生き残りゲーム

Prologue / Nagisa

side Nagisa

渚「ん………ここどこや……｣

俺は真っ暗な場所で目を覚ました。
俺はいつも枕元のライトをつけて寝ているし、家のベットとは違い今の今まで眠っていたこのベットはふかふかであるから、ここが家でない事はすぐに分かった。

渚｢……俺確か家で寝とったよなぁ。真っ暗やし…気味悪いなぁ」

俺は電気を探した。それは案外すぐそこにあった。

渚「ソファーにベット…。あと机と……なんやこれ、｣

頑丈そうな箱がそこにはあった。
鍵はかかっていない様だったので恐る恐る俺はその箱を開けてみた。

渚「案外普通に開くんやなぁ。…何やこれ、弓……か？」

そこには、俺が中学まで弓道をしていたことを知ってか、弓が置かれていた。

渚「知っとってやったら気悪いな… っ、 なんや、よく見たら壁になんか書いとるなぁ。…『welcome！ 人殺しゲームへようこそ』…は？……なんかのドッキリか？」

俺はふと1人の少女を思い出す

渚「そういや悠理は…関係ないよな。…無事なんかな」

俺は急いでスマホを取り出す。
…俺が心配することちゃうんやろうけど。

渚「くそっ…圏外かよ。」

その時ふと、外から聞き覚えのある声が聞こえてきた

？「外も暗いねぇ…他に人いないのかなぁ～？」
渚「悠理？！」

俺が悠理の声を聞き間違えるはずは無い。それは紛れもなく悠理の声だった。
俺は走って外に出た。