イケメンだけど追放されたのでお兄さん達を雌にするパコパコ旅行してきます

ぺけ

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魔法使いが片思い相手のために一晩触手の苗床妻になって産卵する回 △

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レインは今、ある魔法陣を描いている。

それは人里離れた森で行われている儀式で、呪文を唱えると目の前には悍ましい、人の数倍の背丈のある触手の塊が表れた。

「大切な人をもう少し、不幸から守ってあげたいんです」

その化け物は悪魔の一種で、対価を差し出せば相応の願いなら叶えてくれる代物だった。

あくまでレオンと一緒に居れることが前提ではあるため渡せるものに限界はあるが、それでもレオンの為ならなんでもできる気がする。

左手の小指を無意識に撫で願うと触手はその指輪を対価として指してくる。

「……これは、ダメ」

レオンが一番大切で、これは二番目に大切な物だった。
何より彼のためでも、彼が折角くれたプレゼントをすぐに無くしてしまい悲しませてしまうことは避けたい。

首を振って、代わりのものはないかと相談する。

「…わかり、ました」

レインの強い魔力に目をつけた触手が次に提案したのは苗床として一晩身体を差し出すことだった。
本来レオン以外に触れられるなんて想像するだけで吐き気を感じるような内容ではあるが、それでレオンがもう少しでも安全に過ごせるのなら安いものだと思う。

触手の指示で服を脱ぎ捨てると無遠慮に素肌に触手が絡みついていく。
ずるずると内股を這う触手の動きは快楽を誘うようなもので、そんな事をされても不快なだけなのでさっさと苗床として使うなら使えば良いのにと思った。

「……、ふ、うぐ、む……」

子供の腕より一回り細い職種に唇をつつかれ、何を望まれているのか察する。
口を開くと案の定触手は口内に侵入し、生臭い粘液をこぼしながら口内を這いずり始めた。

触手の望むまま口淫を行うように舌を幹に絡めるが、普段あれだけ、行っているだけで幸福感を得れる行為と同じことをしているのに嫌悪感しか感じない。
喉奥で粘ついた液体を吐き出された時には現実逃避に「今度レオンにも喉奥へ出してもらおう」とでも考えていなければ幹に思い切り噛み付いてしまいそうだった。

「……」

触手は他にもずるずると胸や陰茎を這いずり全身に粘液をまぶしていく。

「…さっさと卵でもなんでも産みつければ?時間の無駄でしょう」

レオンだけが触れて良い箇所を無遠慮にまさぐられ苛立ちが募る。

アナルの縁をなぞるため細い触手が谷間をくすぐってはぬるぬると数本侵入していく、品定めされているような感触が不快だった。

====

「……っ♡ふっ、……はっ♡」

…おかしい、レインは自身の身体の変化に戸惑っていた。
簡単な話で、触手の粘液に催淫作用でも含まれていたのだろう。

全身が火照り痛いほどに興奮している。

触手が全身を這う度、撫でられた箇所にビリビリと電流が走り付着した粘液でさらに火照りは増していった。
解毒魔法を使おうが治らない刺激に、仕方のないことなのかもしれないがレオンを裏切ってしまったような絶望感を覚え身体と反対にどんどん気は重くなっていく。

もう中断し触手を燃やして帰りたかったがこれからも隣でレオンに笑っていてもらうために、それは出来なかった。

胸を紐のような触手で根元に絡みつかれぐいぐいと引かれ、陰茎も同じように細い触手が犯して強引に陰茎を起たせ内壁を擦りながら揺らしている。

痛みに近い刺激に視界がチカチカして、思わずレオンの名前を呼んだ瞬間太い幹がアナルを割開き体内へ侵入してきた。

「……お゛っ!?♡ゔ、っ、お゛ぉっ!?」

思わずあまりの質量に驚き声が漏れる。
突然のことではあったが、先に散々細い触手に粘液まみれにされ解され拡げられていたアナルは難なくその幹を受け入れてじゅぽじゅぽと卑猥な音を立て幹を咥え込んだ。

「~~~っ、ん゛ぉっ♡やめ……っ、レオン……!」

のけぞって暴れるが触手に四肢を拘束されてまともに動くことが出来ない。
鋭い痛みに驚いて自分の乳首を見ると、そこにも細い触手が入り込んで本来拡がるような器官ではない箇所の肉を覗かせながら、内側の敏感なその肉を擦って粘液をまぶし性器のように犯している。

「…ひっ、やだ、こんな…!いや、やめてください、お願い」

こんな風に乳首を拡げられ、尿道を拡張され戻らなければきっとレオンに幻滅されてしまう。

ここまでの陵辱を受けると理解していなかったレインは顔を青ざめさせ、快楽の中暴れて行為の中断を求めるが黙らせるよう触手は結腸口をこじあけてじゅぽ、結腸内を蹂躙する。

「ん゛ぉおお…!?」

粘液で敏感になった奥へ侵入され、レインは獣のような悲鳴を上げて絶頂した。

「ゔっ♡ぐ、ぁ…っ」

身体が強張り、次に脱力したのを見計らってアナルを犯す触手が太く質量を増す。

「…あ゛っ、っ、が、かはっ…」

腹の中に卵を生みつけられ、ようやく苗床としての扱いが始まったのだとわかった。
自分の腹に目をやると通常ではありえない、妊婦のようにぽっこりと膨らんだ形へ腹が変形している。

「ひっ、あ…こんな」

腹の中に複数の異物を産み落とされ、それが抜けないよう栓代わりに挿しっぱなしの触手は未だにレインを辱めるようアナルを小さく上下に動き刺激を与えていた。

「やだっ、ひっ♡、もう」

粘膜を擦られる感触に自分の体が自分のものではない様に快感を感じてしまう。
ぐずぐずと涙を溢していると、陰茎を塞ぐ触手も同じように膨らみ内部に小さな卵を生みつけた。

「……ぐす、うっ…、あ゛っ♡」

触手が尿道から出ると、一本の筋で繋がった小粒の卵たちが尿道に残ったまま先端だけ亀頭へ飛び出て垂れている。
薄ピンクの肉のようなグロテスクな見た目のそれが出た腹の先、触手が見せつけるように陰茎を持ち上げると視界にチラつき悍ましくて目を閉じた。

「…ゔっ♡ぐぉ、が、あ゛っ♡お゛っ」

それからも触手はレインの身体を持ち上げ、口内やアナルを串刺しに前後からずるずると犯す。
無抵抗に犯され、熱い身体を突かれる度に玩具のように漏れる声にはどこか嬌声が混じっていて、その頬や関節裏の皮膚の薄い箇所にも赤みが差していた。

「あ゛ー…っ♡ひ、んゔっ♡」

何度目かのなにも排泄するものがない絶頂のあと、不意に腹に鈍痛がした。

「お゛っ!?あ゛っ、痛……っ、ん゛ぉっ、あ゛っ、でる、あ゛あぁ…!」

腹の卵がゆっくり下へ降り、アナルの縁をめりめりと拡げて排泄されていく。
内臓から滲むような痛み脂汗が滲むが、それだけではなく卵が通過することで腸壁を擦られる前立腺を押し潰される刺激に強い快感を伴うことにレインは気づいた。

「ん゛ぉっ♡あ゛っ、がっ♡でるっ♡ぐぅう…っ!?でる、たまごっ♡」

ごろ、と栓をしていた触手が抜けた瞬間1つめの卵を産卵する。
それだけで気絶しそうな痛みと快感だったが、すぐに2つ目の卵を排泄するための鈍痛がまた下腹部で生じた。

「ひっ、っおぉ゛…!♡も、一回やめて…!」

連続で強い刺激に襲われ、レインは卵をなんとか押し留めようとアナルを締める。

「…あ゛ぁああっ♡」

だがそれを許さないよう胸の触手がまた内側の肉を引きずってずるずる動き、その刺激に驚いて力が緩んだ瞬間どんどん卵は下へ降りていく。

「うぅ…ひぃ、あ、はぁ……」

ようやく最後の一つの卵を産卵する。

足元には拳ほどのサイズの卵が6個ほど転がって自分の体液でテラテラと光っており、あんなものを腹に宿し産み落としたのかと気分が悪かった。

「……っ、は?」

それから久々に平らになり見やすくなった足元へ何気なく目をやり、レインは恐ろしい光景を目撃した。

「そ、な、孵って」

尿道の内部に居た卵が数個、孵ってしまっていた。

「ひっ、嫌っ、あ゛っ!?あ゛あぁあっ!?♡♡♡」

尿道から飛び出る無数の触手は精巣や内部でも蠢いているようで、陰嚢が不自然にボコボコと変形するほど暴れている。

強すぎる刺激に白目を剥きレインは四肢をバタつかせ逃れようとするが、触手に拘束された今、それは無駄な抵抗だった。

「やめ゛っ♡おねがいっ、そこは、ちが、ん゛ぉおっ!?♡」

尿道の触手は細いミミズのような形状で、それがずるずると排泄物のように滑り落ちていく。
普段固形物など出ない箇所から太いものが飛び出して行く痛みは粘液により快感に変換されていて、一際太い触手が飛び出した後開きっぱなしの尿道からは精液が少量滴り落ちていった。

「…ひ、はぁ、あぁ」

…ようやく、全ての触手の産卵を終えたのだろうか。
まだ体は少し痺れ熱かったが、暴力のような快感が止みレインは安堵の息を漏らす。

胸は未だに細い触手が出入りしていたし、尿道やアナルは無理な異物の産卵で大きく拡がりきってしまっている。

万が一これが治らないようであれば戻る前に魔法で身体を再生させなければいけない、いや、それ以前に触手に犯された今の、清める前の身体でレオンに会いレオンを汚したくなかった。
本当は帰って真っ先にでも抱きしめて欲しかったが、先にシャワーを浴びて身を清めようと思う。

「……」

ところでいつ自分は解放されるのだろう。

四肢を拘束する触手を不思議そうに引くと、目の前に先ほどまでアナルを犯していたのと同じような太さの触手が現れ腿にまた絡みつきアナルへと登って行く。

「あ、これ、一晩……?」

レインは自分の願いはここまでの代償を伴うものだったのか、と青ざめ恐怖から顔に引き攣った笑みを浮かべていた。

====

「あ、うぐ、レオン……」

明け方、レインはようやく解放され疲れ切った身体でふらふらとレオンが眠る宿へと戻る。
ぱっくりと拡げられた尿道も乳首も、全身「触手にされたもの」だけなんとか再生させ全てを元に戻し、汗や粘液で濡れた身体をシャワーで清めた。

眠気でまともに働かない思考で浴室から出ると、偶然レオンがキッチンで何かを探しているのと鉢合わせる。

「……あ」

「あ、おはよーレイン。今小腹すいてパン焼いてたけどよかったらちょっと食べる?」

大好きな明るい声。
何とか涙を堪え抱きつくと、レオンは少し驚いた様子だったがいつも通り頭を撫でてくれた。

「レインは甘えただなぁ」

そう言う声はいつもより柔らかく、ぽんぽんと背中を叩いて自分をあやしてくれる。
きっと、自分が今疲れている事がレオンにも伝わってしまったのだろう。

「……レオン」

「どしたの、レイン?」

意味もなく呼んだ、とわかっているのにレオンは優しい声で返事をし、名前を呼び返してくれる。

自分が受けた屈辱は耐え難いものだったが、それでもこの大好きな人のためになにか出来たのだと思うと嬉しかった。

====

その日の朝、宿から出発し談笑しながら歩いているとイリアがよそ見をするレオンを諌める。

「またハーピィにでも攫われるぞ」

「いや、今日はなんかいける気がする。
朝から茶柱がお茶に50本立ったし虹見たし葉っぱでラベンダーみたいになった多重葉クローバーもかなりの数見、ぎょばばばば」

腕を絡めて歩いていたのにレオンの身体が突然視界から消える。

「……は?」

「だから言ったのに…っ!」

イリアは呆れて突然陥没した地面に落ち、木の根に引っかかってなんとか一命を取り留めたレオンをスノウと一緒になって助けている。
まさか「不幸」を消したのではなく、「幸運」と「不幸」を両方レオンに今付属させているのだろうか。

…騙された。

触手を制裁すべく、その日の晩魔法陣をまた殺意を持って描いたものの触手は召喚に応じて来なかった。
機会があれば必ず燃やしてやろうと誓いながらレインはレオンの元へ戻った。
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