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第72話『世界を呪うサイコロ』
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「例えば、このサイコロ――運命《ダイス》。過去に、このサイコロを所有した者たちは皆が、栄華を極め……そして、その栄華が頂点に達した段階で、今度は逆に地の底深くまで叩き堕とされる」
「君に奪われず、運命《ダイス》をあのまま振り続けていれば、今よりなお、破滅的な状況に陥っていた。そういうことか。ベオウルフ、君に感謝せねばなるまいね」
「あくまで、成り行き上のことだ。俺が感謝される筋合いのものではない。それに、採掘遺物《アーティファクト》大国、採掘都市国家の王であるあんたが、運命《ダイス》の存在を知らないのも無理はねぇ。そいつは、そもそも太古の昔の人間が作った遺物かどうかも疑わしい物。遺物ですらない可能性がある、そんな代物だ。だから遺物の探求者にして権威である、あんたが知らなくてもおかしくはない。こんなヤベェモンは存在している事自体、許されていない。だから存在が完全に秘匿された。その存在を知っているのは、世界でもごく一握りのヤベェ人間だけ。それとな、運命《ダイス》が破滅させるのは、その所有者だけじゃない。それがソイツのヤバさだ」
「それは、どういうことだ」
「俺が運命《ダイス》をあんたから奪うように依頼されたのも、ソイツがもたらす災厄の規模がまったく想定できない物だからだ。運命《ダイス》が、あんたの慎ましやかな願いを叶える程度ならまだ良かったさ。だが、違う。運命《ダイス》は、世界を破滅させようとしやがった」
「ベオウルフ。知っている限りの情報を聞かせてくれないだろうか」
「もちろんだ。俺が聞いている情報を話す。運命《ダイス》は前触れもなく現れる。そしてその力を最も欲した者が、偶然手にする。そして、所有者のありとあらゆる願いを無条件に無節操に叶えまくり、所有者に勝利をもたらす。だが、これはそこで終わる代物じゃない。いままで所有者に与えた勝ち分を、まるで奪い返すかのように破滅的な最後を所有者にもたらす。いや――違う。破滅するのは所有者だけじゃない。家族、友人、知人、所属する団体、村、国。――所有者が関係した者たちを巻き込み、与えた勝利の何百、何千倍の規模の破滅をもたらす」
「兵器として作られた可能性は」
「断じて兵器などではない。運命《ダイス》は兵器として、成立していない。あまりに不確定要素が大き過ぎる。兵器は、人を殺める道具。兵器は、勝者に益をもたらす。あくまで人が人のために作った道具。安定して機能し、想定した通りの効果を発揮する。それが兵器の最低条件。兵器において、殺傷性能、破壊力なんて物は、二の次三の次だ。安全に、安定して運用できることが最重要項目。運命《ダイス》は効果も未知数、それどころか、味方にすら牙を向く。俺から言わせりゃ、運命《ダイス》は、悪趣味な玩具だ」
「兵器ですらないと。そんな物を……私は」
「運命《ダイス》は、国どころか、――世界すら破滅させかねない代物だ。あの、召喚された化け物。アレも、召喚硬貨《タリスマン》だけじゃねぇ、ソイツの悪意――大失敗《ファンブル》が影響していると考えた方が自然だ。運命《ダイス》は、どうやら人が、世界が、憎くて憎くて、仕方がないみたいだな」
「不確定な未来、それを出目で占い、確定する。運命《ダイス》。しかも、……使用者に何の見返りも求めずに。ふっ……、そんな都合のいい物が、あるはずなどない」
運命《ダイス》には使用回数の上限がない。
代償も求めない。願う未来を固定する道具。
……それを、私は偶然手にした。
手にした時、それが運命なのだと思った。
違う、……そんな偶然あるはずがない。
そんな偶然は、確率的にありえない。
平時の私の思考であれば、その思考に至れたはず。
本当にそんな遺物なら偶然手に入るはずがない。
「あんた、その運命《ダイス》を、いつ、どこで、誰から手に入れたんだ。あんたがサイコロ王と呼ばれるその前、ソレを手に入れた時の話を、聞かせてくれ」
「あれは……最愛の妻を失った時のことだった。妻の遺品を整理するため、遺物保管用倉庫に入った。その倉庫の中で、……偶然ホコリに被った運命《ダイス》を見つけた。……考えれば、考えるほど、おかしな話だ。なぜそんな物が、私の倉庫に有る。そんな遺物、過去に手に入れた記憶はない。亡き妻の遺品かとも思った。あるいは神からの贈り物。ふっ……、そんなはずはない。なぜ、違和感に気づけなかった、私は」
「心の弱みにつけ入るとは、恐ろしい遺物だな。――まぁ、俺は本当に、ソイツが遺物どうか疑ってるけどな。運命《ダイス》、それは人が不幸のドン底に落ちた時、まるで救いの神のように姿を現す。記録に残っていたぜ。あんたの話聞いて、事実だと確信した。――悪魔は人の願いを叶える前に、契約者に死後の魂を奪うと事前に宣告し、契約させる。悪魔の方が、よっぽど良心的ってもんだぜ」
代償がないわけではなかったのだ。
そのツケは、あとで一気に支払わされる。
しかも、何百、何千倍の利息を付けて。
ある日突然。取り立て人はやってくる。
「まぁ、その有害性に気づいた奴は、過去に何度も処分を試みたようだ。溶岩の火口、地底深く、海の底、……だけどなぁ、いつの間にか、ソイツは、なぜか再び世界に現れやがる。それを造った人間はよほど人間が憎くてしかたかったんだろうな。まぁ、そもそも本当に人が造った物かという前提すら、甚だ疑問だ。それ自体が意志を持っているように、俺には思えるがね」
「処分も放棄も不可能。……そんな物に頼った私は、愚か者だな」
「あんたにとっちゃ、……失ったモンがあまりに、大きすぎたんだろうよ。運命《ダイス》は、ソイツを最も欲する者の前にしか姿を現さない。つまり、世界で最もソイツを欲するほどに、あんたは心が苦しかったんだろうよ。そういった人間の心の隙間に入り込み、甘い蜜を与え破滅を嘲笑う。それが、運命《ダイス》だ」
「否――。私は、それでも許されない。王。それは、民の命、財、未来、その全てを預かる者。そして、王とは、強者を指し示す言葉。故に、その心は絶対に屈してはならず、如何なる理由があろうとも、断じて道具に操られることなど、許されない。運命《ダイス》がどのような物であれ、犯した罪過は全て私の物。道具には、人の罪も業も背負えない。私の犯した罪は、私の命、そして未来永劫、暗君として刻まれ続ける仇名。それによって、償う事しかできない。私の愚かな行い、罪深さを、世界に周知し、二度と弱き王を生みださぬようにする。それが、私にできる唯一の責任の取り方だ」
「――――そうか。腹は、既に決まっているか」
考えるべきは死後の運命《ダイス》の処分。
火口、海底、地底。
そのどこに捨てても再び世界に姿を現す。
遺物を用いて、隔絶空間に封印。
おそらくそれも、無駄だ。
私は、世界で一番安全な場所を知っている。
そしてそれは、私の目の前に、居《あ》る。
「運命《ダイス》は君に託した」
「最高の判断だ。世界に俺より安全な場所はねぇ。運命《ダイス》も俺からは逃げられねぇ」
「君に奪われず、運命《ダイス》をあのまま振り続けていれば、今よりなお、破滅的な状況に陥っていた。そういうことか。ベオウルフ、君に感謝せねばなるまいね」
「あくまで、成り行き上のことだ。俺が感謝される筋合いのものではない。それに、採掘遺物《アーティファクト》大国、採掘都市国家の王であるあんたが、運命《ダイス》の存在を知らないのも無理はねぇ。そいつは、そもそも太古の昔の人間が作った遺物かどうかも疑わしい物。遺物ですらない可能性がある、そんな代物だ。だから遺物の探求者にして権威である、あんたが知らなくてもおかしくはない。こんなヤベェモンは存在している事自体、許されていない。だから存在が完全に秘匿された。その存在を知っているのは、世界でもごく一握りのヤベェ人間だけ。それとな、運命《ダイス》が破滅させるのは、その所有者だけじゃない。それがソイツのヤバさだ」
「それは、どういうことだ」
「俺が運命《ダイス》をあんたから奪うように依頼されたのも、ソイツがもたらす災厄の規模がまったく想定できない物だからだ。運命《ダイス》が、あんたの慎ましやかな願いを叶える程度ならまだ良かったさ。だが、違う。運命《ダイス》は、世界を破滅させようとしやがった」
「ベオウルフ。知っている限りの情報を聞かせてくれないだろうか」
「もちろんだ。俺が聞いている情報を話す。運命《ダイス》は前触れもなく現れる。そしてその力を最も欲した者が、偶然手にする。そして、所有者のありとあらゆる願いを無条件に無節操に叶えまくり、所有者に勝利をもたらす。だが、これはそこで終わる代物じゃない。いままで所有者に与えた勝ち分を、まるで奪い返すかのように破滅的な最後を所有者にもたらす。いや――違う。破滅するのは所有者だけじゃない。家族、友人、知人、所属する団体、村、国。――所有者が関係した者たちを巻き込み、与えた勝利の何百、何千倍の規模の破滅をもたらす」
「兵器として作られた可能性は」
「断じて兵器などではない。運命《ダイス》は兵器として、成立していない。あまりに不確定要素が大き過ぎる。兵器は、人を殺める道具。兵器は、勝者に益をもたらす。あくまで人が人のために作った道具。安定して機能し、想定した通りの効果を発揮する。それが兵器の最低条件。兵器において、殺傷性能、破壊力なんて物は、二の次三の次だ。安全に、安定して運用できることが最重要項目。運命《ダイス》は効果も未知数、それどころか、味方にすら牙を向く。俺から言わせりゃ、運命《ダイス》は、悪趣味な玩具だ」
「兵器ですらないと。そんな物を……私は」
「運命《ダイス》は、国どころか、――世界すら破滅させかねない代物だ。あの、召喚された化け物。アレも、召喚硬貨《タリスマン》だけじゃねぇ、ソイツの悪意――大失敗《ファンブル》が影響していると考えた方が自然だ。運命《ダイス》は、どうやら人が、世界が、憎くて憎くて、仕方がないみたいだな」
「不確定な未来、それを出目で占い、確定する。運命《ダイス》。しかも、……使用者に何の見返りも求めずに。ふっ……、そんな都合のいい物が、あるはずなどない」
運命《ダイス》には使用回数の上限がない。
代償も求めない。願う未来を固定する道具。
……それを、私は偶然手にした。
手にした時、それが運命なのだと思った。
違う、……そんな偶然あるはずがない。
そんな偶然は、確率的にありえない。
平時の私の思考であれば、その思考に至れたはず。
本当にそんな遺物なら偶然手に入るはずがない。
「あんた、その運命《ダイス》を、いつ、どこで、誰から手に入れたんだ。あんたがサイコロ王と呼ばれるその前、ソレを手に入れた時の話を、聞かせてくれ」
「あれは……最愛の妻を失った時のことだった。妻の遺品を整理するため、遺物保管用倉庫に入った。その倉庫の中で、……偶然ホコリに被った運命《ダイス》を見つけた。……考えれば、考えるほど、おかしな話だ。なぜそんな物が、私の倉庫に有る。そんな遺物、過去に手に入れた記憶はない。亡き妻の遺品かとも思った。あるいは神からの贈り物。ふっ……、そんなはずはない。なぜ、違和感に気づけなかった、私は」
「心の弱みにつけ入るとは、恐ろしい遺物だな。――まぁ、俺は本当に、ソイツが遺物どうか疑ってるけどな。運命《ダイス》、それは人が不幸のドン底に落ちた時、まるで救いの神のように姿を現す。記録に残っていたぜ。あんたの話聞いて、事実だと確信した。――悪魔は人の願いを叶える前に、契約者に死後の魂を奪うと事前に宣告し、契約させる。悪魔の方が、よっぽど良心的ってもんだぜ」
代償がないわけではなかったのだ。
そのツケは、あとで一気に支払わされる。
しかも、何百、何千倍の利息を付けて。
ある日突然。取り立て人はやってくる。
「まぁ、その有害性に気づいた奴は、過去に何度も処分を試みたようだ。溶岩の火口、地底深く、海の底、……だけどなぁ、いつの間にか、ソイツは、なぜか再び世界に現れやがる。それを造った人間はよほど人間が憎くてしかたかったんだろうな。まぁ、そもそも本当に人が造った物かという前提すら、甚だ疑問だ。それ自体が意志を持っているように、俺には思えるがね」
「処分も放棄も不可能。……そんな物に頼った私は、愚か者だな」
「あんたにとっちゃ、……失ったモンがあまりに、大きすぎたんだろうよ。運命《ダイス》は、ソイツを最も欲する者の前にしか姿を現さない。つまり、世界で最もソイツを欲するほどに、あんたは心が苦しかったんだろうよ。そういった人間の心の隙間に入り込み、甘い蜜を与え破滅を嘲笑う。それが、運命《ダイス》だ」
「否――。私は、それでも許されない。王。それは、民の命、財、未来、その全てを預かる者。そして、王とは、強者を指し示す言葉。故に、その心は絶対に屈してはならず、如何なる理由があろうとも、断じて道具に操られることなど、許されない。運命《ダイス》がどのような物であれ、犯した罪過は全て私の物。道具には、人の罪も業も背負えない。私の犯した罪は、私の命、そして未来永劫、暗君として刻まれ続ける仇名。それによって、償う事しかできない。私の愚かな行い、罪深さを、世界に周知し、二度と弱き王を生みださぬようにする。それが、私にできる唯一の責任の取り方だ」
「――――そうか。腹は、既に決まっているか」
考えるべきは死後の運命《ダイス》の処分。
火口、海底、地底。
そのどこに捨てても再び世界に姿を現す。
遺物を用いて、隔絶空間に封印。
おそらくそれも、無駄だ。
私は、世界で一番安全な場所を知っている。
そしてそれは、私の目の前に、居《あ》る。
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