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第八章 国家エスカルド
怪鳥
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ジョンはガーネットと呼ばれる巨大な鳥に出会った。その巨大さは身を屈めなくては樹海の木の背を通り越し身体が飛び出してしまうほどの巨大さである
羽根の色は全身燃えているかのような赤色で赤色の眼でジョンを睨んでいる
「もしかしてカーナ達を食べたとか無いよな? 見当たらないが……」
ジョンは警戒している
「そんな訳がないだろ、四人共背中に乗っている、お前も早く乗れ、都市にはこの子に乗せて行って貰う」
「……今回はお前の指示に従おう、もし近付いて喰われたら恨むぜ?」
「心配する必要なんかないぞ、少しは我を信用しろ」
ジョンは恐る恐るガーネットに近付く、その後ろからメイヴィス
実はガーネットはジョンの事を気に入らないがメイヴィスに言われたので致し方なく羽をちょっとした坂道の様になだらかに伸ばしジョン達を誘う
ふわりとした足場に最初は戸惑うが背中に上るまでには慣れる
そしてその上にはカーナ達がキョトンとして座っていた。ジョン達を見つけるなり手を振ってジョン達の元に駆け寄るカーナにアリシナ
「ジョンさん!! ご無事でしたか? 怪我はしていないんですか?」
「全く、この通り」
と両手を広げ無事のアピールをするジョン
「カーナ、これを」
とメイヴィスが持っていた聖剣をカーナに渡す。
「!? も、もう、と、取り返してくれたんですか!?」
「す、凄い……私達じゃ此処まで辿り着くだけでも無理だったね……」
「ありがとうね~この御礼は絶対にするわよ」
いつの間にかカーナ達の後ろに居たのかララも言う、セルフィもその横、セルフィはジョンの前に行き跪く、それを見たジョンは渋い顔
「出会った時、あんな無礼な言動をしてしまう誠に申し訳ありませんでした。貴方達は私達の命の恩人です」
「よ、止せ、そんな事をする必要はない」
メイヴィスがセルフィを立ち上がらせようとするがその横にカーナ、アリシナも並びセルフィと同じ体勢になる
「いいえ、貴方達は私達の為に命まで懸けてくださった……何かさせて下さい何でもします」
「じゃあ、全裸になって裸のまま踊れ」
「え?」
ジョン以外の全員がキョトンとする
「何でもするんだろ? やれよ」
「そ、それは……」
「出来ないだろ?」
「いえ! やります!」
「え?」
そう言って真っ先に服を脱ごうとするセルフィを慌てて止めるジョン
「冗談だ。冗談、お前たちの裸を見たってこっちは一ミリも嬉しくない、真に受けるな」
「……で、でも私達にはそれくらいしか……」
「こっちが勝手にやった事、俺はお前らの下らない礼も慰めも要らない、そこで黙ってろ、都市に着いたら俺達の関係はそれまでだ。そこからは他人いいな? 礼云々ならこの黒女に言え、俺に構うな」
と言いジョンはその場を離れ落ち着ける所で座る
「全く……我は礼は要らぬ、彼が言ったようにこちらが勝手にやった事、その気持ちだけで嬉しいよ」
メイヴィスもそう言うがセルフィ達は納得していない様であった。ジョンは都市に着いたら他人だと言っていたがガーネットの元に着く前にジョンとメイヴィスの間ではこんな会話がされていた。
「……カーナ達は恐らく都市に着いても安全とは言えないだろう、なんせその都市の騎士団に狙われてるんだからな……と、言うことでメイヴィス都市に着いたらアイツ等を見張れ、どうもこの一連の騒動単純じゃなさそうだ」
「だがお前はどうする?」
「こっちは気にするな、都市じゃ魔法は使えないんだろ? なら、心配は要らない」
「……分かったよ、お前を信用しよう」
「そりゃどうも」
ジョンとメイヴィスはとてつもない程の嫌な予感を感じ取っていた。騎士団に聖剣……これが何を意味するのか? 誰の差し金なのか? それ等を知る必要があるとジョンとメイヴィスは確信している
羽根の色は全身燃えているかのような赤色で赤色の眼でジョンを睨んでいる
「もしかしてカーナ達を食べたとか無いよな? 見当たらないが……」
ジョンは警戒している
「そんな訳がないだろ、四人共背中に乗っている、お前も早く乗れ、都市にはこの子に乗せて行って貰う」
「……今回はお前の指示に従おう、もし近付いて喰われたら恨むぜ?」
「心配する必要なんかないぞ、少しは我を信用しろ」
ジョンは恐る恐るガーネットに近付く、その後ろからメイヴィス
実はガーネットはジョンの事を気に入らないがメイヴィスに言われたので致し方なく羽をちょっとした坂道の様になだらかに伸ばしジョン達を誘う
ふわりとした足場に最初は戸惑うが背中に上るまでには慣れる
そしてその上にはカーナ達がキョトンとして座っていた。ジョン達を見つけるなり手を振ってジョン達の元に駆け寄るカーナにアリシナ
「ジョンさん!! ご無事でしたか? 怪我はしていないんですか?」
「全く、この通り」
と両手を広げ無事のアピールをするジョン
「カーナ、これを」
とメイヴィスが持っていた聖剣をカーナに渡す。
「!? も、もう、と、取り返してくれたんですか!?」
「す、凄い……私達じゃ此処まで辿り着くだけでも無理だったね……」
「ありがとうね~この御礼は絶対にするわよ」
いつの間にかカーナ達の後ろに居たのかララも言う、セルフィもその横、セルフィはジョンの前に行き跪く、それを見たジョンは渋い顔
「出会った時、あんな無礼な言動をしてしまう誠に申し訳ありませんでした。貴方達は私達の命の恩人です」
「よ、止せ、そんな事をする必要はない」
メイヴィスがセルフィを立ち上がらせようとするがその横にカーナ、アリシナも並びセルフィと同じ体勢になる
「いいえ、貴方達は私達の為に命まで懸けてくださった……何かさせて下さい何でもします」
「じゃあ、全裸になって裸のまま踊れ」
「え?」
ジョン以外の全員がキョトンとする
「何でもするんだろ? やれよ」
「そ、それは……」
「出来ないだろ?」
「いえ! やります!」
「え?」
そう言って真っ先に服を脱ごうとするセルフィを慌てて止めるジョン
「冗談だ。冗談、お前たちの裸を見たってこっちは一ミリも嬉しくない、真に受けるな」
「……で、でも私達にはそれくらいしか……」
「こっちが勝手にやった事、俺はお前らの下らない礼も慰めも要らない、そこで黙ってろ、都市に着いたら俺達の関係はそれまでだ。そこからは他人いいな? 礼云々ならこの黒女に言え、俺に構うな」
と言いジョンはその場を離れ落ち着ける所で座る
「全く……我は礼は要らぬ、彼が言ったようにこちらが勝手にやった事、その気持ちだけで嬉しいよ」
メイヴィスもそう言うがセルフィ達は納得していない様であった。ジョンは都市に着いたら他人だと言っていたがガーネットの元に着く前にジョンとメイヴィスの間ではこんな会話がされていた。
「……カーナ達は恐らく都市に着いても安全とは言えないだろう、なんせその都市の騎士団に狙われてるんだからな……と、言うことでメイヴィス都市に着いたらアイツ等を見張れ、どうもこの一連の騒動単純じゃなさそうだ」
「だがお前はどうする?」
「こっちは気にするな、都市じゃ魔法は使えないんだろ? なら、心配は要らない」
「……分かったよ、お前を信用しよう」
「そりゃどうも」
ジョンとメイヴィスはとてつもない程の嫌な予感を感じ取っていた。騎士団に聖剣……これが何を意味するのか? 誰の差し金なのか? それ等を知る必要があるとジョンとメイヴィスは確信している
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