47 / 200
執着お兄さんは羞恥プレイをしても世界に俺かその他しかいないのであまり恥じてくれない △
しおりを挟む
船の上、海風に当たる。
海上で魔物が出ても大半は迎撃用の銛で返り討ちにし、それでも倒せない小型のものやクセのある動きをするやつだけ雇われ船員が警報を鳴らす度俺たちが当番を組んで撃退してた。
特にイリアとスノウは外部の人間ともちゃんと喋れるのでその戦闘力を評価され、
困ったことがあったらうちの組合で働けとかスカウトまでされてる。
なんか船の武器の仕組みとかで盛り上がってるのを尻目に、レインが物憂げに海を見つめているから乗組員たちがその儚げな光景に見惚れたり声をかけようと牽制しあっていた。
…なんで、後ろに立って抱きついたまま俺の耳たぶをずっと吸ってるのに、その奇行は全員無視なんだろうな。
「綺麗だね」
「そだね」
ちなみに、最近レインが荷物を漁る時間を特定できないかと考え自分の荷物にレイン宛の手紙を入れている。
さっき入れた内容は「一緒に海を眺めないか」。
手紙を入れて荷物を放置して10分でそれを片手に見に行こうとせがんできたが、どうも手紙のせいで荷物を開ける頻度とペースが激増してるので逆効果だった気がする。
前回よろしく誤飲されて困るものを弾く目安にしたかったんだけどもう諦めるか。
というか飲まないで欲しい、最近は飲んでないと信じてるけど。
「ちょっとトイレ行ってくるわ」
「あ、うん…」
あまりに乗組員たちがレインの奇行をスルーするので、トイレ帰りにすれ違った数名に「俺見えるよな?」って聞いたら「誰だお前」って言われた。
見えてるみたいだけど雇い主の顔くらい把握しといて欲しい。
悲しい気持ちで甲板に戻る、レインがいない。
階段を降りて船員室の方へ向かったと聞いて探しに行くと、話し声が聞こえてつい身を潜めてしまった。
「一目惚れなんです、どうかこの後の航海も俺と一緒に来て欲しい」
「…はぁ」
告白だ。
誰が誰に、知り合いかな、と下世話な好奇心で覗くとなんとレインが屈強な乗組員に口説かれていた。
男はこれがいかに奇跡的な出会いかを熱弁しレインを褒め讃えているが、レインは真顔で何故か斜め上の天井の方を見つめている。
慣れてると多分人と目を合わせられない人見知りの一環でしているとわかるけど、渾身の告白中にアレをされてる男ってどんな気持ちなんだろう。
「あの、一緒にいた男が気がかりですか?」
あ、俺の話出た。
やっぱり俺見えてたんだ、良かった。
「たしかに彼は見た目がいい、それにこんな船を用意できるくらいの金も持っているかもしれない…、だが、それだけだ。
俺はあなたへの愛だけは負けないと断言できる
…俺を、選んで欲しい」
男がレインの手を取る。
初めてレインは男と目を合わせ、笑っていた。
「…あなたは、自分へ呪いを掛けた相手にいつまでも好意をぶつけられて笑っていられますか?」
「えっ?」
一瞬告白を受けるのかと思ってフラッシュモブでもやった方がいいのか考えてたのに、レインは急に変なことを聞いている。
「自分の荷物を暴くような相手へ暴かれる前提で手紙を書けますか?
1日体の自由を奪って監禁した相手に『昨日はよく寝れた』とお礼を言えますか?
そんな相手の手料理を美味しいと食べられますか?
今あなたが困るような言葉をぶつけられてもあの人は笑って頭を撫でてくれますよ」
「いや、あの」
男も告白とかそんな空気じゃない、レインの異常性に気づいたらしく徐々に顔色が悪くなっている。
「あなたが捨てろと、それだけだと言った相手は僕を愛していると言ってもないのに全てを受け入れてくれました。
…頭、おかしいよね」
するり、とレインが男から手を離したかと思うと突然男が倒れた、驚いて隠れるのをやめ駆け寄る。
…と言うか今レインに頭おかしいって言われた、俺?
頭の狂ってるスノウとレインに言われるのは本当にショック。
「…あぁ、レオン」
「なんでこいつ倒れたの?」
「魂を」
「あーレインちょっとまって死んじゃう死んじゃう、泡吹いてるから」
ショックを噛み締めようにも男の顔がみるみる真っ青になっていって、多分進行形で大切な何かをレインが吸っている気がする。
どうも、結構怒っていたらしく黒い瞳の瞳孔が大きく開いていたけどまだ間に合うとか必死に諭すとようやく落ち着いたようで、途端に男の顔色は良くなった。
「…起きる?この人」
「多分、今は寝てるだけだし…」
悪い夢でも見たのか可哀想なことに漏らしてるし、後で洗脳魔法でこの辺の記憶を誤魔化せないかやってみよう。
「レオンは僕を探しに来てくれたのかな」
「あぁ、うん、迷子かなって」
話しながら俺を壁に押しつけてキスを強請ってくるので、頭を撫でながら唇や舌を数回甘噛みした。
細いのでなんとなく忘れるがレインは身長が高いのでこう、迫ってくるとなんとも威圧感を感じる。
「あぁ…、レオンからいい匂いがする…。
ピアス似合ってるかっこいい…♡ねぇ、目を閉じて」
「はいはい」
けれどやっていることは児童か犬と同レベルなので、鼻を鳴らして首裏を嗅がれたり、目を閉じた瞬間ベロチューされつつ身体を弄られても可愛いなぁという印象を結局毎回持ってしまう。
「んんっ、レオン、好き…っ♡続き、ね♡しよう?いつもみたいにここまで愛して」
…前言撤回、こんなエロい児童はいない。
普段ヤったとき届いてる位置なんだろうか、自分の下腹を俺に押さえさせレインは薄笑いを浮かべたまま続きを想像し震えている。
そのまま手を少し下にずらされ、勃ったそこへ擦り付けられる。
「あぁっ…、レオン、触ってください…っ、あなたがいい…♡」
レインは俺の名前を呼びながら好きとかお願いですとか繰り返していて、そんな風に煽られて耐えるほどの忍耐もないので速攻でヤる気満々になってしまった。
けど、流石にここは誰かくる気がしなくもない。
「レイン、10分くらいだけここに誰も来ないように、とかってできる?」
「…っ、ん…うーん…多分……?」
目を閉じて何かレインが考えた後複雑そうな呪文を唱える。
この辺りの空気感がなんとなく変わって、キュ太郎達と同じような結界を張るようなことをしたんだと思った。
すごい魔法使いだとは思っていたけど本当になんでもできるな。
「ありがとう」
「えへへ」
また頭を撫でて行為を再開する。
少し指を動かすだけでレインは腰は砕けたのか立っているのもつらそうにもたれかかってきたので座らせて俺を背もたれにし、ズボンを膝まで下げると後ろから胸を軽く摘んでコロコロと転がしもう片方の手で両脚をM字に開かせた間、勃った陰茎には触れずアナルを人差し指と中指で犯した。
「あ゛っ…ふっ、いきなり♡んんっ、レオンっ、はぁ、あぁ…っ♡」
「いきなりでも指2本簡単に入るくらいレインはえっちな子だもんな?気持ちいい?」
視界に入る、黒髪から覗く白い首筋が綺麗で、舐め上げて優しくそのまま耳を噛み、乳首を何度も擦ってコリコリと弾力が増したら今度は慰めるよう撫でた。
何をしても人の愛撫で甘くきゅう♡とアナルは指を締め付けて悦んで反応し、狭い中で少し指を動かすだけで感度が良好なのか触れていない陰茎から先走りがあふれていた。
強い快感から無意識に逃げようと腰を引こうが後ろに俺がいるので逃げれなくて、抱えられるような体勢で全身を弄られるのがレインは大層お気に召したらしい。
俺に身体を預けされるがままに甘えた声で喘ぎ腰をカクつかせ、たまにキスをするため振り返っては目が合うと照れてはにかんでいた。
「…うぅ…っ、あれ、俺、いままで何して…」
あ、そんなことしてたら目論見通り、乗組員くんが起きてくれた。
レインはなんと怖いことに本気で彼の存在を忘れていたみたいで、乗組員が呻いた途端驚いて身体をこわばらせていた、
…けど、むしろ俺はこれを待っていたので行為をやめる予定はまったくない。
「…や゛っ!?れ、レオ、ンっ!、だめ、一回、やめて、ください…!?
みてる、人がいます…っ、あ゛ぁっ♡!?」
「あー…オニーサン、元気?」
男は目を覚まして、いきなりさっき口説いていたレインが大股開いて俺にくちくち穴を弄られて顔を真っ赤にしているのを見てしまい驚きで目を見開いていた。
「なっ…!?」
「レインさぁ、一週間シないと正気失う…というか隙あらば襲ってくるしこの通り最近乳首もエロく育ってちょっとおっきくなってきてるんだよな
あとモロ感アナルで指入れたらずっと甘イキしてるし…
こんな感じでド淫乱だけど、どう?性格健気で可愛いし顔もこの通り綺麗なお兄さんだしえっち面も問題無さそう?」
「レ、オン゛…っ!」
多分怒っているので声が低いし、俺の手を掴む指にも力が入って爪が食い込んでいる。
けれど乳首をつねって引っ張るだけでレインは悶絶して「右にもしてほしい」と腰を跳ねさせながら懇願してきて、
快楽に流されて目の前の男の事をまた忘れかけているようだった。
見せつけるようにキスをするとわかっているのかいないのか、レインは嬉しそうに舌を絡めながら何度も俺を好きだと言って俺の好きな箇所を伝えてくる。
その媚びた様子を見て、男が何かを言おうと声を出した瞬間、催眠魔法で一気に眠らせた。
「…まぁ、アンタがレインをいけてもいけなくても、レインが怒るので答えはもう言わせないのですが」
一旦レインの身なりを整え、やりたかったことも出来たので洗脳魔法でこの一時間の記憶を奪った上で「レインがイカに見える」洗脳を施す。
これで忘れようが同じトラブルは起きないだろう、俺はアフターケアも万全の仕事のできる男。
ちなみに、この程度の認識改変ならちょっと扁桃腺腫れるかもくらいで多分熱は出ない筈。
全部が終わって、レインに「じゃあ行こうか」と手を伸ばすと真っ赤な顔でその手を取られた。
コソコソ甲板に出て、誰にも見つからないよう俺の部屋に入る。
ベッドに寝かせるとレインは強引に俺を引っ張ってベッドの上、レインの横に着地させ、足を蜘蛛のように絡めて唇から胸までいろんなところを舐めたりキスをしてきた。
「ね、もうたくさん待てたと思うんです…っ♡ふっ、ぅ…、レオン、レオンは嫌?まだシたくない?…なにを、ん゛っ♡はぁ、すれば愛してくれる?
…なんでもします、お願いっ、何をすれば挿れて、くれるか、おっ、教えて♡お願い、もう欲しいんですっ…!」
なんてことだ、TPOを弁えてした一連の行動が焦らしプレイだと解釈されてしまっていた。
熱に浮かされて虚になった目で、レインは俺を誘うため俺の前を寛げて撫でたり少し触れるだけで甘い声を出して懸命に俺に媚びてくる。
それでもダメだと思うと今度は自分のアナルを両手で開いて晒して、熟れて蕩けた肉へ自分の指を出し入れして卑猥な音を立てその使い心地をアピールしてきた。
ずっと熱い息を吐いている口を唇で塞ぐと当然のように舌を吸われて、耐えきれず唇を重ねたまま肉棒を秘部へ挿入するとレインは悲鳴に近い声をあげて一層強く俺にしがみついてきた。
キスをしたままブルブルと痙攣するトロついた肉筒の中で、腰を前後に動かすとたまに触れるレインの陰茎から熱い液体が垂れ流されている。
最初にあった時はもうちょっと節操のある感じ方してた気がするんだけど感度でも上がったんだろうか、思いを馳せたけど今のトロトロでどエロい声を出しながら全身のどこに触れても甘えて擦り寄ってくるレインも可愛いしまあ良いやと考え直した。
「んん゛ー…っ、ふ、ふぅっ♡」
ナカを捏ねてどちゅどちゅと小突き回し、亀頭で肉壁とキスをする。
レインが悲鳴を上げてナカを締め上げて、絶頂しようがキスすらやめなかった。
胸を高速でカリカリと指で弾いて、汁まみれの竿を扱くといよいよ息がうまくできないのか、酸素を吸おうと大きく口を開けては咳き込んで痙攣を繰り返すようになり、その不規則かつ強烈な締め付けを楽しんで数回往復してから射精した。
レインは俺を四肢で自分の身体の方へ抑えつけつつ、萎えた陰茎から潮をぶちまけて俺に何度もかっこいいとか気持ちいいとか繰り返していた。
「答えたくないなら答えなくていいんだけどさ」
少し落ち着いたこと、最近気になっていたことを聞いてみる。
「…?うん」
「レインって、100年暴れてた時は夜這いしてたんだよな、初めて会った時みたいに。
よくあの期間こんな風に開発されなかったな」
「えっ…夜這い、してないけど…?」
「えっ」
「僕が見えた相手の、好きそうな事をしていたから…。
例えば、食べることが好きな人なら料理を作る、とか。
けれど大体僕が見えた時点で真っ青になって逃げるし、
夜這いをしてもレオンみたいに動いてまで触ってくれる人も居なかったかな?」
だからあの時は嬉しくて連れて逝って良いと思ってた、
と「連れて逝かなくて良かった」事を前置きにした上で笑って言われて当初の質問よりもしかして俺、説得に失敗してたら不能じゃ済まなかったの?と今更あの時命の危機であった事を知って震え上がった。
それから少しの間ひんやりした体を抱いて寝て、目が覚めたら海をまた見に行きたいと頼まれたので夕焼けの甲板に出る。
今度は俺のズボンの両ポケットに何故かレインは後ろから手を突っ込んで密着し歩いてて、
かなり動きづらいが本人は真っ赤に光る海を見てキラキラと目を輝かせていた。
ところで一人、乗組員がレインを見るたび絶叫して警報を鳴らしてくるのでイカに見える洗脳はちょっと失敗だったなぁ、って反省した。
海上で魔物が出ても大半は迎撃用の銛で返り討ちにし、それでも倒せない小型のものやクセのある動きをするやつだけ雇われ船員が警報を鳴らす度俺たちが当番を組んで撃退してた。
特にイリアとスノウは外部の人間ともちゃんと喋れるのでその戦闘力を評価され、
困ったことがあったらうちの組合で働けとかスカウトまでされてる。
なんか船の武器の仕組みとかで盛り上がってるのを尻目に、レインが物憂げに海を見つめているから乗組員たちがその儚げな光景に見惚れたり声をかけようと牽制しあっていた。
…なんで、後ろに立って抱きついたまま俺の耳たぶをずっと吸ってるのに、その奇行は全員無視なんだろうな。
「綺麗だね」
「そだね」
ちなみに、最近レインが荷物を漁る時間を特定できないかと考え自分の荷物にレイン宛の手紙を入れている。
さっき入れた内容は「一緒に海を眺めないか」。
手紙を入れて荷物を放置して10分でそれを片手に見に行こうとせがんできたが、どうも手紙のせいで荷物を開ける頻度とペースが激増してるので逆効果だった気がする。
前回よろしく誤飲されて困るものを弾く目安にしたかったんだけどもう諦めるか。
というか飲まないで欲しい、最近は飲んでないと信じてるけど。
「ちょっとトイレ行ってくるわ」
「あ、うん…」
あまりに乗組員たちがレインの奇行をスルーするので、トイレ帰りにすれ違った数名に「俺見えるよな?」って聞いたら「誰だお前」って言われた。
見えてるみたいだけど雇い主の顔くらい把握しといて欲しい。
悲しい気持ちで甲板に戻る、レインがいない。
階段を降りて船員室の方へ向かったと聞いて探しに行くと、話し声が聞こえてつい身を潜めてしまった。
「一目惚れなんです、どうかこの後の航海も俺と一緒に来て欲しい」
「…はぁ」
告白だ。
誰が誰に、知り合いかな、と下世話な好奇心で覗くとなんとレインが屈強な乗組員に口説かれていた。
男はこれがいかに奇跡的な出会いかを熱弁しレインを褒め讃えているが、レインは真顔で何故か斜め上の天井の方を見つめている。
慣れてると多分人と目を合わせられない人見知りの一環でしているとわかるけど、渾身の告白中にアレをされてる男ってどんな気持ちなんだろう。
「あの、一緒にいた男が気がかりですか?」
あ、俺の話出た。
やっぱり俺見えてたんだ、良かった。
「たしかに彼は見た目がいい、それにこんな船を用意できるくらいの金も持っているかもしれない…、だが、それだけだ。
俺はあなたへの愛だけは負けないと断言できる
…俺を、選んで欲しい」
男がレインの手を取る。
初めてレインは男と目を合わせ、笑っていた。
「…あなたは、自分へ呪いを掛けた相手にいつまでも好意をぶつけられて笑っていられますか?」
「えっ?」
一瞬告白を受けるのかと思ってフラッシュモブでもやった方がいいのか考えてたのに、レインは急に変なことを聞いている。
「自分の荷物を暴くような相手へ暴かれる前提で手紙を書けますか?
1日体の自由を奪って監禁した相手に『昨日はよく寝れた』とお礼を言えますか?
そんな相手の手料理を美味しいと食べられますか?
今あなたが困るような言葉をぶつけられてもあの人は笑って頭を撫でてくれますよ」
「いや、あの」
男も告白とかそんな空気じゃない、レインの異常性に気づいたらしく徐々に顔色が悪くなっている。
「あなたが捨てろと、それだけだと言った相手は僕を愛していると言ってもないのに全てを受け入れてくれました。
…頭、おかしいよね」
するり、とレインが男から手を離したかと思うと突然男が倒れた、驚いて隠れるのをやめ駆け寄る。
…と言うか今レインに頭おかしいって言われた、俺?
頭の狂ってるスノウとレインに言われるのは本当にショック。
「…あぁ、レオン」
「なんでこいつ倒れたの?」
「魂を」
「あーレインちょっとまって死んじゃう死んじゃう、泡吹いてるから」
ショックを噛み締めようにも男の顔がみるみる真っ青になっていって、多分進行形で大切な何かをレインが吸っている気がする。
どうも、結構怒っていたらしく黒い瞳の瞳孔が大きく開いていたけどまだ間に合うとか必死に諭すとようやく落ち着いたようで、途端に男の顔色は良くなった。
「…起きる?この人」
「多分、今は寝てるだけだし…」
悪い夢でも見たのか可哀想なことに漏らしてるし、後で洗脳魔法でこの辺の記憶を誤魔化せないかやってみよう。
「レオンは僕を探しに来てくれたのかな」
「あぁ、うん、迷子かなって」
話しながら俺を壁に押しつけてキスを強請ってくるので、頭を撫でながら唇や舌を数回甘噛みした。
細いのでなんとなく忘れるがレインは身長が高いのでこう、迫ってくるとなんとも威圧感を感じる。
「あぁ…、レオンからいい匂いがする…。
ピアス似合ってるかっこいい…♡ねぇ、目を閉じて」
「はいはい」
けれどやっていることは児童か犬と同レベルなので、鼻を鳴らして首裏を嗅がれたり、目を閉じた瞬間ベロチューされつつ身体を弄られても可愛いなぁという印象を結局毎回持ってしまう。
「んんっ、レオン、好き…っ♡続き、ね♡しよう?いつもみたいにここまで愛して」
…前言撤回、こんなエロい児童はいない。
普段ヤったとき届いてる位置なんだろうか、自分の下腹を俺に押さえさせレインは薄笑いを浮かべたまま続きを想像し震えている。
そのまま手を少し下にずらされ、勃ったそこへ擦り付けられる。
「あぁっ…、レオン、触ってください…っ、あなたがいい…♡」
レインは俺の名前を呼びながら好きとかお願いですとか繰り返していて、そんな風に煽られて耐えるほどの忍耐もないので速攻でヤる気満々になってしまった。
けど、流石にここは誰かくる気がしなくもない。
「レイン、10分くらいだけここに誰も来ないように、とかってできる?」
「…っ、ん…うーん…多分……?」
目を閉じて何かレインが考えた後複雑そうな呪文を唱える。
この辺りの空気感がなんとなく変わって、キュ太郎達と同じような結界を張るようなことをしたんだと思った。
すごい魔法使いだとは思っていたけど本当になんでもできるな。
「ありがとう」
「えへへ」
また頭を撫でて行為を再開する。
少し指を動かすだけでレインは腰は砕けたのか立っているのもつらそうにもたれかかってきたので座らせて俺を背もたれにし、ズボンを膝まで下げると後ろから胸を軽く摘んでコロコロと転がしもう片方の手で両脚をM字に開かせた間、勃った陰茎には触れずアナルを人差し指と中指で犯した。
「あ゛っ…ふっ、いきなり♡んんっ、レオンっ、はぁ、あぁ…っ♡」
「いきなりでも指2本簡単に入るくらいレインはえっちな子だもんな?気持ちいい?」
視界に入る、黒髪から覗く白い首筋が綺麗で、舐め上げて優しくそのまま耳を噛み、乳首を何度も擦ってコリコリと弾力が増したら今度は慰めるよう撫でた。
何をしても人の愛撫で甘くきゅう♡とアナルは指を締め付けて悦んで反応し、狭い中で少し指を動かすだけで感度が良好なのか触れていない陰茎から先走りがあふれていた。
強い快感から無意識に逃げようと腰を引こうが後ろに俺がいるので逃げれなくて、抱えられるような体勢で全身を弄られるのがレインは大層お気に召したらしい。
俺に身体を預けされるがままに甘えた声で喘ぎ腰をカクつかせ、たまにキスをするため振り返っては目が合うと照れてはにかんでいた。
「…うぅ…っ、あれ、俺、いままで何して…」
あ、そんなことしてたら目論見通り、乗組員くんが起きてくれた。
レインはなんと怖いことに本気で彼の存在を忘れていたみたいで、乗組員が呻いた途端驚いて身体をこわばらせていた、
…けど、むしろ俺はこれを待っていたので行為をやめる予定はまったくない。
「…や゛っ!?れ、レオ、ンっ!、だめ、一回、やめて、ください…!?
みてる、人がいます…っ、あ゛ぁっ♡!?」
「あー…オニーサン、元気?」
男は目を覚まして、いきなりさっき口説いていたレインが大股開いて俺にくちくち穴を弄られて顔を真っ赤にしているのを見てしまい驚きで目を見開いていた。
「なっ…!?」
「レインさぁ、一週間シないと正気失う…というか隙あらば襲ってくるしこの通り最近乳首もエロく育ってちょっとおっきくなってきてるんだよな
あとモロ感アナルで指入れたらずっと甘イキしてるし…
こんな感じでド淫乱だけど、どう?性格健気で可愛いし顔もこの通り綺麗なお兄さんだしえっち面も問題無さそう?」
「レ、オン゛…っ!」
多分怒っているので声が低いし、俺の手を掴む指にも力が入って爪が食い込んでいる。
けれど乳首をつねって引っ張るだけでレインは悶絶して「右にもしてほしい」と腰を跳ねさせながら懇願してきて、
快楽に流されて目の前の男の事をまた忘れかけているようだった。
見せつけるようにキスをするとわかっているのかいないのか、レインは嬉しそうに舌を絡めながら何度も俺を好きだと言って俺の好きな箇所を伝えてくる。
その媚びた様子を見て、男が何かを言おうと声を出した瞬間、催眠魔法で一気に眠らせた。
「…まぁ、アンタがレインをいけてもいけなくても、レインが怒るので答えはもう言わせないのですが」
一旦レインの身なりを整え、やりたかったことも出来たので洗脳魔法でこの一時間の記憶を奪った上で「レインがイカに見える」洗脳を施す。
これで忘れようが同じトラブルは起きないだろう、俺はアフターケアも万全の仕事のできる男。
ちなみに、この程度の認識改変ならちょっと扁桃腺腫れるかもくらいで多分熱は出ない筈。
全部が終わって、レインに「じゃあ行こうか」と手を伸ばすと真っ赤な顔でその手を取られた。
コソコソ甲板に出て、誰にも見つからないよう俺の部屋に入る。
ベッドに寝かせるとレインは強引に俺を引っ張ってベッドの上、レインの横に着地させ、足を蜘蛛のように絡めて唇から胸までいろんなところを舐めたりキスをしてきた。
「ね、もうたくさん待てたと思うんです…っ♡ふっ、ぅ…、レオン、レオンは嫌?まだシたくない?…なにを、ん゛っ♡はぁ、すれば愛してくれる?
…なんでもします、お願いっ、何をすれば挿れて、くれるか、おっ、教えて♡お願い、もう欲しいんですっ…!」
なんてことだ、TPOを弁えてした一連の行動が焦らしプレイだと解釈されてしまっていた。
熱に浮かされて虚になった目で、レインは俺を誘うため俺の前を寛げて撫でたり少し触れるだけで甘い声を出して懸命に俺に媚びてくる。
それでもダメだと思うと今度は自分のアナルを両手で開いて晒して、熟れて蕩けた肉へ自分の指を出し入れして卑猥な音を立てその使い心地をアピールしてきた。
ずっと熱い息を吐いている口を唇で塞ぐと当然のように舌を吸われて、耐えきれず唇を重ねたまま肉棒を秘部へ挿入するとレインは悲鳴に近い声をあげて一層強く俺にしがみついてきた。
キスをしたままブルブルと痙攣するトロついた肉筒の中で、腰を前後に動かすとたまに触れるレインの陰茎から熱い液体が垂れ流されている。
最初にあった時はもうちょっと節操のある感じ方してた気がするんだけど感度でも上がったんだろうか、思いを馳せたけど今のトロトロでどエロい声を出しながら全身のどこに触れても甘えて擦り寄ってくるレインも可愛いしまあ良いやと考え直した。
「んん゛ー…っ、ふ、ふぅっ♡」
ナカを捏ねてどちゅどちゅと小突き回し、亀頭で肉壁とキスをする。
レインが悲鳴を上げてナカを締め上げて、絶頂しようがキスすらやめなかった。
胸を高速でカリカリと指で弾いて、汁まみれの竿を扱くといよいよ息がうまくできないのか、酸素を吸おうと大きく口を開けては咳き込んで痙攣を繰り返すようになり、その不規則かつ強烈な締め付けを楽しんで数回往復してから射精した。
レインは俺を四肢で自分の身体の方へ抑えつけつつ、萎えた陰茎から潮をぶちまけて俺に何度もかっこいいとか気持ちいいとか繰り返していた。
「答えたくないなら答えなくていいんだけどさ」
少し落ち着いたこと、最近気になっていたことを聞いてみる。
「…?うん」
「レインって、100年暴れてた時は夜這いしてたんだよな、初めて会った時みたいに。
よくあの期間こんな風に開発されなかったな」
「えっ…夜這い、してないけど…?」
「えっ」
「僕が見えた相手の、好きそうな事をしていたから…。
例えば、食べることが好きな人なら料理を作る、とか。
けれど大体僕が見えた時点で真っ青になって逃げるし、
夜這いをしてもレオンみたいに動いてまで触ってくれる人も居なかったかな?」
だからあの時は嬉しくて連れて逝って良いと思ってた、
と「連れて逝かなくて良かった」事を前置きにした上で笑って言われて当初の質問よりもしかして俺、説得に失敗してたら不能じゃ済まなかったの?と今更あの時命の危機であった事を知って震え上がった。
それから少しの間ひんやりした体を抱いて寝て、目が覚めたら海をまた見に行きたいと頼まれたので夕焼けの甲板に出る。
今度は俺のズボンの両ポケットに何故かレインは後ろから手を突っ込んで密着し歩いてて、
かなり動きづらいが本人は真っ赤に光る海を見てキラキラと目を輝かせていた。
ところで一人、乗組員がレインを見るたび絶叫して警報を鳴らしてくるのでイカに見える洗脳はちょっと失敗だったなぁ、って反省した。
1
お気に入りに追加
640
あなたにおすすめの小説
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。


ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる