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クソマゾお兄さんとヤンデレお兄さんが入れ替わりました △
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町でイリアの買い出しにくっついていると、正面からやけに身なりの荒れた、酔った様子の男が歩いてきた。
「へへ…にいちゃん達、面白い経験」
「しない、したくない、興味ない」
「えっ」
酒瓶を煽るそいつと目が合う前に、イリアは食い気味で返事をして、俺の頭を掴むとさっさとその場を立ち去ろうとする。
「話くらい聞いても…」
「そうやって、お前は何回珍事を起こした?
…もういい加減学習した、永遠に大人しく寝てろ」
たしかに、また愉快なイベントが発生する香りを感じたし、
(俺は大体それを口実にいやらしいことができるので大歓迎だが)その被害を頻繁に受けているイリアにとっては回避できるものならしてしまいたいのだろう。
「さっき実質死ねって言わなかった?」
「死ね」
「はっきり言われた」
頭を掴んだまま引きずられると、色々どうでも良くなってしまいおっさんのことは早々に忘れてイリアとの他愛もない会話に戻っていた。
「レオ様……」
「レオン……」
その日の夕方、『怪しい飲んだくれのおっさんに渡された【魂交換ケーブル】とやらでお互い身体が入れ替わったレインとスノウ』を見た時、どっちにしろ珍事は起こるんだって感心したし、イリアは自分が回避したせいで災難が二人に行ったと何故か良心の呵責に苛まれていた。
「なんでそんなのに乗っかっちゃった訳?」
「……断るのが案外難しくて…」
今回は俺が発端ではないので野次馬根性丸出しで事情を聞くと、中身はスノウのレインがしょんぼりしている。
レインは他人の前では一言も話さないのでその分スノウが頑張ろうとしたが、ダメだったらしい。
表情豊かなレインを物珍しいな、と見つめてる横で粘着質に人にまとわりついてくるスノウにも中々の新鮮さを感じた。
====
「レオン」
「すやすや」
「レオン、起きて」
「すやすや」
「レオン?」
「すや……いだだだだだ!!?」
その日の深夜、肩を外れるんじゃないかと思うくらい強く握られた痛みで飛び起きる。
「あ、ごめん」
「痛……スノ…、あ、レインか……」
恐ろしく無表情なスノウが俺に馬乗りになっていて、さっきの痛みと相まって殺されるのかと本気で恐怖を覚えたけど、
そういえば今のこの白髪の青年の中身はレインだったと思い出した。
「…いつもと同じ感覚で動くと力が強すぎるみたいで……、大丈夫?」
「あぁ、うん……」
起き上がり自分の肩を確認している間に、レインは俺に擦り寄って首筋の匂いを嗅いだり勝手に耳を吸ったりを始めている。
「この体、…おかしいんです」
「え?」
頬を染めながら服に手を突っ込まれ、薄々何を言わんとしてるのか想像がついたけど一応続きを待ってみた。
「…レ、レオンを見ていると、凄く媚びたり、頭を撫でて欲しくて……、ずっと身体が熱いのに、自分で触れても慰めることも出来ないんです」
熱い湿った息が首筋に当たり、レインが十分に発情しているのがよくわかった。
少ししてまた強い力で押し倒され、上に乗っかったレインは全身を俺の色んなところに触れさせている。
「自分で触れても、……っ、少しもよくなかったのに…っ、ふ、今、あなたにっ、っ♡触れるだけでこんな……っ♡」
腿に腰を擦り付け、ヘコヘコ腰を振っていたかと思うと俺の襟元を握る指にく、と力が込められた。
「……っ♡ぐ、……ふっ、うぅ……っ」
それからぎゅ、と目を瞑って小さく震えて、イったんだろうなぁ、と慣れた俺は察したけどレインの方は慣れない体に戸惑っているようで少し泣きそうな顔をしている。
「……っ、な、んで…、ぁ、この体、おかしい……っ♡」
また涙目で、間抜けな動作を始めるレインが可哀想で、抱きしめてむにむにと尻を掴むと潰れたような声を出してレインは硬直した後脱力する。
「ぐぁ、ぁ……♡ふ、はぁ、はぁ……」
「スノウはクソ雑魚早漏メス男だからなぁ、普通の神経してるとびっくりするよな」
「……!?く、クソ雑魚……?っ♡うぁっ、あぁっ…!?」
今の自分の状態を暴言で喩えられ、レインは驚いたよう目を見開いたが尻をまだ揉まれているせいですぐに喘ぎしか発せなくなる。
「うん、全身性感帯の敏感メス男。服越しにケツ揉まれるだけでそんなヤバい顔してイきまくんの。」
「……ぐっ♡ぁっ、ちが、僕は、ちが……っ♡ぉ……♡♡♡」
じわ、と腿に生暖かいものが沁みてきて、だらしなく顔を惚けさせたレインに潮でも噴いたんだろうな、と察する。
「あれ?どうしたのレイン?」
「……♡な、んでも、ないです…♡ふっ♡う……」
「そうだよな。レインは変態じゃないし、まさかこんなのでアヘ顔晒して気持ちよくなったりしないよな?」
「……っ!?ぁ゛っ♡っ、うんっ、ちがっ♡変態じゃな……っ♡違う、ちがうからっ、お尻っ♡手、一回止めて……っ、お゛ぉおっ♡♡♡」
もうバレバレなのに、俺が意地悪く聞くとレインは慌てて声を殺し、イっていないと必死に誤魔化そうとする。
頑張って少し抵抗したようだが濡れた足を曲げ、膝でふにゃふにゃのままの陰茎をぐりぐり強めに押しつぶすと、見慣れた白目のひどい顔で大人しくなった。
「……っ♡ひぐ……、やだ、こんなの……、身体、おかしい……」
敏感な身体をバカにされ、レインは相当ショックだったのかぐすぐすとまた泣きそうになってしまう。
ついガワに合わせていじめすぎたかと反省して、今度はいつもレインにそうしてるように身体を抱き寄せ背中をトントンと叩いた。
「可愛いよ」
「……っ、……呆れて、ない…?」
いつもより広い背中を撫でると少しだけ揺れる白髪が顔に当たってくすぐったい。
弱々しくこっちを見上げてきたので笑いかけると俺の首の後ろに腕が回された。
「俺がレインにえっちな事してて呆れたことある?」
「……ない」
「だろ?今も可愛いと思ってるよ」
はしゃいでいないと、レインにドン引きしたり呆れる事が多々あるけど淫行に関して俺は守りに入りたくないので、これだけはなんでも柔軟に受け入れトライしていこうと思っている。
そんな俺の意向が通じたのかレインは嬉しそうに目を丸くして、唇をはむはむと色んな角度から貪ってきた。
「ふっ♡うぅっ、へおん♡っ、ふ♡すき♡んむ、ちゅ、やさし…♡ぁ、だいふき♡♡♡」
スノウの声でこうも甘えられるとあまりに珍しくて混乱する、けれど新鮮で悪くない。
乱雑な手つきで俺を必死に脱がそうとゴソゴソしていたので一旦離れて落ち着かせて、レインの服から脱がせていく。
「下もビチャビチャじゃん、気持ちよかった?」
「…うん、け、けれど、まだ、その……体、熱くて……」
「大丈夫だよ、もっといっぱいシような?」
「……ん…♡」
素っ裸にひん剥くと恥ずかしそうに目を伏せ、俯いているその表情に魂が違うと同じガワでも品って復活するんだな、と感心した。
同じように俺を脱がせると、素早くレインは俺に抱きついて全身をくまなくぴちゃぴちゃと音を立てて舐め始めた。
「…おいしい……」
うっとりと呟きながら猫のように脇や胸元を舐め、上半身に満足するとヘソを伝って内腿、ふくらはぎをひと噛みしてから足先を指の一つ一つまで丁寧に咥えてしゃぶる。
「そんなとこ舐めて楽しいの?」
「……♡」
目が合うと返事の代わりに少し微笑み、足の裏をくすぐるようにちろちろ舌先が這う。
「レオンの、大きくなってるね」
身を捩ると、またレインは徐々に舐める位置を上げ、膝にキスをしてから身体を起こした。
人の下腹部を見つめもどかしそうに腰を揺らし、やがて勃ったものに手を添えると遠慮がちに顔を近づけ伸びた舌で先端を舐める。
「んっ、ちゅ……♡この体、なんだか…レオンを美味しく、感じる気がする…」
「……」
それでさっきから全身ぺろぺろ舐めてるのか。
納得はしたし、綺麗な顔でこっちを見つめながらフェラしてくれるのは興奮するけどスノウの大喰らいとレインの性格が合わさると、俺が「美味しい」ことに不安しか感じない。
噛まないか恐怖で少し萎えた。
レインは俺の体調の変化を敏感に察知し、不満そうに口を尖らせると亀頭を唇で覆い先端だけを何度も口内へ出し入れして刺激を与えてきた。
ぐぽ♡ぐぽ♡と独特な水音がする中、献身的に手まで動かし行われる刺激に次第にまた気持ちよくなってきて、硬度を取り戻すとレインはそれを喉奥まで咥えてくぐもった声を出す。
「ん゛っ♡じゅぷ、ふ……♡んぐ、ぉ♡ふ……♡」
片手で自分でもシているのか、足元でくちゃくちゃと細かい濡れた音が聞こえていた。
下を向いて垂れたレインの髪を撫でながら耳をくすぐるとそれだけで可愛らしい声と一緒に身体を震わせ、揺れている腰の動く間隔が細かくなってきたから、もう限界なんだろうな、と思い、レインを抱き寄せようと腕を伸ばした。
「……まって」
「レイン?」
やんわりとそれを避けられ、あまりに珍しい反応に驚く。
そこに拒否の意図はなかったらしく、レインはかわりに腕を取り頬擦りしながら、上擦った声でぽつぽつと呟いた。
「この体、体力がきっと…僕の体より多い、よね?」
「うん?…そうかな?」
「そう」
レインが俺の上に跨り、大事そうに両手で俺の顔を包んで頬を撫でた後腰を少し上げる。
「だからね、今日は……ぼ、僕が、動きたい…なって…♡」
自分の尻に陰茎を沿わせ、ぬるぬると擦れる感触を楽しみながらレインは俺の反応を伺っている。
「…だめ?」
「別に良いけど」
「……♡っ、あ、ありがとうっ、……ん゛ぅうっ!?♡」
返事をすると嬉しそうに腰を上げ直し、勝手に借り物のスノウの身体で俺とシようとするが、乳首を摘んで引っ張るだけで顔を真っ赤にして息を詰まらせるその有様ではこの後どうなるのかなんて明らかだった。
「……ぁっ♡……?え、ぁ、ぇっ?」
腰を落として数秒。
熱い肉壺に陰茎が包まれ、俺がナカの柔らかいヒダで気持ちいいなぁ、と感じたのと同時にレインは一瞬きょとんとした顔をする。
「え゛っ、あ゛っ♡……~~~っ♡♡♡ん゛ぉ゛っ…!?♡
お゛っ♡あ゛っ♡あぁ゛あぁっ♡♡♡」
そのすぐ後、潮が勢いよく俺の腹を汚して、体内がぐねぐねと蠢いて陰茎をしゃぶり始めた。
「レオン…っ、ひ、あ゛ぁっ♡たすけっ、ん゛ぉっ♡お゛ぉおっ♡♡♡お゛おお゛ぉっ♡」
「声量やば」
レインは必死に快感から逃げようと腰を動かすが、立ち上がる力は腰が抜けて入らないようだし、それどころか無様にかくかく揺らして無意識に自分がより気持ちよくなるため、奥まで咥え込もうと動いている。
「……ふゔううぅっ!?♡♡♡ん゛ぉっ♡ぉ゛っ♡ちくびっ♡今さわらなっ♡♡♡ほぉおお♡」
「ガワが悪いのかなぁ」
さっきまであんなに、奥ゆかしさを感じるえっちさがあったのに今や立派なマゾ雌の顔と声をしている。
全身何をされてもイケる変態の体は伊達ではなく、乳首を捏ねればビンビンに尖らせてひどい声で仰け反るし、腰を掴んで下から突き上げると動くたびにぴたぴたと揺れる情けない陰茎から潮を撒き散らしながら男失格のアクメ顔を晒していた。
「レインが動いてくれるんじゃなかったっけ?」
「ん゛ぁっ♡やめ゛っ♡おしり、ずぽずぽするのやめでっ♡♡♡お゛おぉおっ♡イ゛っでる♡ずっど♡お゛ぉお゛おっ♡♡♡」
からかっても、それどころではないらしく面白い反応は返ってこない。
「……っ♡は……、ぁ……ひ…、っ♡ふ♡ぅっ♡♡」
しばらく突いていると疲れてしまったのか、力なく俺の胸の上に腕を置いてへたり込んでしまった。
痙攣する身体のどこを触っても小さく悲鳴を上げるよう喘ぐだけだが、それでもアナルの縁ははむはむ♡と陰茎の根本をしゃぶり、レイン自身もたまに俺の首筋を唇で挟んで甘えてくる。
「疲れたな?」
「……うん…」
「じゃあ、ゆっくりシよっか?」
「……ぁ、…うん……♡」
白髪を指に絡めると、もう相当限界の来ているレインは一瞬引き攣った顔で視線を彷徨わせたが、
意を決したのかいつもよりしっかりしたで腕で俺に抱きつき、優しくしてね、と小さく呟いた。
「大丈夫ダイジョーブ、もうめちゃくちゃ優しくするから」
「……嬉しい…♡」
自分で言うのもなんだが、何一つ信じれる要素のない雑な言葉だったのに、レインはうっとりと目を閉じるとそのまま脱力する。
「お゛っ?♡んぉっ♡おっ♡れお…、んぉっ?♡ふぁ、あ♡や、ずっと、ぉっ♡奥のいやなところ♡おぉっ♡ばっかり、いじめないでっ?♡んぉ゛ぉおっ♡♡♡」
じょぼぼぼぼ…♡
ゆっくり「優しく」結腸を小突き回され、顔を涙や鼻水まみれにしたレインが気絶するよう寝落ちた頃、満足してふと窓の外を見たらもう陽光が差し込んでくるところだった。
====
「レオ様!この体はなかなか凄いぞ!ジャム瓶一つ満足に開けることができないんだ!」
「……」
起きると、元気ハツラツと(スノウ基準で)何をしても疲れる身体に目を輝かせ、イリアに腕相撲で秒殺されて喜んでいるスノウに遭遇した。
「…僕の体、変なことに使わないで欲しいなぁ……」
気持ちはわかるんだけど、掠れた声で俺にまとわりつきながらレインが言うものだから、
どの口が言ってるんだろう、って俺はとても不思議だった。
「へへ…にいちゃん達、面白い経験」
「しない、したくない、興味ない」
「えっ」
酒瓶を煽るそいつと目が合う前に、イリアは食い気味で返事をして、俺の頭を掴むとさっさとその場を立ち去ろうとする。
「話くらい聞いても…」
「そうやって、お前は何回珍事を起こした?
…もういい加減学習した、永遠に大人しく寝てろ」
たしかに、また愉快なイベントが発生する香りを感じたし、
(俺は大体それを口実にいやらしいことができるので大歓迎だが)その被害を頻繁に受けているイリアにとっては回避できるものならしてしまいたいのだろう。
「さっき実質死ねって言わなかった?」
「死ね」
「はっきり言われた」
頭を掴んだまま引きずられると、色々どうでも良くなってしまいおっさんのことは早々に忘れてイリアとの他愛もない会話に戻っていた。
「レオ様……」
「レオン……」
その日の夕方、『怪しい飲んだくれのおっさんに渡された【魂交換ケーブル】とやらでお互い身体が入れ替わったレインとスノウ』を見た時、どっちにしろ珍事は起こるんだって感心したし、イリアは自分が回避したせいで災難が二人に行ったと何故か良心の呵責に苛まれていた。
「なんでそんなのに乗っかっちゃった訳?」
「……断るのが案外難しくて…」
今回は俺が発端ではないので野次馬根性丸出しで事情を聞くと、中身はスノウのレインがしょんぼりしている。
レインは他人の前では一言も話さないのでその分スノウが頑張ろうとしたが、ダメだったらしい。
表情豊かなレインを物珍しいな、と見つめてる横で粘着質に人にまとわりついてくるスノウにも中々の新鮮さを感じた。
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「レオン」
「すやすや」
「レオン、起きて」
「すやすや」
「レオン?」
「すや……いだだだだだ!!?」
その日の深夜、肩を外れるんじゃないかと思うくらい強く握られた痛みで飛び起きる。
「あ、ごめん」
「痛……スノ…、あ、レインか……」
恐ろしく無表情なスノウが俺に馬乗りになっていて、さっきの痛みと相まって殺されるのかと本気で恐怖を覚えたけど、
そういえば今のこの白髪の青年の中身はレインだったと思い出した。
「…いつもと同じ感覚で動くと力が強すぎるみたいで……、大丈夫?」
「あぁ、うん……」
起き上がり自分の肩を確認している間に、レインは俺に擦り寄って首筋の匂いを嗅いだり勝手に耳を吸ったりを始めている。
「この体、…おかしいんです」
「え?」
頬を染めながら服に手を突っ込まれ、薄々何を言わんとしてるのか想像がついたけど一応続きを待ってみた。
「…レ、レオンを見ていると、凄く媚びたり、頭を撫でて欲しくて……、ずっと身体が熱いのに、自分で触れても慰めることも出来ないんです」
熱い湿った息が首筋に当たり、レインが十分に発情しているのがよくわかった。
少ししてまた強い力で押し倒され、上に乗っかったレインは全身を俺の色んなところに触れさせている。
「自分で触れても、……っ、少しもよくなかったのに…っ、ふ、今、あなたにっ、っ♡触れるだけでこんな……っ♡」
腿に腰を擦り付け、ヘコヘコ腰を振っていたかと思うと俺の襟元を握る指にく、と力が込められた。
「……っ♡ぐ、……ふっ、うぅ……っ」
それからぎゅ、と目を瞑って小さく震えて、イったんだろうなぁ、と慣れた俺は察したけどレインの方は慣れない体に戸惑っているようで少し泣きそうな顔をしている。
「……っ、な、んで…、ぁ、この体、おかしい……っ♡」
また涙目で、間抜けな動作を始めるレインが可哀想で、抱きしめてむにむにと尻を掴むと潰れたような声を出してレインは硬直した後脱力する。
「ぐぁ、ぁ……♡ふ、はぁ、はぁ……」
「スノウはクソ雑魚早漏メス男だからなぁ、普通の神経してるとびっくりするよな」
「……!?く、クソ雑魚……?っ♡うぁっ、あぁっ…!?」
今の自分の状態を暴言で喩えられ、レインは驚いたよう目を見開いたが尻をまだ揉まれているせいですぐに喘ぎしか発せなくなる。
「うん、全身性感帯の敏感メス男。服越しにケツ揉まれるだけでそんなヤバい顔してイきまくんの。」
「……ぐっ♡ぁっ、ちが、僕は、ちが……っ♡ぉ……♡♡♡」
じわ、と腿に生暖かいものが沁みてきて、だらしなく顔を惚けさせたレインに潮でも噴いたんだろうな、と察する。
「あれ?どうしたのレイン?」
「……♡な、んでも、ないです…♡ふっ♡う……」
「そうだよな。レインは変態じゃないし、まさかこんなのでアヘ顔晒して気持ちよくなったりしないよな?」
「……っ!?ぁ゛っ♡っ、うんっ、ちがっ♡変態じゃな……っ♡違う、ちがうからっ、お尻っ♡手、一回止めて……っ、お゛ぉおっ♡♡♡」
もうバレバレなのに、俺が意地悪く聞くとレインは慌てて声を殺し、イっていないと必死に誤魔化そうとする。
頑張って少し抵抗したようだが濡れた足を曲げ、膝でふにゃふにゃのままの陰茎をぐりぐり強めに押しつぶすと、見慣れた白目のひどい顔で大人しくなった。
「……っ♡ひぐ……、やだ、こんなの……、身体、おかしい……」
敏感な身体をバカにされ、レインは相当ショックだったのかぐすぐすとまた泣きそうになってしまう。
ついガワに合わせていじめすぎたかと反省して、今度はいつもレインにそうしてるように身体を抱き寄せ背中をトントンと叩いた。
「可愛いよ」
「……っ、……呆れて、ない…?」
いつもより広い背中を撫でると少しだけ揺れる白髪が顔に当たってくすぐったい。
弱々しくこっちを見上げてきたので笑いかけると俺の首の後ろに腕が回された。
「俺がレインにえっちな事してて呆れたことある?」
「……ない」
「だろ?今も可愛いと思ってるよ」
はしゃいでいないと、レインにドン引きしたり呆れる事が多々あるけど淫行に関して俺は守りに入りたくないので、これだけはなんでも柔軟に受け入れトライしていこうと思っている。
そんな俺の意向が通じたのかレインは嬉しそうに目を丸くして、唇をはむはむと色んな角度から貪ってきた。
「ふっ♡うぅっ、へおん♡っ、ふ♡すき♡んむ、ちゅ、やさし…♡ぁ、だいふき♡♡♡」
スノウの声でこうも甘えられるとあまりに珍しくて混乱する、けれど新鮮で悪くない。
乱雑な手つきで俺を必死に脱がそうとゴソゴソしていたので一旦離れて落ち着かせて、レインの服から脱がせていく。
「下もビチャビチャじゃん、気持ちよかった?」
「…うん、け、けれど、まだ、その……体、熱くて……」
「大丈夫だよ、もっといっぱいシような?」
「……ん…♡」
素っ裸にひん剥くと恥ずかしそうに目を伏せ、俯いているその表情に魂が違うと同じガワでも品って復活するんだな、と感心した。
同じように俺を脱がせると、素早くレインは俺に抱きついて全身をくまなくぴちゃぴちゃと音を立てて舐め始めた。
「…おいしい……」
うっとりと呟きながら猫のように脇や胸元を舐め、上半身に満足するとヘソを伝って内腿、ふくらはぎをひと噛みしてから足先を指の一つ一つまで丁寧に咥えてしゃぶる。
「そんなとこ舐めて楽しいの?」
「……♡」
目が合うと返事の代わりに少し微笑み、足の裏をくすぐるようにちろちろ舌先が這う。
「レオンの、大きくなってるね」
身を捩ると、またレインは徐々に舐める位置を上げ、膝にキスをしてから身体を起こした。
人の下腹部を見つめもどかしそうに腰を揺らし、やがて勃ったものに手を添えると遠慮がちに顔を近づけ伸びた舌で先端を舐める。
「んっ、ちゅ……♡この体、なんだか…レオンを美味しく、感じる気がする…」
「……」
それでさっきから全身ぺろぺろ舐めてるのか。
納得はしたし、綺麗な顔でこっちを見つめながらフェラしてくれるのは興奮するけどスノウの大喰らいとレインの性格が合わさると、俺が「美味しい」ことに不安しか感じない。
噛まないか恐怖で少し萎えた。
レインは俺の体調の変化を敏感に察知し、不満そうに口を尖らせると亀頭を唇で覆い先端だけを何度も口内へ出し入れして刺激を与えてきた。
ぐぽ♡ぐぽ♡と独特な水音がする中、献身的に手まで動かし行われる刺激に次第にまた気持ちよくなってきて、硬度を取り戻すとレインはそれを喉奥まで咥えてくぐもった声を出す。
「ん゛っ♡じゅぷ、ふ……♡んぐ、ぉ♡ふ……♡」
片手で自分でもシているのか、足元でくちゃくちゃと細かい濡れた音が聞こえていた。
下を向いて垂れたレインの髪を撫でながら耳をくすぐるとそれだけで可愛らしい声と一緒に身体を震わせ、揺れている腰の動く間隔が細かくなってきたから、もう限界なんだろうな、と思い、レインを抱き寄せようと腕を伸ばした。
「……まって」
「レイン?」
やんわりとそれを避けられ、あまりに珍しい反応に驚く。
そこに拒否の意図はなかったらしく、レインはかわりに腕を取り頬擦りしながら、上擦った声でぽつぽつと呟いた。
「この体、体力がきっと…僕の体より多い、よね?」
「うん?…そうかな?」
「そう」
レインが俺の上に跨り、大事そうに両手で俺の顔を包んで頬を撫でた後腰を少し上げる。
「だからね、今日は……ぼ、僕が、動きたい…なって…♡」
自分の尻に陰茎を沿わせ、ぬるぬると擦れる感触を楽しみながらレインは俺の反応を伺っている。
「…だめ?」
「別に良いけど」
「……♡っ、あ、ありがとうっ、……ん゛ぅうっ!?♡」
返事をすると嬉しそうに腰を上げ直し、勝手に借り物のスノウの身体で俺とシようとするが、乳首を摘んで引っ張るだけで顔を真っ赤にして息を詰まらせるその有様ではこの後どうなるのかなんて明らかだった。
「……ぁっ♡……?え、ぁ、ぇっ?」
腰を落として数秒。
熱い肉壺に陰茎が包まれ、俺がナカの柔らかいヒダで気持ちいいなぁ、と感じたのと同時にレインは一瞬きょとんとした顔をする。
「え゛っ、あ゛っ♡……~~~っ♡♡♡ん゛ぉ゛っ…!?♡
お゛っ♡あ゛っ♡あぁ゛あぁっ♡♡♡」
そのすぐ後、潮が勢いよく俺の腹を汚して、体内がぐねぐねと蠢いて陰茎をしゃぶり始めた。
「レオン…っ、ひ、あ゛ぁっ♡たすけっ、ん゛ぉっ♡お゛ぉおっ♡♡♡お゛おお゛ぉっ♡」
「声量やば」
レインは必死に快感から逃げようと腰を動かすが、立ち上がる力は腰が抜けて入らないようだし、それどころか無様にかくかく揺らして無意識に自分がより気持ちよくなるため、奥まで咥え込もうと動いている。
「……ふゔううぅっ!?♡♡♡ん゛ぉっ♡ぉ゛っ♡ちくびっ♡今さわらなっ♡♡♡ほぉおお♡」
「ガワが悪いのかなぁ」
さっきまであんなに、奥ゆかしさを感じるえっちさがあったのに今や立派なマゾ雌の顔と声をしている。
全身何をされてもイケる変態の体は伊達ではなく、乳首を捏ねればビンビンに尖らせてひどい声で仰け反るし、腰を掴んで下から突き上げると動くたびにぴたぴたと揺れる情けない陰茎から潮を撒き散らしながら男失格のアクメ顔を晒していた。
「レインが動いてくれるんじゃなかったっけ?」
「ん゛ぁっ♡やめ゛っ♡おしり、ずぽずぽするのやめでっ♡♡♡お゛おぉおっ♡イ゛っでる♡ずっど♡お゛ぉお゛おっ♡♡♡」
からかっても、それどころではないらしく面白い反応は返ってこない。
「……っ♡は……、ぁ……ひ…、っ♡ふ♡ぅっ♡♡」
しばらく突いていると疲れてしまったのか、力なく俺の胸の上に腕を置いてへたり込んでしまった。
痙攣する身体のどこを触っても小さく悲鳴を上げるよう喘ぐだけだが、それでもアナルの縁ははむはむ♡と陰茎の根本をしゃぶり、レイン自身もたまに俺の首筋を唇で挟んで甘えてくる。
「疲れたな?」
「……うん…」
「じゃあ、ゆっくりシよっか?」
「……ぁ、…うん……♡」
白髪を指に絡めると、もう相当限界の来ているレインは一瞬引き攣った顔で視線を彷徨わせたが、
意を決したのかいつもよりしっかりしたで腕で俺に抱きつき、優しくしてね、と小さく呟いた。
「大丈夫ダイジョーブ、もうめちゃくちゃ優しくするから」
「……嬉しい…♡」
自分で言うのもなんだが、何一つ信じれる要素のない雑な言葉だったのに、レインはうっとりと目を閉じるとそのまま脱力する。
「お゛っ?♡んぉっ♡おっ♡れお…、んぉっ?♡ふぁ、あ♡や、ずっと、ぉっ♡奥のいやなところ♡おぉっ♡ばっかり、いじめないでっ?♡んぉ゛ぉおっ♡♡♡」
じょぼぼぼぼ…♡
ゆっくり「優しく」結腸を小突き回され、顔を涙や鼻水まみれにしたレインが気絶するよう寝落ちた頃、満足してふと窓の外を見たらもう陽光が差し込んでくるところだった。
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「レオ様!この体はなかなか凄いぞ!ジャム瓶一つ満足に開けることができないんだ!」
「……」
起きると、元気ハツラツと(スノウ基準で)何をしても疲れる身体に目を輝かせ、イリアに腕相撲で秒殺されて喜んでいるスノウに遭遇した。
「…僕の体、変なことに使わないで欲しいなぁ……」
気持ちはわかるんだけど、掠れた声で俺にまとわりつきながらレインが言うものだから、
どの口が言ってるんだろう、って俺はとても不思議だった。
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