2 / 12
01 ビルを舞台に銃撃戦(仮)
しおりを挟む
1/3
私は戦隊ものなどが好きだが、スパイ映画に出て来る銃撃戦なども好きだ。あと、ヒーローが変身する際に『変身』と口にするところが好きである。
そんな好きな者を詰め込んだ特撮を取りたいと思った。せっかくの科学力であり、第二の人生だ。一回目の人生で出来なかったことを今回やらずにしていつ行うというのか。
私の中の不燃焼を無くすため、凝りに凝ることにした。
舞台はビル群にしよう。ロボットに製造をお願いしたところ、来月には建築出来るみたいだ。ここから30㎞離れたところで建築することにする。
後の世で観光地になるかもしれない。それは嬉しいが、家の近くで人がぞろぞろ集まるのは正直、嫌だ。家の周辺は静かな方が私の好きなのだ。
ビル群の建築を並行で世界観の設定を考えた。この秘密基地にはモンスターの研究データがたくさんある。なので、それを利用することにした。
2/3
とある街がモンスターに襲われ、大人たちのほとんどが死んでしまう。地下施設に逃げ込んだ子どもたちだけが生き残ってしまった。子どもたちはモンスターから街を取り戻すべく、武器を探す。その途中で、とある科学施設へに入る。
そこにはモンスターへ対抗するための薬品サンプルがあり、それを人体へ注入するとモンスターに打ち勝つ力を手に入れる――と記されていた。
だが、それはデータ通りにいけばの話であり、安全の保障は全くないものだった。
何人かの子どもたちが注入したが、子供たちはモンスターにそっくりな化け物へと変態してしまう。
なんと、その薬品サンプルにはモンスターのDNAと、人間のDNAと融合させるための破壊と修復のウイルスが含まれていた。
変態した子どもたちは正気と保てず、その場で暴れ出し、外へ飛び出してしまった。
崩壊した施設の中で、唯一生き残っている女の子がいた。空腹により気絶から目を覚ました少女は幽霊のように徘徊する。
そのとき、崩れた壁の向こう側から怪しい光が見えた。それを辿った先には部屋があった。
ヨーロッパ風のその部屋に、とある装置が台に鎮座されていた。その装置は人間の姿を維持したままモンスターの力を得られる装置だった。
少女がその装置『変身ブレード』を手に取ってから二年後、とある研究者が街へと降り立った――。
3/3
よし、物語の出だしとしてはこんなものだろう。
あとは、役者なのだが――その問題も解決済みである。
なぜなら、この世界においてクローン技術は合法であり、既に40万人超のクローン人間が存在しているからだ。
どうやら主人である科学者たちが死んでからも、ロボットたちは世論や政治について調査しており、それによれば、世界は人類絶滅から回避するためにクローン人間を創らざるを得なかったらしい。
いや、創らなくても人類は絶滅しないだろうと思ったが、彼らは出来るだけ早くの文明回復を欲していたのだ。
つまり、私が創っても最初の戦犯にはならないのだ。
無論、免許や国からの許可が必要とのことだが、悪の秘密組織の末裔である私がわざわざ従う義理などない。世界を再び絶望に陥れる研究をしていないだけ感謝してくれ。
とはいえ、マンパワーはロボットで十分だ。軍隊なみにクローン人間は創らない。この私にコントロールが出来ると思えないし、それこそ反逆されては元も子もない。
取り合えず、一体創ってみる。まず、そこからである。
私は戦隊ものなどが好きだが、スパイ映画に出て来る銃撃戦なども好きだ。あと、ヒーローが変身する際に『変身』と口にするところが好きである。
そんな好きな者を詰め込んだ特撮を取りたいと思った。せっかくの科学力であり、第二の人生だ。一回目の人生で出来なかったことを今回やらずにしていつ行うというのか。
私の中の不燃焼を無くすため、凝りに凝ることにした。
舞台はビル群にしよう。ロボットに製造をお願いしたところ、来月には建築出来るみたいだ。ここから30㎞離れたところで建築することにする。
後の世で観光地になるかもしれない。それは嬉しいが、家の近くで人がぞろぞろ集まるのは正直、嫌だ。家の周辺は静かな方が私の好きなのだ。
ビル群の建築を並行で世界観の設定を考えた。この秘密基地にはモンスターの研究データがたくさんある。なので、それを利用することにした。
2/3
とある街がモンスターに襲われ、大人たちのほとんどが死んでしまう。地下施設に逃げ込んだ子どもたちだけが生き残ってしまった。子どもたちはモンスターから街を取り戻すべく、武器を探す。その途中で、とある科学施設へに入る。
そこにはモンスターへ対抗するための薬品サンプルがあり、それを人体へ注入するとモンスターに打ち勝つ力を手に入れる――と記されていた。
だが、それはデータ通りにいけばの話であり、安全の保障は全くないものだった。
何人かの子どもたちが注入したが、子供たちはモンスターにそっくりな化け物へと変態してしまう。
なんと、その薬品サンプルにはモンスターのDNAと、人間のDNAと融合させるための破壊と修復のウイルスが含まれていた。
変態した子どもたちは正気と保てず、その場で暴れ出し、外へ飛び出してしまった。
崩壊した施設の中で、唯一生き残っている女の子がいた。空腹により気絶から目を覚ました少女は幽霊のように徘徊する。
そのとき、崩れた壁の向こう側から怪しい光が見えた。それを辿った先には部屋があった。
ヨーロッパ風のその部屋に、とある装置が台に鎮座されていた。その装置は人間の姿を維持したままモンスターの力を得られる装置だった。
少女がその装置『変身ブレード』を手に取ってから二年後、とある研究者が街へと降り立った――。
3/3
よし、物語の出だしとしてはこんなものだろう。
あとは、役者なのだが――その問題も解決済みである。
なぜなら、この世界においてクローン技術は合法であり、既に40万人超のクローン人間が存在しているからだ。
どうやら主人である科学者たちが死んでからも、ロボットたちは世論や政治について調査しており、それによれば、世界は人類絶滅から回避するためにクローン人間を創らざるを得なかったらしい。
いや、創らなくても人類は絶滅しないだろうと思ったが、彼らは出来るだけ早くの文明回復を欲していたのだ。
つまり、私が創っても最初の戦犯にはならないのだ。
無論、免許や国からの許可が必要とのことだが、悪の秘密組織の末裔である私がわざわざ従う義理などない。世界を再び絶望に陥れる研究をしていないだけ感謝してくれ。
とはいえ、マンパワーはロボットで十分だ。軍隊なみにクローン人間は創らない。この私にコントロールが出来ると思えないし、それこそ反逆されては元も子もない。
取り合えず、一体創ってみる。まず、そこからである。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
【Vtuberさん向け】1人用フリー台本置き場《ネタ系/5分以内》
小熊井つん
大衆娯楽
Vtuberさん向けフリー台本置き場です
◆使用報告等不要ですのでどなたでもご自由にどうぞ
◆コメントで利用報告していただけた場合は聞きに行きます!
◆クレジット表記は任意です
※クレジット表記しない場合はフリー台本であることを明記してください
【ご利用にあたっての注意事項】
⭕️OK
・収益化済みのチャンネルまたは配信での使用
※ファンボックスや有料会員限定配信等『金銭の支払いをしないと視聴できないコンテンツ』での使用は不可
✖️禁止事項
・二次配布
・自作発言
・大幅なセリフ改変
・こちらの台本を使用したボイスデータの販売
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。


クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる