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猫法師
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私は襖を開けたが出口ではなかった
どうやら茶室のようだ…
部屋の真ん中で住職らしき人が茶を飲んでいるが、よく見ると顔が猫だったのだ
私は絶句してしまい言葉が詰まったが女の子は『こんにちわ、猫さん』と話し掛けた
すると『なんだ君達は?』と流暢に喋る
『ここはどこなんですか?そして私達はどうなるんですか?教えてください』と尋ねた
『へぇ~ちゃんと自我があるなんて珍しい客人だねぇ』その猫は興味深そうに話す
私は何を言ってるのかが理解できずにいた
そういえば部屋にいた人達は何も喋らず虚ろな感じだったのだ…
『じゃあ教えてあげるよ』猫は得意気に話し始めた。
①ここは現世とあの世の狭間らしい
②あの世にはすぐに行けず、ここで一晩待つ(順番を待つ所らしい)
③そして私は猫法師とでも呼んでくれ
との事
私は死んだのか?なんで?猫法師に尋ねた
『う~ん、お前さんは正確に言うと死んではいない…死にかけているんだ…
他の者は意思がないのは見ただろう…
死ぬと意思がなくなるんだ…
お前さんは意思があってここにいる…
まぁ仕方ないかもね諦めて成仏しな』
と応える
『私が何故、死にかけているんだ!教えてください!』
猫法師は頭をかきながら『特別だよと』茶碗を私に差し出した
『中の茶を見てごらん』
私は茶碗の中を覗くと私が病院のベッドで眠っている…
『お前は過労で倒れた時に頭を打ったんだね~打ち所が悪くて昏睡状態だ』
私は鮮明に思い出した
そうだ私は病室で眠ってしまった後、目眩で階段から落ちたのだ。
どうやら茶室のようだ…
部屋の真ん中で住職らしき人が茶を飲んでいるが、よく見ると顔が猫だったのだ
私は絶句してしまい言葉が詰まったが女の子は『こんにちわ、猫さん』と話し掛けた
すると『なんだ君達は?』と流暢に喋る
『ここはどこなんですか?そして私達はどうなるんですか?教えてください』と尋ねた
『へぇ~ちゃんと自我があるなんて珍しい客人だねぇ』その猫は興味深そうに話す
私は何を言ってるのかが理解できずにいた
そういえば部屋にいた人達は何も喋らず虚ろな感じだったのだ…
『じゃあ教えてあげるよ』猫は得意気に話し始めた。
①ここは現世とあの世の狭間らしい
②あの世にはすぐに行けず、ここで一晩待つ(順番を待つ所らしい)
③そして私は猫法師とでも呼んでくれ
との事
私は死んだのか?なんで?猫法師に尋ねた
『う~ん、お前さんは正確に言うと死んではいない…死にかけているんだ…
他の者は意思がないのは見ただろう…
死ぬと意思がなくなるんだ…
お前さんは意思があってここにいる…
まぁ仕方ないかもね諦めて成仏しな』
と応える
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『中の茶を見てごらん』
私は茶碗の中を覗くと私が病院のベッドで眠っている…
『お前は過労で倒れた時に頭を打ったんだね~打ち所が悪くて昏睡状態だ』
私は鮮明に思い出した
そうだ私は病室で眠ってしまった後、目眩で階段から落ちたのだ。
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