イケメンだけど追放されたのでお兄さん達を雌にするパコパコ旅行してきます

ぺけ

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えっちなメスお兄さんが2匹集まったのに自慰ばっかりして交尾しない回 △

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レインが扉を開くと、殺風景な部屋が視界に入る。

換気のため開けられた窓からは涼しい風が入り込みカーテンを揺らしているがその部屋は主人がしばらく不在なのかはたまたものぐさなのか、壁のカレンダーは春先の表記のままになっていた。

「…かわってない」

ここはレオンの部屋。

転送石がなくても自身の住まいまでは戻れるためレインはそこから徒歩でレオンの自宅を密かに探し続け、少し前に目当てのその物件を見つけて以来密かに通っているのだ。

「あぁ、今日もレオンの匂い…♡」

悪意を持った人間がレオンの家の物品を盗んだりしていないか見回った後(本人としてはこれを名目に来訪しているつもりだ)、
レインは脳内で「レオンに部屋へ招かれた」ロールプレイをしつつベッドへ魔法を展開した。

物の記憶を再生する魔法でベッドに過去のレオンを投影、組み敷かれている見覚えのない青年の姿を消すとその青年の映像のあった位置に身体を横たえた。

「んっ♡レオンっ♡♡♡あ、恥ずかしい、です…♡」

そして服を脱ぎながら自分の乳首や陰茎を弾き弄って、徐々に気分を高める。
待ちきれなくなればなぜかレオンが持ち歩いている(友達が定期便でくれるらしい)玩具の先端をゆっくり自分へあてがい焦らすように擦り付け、目の前の余裕がなさそうに笑うレオンに行為を懇願する。

「…お願い、挿れて…ほしいな?」

映像の動くタイミングを完全に把握しているので、その言葉の少し後、レオンの身体はゆっくり下へ沈む。

「んぐっ♡……っふ♡うぅー…!♡♡♡」

それと同時に玩具をアナルへ挿入すると睾丸の奥や下腹部がきゅん♡とまるでレオンとの実際の性交の時のよう、疼き痙攣してしまう。

「はぁ♡ぁ゛っ♡あぁ…!♡……っ♡レオン、やぁあ…♡」

自分の下半身が浅ましくバイブを吸いしゃぶっているのが玩具を握る手に伝わって来てすぐにわかって、自分の体が期待するままにぬぽぬぽと玩具を動かして気持ちの良い角度を探し目の前のレオンにキスするよう目を閉じるとどんどんと全身が熱くなっていった。
レオンの部屋で、過去にレオンが誰かを抱いていたのと同じポーズや視界で自身のアナルを弄り自慰をする。
これはレオンとの実質お部屋セックスなのではないだろうか。

自宅に招かれこんなイチャラブセックスをする時点でそれはもう恋人なのでレオンの自分への感情を思うと興奮で気が狂いそうになる。

「レオンっ♡気持ちいい?っあ♡あぁっ♡♡♡…もっと♡ぎゅっ♡てするからっ♡♡♡全部、んゔっ♡ちょうだい…っ♡」

唇の形を見れば『かわいいね』なんて形に動いている。
初めこのベッドの記憶を精査するため一年ほどの記録を倍速で再生したが、恐ろしい事に大体寝ている人物は歳も性別も種族も体格も違う毎回別人だった。

この行為の日はレオンより一回りは大きい体格の男と行っていて、最初は体格に反し少女のように涙目でレオンを受け入れていた大男が終盤には嬉しそうにレオンの陰茎をしゃぶって媚びているのは中々羨ましく見応えがある内容だった。

僕もあんなふうにレオンに色々教えられたいし可愛いなんて陰茎を撫でられながら囁かれたい。
レオンは普段も優しく格好いいが体格の良い男を組み敷く事にある程度興奮を覚えるようで、そう言う様を揶揄するよう耳元で意地悪に愛でられる経験もいつかはしてみたいものだ、とこめかみから汗を伝わせているレオンを見上げながら考えた。

「……あ゛っ♡あぁっ♡イくっ♡レオン、見ててねっ♡僕がレオンが大好き♡でっ♡♡♡おちんちんから潮たくさん出してメスイキ♡するところ♡♡♡
あ゛っ♡イくっ♡イ……っ♡ふぅうううっ♡……っ、あ゛っ♡……ひぃ、あ、あぁ…♡」

背筋を弓形に逸らして絶頂するとぎゅう♡と玩具は手を使わなくてもアナル奥へ吸われ進度をすすめ、そこで存在感を主張する。
最近メスイキや強制潮吹きなど「メス」であることをおちんぽで叩き込まれた身体はオスとしての尊厳を失いレインのおちんぽは今や敏感な棒としてだけ存在し、芯をもって硬くなることも少なかった。

今回もバイブを引き抜くのに腰を振ると萎えた陰茎はぷらぷらと胴の動きに連動し揺れるが、立ち上がった記憶は一切ない。

「……っ♡」

だがそれはレオンにかわいい、淫乱だと罵ってもらうための弱点になっていて、情けない醜態を晒せば晒すほどレオンに愛でてもらう要因が増えてとても嬉しい。

レオンとセックスすると毎回突かれている間自分でピシピシと弾くよう指示されているせいもあり扱けるほど大きく育ってしまった赤い乳首やツルツルの股間、どれも「レオンにいやらしく育ててもらった」のだと思うと嬉しいしやはりレオンの名前でも腹に淫紋やタトゥーとしてぜひ刻みたいと思った。

「ん♡……ふ、あぁ♡」

ようやく腸内の痙攣と敏感すぎる感触が治まってから玩具を引き抜こうと手をかけると、その瞬間がちゃ、と部屋の扉が開いた。

「……なぜ」

「あっ」

部屋に侵入してきたのはレオンからこの家の掃除や管理を命じられているらしいシルヴァで、部屋を開けると淫臭の中バイブを咥え込みレオンのベッドへ霰もない姿で転がっているレインが視界に飛び込んできたので一度扉を閉め、開ける部屋や家を間違えたのかと何度も入り口や外観を確認していた。

====

「『あの』坊っちゃまはレイン様の魔法で、それを使って擬似的にお部屋セックスを楽しんでいたと」

「うん」

レオンの映像は腰を突き出した若干シュールな姿勢のまま一時的に停止させられており、本人や「まともな感性」を持った人間なら嫌がったり笑ってしまうような物だったがここにいるのはレオンが好きすぎて目に入れても痛くないのでは、と髪の毛や精液を滴眼し数日眼帯で過ごすような狂ったメスお兄さんだけだ。

二人とも並んでそれを見ながら会話しているので一切目はお互い合わないし、会話の途中で「あの背骨の流れすごく良くないですか?」などと品評会も始めてしまい会話がまともに進まない程度にはそれをいつまでも眺めていた。

「なかなか楽しそうなお話ですね。
…どうでしょう、私もそれ、体験してみたいのですがいかがでしょうか。
できれば手酷くお相手を罵っているような日付のやつがいいです」

「……えっ」

今度はレインが驚く番だった。
シルヴァは顔を赤くしてレオンを見つめた後、あぁ、と勝手にうなずく。

「もちろんタダで、とは言いません。
そうですね…坊っちゃまのだいたいの金庫の鍵番は「7302」、こちらの情報でいかがでしょう」

「…そうなんだ」

別に例によって簡単に発動できる魔法の上、もう自分は今日はスッキリしているので元々快諾するつもりだったが実に捗る情報を教えてもらえた。
これは張り切ってやらなければ、とレインは記憶している、青年の髪を掴んで乱暴に後ろから何度も突き上げていた日の映像を再生した。

「どうぞ」

「…あー…♡ありがとうございます、なるほど…」

玩具はどうするんだろう、と思うとシルヴァは当然のようにディルドを取り出してベッドへ四つん這いになったのでレインは割と引いてしまう。

が、そんなレインの様子はつゆ知らずシルヴァはレイン以上にどうしようもない、性奴隷のような開発済みの胸や陰茎をさらしながらさっさとベッドへ四つん這いになって自慰を始めた。

「…んぉっ♡ぐ、ふ♡こ、これでは坊っちゃまがっ♡あまり、見えないではないですか…!?♡」

「ごめんね」

シルヴァは背後のレオンをチラチラと見ては手を動かし、卑猥に腰を振るが眼前に壁しかない事に仕切りに文句を言っている。
映像を別のものにしようか提案しようとしたが、それより先にシルヴァは腸液をぷしっ♡とディルドへ押され吹き出し、あられも無い声をあげた。

「んぉ♡ひど、これではまるで獣…っ♡坊っちゃまに『使われて』いるかのような仕打ちですっ♡お゛っ♡お゛っ♡あんまりですっ♡お゛っ♡坊っちゃまちんぽ好きっ♡」

「……」

どうもこれで良いらしい。

趣味は人それぞれだがせっかくのレオンの映像があるのにあれでシルヴァは満足なのだろうか。
他人の考えることは難しい、が、楽しんでくれているのは何よりなのでレインはそのまま大人しくそれを無感情に鑑賞することにした。

「……お゛ぉっ♡ん゛ぐっ♡坊っちゃま♡そんなに私の雄まんこ♡♡♡おちんぽで荒らさないでくださいっ、あ゛っ♡♡♡何回ゆるイキしていると思って♡んぉ゛っ♡思ってるんですかっ♡
……♡どうぞこのまま使い倒してくださいっ♡♡♡」

シルヴァはたまにレオンを見ては顔を歪ませ笑い、ベットでチクズリをしながら尻を振ったり、枕を股間に挟んで腰を振りながらたまに潮をそのまま枕へ浴びせたり、一瞬大人しくなるが何度もまた自分を責め立て興奮するのを繰り返していた。

「……ん゛ぉおおっ!?♡♡♡坊っちゃま♡メスオナホイきます~っ♡♡♡」

それをしばらく繰り返し、部屋の中がまたなんとなくむわ、と熱気を帯びた頃滑稽な腰振りと共に今までで一番大きく身体を反らせるとシルヴァはようやく自慰を完全にやめた。

「ひぃ♡ふ、うぅ♡」

めりめりと尻の肉の間から勝手に、ゆっくり抜け落ちた透明なディルドがなんとなくいやらしかった。

====

「それにしても…レイン様だったのですね?たまに坊っちゃまのご自宅の物の配置が変わっていると思ったら…」

「うん、最初は特に色々見て回ってたから」

お互い体が落ち着けば和やかなティータイムが始まる。

レオンくん愛好家同士、人見知りのレインも警戒心の強いシルヴァも珍しく会話が弾んでいた。

「…物置部屋、見ました?」

「一応」

部屋が殺風景なのには理由があり、物置き部屋として使われている小さな部屋へレオンは悪癖で衝動買いした銀の大きなオブジェなどわけのわからない物を溜め込み続けているのだ。
雑然とした中を思い出し頷くとシルヴァは「あれ、坊っちゃまから拝借して良いと言われています」と呟いた。

「…なんでも、もう捨てるだけになるからあげる、らしく…たまにハンカチなんか掘り出し物があって『坊っちゃまからのプレゼント』気分に浸るのにオススメです」

「…へぇ」

せっかくなのでそれをいくつか自室に並べ「レオンの趣味で少し自分の部屋が染められた」プレイはどうだろう、そう提案するとシルヴァは天才かと目を丸くしていた。

こうして2匹の変態は無事、大好きなレオンくんを通じてわかりあい、また妙なコミュニティを爆誕させたのだった。
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