運んで洞窟内で組み上げた家なんだろう。
よくよく考えると寝室にはベッドが2つあった。獣人の娘の他に同居人が居るはずだ。
昨日から丸一日たった今も帰って来なかったが、遠くの仕事に出かけているなら今日ぐらいには帰って来るのかもしれないな。
この状況をどう説明したものか? 敵意のないことを説明して分かってもらいたいものだが……。
しかし色々やらかしてる気がする。今、獣人の娘は裸同然だし、奥の食料庫から肉を少しもらってしまった。いや~、仕方がなかったんだけどね~。
まあ最悪、俺がここを逃げ出せばいいさ。なんと思われても獣人の娘が助かるのならそれでいい。
後はその同居人が、獣人の娘の面倒を見てくれるだろう。
だが熱が下がるまでは心配だ。それまでは看病をし、安心してここを立ち去れたら一番いいんだけどな。
そう思いつつふとテーブルの横を見ると、獣人の娘を治療するときに寝かせたローブがまだ床に敷いてあった。獣人の血がこびり付いていて、このまま敷いておく訳にもいかんな。
「洗濯でもするか」
着ているシャツも汗で汚れているし、獣人の娘が眠っている今の内に洗ってしまおう。かといって洗濯機はもちろん石鹸のような物もない。
手洗いなど今までしたこともないが、水洗いだけで何とかなるか。
水瓶からこの家にあった大きな鍋に水を入れて外に出る。陽の光がまぶしい。これなら洗濯物もよく乾きそうだ。
ローブに水をかけて雑巾を洗うようにゴシゴシ洗ってみると、シミのように固まっていた血がボロボロと落ちていった。
手洗いの経験はないが、これは少し異常だ。ローブをバンバンと勢いよく上下に叩くと赤黒かった血の跡もなく、元通りの濃い藍色を取り戻した。表面は僅かにキラキラ光っている。さすが女神様にもらったローブだと感心しながら、洞窟の壁際に干しておく。
着ていたシャツも洗濯したが、こちらは普通のシャツのようだ。残念。
その日の夕方になっても獣人の娘は起きてこなかった。
もう一度薬を口移しで飲ませた後、椅子を持っていき少しの間獣人の娘の様子をみる。
まだ熱があるのか、苦しそうにうなされている。発熱は細菌やウイルスなどの外敵から体を守る防御反応だと聞いたことがある。この娘の体内で生きようと必死に戦っているのだろう。
額の汗を拭ってやり、そっと獣人の手を握る。不甲斐ない俺だがやれるだけのことはやったつもりだ。
「頼むから、助かってくれよ」
翌朝、俺は隣の部屋でローブにくるまって寝ていたが、寝室からガタンという音で飛び起きた。
寝室に飛び込むと、獣人の娘が起き上がろうと両手をベッドについていた。駆け寄り背中を支えて起こしてやり、獣人の顔を見つめる。
血色のいい薄紅色の頬に、薄く青いみ空色の生き生きとした目は少し驚いたように丸く開かれていた。
「もう大丈夫だ、助かったぞ! 良かったな。良かったな」
俺は嬉しくて少し泣いていたのかもしれない。
「あれ、ここは何処だ……」
また白い部屋か? 寝ぼけて立ち上がろうとすると、座っていた椅子から転げ落ちた。
「痛ってて……。あっそうだ、ここは獣人の娘の家だ」
眠気も吹っ飛び、飛び起きて隣の寝室のベッドを覗き込んだ。
獣人の娘は寝ていたが少し苦しそうだし顔が赤い。額に手を当ててみる。
「熱があるな。破傷風だとまずい事になるぞ」
破傷風は放置すると死につながる。そういえば鞄の箱の中に医薬品みたいなのがあったはずだ。慌てて鞄の中を探し、金属の箱の中にあった薬らしき瓶を取り出す。
瓶は2つあるがラベルが剥がれ落ちてしまったのか、説明書きも無いし何の薬か分からない。
蓋を開けて確かめてみると、ひとつは丸薬で臭いからすると胃腸薬のようだ。もう一方は白いカプセルの錠剤。
「これが抗生物質なら、助けられるのだが……」
獣人の娘をこのまま放っておくわけにもいかない。効くかどうか分からないがイチかバチかこの薬を飲ませよう。
水筒のコップに水瓶の水を汲んでベッドに戻る。獣人の娘を少し起き上がらせ、カプセルを飲ませようとするが飲んでくれない。
仕方がないので、俺が口に含んで口移しで飲ませる。肺に入って咽せないように、ゆっくり流し込むように飲んでもらう。
ゴクリと喉が鳴って、何とか飲み込んでくれたようだ。ゆっくり体を寝かせて、濡れた布を額の上に置いてやる。
「ふぅ~。これで薬が効いてくれればいいんだがな」
改めて獣人の娘の顔を見てみる。耳は完全に頭の上だ。髪は黒髪のショートヘアで横髪だけは伸ばしていて肩くらいまである。
確か首の後ろから背中にかけて、タテガミのような毛が生えていたな。顔は人間とあまり変わらん。むしろ彫りの深い目元や鼻筋の通った綺麗な顔立ちをしている。
獣人が暮らしているなど、いかにも異世界ファンタジーだ。女神様の白い部屋から落とされて、何も分からずここまで来たが、この世界で生きていく覚悟を決めないといけないだろうな。
そう思っていると急にお腹の音が鳴った。
「食事でもするか」
俺が倒れてしまっては、助けられるものも助けられなくなるからな。獣人の娘には悪いが、奥の部屋に吊してあった肉をもらって食事にしよう。
奥から肉を少し切り取ってかまどに向かう。肉を薄くスライスしておき、鞄から非常食の袋を取り出す。
かまどに火を入れて上に置いてある鉄鍋を熱し、薄切りにした肉を鉄鍋の底に敷き両面を焼く。肉の香ばしい香りが鼻をくすぐる。
その鉄鍋に水を入れ、非常食の粉を入れて一煮立ちするまで待つ。自分用の小さな鍋に取り分けてテーブルに運ぶ。
こうしてテーブルでしっかりと食事を摂るのは、この世界に来て初めてだな。
「いただきます」
なかなかに美味いじゃないか。やはり肉が入った分、昨日よりも旨味がある。今までまともな料理など作ったことはないが、なかなかいい出来だ。自分で作った飯を夢中になってほおばる。
食事をして人心地ついたところで部屋を見渡す。ここは洞窟の中だが明るい。
直接穴は見えないが、入り口の上の方から陽の光が差し込んでいるようで、間接光で洞窟全体が照らされている。
その光を取り入れるため部屋に天井は無く、太い木の梁と柱で組んだ四方を、木の壁で囲んで部屋にしている。隣の寝室も同じように明るかったな。狭い入り口から部材を運んで洞窟内で組み上げた家なんだろう。
よくよく考えると寝室にはベッドが2つあった。獣人の娘の他に同居人が居るはずだ。
昨日から丸一日たった今も帰って来なかったが、遠くの仕事に出かけているなら今日ぐらいには帰って来るのかもしれないな。
この状況をどう説明したものか? 敵意のないことを説明して分かってもらいたいものだが……。
しかし色々やらかしてる気がする。今、獣人の娘は裸同然だし、奥の食料庫から肉を少しもらってしまった。いや~、仕方がなかったんだけどね~。
まあ最悪、俺がここを逃げ出せばいいさ。なんと思われても獣人の娘が助かるのならそれでいい。
後はその同居人が、獣人の娘の面倒を見てくれるだろう。
だが熱が下がるまでは心配だ。それまでは看病をし、安心してここを立ち去れたら一番いいんだけどな。
そう思いつつふとテーブルの横を見ると、獣人の娘を治療するときに寝かせたローブがまだ床に敷いてあった。獣人の血がこびり付いていて、このまま敷いておく訳にもいかんな。
「洗濯でもするか」
着ているシャツも汗で汚れているし、獣人の娘が眠っている今の内に洗ってしまおう。かといって洗濯機はもちろん石鹸のような物もない。
手洗いなど今までしたこともないが、水洗いだけで何とかなるか。
水瓶からこの家にあった大きな鍋に水を入れて外に出る。陽の光がまぶしい。これなら洗濯物もよく乾きそうだ。
ローブに水をかけて雑巾を洗うようにゴシゴシ洗ってみると、シミのように固まっていた血がボロボロと落ちていった。
手洗いの経験はないが、これは少し異常だ。ローブをバンバンと勢いよく上下に叩くと赤黒かった血の跡もなく、元通りの濃い藍色を取り戻した。表面は僅かにキラキラ光っている。さすが女神様にもらったローブだと感心しながら、洞窟の壁際に干しておく。
着ていたシャツも洗濯したが、こちらは普通のシャツのようだ。残念。
その日の夕方になっても獣人の娘は起きてこなかった。
もう一度薬を口移しで飲ませた後、椅子を持っていき少しの間獣人の娘の様子をみる。
まだ熱があるのか、苦しそうにうなされている。発熱は細菌やウイルスなどの外敵から体を守る防御反応だと聞いたことがある。この娘の体内で生きようと必死に戦っているのだろう。
額の汗を拭ってやり、そっと獣人の手を握る。不甲斐ない俺だがやれるだけのことはやったつもりだ。
「頼むから、助かってくれよ」
翌朝、俺は隣の部屋でローブにくるまって寝ていたが、寝室からガタンという音で飛び起きた。
寝室に飛び込むと、獣人の娘が起き上がろうと両手をベッドについていた。駆け寄り背中を支えて起こしてやり、獣人の顔を見つめる。
血色のいい薄紅色の頬に、薄く青いみ空色の生き生きとした目は少し驚いたように丸く開かれていた。
「もう大丈夫だ、助かったぞ! 良かったな。良かったな」
俺は嬉しくて少し泣いていたのかもしれない。
39
お気に入りに追加
971
あなたにおすすめの小説
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
転生無双なんて大層なこと、できるわけないでしょう!〜公爵令息が家族、友達、精霊と送る仲良しスローライフ〜
西園寺若葉
ファンタジー
転生したラインハルトはその際に超説明が適当な女神から、訳も分からず、チートスキルをもらう。
どこに転生するか、どんなスキルを貰ったのか、どんな身分に転生したのか全てを分からず転生したラインハルトが平和な?日常生活を送る話。
- カクヨム様にて、週間総合ランキングにランクインしました!
- アルファポリス様にて、人気ランキング、HOTランキングにランクインしました!
- この話はフィクションです。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~
こばやん2号
ファンタジー
とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。
それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。
かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。
果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!?
※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。
退屈な人生を歩んでいたおっさんが異世界に飛ばされるも無自覚チートで無双しながらネットショッピングしたり奴隷を買ったりする話
菊池 快晴
ファンタジー
無難に生きて、真面目に勉強して、最悪なブラック企業に就職した男、君内志賀(45歳)。
そんな人生を歩んできたおっさんだったが、異世界に転生してチートを授かる。
超成熟、四大魔法、召喚術、剣術、魔力、どれをとっても異世界最高峰。
極めつけは異世界にいながら元の世界の『ネットショッピング』まで。
生真面目で不器用、そんなおっさんが、奴隷幼女を即購入!?
これは、無自覚チートで無双する真面目なおっさんが、元の世界のネットショッピングを楽しみつつ、奴隷少女と異世界をマイペースに旅するほんわか物語です。
転生させて貰ったけど…これやりたかった事…だっけ?
N
ファンタジー
目が覚めたら…目の前には白い球が、、
生まれる世界が間違っていたって⁇
自分が好きだった漫画の中のような世界に転生出来るって⁈
嬉しいけど…これは一旦落ち着いてチートを勝ち取って最高に楽しい人生勝ち組にならねば!!
そう意気込んで転生したものの、気がついたら………
大切な人生の相棒との出会いや沢山の人との出会い!
そして転生した本当の理由はいつ分かるのか…!!
ーーーーーーーーーーーーーー
※誤字・脱字多いかもしれません💦
(教えて頂けたらめっちゃ助かります…)
※自分自身が句読点・改行多めが好きなのでそうしています、読みにくかったらすみません
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる