20 / 34
友達0のコミュ障が「一人」で稼げるようになった ぼっち仕事術
しおりを挟む
今回紹介するのは、「末岐碧衣」さんの、
「友達0のコミュ障が『一人』で稼げるようになった ぼっち仕事術」だ。
……最近のビジネス本は、タイトルが長いな。
「転生したらスライムだった件」というノベライズがあるんだが、それが出る前と後で、漫画・小説の「ファッション」というのか、「今風」というのか、「感じ」が変わった気がするな。
アニメにも映画にもなっているが、私は小説派だ。2,3巻を一気に読んだしまったことがある。
……何か、おかしいと思っているだろう。今までと、違う的な。
「株式投資」「副業」とは、全く話が違っているじゃないか。
そんな、声が聞こえてくる。
だが、安心しろ。今回紹介する本は、言うなれば「一人で戦うためのメンタルケア術」だ。
はっきり言わせてもらうが、「株式投資」「副業」は「一人の戦い」だ。
ケースバイケースのときもあるだろう。だが、最初の段階で他人と一緒にやる、他人に任せるなんて、考えてはダメだ。
というか、誰かと一緒にやるつもりなら、すぐに辞めろ。
相手に依存するか、相手に依存されるか、この2つしかないし、「株式投資」で失敗でもしたら、相手を恨むか恨まれるかの、どっちかだ。
というわけで、今回紹介する本は「一人で人生を変えるために必要なメンタルケア術」とでも認識してくれ。
著書を選んだ理由を述べたところで、本の紹介へと移りたんだが、その前に一つ訊きたいことがある。
君は、アニメが好きか?
どっちかと言うと、アニメを見る方か?
ニュースでも話題になったことがあるんだが、「ぼっち・ざ・ろっく」という女子高校生がバンドするアニメを知っているだろうか?
その主人公が「陰キャ」と呼ばれる、まるで「熱血系少年漫画」の主人公と正反対の位置にいるような、あだ名が「ぼっち」というコミュ障キャラだと言うことを知っているだろうか?
今回紹介する著書なんだが、
……読んでいて、私は「後藤ひとり」が働いている姿を連想してしまったんだ。
それぐらい没入感のある本であり、自らを「コミュ障エンジニア」と名乗る著書が、会社の人間関係に苦しむ姿が、可哀想だったんだ。
読んでいて、泣きたい気持ちになったぞ。
また、著者の職業はSE(システムエンジニア)なんだが、それを選択した理由が、
「SEならコミュニケーション能力が、余り必要とされなさそう」
というイメージからなんだ。
だが、入社した会社では「コミュニケーション能力」が必要とされ、上司からも「同期と少しは仲良くしろよ」と苦言されている。
会社は「チーム」で仕事をするのが前提だからな。上司の気持ちも分かるが、私は、
ぼっちちゃん!!!、と心の中で叫んだぞ。
だが、これは著者が特別、というわけではない。
大小の違いはあれど、コミュ障の人間はいるし、そうでなくても「苦手な人」というのは、会社に存在しているもんなんだ。
著者は自らの経験を元に、その対処法・メンタルを守る方法を説明してくれている。
自分は大丈夫、そう思っている人もいるだろう。
だが、それを証明することはできるだろうか?
君が麻痺しているだけで、「心のストレス」になっていることだってある。要は、敏感か鈍感の違いだけで、同じように「メンタルケア」が必要な可能性があるのだ。
そんな著書のオススメポイントを1つ、私から紹介させて貰おう。
コミュ障でも「自己開示」はしろ。
コミュ障が一番苦手なことだと思うが、何も直接、口で説明しろと言っているわけではない。
メールでもいい、自分の失敗談や小さな相談内容を上司に送るんだ。
抵抗を感じていると思うが、何かと理由をつければ、どうだろう。
例えば、上司が会議するのを見計らい、メールの前文に「忙しそうだったので、メールで送らせて頂きました」と書いて送るのはどうだろうか。
上司も「口で言えばいいのに」と思うかもしれないが、最初の一通目は読んでくれる可能性がかなり高いぞ。
二回目のメールでは、
「口で説明しようと思ったのですが、うまく話せる自信がなくて……」
と、この時点で自分は「コミュ障」だと匂わせるのも一計だ。
悪魔で私の考えだ。絶対にしろ、と言えないし、私は責任を取ることは出来ない。
「そんな手段」があることを知ることが、一番大事なんだ。
そこまでして、「自己開示」するメリットはなんだ、と思うだろう。
それは、著者の実体験に基づいた根拠からだ。
著者が会社員時代のとき、上司と一緒に企業提案の打ち合わせに行ったときだ。
著者は入念な準備をして会議に望んだんだが、緊張の余り上手く話すことが出来なかったんだ。
ただ、音読マシンのように資料内容を読むことしか出来ず、会議室は静かだった。
上司のフォローがあり、その契約は結べたが、著者は悔しさの余り、上司との酒の席で泣いてしまうんだ。
このページの情景を想像して、私は思わず、目からうるっと、と来たぞ。
だが、この「自己開示」が結果的に良かったんだ。
これまで「いつも一人で伏し目がちで、よく分からない・不気味な部下」から、
「悔しい思いをして泣く」ことが出来る部下にイメージが変わったんだ。
著者が独立してからも、そのときの上司とは、仕事を通して付き合いは続いてる。
酒の席で泣いた出来事を、著者曰く、
上司目線で「よく分からない」から「人間として関われる」相手になったと書いてあるが、
「感情の吐き出し」こそが、相手を人間として認める高い要素になっていると、私は思ったんだ。
内気な人ほど、自分の感情を隠そうとする。その気持ちは分かる。
そんな人に、アニメ「ぼっち・ざ・ろっく」を見てほしい。
下手に誤魔化そうとして、変人みたいになっている主人公を見て、君はどう思うだろうか?
少しでもいいから、共感出来るところは、ないだろうか。
きっとあるはずだ、あって欲しい。
著書では、他にも「一人」で仕事しようとしても、「人に支えられている」ことを伝える実体験や、一人で生計を建てる上でのメンタルケア方法、コミュ障流の会社で働くスキルなどが解説されている。
気になる人は、ぜひ著書を手に取ってくれ。
最後の最後に、少し語らせてくれ。PSというやつだ。
PS.
人にとってはプライベートを隠したいものだ。気持ちも分かる。
だが、「自己開示」することで得られる「つながり」があり、著者もその「大切さ」を語っている。
「ぼっち・ざ・ろっく」のアニメ1話でも、「後藤ひとり」は、頑張って「自己開示」を行い、そしてバンドに加わった。
現実とアニメの違いはあるが、「自己開示」と、「その価値の大きさ」は共通していると、私は思う。
以上で、コミュ障エンジニアこと「末岐碧衣」さん(著書にそう書いてあります!!)の「友達ゼロのコミュ障が『一人』で稼げるようになった ぼっち仕事術」の紹介を終わります。
ありがとうございました。
「友達0のコミュ障が『一人』で稼げるようになった ぼっち仕事術」だ。
……最近のビジネス本は、タイトルが長いな。
「転生したらスライムだった件」というノベライズがあるんだが、それが出る前と後で、漫画・小説の「ファッション」というのか、「今風」というのか、「感じ」が変わった気がするな。
アニメにも映画にもなっているが、私は小説派だ。2,3巻を一気に読んだしまったことがある。
……何か、おかしいと思っているだろう。今までと、違う的な。
「株式投資」「副業」とは、全く話が違っているじゃないか。
そんな、声が聞こえてくる。
だが、安心しろ。今回紹介する本は、言うなれば「一人で戦うためのメンタルケア術」だ。
はっきり言わせてもらうが、「株式投資」「副業」は「一人の戦い」だ。
ケースバイケースのときもあるだろう。だが、最初の段階で他人と一緒にやる、他人に任せるなんて、考えてはダメだ。
というか、誰かと一緒にやるつもりなら、すぐに辞めろ。
相手に依存するか、相手に依存されるか、この2つしかないし、「株式投資」で失敗でもしたら、相手を恨むか恨まれるかの、どっちかだ。
というわけで、今回紹介する本は「一人で人生を変えるために必要なメンタルケア術」とでも認識してくれ。
著書を選んだ理由を述べたところで、本の紹介へと移りたんだが、その前に一つ訊きたいことがある。
君は、アニメが好きか?
どっちかと言うと、アニメを見る方か?
ニュースでも話題になったことがあるんだが、「ぼっち・ざ・ろっく」という女子高校生がバンドするアニメを知っているだろうか?
その主人公が「陰キャ」と呼ばれる、まるで「熱血系少年漫画」の主人公と正反対の位置にいるような、あだ名が「ぼっち」というコミュ障キャラだと言うことを知っているだろうか?
今回紹介する著書なんだが、
……読んでいて、私は「後藤ひとり」が働いている姿を連想してしまったんだ。
それぐらい没入感のある本であり、自らを「コミュ障エンジニア」と名乗る著書が、会社の人間関係に苦しむ姿が、可哀想だったんだ。
読んでいて、泣きたい気持ちになったぞ。
また、著者の職業はSE(システムエンジニア)なんだが、それを選択した理由が、
「SEならコミュニケーション能力が、余り必要とされなさそう」
というイメージからなんだ。
だが、入社した会社では「コミュニケーション能力」が必要とされ、上司からも「同期と少しは仲良くしろよ」と苦言されている。
会社は「チーム」で仕事をするのが前提だからな。上司の気持ちも分かるが、私は、
ぼっちちゃん!!!、と心の中で叫んだぞ。
だが、これは著者が特別、というわけではない。
大小の違いはあれど、コミュ障の人間はいるし、そうでなくても「苦手な人」というのは、会社に存在しているもんなんだ。
著者は自らの経験を元に、その対処法・メンタルを守る方法を説明してくれている。
自分は大丈夫、そう思っている人もいるだろう。
だが、それを証明することはできるだろうか?
君が麻痺しているだけで、「心のストレス」になっていることだってある。要は、敏感か鈍感の違いだけで、同じように「メンタルケア」が必要な可能性があるのだ。
そんな著書のオススメポイントを1つ、私から紹介させて貰おう。
コミュ障でも「自己開示」はしろ。
コミュ障が一番苦手なことだと思うが、何も直接、口で説明しろと言っているわけではない。
メールでもいい、自分の失敗談や小さな相談内容を上司に送るんだ。
抵抗を感じていると思うが、何かと理由をつければ、どうだろう。
例えば、上司が会議するのを見計らい、メールの前文に「忙しそうだったので、メールで送らせて頂きました」と書いて送るのはどうだろうか。
上司も「口で言えばいいのに」と思うかもしれないが、最初の一通目は読んでくれる可能性がかなり高いぞ。
二回目のメールでは、
「口で説明しようと思ったのですが、うまく話せる自信がなくて……」
と、この時点で自分は「コミュ障」だと匂わせるのも一計だ。
悪魔で私の考えだ。絶対にしろ、と言えないし、私は責任を取ることは出来ない。
「そんな手段」があることを知ることが、一番大事なんだ。
そこまでして、「自己開示」するメリットはなんだ、と思うだろう。
それは、著者の実体験に基づいた根拠からだ。
著者が会社員時代のとき、上司と一緒に企業提案の打ち合わせに行ったときだ。
著者は入念な準備をして会議に望んだんだが、緊張の余り上手く話すことが出来なかったんだ。
ただ、音読マシンのように資料内容を読むことしか出来ず、会議室は静かだった。
上司のフォローがあり、その契約は結べたが、著者は悔しさの余り、上司との酒の席で泣いてしまうんだ。
このページの情景を想像して、私は思わず、目からうるっと、と来たぞ。
だが、この「自己開示」が結果的に良かったんだ。
これまで「いつも一人で伏し目がちで、よく分からない・不気味な部下」から、
「悔しい思いをして泣く」ことが出来る部下にイメージが変わったんだ。
著者が独立してからも、そのときの上司とは、仕事を通して付き合いは続いてる。
酒の席で泣いた出来事を、著者曰く、
上司目線で「よく分からない」から「人間として関われる」相手になったと書いてあるが、
「感情の吐き出し」こそが、相手を人間として認める高い要素になっていると、私は思ったんだ。
内気な人ほど、自分の感情を隠そうとする。その気持ちは分かる。
そんな人に、アニメ「ぼっち・ざ・ろっく」を見てほしい。
下手に誤魔化そうとして、変人みたいになっている主人公を見て、君はどう思うだろうか?
少しでもいいから、共感出来るところは、ないだろうか。
きっとあるはずだ、あって欲しい。
著書では、他にも「一人」で仕事しようとしても、「人に支えられている」ことを伝える実体験や、一人で生計を建てる上でのメンタルケア方法、コミュ障流の会社で働くスキルなどが解説されている。
気になる人は、ぜひ著書を手に取ってくれ。
最後の最後に、少し語らせてくれ。PSというやつだ。
PS.
人にとってはプライベートを隠したいものだ。気持ちも分かる。
だが、「自己開示」することで得られる「つながり」があり、著者もその「大切さ」を語っている。
「ぼっち・ざ・ろっく」のアニメ1話でも、「後藤ひとり」は、頑張って「自己開示」を行い、そしてバンドに加わった。
現実とアニメの違いはあるが、「自己開示」と、「その価値の大きさ」は共通していると、私は思う。
以上で、コミュ障エンジニアこと「末岐碧衣」さん(著書にそう書いてあります!!)の「友達ゼロのコミュ障が『一人』で稼げるようになった ぼっち仕事術」の紹介を終わります。
ありがとうございました。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

webサイト比較【カクヨム・エブリスタ・小説家になろう・アルファポリス】全作品掲載その反応の違いを比較・考察(シリーズ②)
源公子
エッセイ・ノンフィクション
カクヨムであまりにも読んでもらえず、挫けた私。他のサイトなら違うのだろうか?
そうして、私のサイト渡りが始まりました。果たしてその結果は?


ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる