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第12話『亡国の姫』
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祭壇の上にソフィの"記憶の輝石"を乗せると、
この部屋の遺物の数々が音を立て起動する。
祭壇の上に置いたブローチの中のグリーン・ダイヤの中に、
聖属性の光魔法のような光が注ぎ込まれ、
宝石の内部で光が乱反射したあとに、空中に画面が映し出される。
なにもない空中に鮮明な映像が映し出される。
映像に映し出された人物は凛々しく厳かな顔をした赤髪、青目の男性と、
金色の腰まで伸びる髪をした女性、そして幼いころのソフィであった。
「これは一体どういうことだ?」
「ケネスくん、ワシに聞かれても分からないのじゃ。ワシが分かるのはこの遺物を動かす方法のみじゃ。なぜ、この映像にソフィ様がお映りになられているのかはわからないのじゃ」
「これが……私の、もうひとりのパパとママなのね」
映像には家に連れてこられたばかりの頃のソフィと、
その両親であろう人物が映し出されている。
彼らはあまり見慣れない服装をしている。
王都でも、港町でも、遺跡都市の人々の服装とも全く異なる服装だ。
だが身にまとう雰囲気から明らかに高貴な身分の者だと分かった。
映像に映し出されているその二人の風貌から2人が間違いなく、
ソフィの両親であることは疑いのない事実であった。
《……ソフィ。未来の世界で元気にしているかな。きっとソフィは私達のことを恨んでいるだろう。記憶を消され、一人未来に置きざりにされた自分が捨てられた子だと思っているんじゃないだろうか。私を……恨んでくれても構わない……ソフィの記憶を封印し、誰もいない孤独な未来へ送るワガママを許してくれともいわない。ただ、私達はソフィには生きて欲しいと……それだけを願っていたのだ》
《あなたっ! ほんとーに、湿っぽい言葉ばかり並べて駄目ねぇ。おまけに眉間にシワが寄せながら怖い顔をしているわよ。映像で記録されているんだから笑ってちょうだい。ソフィちゃん、今のパパの言葉はすごーぉく伝わりづらかったと思います。ママが要約すると、パパはソフィちゃんのことがとっても大好きってことなのよ》
《コホンッ……。我が娘よ、お前に授けた"記憶の輝石"を再生させる個人認証型の剣状の鍵を探し出し、更にこの部屋までたどり着けたということは……おそらく、いまのソフィの隣には聡明かつ頼りになる誰かがいるということなのだろう》
《どなたか知らないけど、ソフィを導いてくれたことを感謝するわ。ママの予想だときっとソフィちゃんの隣にいるのは恋人か、旦那さんだと思っているのだけど正解かしら? だって、ここまでしてくれる人なんだから絶対にソフィちゃんのことを好きな人に決まっているものね。ふふっ》
《ゴホンッ! ゴホンッ!……見知らぬ聡明なる未来の賢者よ、このような映像でしかそなたへ感謝の言葉を伝えることができないことを不甲斐なく思う。それでもあえて伝えさせて欲しい。我が娘を護り、ここまで導いてくれてどうもありがとう。ここにたどり着くためには、世界中を回り様々な隠された文献を読み、謎を紐解いたということだろう。それはとても大変な道のりだったと思う》
俺は流れで聖剣を引き抜き、この部屋に来ただけで特に苦労はしていないけどな。
真っ当なルートでここにたどり着くには難解な謎解きをしなければ、
たどり着けなかったのだろうな。
《ソフィちゃんのために手伝ってくれたって事はきっと男の子よね? なら勢いで結婚しちゃいなさい。ママがパパと結婚したのも、ソフィちゃんのママがパパを酔わせた勢いで夜這いしてソフィちゃんを授かったからなのよ。だからソフィちゃんも難しく考えず勢いで結婚しちゃいなさいね》
ソフィは、あちゃーっという感じで頭を抱えている。
どうやら破天荒な母親だったようだ。
思わず俺も笑ってしまった。
出会いの経緯など聞いたこと無いが、
俺の親父とオフクロも多分そんな感じだろう。
《おい、ママ! 我が子に向かってなんってことをいうのだ……。父の威厳が無くなってしまうではないか。それにこの映像は一度しか取れないのだぞ。我が子よ、先ほどのママの発言は冗談だ忘れてくれ。パパとママは、長いお付き合いの末に結婚したんだ》
《パパ、そんな事よりも重要なことがあるでしょう!》
《おお……ママありがとう。あれだけ練習していたのに忘れるところだった。我が娘、ソフィには謝罪をせねばならない。我が娘を未来へ逃がすためのコールドスリープのための揺りかごを起動させる前に、パパやママやこの国の記憶をソフィから消すことを許して欲しい。もし記憶をもったままで目覚めたなら……いや……これは今のソフィに取っても知らない方が良いことだろう…………》
《パパは、我が娘の成長した姿をみることができないことはとても残念だ。だが、私と妻の子供であれば未来の世界がどんな世界であれ、元気に生き残れると信じている。王家の最後の一人であることに責任を感じる必要はない》
《ソフィちゃん。確かにわたしたちの国は滅ぼされたわ。だけど、パパもママもあなたにわたしたちの復讐をしようなんて考えて欲しくない。あなたは、いま生きているその世界で、地に根を張って幸せに楽しく暮らすことだけ考えて欲しいの》
《そうだ。我が娘よ――パパとママが願うのはソフィの幸せだけだ。この映像を観たことで、敵国への報復や、滅びた国の復興などといった野心を燃やすことを望んではいない。わたしたちの研究都市国家が滅んだのは、結局のところは我らの力が足りなかっただけであり、それはこの時代で終わったことだ。未来に暮らすソフィには関係のないことだ》
《じゃあね。ソフィちゃん楽しく幸せに! そして好きな人ができたならしっかり気持ちを伝えなくちゃ駄目よ! パパとママが言えるアドバイスはそれだけ。未来の世界でも元気でね!》
最後はソフィの父親と母親が手を振っている場面で映像が途切れた。
ソフィの父親も最後は不器用ながらも笑顔を作って手を振っていた。
母親の方は両手で大きく手を振っていた。
そして映像記憶のなかで、眠った状態のソフィが、
"揺りかご"と呼ばれるアーティファクトのなかに、
入れられたところで映像が途切れた。
「驚きじゃ。ソフィ様は亡国の最後の末裔……お姫様じゃったのじゃな……」
「ソフィ。辛いと思う。だけど、王都にもソフィの事を自分の娘と考えている"パパ"と"ママ"が居ることを忘れないで欲しい」
「大丈夫よ、ケネス。映像の赤髪の眉間にシワの寄ったパパも、金色の髪の陽気なママも、王都で育ててくれたパパもママもどっちも、本当のパパとママ。私には2人の両親がいるの。だから2倍幸せだわ」
「そうだ。どっちも本当の家族だ」
「ケネスありがとう。大丈夫……大丈夫だから。少しの間だけこの映像を観させてもらっても良いかしら? パパとママの顔や声を私の記憶に焼き付けたいの」
それからソフィは繰り返し映像の中に映る父親と母親の映像を観ていた。
最初は笑ったり、時に嗚咽を漏らしながら何度も繰り返し観ていた。
10回目を超えた時だろうか、映像を観るソフィの表情が明らかに変わった。
まるでパズルを解くように頭をかきながらスケッチブックに、
何かしらの走り書きをしだした。
かなりの乱文でスケッチブックに書かれている文が何か読み取る事ができない。
「……この映像。私に対して二重の意味を込めたメッセージ映像になっているみたいだわ……。この映像の中には映像で語られているメッセージがとは別に、私にしか分からない隠されたメッセージがある……と思う。まだ確信には至らないのだけど」
「――その話は、家で2人の時に聞かせてくれないか」
「ええ……。私もまだ情報が整理できていないわ。自分のなかで整理したら必ずケネスにまずその話をさせてもらうわ」
映像を見終わった俺とソフィ、そしておじさんは聖剣やブローチを回収し、
そのまま遺跡の外に向かって歩みを進めるのであった。
この部屋の遺物の数々が音を立て起動する。
祭壇の上に置いたブローチの中のグリーン・ダイヤの中に、
聖属性の光魔法のような光が注ぎ込まれ、
宝石の内部で光が乱反射したあとに、空中に画面が映し出される。
なにもない空中に鮮明な映像が映し出される。
映像に映し出された人物は凛々しく厳かな顔をした赤髪、青目の男性と、
金色の腰まで伸びる髪をした女性、そして幼いころのソフィであった。
「これは一体どういうことだ?」
「ケネスくん、ワシに聞かれても分からないのじゃ。ワシが分かるのはこの遺物を動かす方法のみじゃ。なぜ、この映像にソフィ様がお映りになられているのかはわからないのじゃ」
「これが……私の、もうひとりのパパとママなのね」
映像には家に連れてこられたばかりの頃のソフィと、
その両親であろう人物が映し出されている。
彼らはあまり見慣れない服装をしている。
王都でも、港町でも、遺跡都市の人々の服装とも全く異なる服装だ。
だが身にまとう雰囲気から明らかに高貴な身分の者だと分かった。
映像に映し出されているその二人の風貌から2人が間違いなく、
ソフィの両親であることは疑いのない事実であった。
《……ソフィ。未来の世界で元気にしているかな。きっとソフィは私達のことを恨んでいるだろう。記憶を消され、一人未来に置きざりにされた自分が捨てられた子だと思っているんじゃないだろうか。私を……恨んでくれても構わない……ソフィの記憶を封印し、誰もいない孤独な未来へ送るワガママを許してくれともいわない。ただ、私達はソフィには生きて欲しいと……それだけを願っていたのだ》
《あなたっ! ほんとーに、湿っぽい言葉ばかり並べて駄目ねぇ。おまけに眉間にシワが寄せながら怖い顔をしているわよ。映像で記録されているんだから笑ってちょうだい。ソフィちゃん、今のパパの言葉はすごーぉく伝わりづらかったと思います。ママが要約すると、パパはソフィちゃんのことがとっても大好きってことなのよ》
《コホンッ……。我が娘よ、お前に授けた"記憶の輝石"を再生させる個人認証型の剣状の鍵を探し出し、更にこの部屋までたどり着けたということは……おそらく、いまのソフィの隣には聡明かつ頼りになる誰かがいるということなのだろう》
《どなたか知らないけど、ソフィを導いてくれたことを感謝するわ。ママの予想だときっとソフィちゃんの隣にいるのは恋人か、旦那さんだと思っているのだけど正解かしら? だって、ここまでしてくれる人なんだから絶対にソフィちゃんのことを好きな人に決まっているものね。ふふっ》
《ゴホンッ! ゴホンッ!……見知らぬ聡明なる未来の賢者よ、このような映像でしかそなたへ感謝の言葉を伝えることができないことを不甲斐なく思う。それでもあえて伝えさせて欲しい。我が娘を護り、ここまで導いてくれてどうもありがとう。ここにたどり着くためには、世界中を回り様々な隠された文献を読み、謎を紐解いたということだろう。それはとても大変な道のりだったと思う》
俺は流れで聖剣を引き抜き、この部屋に来ただけで特に苦労はしていないけどな。
真っ当なルートでここにたどり着くには難解な謎解きをしなければ、
たどり着けなかったのだろうな。
《ソフィちゃんのために手伝ってくれたって事はきっと男の子よね? なら勢いで結婚しちゃいなさい。ママがパパと結婚したのも、ソフィちゃんのママがパパを酔わせた勢いで夜這いしてソフィちゃんを授かったからなのよ。だからソフィちゃんも難しく考えず勢いで結婚しちゃいなさいね》
ソフィは、あちゃーっという感じで頭を抱えている。
どうやら破天荒な母親だったようだ。
思わず俺も笑ってしまった。
出会いの経緯など聞いたこと無いが、
俺の親父とオフクロも多分そんな感じだろう。
《おい、ママ! 我が子に向かってなんってことをいうのだ……。父の威厳が無くなってしまうではないか。それにこの映像は一度しか取れないのだぞ。我が子よ、先ほどのママの発言は冗談だ忘れてくれ。パパとママは、長いお付き合いの末に結婚したんだ》
《パパ、そんな事よりも重要なことがあるでしょう!》
《おお……ママありがとう。あれだけ練習していたのに忘れるところだった。我が娘、ソフィには謝罪をせねばならない。我が娘を未来へ逃がすためのコールドスリープのための揺りかごを起動させる前に、パパやママやこの国の記憶をソフィから消すことを許して欲しい。もし記憶をもったままで目覚めたなら……いや……これは今のソフィに取っても知らない方が良いことだろう…………》
《パパは、我が娘の成長した姿をみることができないことはとても残念だ。だが、私と妻の子供であれば未来の世界がどんな世界であれ、元気に生き残れると信じている。王家の最後の一人であることに責任を感じる必要はない》
《ソフィちゃん。確かにわたしたちの国は滅ぼされたわ。だけど、パパもママもあなたにわたしたちの復讐をしようなんて考えて欲しくない。あなたは、いま生きているその世界で、地に根を張って幸せに楽しく暮らすことだけ考えて欲しいの》
《そうだ。我が娘よ――パパとママが願うのはソフィの幸せだけだ。この映像を観たことで、敵国への報復や、滅びた国の復興などといった野心を燃やすことを望んではいない。わたしたちの研究都市国家が滅んだのは、結局のところは我らの力が足りなかっただけであり、それはこの時代で終わったことだ。未来に暮らすソフィには関係のないことだ》
《じゃあね。ソフィちゃん楽しく幸せに! そして好きな人ができたならしっかり気持ちを伝えなくちゃ駄目よ! パパとママが言えるアドバイスはそれだけ。未来の世界でも元気でね!》
最後はソフィの父親と母親が手を振っている場面で映像が途切れた。
ソフィの父親も最後は不器用ながらも笑顔を作って手を振っていた。
母親の方は両手で大きく手を振っていた。
そして映像記憶のなかで、眠った状態のソフィが、
"揺りかご"と呼ばれるアーティファクトのなかに、
入れられたところで映像が途切れた。
「驚きじゃ。ソフィ様は亡国の最後の末裔……お姫様じゃったのじゃな……」
「ソフィ。辛いと思う。だけど、王都にもソフィの事を自分の娘と考えている"パパ"と"ママ"が居ることを忘れないで欲しい」
「大丈夫よ、ケネス。映像の赤髪の眉間にシワの寄ったパパも、金色の髪の陽気なママも、王都で育ててくれたパパもママもどっちも、本当のパパとママ。私には2人の両親がいるの。だから2倍幸せだわ」
「そうだ。どっちも本当の家族だ」
「ケネスありがとう。大丈夫……大丈夫だから。少しの間だけこの映像を観させてもらっても良いかしら? パパとママの顔や声を私の記憶に焼き付けたいの」
それからソフィは繰り返し映像の中に映る父親と母親の映像を観ていた。
最初は笑ったり、時に嗚咽を漏らしながら何度も繰り返し観ていた。
10回目を超えた時だろうか、映像を観るソフィの表情が明らかに変わった。
まるでパズルを解くように頭をかきながらスケッチブックに、
何かしらの走り書きをしだした。
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「――その話は、家で2人の時に聞かせてくれないか」
「ええ……。私もまだ情報が整理できていないわ。自分のなかで整理したら必ずケネスにまずその話をさせてもらうわ」
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