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[第一章] 不思議な部屋
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『ここはどこ?』
私は見た事もない場所にいた。
私は母の看病の為に病室にいたはず
母が寝付いた後、私は病室から見える風に靡く新緑を見ていたが、寝不足だったせいか眠くなる…。
蝉の鳴き声が遠退いて気が付いたら眠っていて目を覚ますとここにいたのだ。
周りを見渡すと数人の男女、子供、老人様々いて誰一人、口を聞かない。
部屋は木造で冷やかな感じで夏なのに暑くもない、皆静かだ…沈黙だ…。
どれくらい経ったのだろうか?部屋には時計も窓もなく夜か昼間か分からない。
呆然としていたら部屋に誰かが入ってくる
おそらくは、この建物の住人だ身形から住職だ。
住職は静かに話し始めた。
『あなた達は今夜ここで時間を過ごし、そして明朝に旅立つのです』と言う。
何を言ってるのか初めは理解できなかったが
私はもしかして死んだのかと?
この部屋の人達は何故、疑問に思わず黙っているのか?
この事象を受け止めているのか?
私は住職に色々と尋ねるが
住職は何も告げず一礼して部屋を出ていってしまった。
私はまだ死ねない…母が心配だ早く戻らないといけないと思ったからだ。
私は見た事もない場所にいた。
私は母の看病の為に病室にいたはず
母が寝付いた後、私は病室から見える風に靡く新緑を見ていたが、寝不足だったせいか眠くなる…。
蝉の鳴き声が遠退いて気が付いたら眠っていて目を覚ますとここにいたのだ。
周りを見渡すと数人の男女、子供、老人様々いて誰一人、口を聞かない。
部屋は木造で冷やかな感じで夏なのに暑くもない、皆静かだ…沈黙だ…。
どれくらい経ったのだろうか?部屋には時計も窓もなく夜か昼間か分からない。
呆然としていたら部屋に誰かが入ってくる
おそらくは、この建物の住人だ身形から住職だ。
住職は静かに話し始めた。
『あなた達は今夜ここで時間を過ごし、そして明朝に旅立つのです』と言う。
何を言ってるのか初めは理解できなかったが
私はもしかして死んだのかと?
この部屋の人達は何故、疑問に思わず黙っているのか?
この事象を受け止めているのか?
私は住職に色々と尋ねるが
住職は何も告げず一礼して部屋を出ていってしまった。
私はまだ死ねない…母が心配だ早く戻らないといけないと思ったからだ。
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