イケメンだけど追放されたのでお兄さん達を雌にするパコパコ旅行してきます

ぺけ

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俺の事散々悪く言いながらも嫌いになりきれていないお兄さんとイチャイチャします ○

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イリアはアジトから戻ってきて以来、ちょっとしょんぼりしてる。
なんか話を聞いたら裏切り?とか俺が寝てる間に色々あったらしいけど、やっぱり可愛い手下たちロスで寂しいのだろうか。

以前の出発の時は警戒されすぎて側に近寄る事すら出来なかったので、こう言う一面を見れるようになったのは嬉しく思いつつなんとなく可哀想だ。

俺はイリアを慰めようと、ジェネリック手下になってみることにした。

====

「お、オカシラー!」

「…なんだ?その格好」

今、シャツの両袖を破きサングラスをかけた精一杯ワイルドそうな格好でイリアの前に立っている。

何をしても俺の気品は隠しきれない、姿勢が良すぎる。

あまりにこの手の格好が似合わず、恥ずかしいのでもちろん宿でこれは行っている。

俺自身ちょっとよくわからない格好なので、急にこんなもの見せられたイリアは一層訳が分かっていない。

「オカシラー…」

「は?…あ?」

とりあえず慕ってる感を出す為に周囲をウロウロしてみた、イリアの反応はイマイチだ。
半ギレに近いコンディションでイラついてる。

「オカシラーオカシラー」

「それしか言えないのか?やめろ鬱陶しい」

頬を突いたら指を掴んで引っ張られた。
勢いでサングラスは落ちるしよろけて身体を支えられる、限界、俺だって辛い。

「山賊とその手下って、普段何して、なんの会話してんの…?」

「…お前、まさかその格好は」

ナメてるのか、ってそこそこ怒られた。

支えてくれていた腕が離れていったので地面に着地後隣に座らせ、今度は筋肉質な二の腕をつつく。
そっちは無視された。

「教えて?俺、イリアの事もっと知りたいな…?」

「チッ」

「……」

すごい、こんなに歩み寄って舌打ちされたことがないのでびっくりする。

話してくれないと一生奇声を上げながらこの状態でお前にまとわりつく、と脅した結果、イリアは快く最終的には話し始めてくれた。

「…はぁ、俺たちの場合、強い魔物が近隣の村に行かないよう間引きや忌避剤の作成、で、それで出た皮や牙を鞣して村や商人へ売っていたな。
後は道案内や護衛、力仕事の手伝いや他の流れてきた暴漢を追い出したり…」

「え?は??自警団かアンタらは?もっと略奪とかしねえの?」

「する訳ないだろ」

イリアの性格を考えたらする訳ないけど、俺の知ってる山賊と違いすぎて困惑する。

賊って他人の金品強奪とかするから賊じゃ無いの?
改めて聞いたらそんなのしてる手下がいたら明日の朝日は見せないって怖い事言われた。

だからあの辺やたら治安いい、って言われてるんだろうか。

じゃあ前村長の言ってた「儂の世代で向上した治安」が全部虚偽じゃない?イリアたちのおかげじゃん。

無理やり話させたけど、なんやかんやイリアは昔の話が出来て楽しいのか意外と饒舌に色々当時の生活を語ってくれた。

「で、夜は…」

「毎晩気に入った手下を呼んでかわるがわるお楽しみタイム」

「はぁ?」

また「する訳ないだろ」って怒られた。

「えー…?俺ならイチとかサンとかナナとか、よりどりみどりで全員慕ってくれてたら、毎晩誰か呼んではしゃぐけどなぁ…?あ、それ今試してみよ!手下ごっこ!」

イリアは、俺が余計な思いつきをした事に気づいてその場を離れようと無言で腰を上げた。

…けどもう遅い。

俺に捕まって、もう一度その場に座らせられる。

「お頭、しよ♡」

「しない、くたばれ……っ、ちっ、なんでこんな時だけお前は、腕力が異常に強い…っ!?」

服を脱がそうとすると手を本気で引っ叩かれるが、俺はそんなことではめげない。

横を向かせて無理やり押し倒しながら唇を吸って、全身を密着させてズボン越しに下半身を捏ねた。

イリアはまだ何か言いたげに俺を睨んでいたけど改めて唇を塞いで阻止。

しばらく、くちゅくちゅ♡と音を立てながら舌を絡めてキスして、俺がテンション上がりきってるから諦めろと緩く勃ったものを押し付けた。

「本当に、最低だな……っ!?大体さっきまでのやり取りの何に発情したんだ、…っ、…勝手に、触るなっ!」

「イリアが魅力的すぎて…こんな気持ちになるの、初めてなん」「黙れ」

100回は乱用した必殺の口説き文句を食い気味に潰された。

改めてすごい。
一応褒めたのに、鳥肌まで立てて心にも無いセリフがキモいと嫌がられてる。

「…もー!はいはい!すいませんでした!
俺はとても元気なのでそう言う雰囲気になると5秒で勃ちまーす!
そういう雰囲気じゃなくてもなんかムラっとします!最近ハンバーグみて急に勃ってちょっと焦りましたー!」

「……性欲カス」

拗ねて聞かれてないことまでペラペラ喋ったらドン引きした目で罵られた、ひどいね。

けれど喋ってる間も必死で乳首をぴこぴこ弾き陰茎へ刺激を与えていた甲斐あって、イリアの息は少しずつ上がっていっている。

「…ぐ、ふ…っ、うぅ…っ!」

「まぁさ、ここまでなっちゃったらイリアも辛いだろ?
性欲カスなんか保護して関わっちゃったのが運の尽きってことで。諦めて今日も遊んでよ♡」

「……」

相変わらず睨まれてるけどイリアはその言葉で諦めたらしく、抵抗し俺の腕を掴んでいた力が緩んだ。

「ありがとう」

頬にキスする、特に拒絶する様子はない。

「ってか、この服脱いでいい?肩に糸くずついて痒い」

「…好きにしろ」

服を脱ぎながら、急にしおらしくなったイリアに目をやる。

…まぁ、アレか。
ちょっと前に触手に散々ぬこぬこされたところだし、体調的にもまだ万全じゃ無いのかもしれない。

少し考えてイリアの横に転がり、ズボンを放り投げると腰をくっつけて俺も寝転んだ。

「なにを」

「んー?レオンハルトくん精一杯の譲歩?」

陰茎をくっつけ、イリアのデカいのの裏筋を自分の亀頭で擦った。

「…っ」

「気持ちいいな?」

笑いかけてキスをして、密着したまま手で2本の竿が重なるよう固定し腰を振る。

熱い陰茎同士が擦れると、段々どちらのともわからない先走りで滑りが出て、不規則にいろんな場所に当たるのが気持ちよかった。

「イリアは気持ちいい?
こうやって擦れるの、俺は結構好き。
正面からイリアの可愛い顔みれるし後、」

話している途中で、そっと唇を塞がれる。

柔らかい舌が口内に入るのと同時にイリアも腰を動かし、俺の竿を撫でてきた。
敏感な先端へ触れられると突然の刺激に少し思わず腰を引いてしまった。

イリアはその反応を見て逃さないと言わんばかりに俺の腰を抱き寄せ、もう一度密着し直すと頭を撫でながら上を向かせて深くキスをしてくる。

舌を絡め唇を食み合う息遣いと、素肌で触れ合う身体の熱さ。
密着している箇所から火照る感覚に無性に興奮して下半身が重くなった。

「お前は黙ってれば幾分かマシだな」

「…残念」

口を離すと、笑って顔にかかった髪を避けられた。

少し拗ねるとイリアは俺を抱きしめて上にのしかかり、そのまま触れ合った下半身を擦り合わせるため腰を振る。

なんか潰されたまま胸の擦れ合うようなこの体勢が無性に気に食わなくて、乳首をつねって刺激したり睾丸を揉んでやり返したけど俺の表情で色々察せられているのか、イリアは苦しそうにしつつ良い顔だな、って頬を摘んできた。

「っ、なんか余裕ぶってるけど、アンタだってだいぶ良さそうだけど?
さっきから当たってるの、ピクピクしてる」

「お前に、今発言権があると思うな」

あんまりな言い草に、はぁ!?と思って抗議しようと思ったけど、亀頭を強めに擦られて危うく声が裏返るところだった。

イリアにまた黙れ、と口を塞がれたけど今回はタイミングが良くてむしろラッキーと思う。

ベタベタとお互いの身体に触れ合い、キスをしながら刺激しあってたら段々俺も本格的に余裕が無くなってきた。

「アンタよりは後に出す」

「…なんの意地だ」

「たしかに」

睨んでしょうもない宣言をしたら笑われて、俺自身も確かによくわからなくて少し笑ってしまった。

「…っ、う、あ」

「……っ」

少ししてまた見つめあって、荒い息を吐きながら濡れた陰茎を擦り合う。
お互い自分の良いように腰を動かしてると、どちらともなく苦しそうに震えて密着した腹の間に射精してた。

「…俺の方がちょっと遅かったと思わない?」

「どうでもいい」

疲れたけど、腹にぶっかかったのを指で拭って確認しながらそれだけ言ってみたら、イリアは呆れた顔でけれど優しく俺の頭を撫でた。

====

「お前の事を本当に、目と手に余るカスだと思う」

「急に」

早々に自分の衣服の乱れだけ直したイリアが、またどこかに出かけるようで準備をしている。

俺もついて行こうかと思ったけれどギルドに魔物討伐の依頼でも探しに行くから足手まといだし絶対来るな、って「絶対」を強調されて言われて悲しい。

「…本当にあったのが運の尽きだと思うし、できる限り知らない土地へ俺や他に迷惑のないよう捨てに行きたい、と未だに要所要所で決意を新たにされる」

…いくらなんでも言い過ぎじゃ無い?

悲しみで小刻みに震えてたけどイリアはため息を吐いた後、けれど、と付け加えて気まずそうに自分の髪を掻いた。

「お前と関わった事自体は自分でも不思議だが後悔していないし、別に今も苦痛とは思っていない。
…だから、勝手に悲観するな。
今回だって俺がジュウ達に騙されて、気にしていないかお前なりにふざけて笑わそうと気を使ったんだろ?
心配かけたな、…ありがとう。」

「……?」

それが、さっき俺が言った自分に対しての悪口へのフォローで、ちょっと動機が違うけれど俺の奇行についてもちゃんと意図が伝わっていた事にも驚く。

「イリア……」

「どうした」

見つめる、イリアは少し自分で言ってて照れてしまったのか目を逸らしていた。

「…俺の事好きなの?
とりあえず一発ヤってから身体だけの付き合いメインの方向で返事して良い?」

「死ね」

まっすぐな気持ちを伝えたら、拾ってくれかけていた俺の服を、窓の外へぶん投げてそのまま出かけられた。
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