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クリスマスのレオンくんvsレインくん、射精耐久パコハメ前夜祭 ⚪︎

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もうすぐクリスマス。

大昔すぎて原典が失われているが、
みんな漠然と恋人家族と過ごしプレゼントを交換する景気のいいお祭りとして認識している。

聖なる夜と呼ばれるその日を、聖水とか効いちゃうレインが遊んで大丈夫?と思っていたら、
案の定パーティーの飾り付け中に「うぐっ」とか言いながらお腹を抱えて倒れてしまった。

ここで通常ならレインを仕方なく欠席させるか別の何かイベントを設けるが、
レイン(とスノウから)「クリスマスなんて初めて」だの「久しぶり」だの、
悲惨な事情を聞かされている俺は諦めない。



「インキュバスに聖夜の攻略法を聞いてきました、
 この瓶いっぱいくらいに射精したらなんか対聖の魔法かかるようおまじないもしてもらってます」

「……は?」

体調の良くなったレインの目の前に牛乳瓶サイズの瓶を置きながらそう言うと、
珍しく眉間に皺を寄せ睨まれてちょっと怖い。

俺だって同じ事を言われたら無言で席を外すと思うので仕方がないけど。

「いきなりごめん、
 レインにもクリスマスを楽しんでほしくて…」

「レオン……」

よし、もうひと押しだ。

「レイン、口開けて?」

「?、うん……?」

簡単に絆されてくれたので、スノウがいつぞやに仕込んできた怪しげな丸薬をレインの口に放り込む。

「はい水」

「ありがとう、んぐ、
 あの、今、僕に何を飲ませてくれたのかな」

「媚薬」

「は?」

普通の男でも瓶いっぱい分射精しろ、なんて言われたら辛いのに、
メスイキが主流のレインにそんな事ができるわけがない。

俺はそんな善意で丸薬を渡したのに、呑気に水で薬を飲み干したレインはまた俺を睨みつけてくるので慌てて補足した。

「なんだっけ、メチャタケリタケ?だかの汁を丸めたやつなんだって、
 歩けないくらい盛るらしいよ、飲む、……っ!?もへっ」

渡されたものの正体をろくに確かめもせずに飲んだくせに、
レインはそれに怒ったのか丸薬の入った瓶を奪い取ると俺に乱暴に粒を飲ませてから口も鼻も押さえて塞ぐ。

くそ、飲み込んでしまった。


「これが毒なら一緒に死ねるかな?」

物騒な事を言いながらレインは嬉しそうにしている、

「毒は毒だよ、歩けなくな、」

元々そのつもりだったので良いんだが、
レインは俺にのしかかると返事も待たずちゅぷちゅぷと唇をしきりにしゃぶり甘噛みし始める。

早くも薬が効いてきたのか、それだけでほんのり俺の身体が熱くなってきて、
少し先に薬を飲んでいたレインも一緒なのか頬を赤くしながら俺の顔を何度も撫でる。

「ふふ、レオンは悪い子ですね、駄目だよ?
 勝手に人に毒も媚薬でも、僕以外に飲ませたりしたら」

それはそうだけれど、お前らは平気で俺にそう言う事やってくるよね?
とか結局レインは良いんだ?とか言いたかったけれど、
身体に回りつつある媚薬はやはり相当キツい成分のものらしく、めちゃくちゃ「一部」が張り詰めてもはや痛い。

レインの身体を引いて寝転がし、もう突っ込みたい気分だが我慢して厚着の服を捲り上げる。

「あー……くそ、身体熱…」

白い肌の上には薄い胸板に不釣り合いな、女みたいな目立つ乳首とふっくらした乳輪がついていて、
それが媚薬のせいなのか赤く色づいてびん♡といつもより尖っている。

シャツ程度では透けてしまいそうな色とサイズのそれを摘んで指先で捏ね、
もう片方をちゅ♡と強く吸いながら舌で擦ると、
一瞬でレインの表情から余裕が消え、低いおほ声と一緒に仰け反った。

「……お゛っ!?♡♡♡……ふっ、ゔぅっ♡」

むく♡と刺激に反応し充血した乳首は一層ぷっくり膨らみ、唇で挟みやすい。

唾液を絡ませて、滑りよく何度も突起をちゅ♡ちゅ♡と扱くよう吸うと、唇から逃げようと細い身体を捩るが、
かぱ♡とはしたなく足は開いたまま、腰をヘコつかせエア交尾を始めてしまっている。

「お゛っ、……ふっ……、ん゛っ、……ぐ♡ぉっ♡♡
 やめっ♡……乳首きもちっ、はぁ♡やめてくだっ♡っ、       
 あぁ゛……♡♡♡」

俺の腕を弱々しく掴んで動きを阻止しようとしていたが、
無視して乳首をしゃぶり続けていると、レインは持ち上げた下半身を俺の腰へぴっちりくっつけて乳首イキを果たす。

「はぁ……、可愛い声」

カク、カク、と余韻でレインが痙攣する振動が伝わってきてなんとなく心地がいい。

少し時間をおいて、
惚けたレインが腰をおろすとそこはぐっしょり濡れて、粘性のある液でシミになってしまっていた。

あくまで瓶の中に溜まる「くらい」射精すればいい、と教えられているから精液を溜める必要はないが、
ズボンを濡らすほど派手に乳首イキをされても、吐精したのか不明で目標に近づいているのかわからない。

魔法が効くと目印が出るらしいけど、これは長丁場になるかもしれない。

「……っ♡」

あ、嘘。

なんか目があっただけで歯を食いしばって腰上げてるし、すぐ終わるかも。

「なに可愛いことしてんの」

「んっ♡むぅ♡っ、んむっ♡♡ごめんなさい、……っお゛♡
 レ、レオンの格好いい顔、見ていたら我慢、出来なくて……♡」

唇を重ねると勝手にレインの方から口を開いて舌をぬるぬると絡ませてくる。

その間も涙目で俺を見つめてはぎゅ、と力強く抱きついてきて、乳首を捏ねれば余裕なく顔を歪めていて、
レインの言うような相手の様子を見ていたら我慢できなくなる、という気持ちがなんと無く理解できそうだ。

「あっ、~~~っ♡
 やだ♡…これ恥ずかしい、です……♡」

さっさと解して挿れようとズボンを脱がせようとしたのについ、
媚薬で発情した思考で腰をくっつけ、お互い服を着たまま下半身を擦り合わせてしまった。

俺からすれば半分無意識に本能のままやってしまったそこそこ恥ずかしい動きだったが、
レインは何故か気に入ったようで、一層顔を真っ赤にさせて下半身の方をみて俺の腰に足を巻きつけ続きを促してくる。

「……こう?」

「んっあっ、うん、もっとシ……っお゛♡♡♡……やだ、あっ♡あぁっ♡
 …まって、ぉ゛っ♡いっか、とま、っお゛、っ♡♡♡」

わざとらしい、可愛い喘ぎ声の合間合間で低い獣みたいな声と一緒に身体をビクつかせていて、
これ全部でつい素がでちゃった♡みたいなのの演出なのだとすればすごい演技派だと思う、
少なくとも俺はめちゃくちゃ興奮する。

「レオン……、お゛っ♡♡♡それやめて、っ♡ん゛、あぁっ♡♡
 挿れてっ、このままヤだ、いやですっ♡ちゃんとイきた、いれっ、一緒に♡っあ、……っん゛ぉお゛……♡♡♡」

変に声を出していたせいで、
レインは擬似挿入の振動だけでイったのを、足ピンと一緒に大声で俺に伝えてくる。

またズボンにはシミが拡がり、
慌てて声を抑えようと「お」の形に尖らせた押さえる素振りがとてもいじらしくて、
本人の意図したところなのかはわからないが可愛い仕草だ。

「口隠してないで、声聞かせてよ」

「……っ、けど……、んぉ゛……っ♡」

「レイン」

目をじ、と見つめて命令に近い口調で言い聞かせると、
レインは諦めたように手を離す。

その両手を頭の上にあげさせ、軽くまとめて掴み拘束すると、とろん♡と発情して虚ろな目が瞬きし、
身体を隠そうとしたつもりなのか緩く両腕に力が籠ったがそれだけに終わる。

「恥ずかしい?」

頬に手を添えてキスすると、ちゅう♡と唇に吸い付き甘えてくる癖に、レインは頷いてまた腕に力を込める。

返事はこないが、
蕩けた表情を見る限りでこういう、拘束とかされて恥ずかしいのがやっぱり気に入ってるんだろうなぁ、
と察してしまったのでこのまま続ける事にした。

「ごめんね、俺もあんま我慢できないし」

「お゛っ♡……っ、ゔ…」

どうにか片手でベルトを外し、
レインのズボンを脱がせながら、ぐりぐりとついでに下腹を押さえると、喘ぎと一緒にぐうう、と腹が鳴るのまで聞こえてくる。

「……レオン、……は、はずかしい、です…」

「何が?
 さっきまであんな声出してくれてたじゃん」

やっと絞り出した声を一蹴され、再度下腹を指圧されてまたレインの腰が浮いて行った。

「……っ、あ゛、あぁー……♡♡♡」

「はは、かわいい、もっと押さえてー♡って腰あげてんの?
 雄子宮ぐりぐりされんのが気持ちいいんだ?」

茶化せば慌ててレインは唇を噤んだが、
それなりに限界のようで、下腹を押さえたり鼠蹊部をくすぐっているとまた腰ヘコを晒して、
だらしなく緩んだ唇からは唾液が垂れている。

「……お゛…♡……ふ、……ぅ……♡」

「俺はちんぽハメてください♡って
 さっきまでみたいに可愛く言ってくれる方がヤる気出るけどなぁ、声出してくんないの?」

ズボンをようやく脱がし終えると、
本人の興奮を代弁するようレインの下半身周りは淫液でドロドロに濡れていて、
短小な陰茎は頭をもたげている。

ぐずぐずに発情し、顔を赤くしながら俺を見て泣きそうになっているレインの表情を見れば嗜虐心を刺激され、
目的であるレインの射精よりも、
もっと泣かせて反応が見たい気持ちが勝ちそうになってしまう。

「……」

「レイン」

困ったように唇が開いては閉じるので、
駄目押しに赤く縁取られ、くぱ♡くぱ♡と開閉して異物を待ち侘びるアナルへ指を捩じ込む。

「……ん、お゛ぉ……♡♡♡」

腸液を垂らす肉穴はくちゅ♡と水音まで立てて指を咥える。

ゆっくり狭い入り口をほぐすため、浅い箇所だけをうねうね指を動かして出し入れしていると、
レインのアナルは面白いくらいくぱくぱ開閉して指をしゃぶって続きを強請り始めた。

「こっち向いて」

キスしながら肉穴を弄れば、俺が動きやすいようレインは自分の足を抱えて身体を起こし唇を寄せてくる。

指の本数を増やし肉襞を擦り上げては大きく腫れたしこりを挟んで潰すと、
たまにキスが止まってレインの陰茎がから押し出されるよう薄い精液がとろとろ溢れていく。

もう一度、完全に動きをやめてしまったレインに覆い被さり耳を舐めながら、
肉穴の収縮に合わせて丁寧にヒダを指で伸ばせば柔らかい粘膜がきゅうきゅう♡と締まる感覚が短くなり、
漏れ出す喘ぎが余裕のないものになっていく。

「あ゛っ……っ♡」

小さな悲鳴の後レインが少し力んだかと思えば、指が鬱血しそうなほど肉襞が締まって痙攣した。

前立腺を押し上げられるまま、腰を持ち上げてじょぼじょぼ潮を噴き、
その間も肉穴で追いアクメを決めようとナカの肉を蠢かせ腰を揺らしていた。

「……ふっ、ぉお……っ♡」

「こんだけイっといてまだ恥ずかしい?」

長いメスイキを終えるとレインはゆっくり腰を下ろし、足を開いたまま余韻で身体を跳ねさせ陰茎をぷらぷら揺らしている。

正直そろそろ限界なので、レインがなにか言おうが犯すつもりだったのだが、
イきたての肉穴をくぱ♡くぱ♡と指で無理やり開閉されるのが堪えたのか、
先にレインの方が折れてくれた。

「レオン……、お……、ち、ちんぽ♡ハメて……ください……♡
 ……っ!?♡あ゛っ、お゛ぉお……っ!?♡♡♡」

さっき俺が言った通りに媚びてくれて、
その瞬間薬のせいでいつにも増してバキバキに興奮しているモノを狭い穴へめり……♡と捩じ込ませる。

指でも狭いくらいだったし辛くないかな、と心配してゆっくり全体を飲み込ませたが、
長い足を俺に絡ませ、ほとんどない尻肉をぷるぷる震わせて自分から腰を振っているくらいなので多分大丈夫だろう。

「こら、ケツばっか使ってないで射精して?」

「っ♡あ゛っ、ぁあ!?♡……ふっ、ごめんなさ、ぐぅう……っ♡♡♡」

媚薬で敏感になっているのは俺も同じなので、
狭い肉穴で何度も陰茎をしゃぶられると早々に登ってきたものを吐き出してしまいそうになる。

先にもうちょっとレインに射精させたいし、と我慢して尻を叩いて諌めると、
奥のところだけを何度もどちゅ♡どちゅ♡と押し上げながらぷりぷりの睾丸を軽く揉む。

火傷しそうなくらい熱い肉襞をトロつかせてレインはあっさり射精し、透明に近い液でぴゅるぴゅる腹を汚した。

「そうそう、頑張ってもっといっぱい出そ?」

「…あ゛ぁあ……ひ、ぐっ♡♡♡いま゛、やめ゛っ♡……ううぅ……♡」

間髪入れず結腸口を小突き続けると肉を叩く打音に連動してぴゅ♡ぴゅ♡と精液が跳ねていくが、
明らかに乳首をつねるとおもちゃみたいに溢れる潮の方が量も勢いも激しく排泄されている。

(これどうしよっかなぁ)

「……あ゛っ、づ♡っ……!……っ、…!♡♡♡」

結腸へ中出しされ、
レインは声も無くメスイキし酷いイキ顔のまま俺の方を見て笑っているが、
俺はこの後いかにcレインへ精液を吐き出させるかを悩んでとりあえずレインの乳首をつねった。



「あ゛っ♡やめ゛でっ♡♡♡こん、な゛っ♡
 酷い、で、ん゛ぉおっ♡♡♡」

「ガニ股ちゃんとちんイキしろって。
 なんで腰引いてんの?オナホ握ったらケツまんも一緒に締めるくせに」
 
例えば立ちバックで、粗チンをオナホに突っ込ませて前立腺を押し潰し無理矢理射精させた。

「や゛っ♡それ゛っ、入ってぎで、っお゛ぉおっ♡♡♡
 な゛かっ♡ペニス、あづい゛、んですっ♡♡出てい、……で、よ゛ぉ……っ!?♡♡♡」

これにはピギ吉にオナホ役として協力してもらったんだけど、
身体の内外を媚薬に犯されたおかげでレインがこの後ずっと盛り上がってくれたので本人は泣いてたけど大成功だったと思う。

なんか怒っている気がしたが泣き喚いてるせいであんまり何を言ってるのかわからなかった。



「……っ♡……っ、ふぐっ♡んむ、………!」

その次は俺が以前に反応が良かったしと思い出して目隠しをしてベッドに転がしておいた。

「うわ、ケツまんずっとピクピクしてる、なにこれ?」

「……っ!?っ♡ぶ、ふぅっ♡」

お互い休憩のつもりで胸だけ弄っていたけれど、下半身を見ればメス穴をくぱくぱさせて暴れていたので、
もうちょっと攻めても良かったかもしれない、
口枷のせいでして欲しいことがわからないのも失敗かもと思ったポイント。


「はぁーっ♡あ、っ、ぐっ、ぉ♡レオン、お願いします♡挿れておちんちん♡♡♡
 いっぱいハメハメして♡お願いしますから♡♡♡ん♡ふぅっ♡ケツハメください♡」

その次は拘束を解いてキスと手コキだったけれど、
我慢できなくなったようで、レインに自分で穴を弄りながらのハメ乞いをされたので結局ケツハメに戻った。

「ん゛っ♡お゛っ♡
 気持ちいい♡レオン、っ♡格好いい、大好き♡♡♡
 ~~~っ♡♡♡レオンが、僕を見て、……っ♡レオン♡」

横抱きでキスしながら肉襞を掘削するとじょぼじょぼ潮やら精液を吐き出して反応もよかったので、
この後はしばらくキスハメに勤しんでいた。



「……んぉ゛ぉおおっ♡♡♡も゛っ、ゆ゛るじでっ♡♡♡あ゛っ、あ゛ぁあっ♡♡♡」

今思うとここが一番アホだった。

ちょっと疲れて、俺の方が先に落ち着きそうになったので二人して媚薬をおかわりしてしまったのだ。

レインは半分気絶していたので、俺がキスすると勝手に反応する性質を悪用して無理やり飲ませたんだけれど、
耐性に差でもあったのか俺の方が盛り上がってしまい、枕を抱えたレインを後ろから延々犯していた。

「ひど、っあ゛♡ごめんなさい♡♡♡イきますからゆるし、っ♡♡♡あいしてますっ♡大好きだからゆるし、ん゛ぉおっ♡♡♡
 も、イかせ、な、っごめん、なさいごめんなさいっ♡♡♡」

寝バックで腫れた弱点モロ出しメスしこりを押し潰して抉り続けると、
ベッドをぐしゃぐしゃにするほどレインは色々拭いて足を閉じようとしたが、
両足をしっかり開かせ、レインの射精というより俺がとろとろに解れた穴で抜きたかったので逃がさなかった。

体位を変えようと一回引き抜くたびレインはずっと萎えない人の陰茎を見て
「ひっ」とか怯えた声を出すわ、射精ついでに人の寝床に漏らすわで色々後処理が大変だった。


「……ふー…っ♡うっ……」

ようやく(俺が)落ち着いた頃、
「レインが反応無くなるまでヤんの何回目だっけ」とかこの光景にデジャヴを感じながら陰茎を引き抜いたが、
突くたびに先に出された精液が泡立って逆流していたレインのアナルは、
ぶぽっ♡という音と一緒に絡みつくそこからモノを引き抜いても形を覚えてしまったようにくぱくぱ♡開いたまま、
酷い音と一緒に断続的に俺の精液を吐き出して床を汚していた。

「レイン?」

泣きすぎて目が腫れ、汗やら涙に涎で髪が顔に張り付いたレインの顔はそれなりに乱れて崩れたものだったが、
俺のせいでこうなったと思うと可愛いなぁ、という気持ちしか湧いてこない。

「大丈夫?一回お風呂入ろうよ」

目は開いているけれど、あんまり意識はないようで返事どころか反応がない。

床に座らせ、ぐ、と下腹を押さえると短い悲鳴と一緒に精液を排泄したがやっぱり反応は鈍くて、
渋々レインを背負い風呂場へ向かった。

普通に身長があるので割と重いし、脱力した手足が長くて持ちにくかった。


====

「…ごめんね、いや、すいませんでした」

「……」

こうして、いつのまにか「対聖の魔法」が発動する程度に射精していたのに好き放題俺がヤったせいではレインはベッドから起き上がることができず、
レインはせっかく対聖の魔法が効いて目印の紋章が浮かび上がっていたけれど、
パーティには不参加になってしまった。

怒っていないとか愛してるとか、むしろ騒ぐのは苦手、
とか枯れた声で言われたが本当に胸が痛くてレインを見るたびに抱きしめて頭を撫でている。

代わる代わる知り合い達が襲来しては広間で騒ぐパーティの合間に、
俺は足繁くレインの部屋に戻ってはプレゼントやら料理、
飲み物を届けたり愉快なとんがり帽子を被せて写真を撮ってレインへなんとかパーティ気分をお裾分けし続けた。

「ら、来年はもっといい感じにするから」

「……」

声が出ないからと言っていたが、さっきからレインの無言が痛い。

これがレインにとって人生初のクリスマスパーティーになるはずだったので、
その心境を思えば俺の方が泣きそう。

「あ、そうだ!
 風船持ってくるから!
 い、犬作ってあげるわ、風船で!」

「……あ…
(別にいいのに。
ふふ、……けど、そっか。
知っていたけれど、やっぱりレオンはみんなとのパーティより、
僕と一緒に居たいんですね……こんなに何度も来てくれて…、そっか……)」

俺が慌ただしくかけずり回っている後ろで、
レインは仄暗い笑みを浮かべて大層にご機嫌だったが、
人生で最大級にで罪悪感を抱えた俺が気づくことはなかった。
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