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訳ありそうな爽やかマゾ聖騎士見つけたんで食べてみました □
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【今回の内容】
処女姦
「……」
「そんなに緊張しないで欲しい、別にどこかへ突き出したりしないよ」
聖騎士の彼は、今は使われていない教会の跡地を獣や俺たちのようなバカが荒らしに来ないかを見て回るのが仕事らしく、どう言い訳をしようかと思ったがその前に脂汗と一緒に猛烈にお腹が痛くなったのでトイレを貸して欲しいと頼むと快諾して近くの寝泊まりをするのに使っているという小屋へ連れてきてくれた。
「駐屯所?とかってこんなもんなんだな、もっと人いっぱいいると思ってた」
トイレでもうダメだな、って悟ったらリラックスして来た。
「教会の跡地の管理を任されているのは私だけだからな。
建て直した方の管理や、町の巡回をしてる奴らはもっと町の中央にちゃんとした兵舎を持っている」
「へぇ」
キュ太郎は俺を町外れのここまでチャームかなんかで操って呼び出したらしく、「そんなに距離もないが魔物に出くわしてないようで良かった」と聖騎士が笑ってるのを見て今度ほんとに制裁でも加えようかな、とちょっと思った。
聖騎士は机の上に甘い香りのココアを用意してくれていて、優しく笑って飲んでいいと促されたのでそれを手に取る。
「…そ、それで、…その…貴殿らは、あんなところで何をしていたんだ?
あの少年は……羽根が、生えていたような」
「……」
少し打ち解けた頃合いで聞かれたけど、
聖騎士に、
『インキュバスのチャームであんな場所まで連れて行かれたけど出来レースみたいな勝負に勝ったしお返しに辱めてました』
って正直に言った時、怒られるどころか悪魔の一員扱いで燃やされたりしないかを誰か教えてほしい。
俺がまた大量の汗をかいて押し黙ると、聖騎士はあぁ、と慌てて訂正してくれた。
「ええと…貴殿、あぁ、…名前は?」
「レ、レオ…」
微妙に偽名を使ってしまった。
「ありがとう、レオ。
…私はスノウ、別に心配しないでほしい。
大方あの子はコウモリか何かの亜人や獣人だとちゃんとわかっているが、仮に悪魔でも貴殿を含めあの子をどうこうするつもりは私には一切ない、形式で聞いているだけみたいなものだ。」
…マジモンの悪魔というか、インキュバスです…。
諭すように微笑まれて、心臓がズキズキ痛んだ。
けど、その誠実そうな顔つきからは想像できなかった、事なかれ主義と言うか寛容というか。
何一つ廃教会ではしゃいでたバカを嗜める気のない言葉にえ、と意図を探るようスノウを見た。
腰まである白髪を低い位置で束ねた、その名前のように溶けて消えてしまいそうな儚さを感じる外見の、色素の薄い男は数回言葉を選んだあと俺から目を逸らし、座り直して、自分の分のココアの入ったコップをぎゅっと握ってから改めて俺に聞いた。
「…なぜ、あの少年は、その…秘部からあんな量の球体を排泄して、あんな…卑猥な言葉を何度も、…叫んでいたんだろうか…?」
「うん?」
「いや、行為自体の意図はわかるんだ、…そんなに無知じゃない。
…ただ、あれは、うん、どうみても、姦淫で、子を作るような愛の営みとは外れていて、……けれど、なぜか、その、…私の頭から、さっきの光景が、離れないんだ…」
秘部から「あんな量の」球体を、という言葉に、スノウが少し前からアレをコソコソ見ていたんだと察した。
…無知じゃないというけど、十分無知というか、想像力が欠如しているんじゃないかと思う。
こんな質問をこんな言い方で二人きりの時して、仮に俺がマジでノリノリで少年にあんなことするド変態だったなら誘ってると勘違いされて、今ここで襲われても文句言えないんじゃないだろうか。
そんなに腕っ節に自信でもあるのかな、と思ってスノウへチラリと目をやって、…ちゃんとこの後の展開を全部理解や想像した上で…どころか、それを期待して聞いてきたんだと悟った。
落ち着きなく視線を彷徨わせているが、たまに物欲しそうに潤んだ目でスノウはこっちを見つめて、頬は何を想像しているのか紅く色づいている。
「…なんで、そんなこと俺に聞くの?」
試しに手を伸ばして、スノウの耳の形をなぞってみた。
体が面白いほど跳ねて目をぎゅっと瞑ってしまい、全く抵抗を見せない。
「…ひっ、…ぁ、いや、姦淫、を、愉しむような民がいるなら……、聖騎士として、し、指導を…」
「指導?どんな?」
俺が身体を動かしたり触れるたび、怯えたように大袈裟にスノウは身体を強張らせるが、息遣いが熱く情欲の色を含んでいる。
…今思うと、最初からこういうのを期待してたんだろうか。
最初小屋に入ってすぐ、しっかりとした金の装飾のついた青いコートを脱いで、鷲の刻印のされた剣と一緒にすぐには手の届かないような部屋の端に置いていたのを思い出した。
軽装ながら一番上まできちんと閉じたシャツのボタンを二つ開けると白い肌が現れ、首筋に指を這わせるとスノウは意味もなく足を開いたり閉じたりを繰り返す。
「早く指導してくれないとアンタも襲われちゃうよ?」
笑って濡れた唇をつついたら、なにかまだもう少し取り繕った言葉や言い訳でも出るのかと思ってたけど、スノウは完全にもうソッチのことしか考えられないみたいで、口を薄く開き舌を伸ばして俺の指を奉仕するよう吸って舐め始めた。
「んっ、うぅ、む…ちゅ、はぁ…っ♡」
唾液でベトベトになった指を一度引っ込めると、スノウは名残惜しそうにそれを口を開けたまま見ていた。
下半身に目をやる、もうこの次の快感を期待していて、もじもじ太もも同士を擦り合わせるその中央が大きく膨らんでいるのがわかった。
「ベット、行こっか」
部屋の隅、壁に面して設置されている小さな一人用の寝床を指差して頭を撫でると、スノウは頷いておぼつかない足取りでそこに歩いて行き腰掛けると何も言っていないのに全部の服を脱ぎ始めた。
興奮で焦っているのかボタンを上手く外せていない、少し焦れて苛立ったようにしていたけど何とか全部脱いだら残骸はそのまま床に落としていた。
儚そうな顔と裏腹に着痩せするタイプなのか結構鍛えた身体をしてて、さすが聖騎士って腹筋とか割れてるんだ、と感心し仰向けの裸体をジロジロ見てしまった。
「てかなに?アンタって結構遊んでんの?
聖騎士とか真面目そうだけど…こんなすぐ知らない男とシちゃっていいんだ」
「ひっ…っ!?…そ、そんなわけないだろう…!」
視線に耐えかねて俯いたスノウの隣に座って、勃ち上がったそれを上下に扱きながら聞いてみる。
熱に浮かされ泣きそうな目をしてるくせに、その発言だけははっきりと否定された。
職業柄そういうイメージがつくのはやっぱりマズイんだろうか。
こんな、まだほぼ何もしてないのに興奮でぬるぬるの竿しといて淫乱じゃないってのも苦しい気がするんだけど。
…でも、実際スノウは言葉通りこういう行為は不慣れなのか積極的に誘ってきたくせに俺が好き放題、胸を摘んだり後ろに指をやったりして遊んでも、
困ったようにキョロキョロして視線を彷徨わせるだけで向こうからなにかしてくることは無かった、マグロ。
「…こういう時、…っ、わ、たし…は、なにか、した方が…はぁ、いい、んだろうか…?」
俺を見上げて、上目遣いで聞いてくる。
…かわいい。
その顔はむしろ「なにかしたい」んだと思ったから、俺のも触って、と下を脱いで頼んでみた。
「…っ、わ、わかった…、っ、痛かったら、教えてほしい…」
「ありがとう」
息を呑んで仰向けのまま、俺のをじっと見た後意を決し指先で優しく触れてくる。
…普段、自分のもあんまり触らないんだろうか。
あまりにおぼつかない手つきだったので、もどかしくてちょっと辛い、くすぐったい。
なんか、淫行が戒律的にNGなんじゃないかとか心配になってきた。
「んっ、硬くて、大きい」
「…そう?」
「ぬるぬる、してる…」
「…そうかな」
恥ずかしいな、頼んでもないのに自分のをレポされるの。
黙らせたくて、足を開かせてスノウの体液でぬるぬるの指を孔に突っ込んで中を乱暴に掻き乱した。
普段自分の前の方すら触ってなさそうな奴なので、当然こんなことした事もされたこともないらしく、驚いて顔をこわばらせてから「えっ」とか「ひっ」とか、なんか短い喘ぎか動揺の声かわからないものを仕切に漏らして目をキョロキョロさせていた。
「痛くない?」
「あ、あぁ…?それは、大丈夫」
昨日爪切っといて良かった。
…旅に出てから、出る以前より明らかにやんちゃしてるからこまめに整えてはいたんだけど、内臓傷つけたら可哀想だしな。
自分の細やかな心遣いに温かい気持ちになりつつ、
スノウが違和感に固まって困ってるのでもう一度気持ち良くなってもらおうと前も強めに扱いて刺激した。
「ふ、うぅ、あ…っ」
「どうすんの?…姦淫?だっけ、してみる?ここに突っ込まれて、気持ちよくなれるか試してみる?」
くちゃくちゃ下品な水音を立てて前を扱き、それを聞かせながらながら問うとスノウは、何を想像したのか真っ赤になって、きゅ、と勝手に後ろが指を締めた。
「…いいのか?」
嫌がるどころか、この後を待ち侘びるような言い方で聞き返される。
「うん、スノウが可愛いから」
適当に返事をしたのにスノウは嬉しそうに息を吐き、伏せた長いまつ毛は震えていた。
後ろを向かせて、四つん這いのまま尻を突き出させる。
…そこでさっきから、ちょっと動き辛かろうがスノウが仰向けのポーズを頑なに維持したがっていた理由が、四つん這いになるのを嫌がってちょっとオロオロした理由がわかった。
背中に大きな火傷の跡があった。
きっと、それを隠したかったんだろう。
実際、それに目がいくとスノウは俺が何か言う前に「すまない」と申し訳なさそうにして、
それから続きができるのかを改めて確認された。
「こんな、痕を見せて…貴殿の気を害してしまったのなら申し訳ない」
なんか、火傷のせいで嫌なことでもあったんだろうな、とその言葉で想像がついたけど、
正直、(本当に申し訳ないことに)あんまり火傷の痕に興味がなくて気を害すもクソもない。
どっちかって言うと初々しく、この後の展開を期待してるくせに俺の拒絶の言葉が怖くて、不安そうに同じポーズのまま半泣きになってるスノウがだいぶえっちだったので我慢できず、つい勢いで腰を掴んで挿入してしまった。
自分で言うのもなんだが、致してる前後の俺の脳なんか単細胞生物より細胞数ないから許してほしい。
「ひっ!?ふっ……う、うぅうー…っ!?」
スノウは挿入った瞬間、縮こまるみたいに背中を丸めてそれから悲鳴にも聞こえるような、高い声を出した。
「…あっ、あぁっ、…はぁ、……あ、あり、がとう……」
「…あ」
落ち着いたらなぜかお礼言われた、けど、スノウが動いた弾みで見つけた脇の下の黒子が気になってまた全部の思考が消し飛ぶ。
えっち、すごいえっちな位置の黒子だ。
こんなところのほくろ、よその誰かどころか本人だって知らないかもしれない。
それを今俺は見つけて、ある種のスノウの秘密のような、隠れた特徴を知ったのだ。
征服感や優越感に似た感情が湧き上がり、めちゃくちゃに気分が上がった。
その、気づいた後も見落として忘れてしまいそうな小さな黒子を指で撫でるとくすぐったそうに身を捩られ、それに連動するようにナカがヒクヒクうねった。
「…ってか、せま……、大丈夫?動いていい?いける?」
「っ、あ、あぁ…、大丈夫、だから、……続きを…っ」
俺が動きやすいように迎え腰になって、スノウは焦れたように浅い息を吐いている。
慣れてないならきっと違和感が強くて孔だけで快感を得るのは難しいだろうに、それよりも今している行為への興奮や背徳感の方が勝っているのだろう。
スノウのそれは萎えずに芯をもったままで、片手で擦りながらリクエスト通り狭いそこを押し広げゆっくり腰を動かし続きを始めるとスノウは一層良さそうに先走りを零した。
「…ぐ、う、ぁっ、あぁっ…!」
「っ今、アンタ、さっきのインキュ……、…ん゛んっ!……キュ、キュ太郎とおんなじか、それより、すごいことしてるんだよ、感想は?」
「ひっ、…い……っ♡あ……?」
乳首を摘みながらさっき散々盗み見て興奮したんだろうそれを思い出させてやる。
スノウの、元々硬かったのがまた硬くなって、最初は小声だったけど、次第にはっきり聞き取れるような音量であいつみたいに外聞もなく感想を喘ぎ始めた。
「……あっ、いい、気持ちいいっ、あっ、いた、い、っ、……奥が、ほし、っ、うれしい…っ、もっと、ついて、……たのむ、
おかし、てっ、おねが、あっ、わたし、犯してっ、こわして♡」
自分が惨めに犯されているのに興奮するらしい。
スノウは、物みたいに乱暴に前を扱きながら腰を振って言葉通り「犯す」と、痛そうなのにだらしなく喘いで、背中を弓なりに逸らした。
俺はこんなことされたら絶対中断してでも本気でキレるのだが、こういう痛いのが好きなんてなんとまぁ難儀な性格や性癖なんだろう。
すごいな、と思いつつ目についた長髪の根元を掴んで引っ張りながら突いたら、逃げるように前のめりになってる癖に一際良さそうな声で鳴いてた。
「あっ、…いた、やめてっ♡あっ、…あぁっ、いたい、いた、い、ひどい♡こんな、やめ、やめて、っあっ、あっ♡」
…なんか、めっちゃ締まるけどちょっと声を聞いてると可哀想にもなる。
けど、口では嫌とか痛いとかずっと言ってるけど、前のそれはむしろどんどん張り詰めていってて、先走りで自分が後で寝るであろうベットに無責任に大きなシミを作ってた。
「っ…ん、あー…そろそろ、出そう?」
さっきから何度もナカが急に痙攣と収縮を繰り返すのでスノウの限界が近いのがわかったけど、俺も精子が下の方で製造されてせり上がってくる感覚がして余裕がなくなってきた。
髪の束を手離して聞くと、スノウはコクコク頷いてからまた大きな声で下品な声で喘ぎはじめた。
「出ます、ごめ、あっ、ごめんなさいっ、ごめんなさい、で、でま……あっ♡ごめ…っ、あ゛っ、ごめんなさ、あっ、あぁああ!!!♡」
職業柄、こういう快感に耐える戒律でもあるのかな。
しきりに何かへ謝罪して、スノウは祈るよう前方で指を組んで呆気なく果てた。
俺も少し遅れて全部を中に吐き出して、引き抜くとさっきまで激しく突きすぎていたようでお尻に青痣が出来てしまっていた。
「お゛っ、あ……、あぁ……♡」
俺が離れるとスノウは汚れたベットに倒れ込んで、口で大きく息を吸っている。
「…うーん、狭い」
俺も疲れたし、ちょっとだけ寝たかったのでスノウを押し避けて出来た隙間に無理やり入って、その癖にそもそものベットが狭くてつい文句を言ってしまった。
「ん…、すまない…」
絶対スノウが謝ることでもないのにスノウは謝ってから申し訳なさそうに、壁にぴったりくっついて俺の寝るスペースを空けた。
それから、自分の手の配置に困っているのか何度かいろんなところに彷徨わせて、結局顔の横に静かに置く。
「ごめんごめん、大丈夫。
でかちょっと寝たらちゃんと帰るから安心して」
目の前に手があったから浮き出た手の甲の筋を指でなぞり、指の股を撫でたりして遊んでいたらそっと俺の手を握ってきた。
それから「帰る」と一度だけ復唱してしばらく黙って、
「…え……、…あ、あぁ、そうだな帰る、うん、帰る、な、うん」
と、握った手と俺の目を交互に見て繰り返し、数回なんかを言いそうだったけど結局言葉を飲み込んで黙ったまま手を強く握りなおしてきた。
しばらく俺をじっと見てまた何かを考えた後、今度は気まずそうに聞かれる。
「…見た、よな」
「何を?」
「火傷」
「あぁ」
スノウが身じろぎをすると少しだけ髪が揺れ、隠れていた額が露出する。
眉の上、額の右上の位置にも火傷の跡があることに気づいた。
「…何に見えた」
「見えた?」
「あの火傷は、レオにはどう見える?」
「…うーん、……あー…、…痛そう…?」
意図のわからない質問に困って、そのまま答えると一瞬面食らった後なぜかスノウは笑い出した。
…なんか正解のある質問だったんだろうか。
あまりにおかしそうに笑うけど、まったくツボがわからなくて俺がどう答えたら良かったのか聞いたらスノウは謝った後、もう10年以上前の怪我だから痛くないよ、と教えてくれた。
「羽に見える、とか、化け物の顔、とか今までみんな好き勝手言ってきたけれど、痛そうと言われたのは案外初めてだったんだ、驚いてつい、な」
「そうなんだ?」
「あぁ」
何かを思い出しているのか、スノウは目を細めて俺を見つめている。
また、「はじめてなんだ」と噛み締めるよう言われたので俺はついでに聞いてみる。
「あ、じゃあ脇の下にほくろあるって言われたことある?」
「えっ?」
「ほら、ここ」
指差すと、スノウは頑張ってそこの皮膚を引っ張って覗き込んで、それから感心したように「本当だ」と言った。
やっぱり俺が初めてか。
ちょっとテンション上がって、これをレオンぼくろと名付けようとか、つい自分でもよくわからないことを言ったらまた笑われて、その後疲れていたのかスノウはすぐに大人しくなって眠ってしまった。
俺もこのままだと本格的に寝そうなので、最後まで離してもらえなかった、繋いだ手を何とか解いてから怠いけど服を着直して小屋を出る。
外はまだ真っ暗。
イリアとレイン心配してたら悪いな、と思いながら周囲を見渡す。
宿のある町は存外近くにあったらしく、月明かりを頼りに道沿いに歩いたらたったの数分で帰り着けた。
こっそり宿に入ってイリアが寝ぼけてどこにいってた、と聞くのでトイレ、と雑に答えて、
レインはいつからそうしていたのか、部屋に戻った時から扉の前に立ってたけど俺が寝ようとベットに向かうとそのままついてきて、俯いて脇に立ったままずっと無言で俺を見下ろしている。
顔がちょうど黒髪に隠れて見えない、めちゃくちゃ怖くて、声をかけてもやめてくれないのでちょっと啜り泣きながら延々レインへ謝ってたらいつのまにか眠りについてた。
処女姦
「……」
「そんなに緊張しないで欲しい、別にどこかへ突き出したりしないよ」
聖騎士の彼は、今は使われていない教会の跡地を獣や俺たちのようなバカが荒らしに来ないかを見て回るのが仕事らしく、どう言い訳をしようかと思ったがその前に脂汗と一緒に猛烈にお腹が痛くなったのでトイレを貸して欲しいと頼むと快諾して近くの寝泊まりをするのに使っているという小屋へ連れてきてくれた。
「駐屯所?とかってこんなもんなんだな、もっと人いっぱいいると思ってた」
トイレでもうダメだな、って悟ったらリラックスして来た。
「教会の跡地の管理を任されているのは私だけだからな。
建て直した方の管理や、町の巡回をしてる奴らはもっと町の中央にちゃんとした兵舎を持っている」
「へぇ」
キュ太郎は俺を町外れのここまでチャームかなんかで操って呼び出したらしく、「そんなに距離もないが魔物に出くわしてないようで良かった」と聖騎士が笑ってるのを見て今度ほんとに制裁でも加えようかな、とちょっと思った。
聖騎士は机の上に甘い香りのココアを用意してくれていて、優しく笑って飲んでいいと促されたのでそれを手に取る。
「…そ、それで、…その…貴殿らは、あんなところで何をしていたんだ?
あの少年は……羽根が、生えていたような」
「……」
少し打ち解けた頃合いで聞かれたけど、
聖騎士に、
『インキュバスのチャームであんな場所まで連れて行かれたけど出来レースみたいな勝負に勝ったしお返しに辱めてました』
って正直に言った時、怒られるどころか悪魔の一員扱いで燃やされたりしないかを誰か教えてほしい。
俺がまた大量の汗をかいて押し黙ると、聖騎士はあぁ、と慌てて訂正してくれた。
「ええと…貴殿、あぁ、…名前は?」
「レ、レオ…」
微妙に偽名を使ってしまった。
「ありがとう、レオ。
…私はスノウ、別に心配しないでほしい。
大方あの子はコウモリか何かの亜人や獣人だとちゃんとわかっているが、仮に悪魔でも貴殿を含めあの子をどうこうするつもりは私には一切ない、形式で聞いているだけみたいなものだ。」
…マジモンの悪魔というか、インキュバスです…。
諭すように微笑まれて、心臓がズキズキ痛んだ。
けど、その誠実そうな顔つきからは想像できなかった、事なかれ主義と言うか寛容というか。
何一つ廃教会ではしゃいでたバカを嗜める気のない言葉にえ、と意図を探るようスノウを見た。
腰まである白髪を低い位置で束ねた、その名前のように溶けて消えてしまいそうな儚さを感じる外見の、色素の薄い男は数回言葉を選んだあと俺から目を逸らし、座り直して、自分の分のココアの入ったコップをぎゅっと握ってから改めて俺に聞いた。
「…なぜ、あの少年は、その…秘部からあんな量の球体を排泄して、あんな…卑猥な言葉を何度も、…叫んでいたんだろうか…?」
「うん?」
「いや、行為自体の意図はわかるんだ、…そんなに無知じゃない。
…ただ、あれは、うん、どうみても、姦淫で、子を作るような愛の営みとは外れていて、……けれど、なぜか、その、…私の頭から、さっきの光景が、離れないんだ…」
秘部から「あんな量の」球体を、という言葉に、スノウが少し前からアレをコソコソ見ていたんだと察した。
…無知じゃないというけど、十分無知というか、想像力が欠如しているんじゃないかと思う。
こんな質問をこんな言い方で二人きりの時して、仮に俺がマジでノリノリで少年にあんなことするド変態だったなら誘ってると勘違いされて、今ここで襲われても文句言えないんじゃないだろうか。
そんなに腕っ節に自信でもあるのかな、と思ってスノウへチラリと目をやって、…ちゃんとこの後の展開を全部理解や想像した上で…どころか、それを期待して聞いてきたんだと悟った。
落ち着きなく視線を彷徨わせているが、たまに物欲しそうに潤んだ目でスノウはこっちを見つめて、頬は何を想像しているのか紅く色づいている。
「…なんで、そんなこと俺に聞くの?」
試しに手を伸ばして、スノウの耳の形をなぞってみた。
体が面白いほど跳ねて目をぎゅっと瞑ってしまい、全く抵抗を見せない。
「…ひっ、…ぁ、いや、姦淫、を、愉しむような民がいるなら……、聖騎士として、し、指導を…」
「指導?どんな?」
俺が身体を動かしたり触れるたび、怯えたように大袈裟にスノウは身体を強張らせるが、息遣いが熱く情欲の色を含んでいる。
…今思うと、最初からこういうのを期待してたんだろうか。
最初小屋に入ってすぐ、しっかりとした金の装飾のついた青いコートを脱いで、鷲の刻印のされた剣と一緒にすぐには手の届かないような部屋の端に置いていたのを思い出した。
軽装ながら一番上まできちんと閉じたシャツのボタンを二つ開けると白い肌が現れ、首筋に指を這わせるとスノウは意味もなく足を開いたり閉じたりを繰り返す。
「早く指導してくれないとアンタも襲われちゃうよ?」
笑って濡れた唇をつついたら、なにかまだもう少し取り繕った言葉や言い訳でも出るのかと思ってたけど、スノウは完全にもうソッチのことしか考えられないみたいで、口を薄く開き舌を伸ばして俺の指を奉仕するよう吸って舐め始めた。
「んっ、うぅ、む…ちゅ、はぁ…っ♡」
唾液でベトベトになった指を一度引っ込めると、スノウは名残惜しそうにそれを口を開けたまま見ていた。
下半身に目をやる、もうこの次の快感を期待していて、もじもじ太もも同士を擦り合わせるその中央が大きく膨らんでいるのがわかった。
「ベット、行こっか」
部屋の隅、壁に面して設置されている小さな一人用の寝床を指差して頭を撫でると、スノウは頷いておぼつかない足取りでそこに歩いて行き腰掛けると何も言っていないのに全部の服を脱ぎ始めた。
興奮で焦っているのかボタンを上手く外せていない、少し焦れて苛立ったようにしていたけど何とか全部脱いだら残骸はそのまま床に落としていた。
儚そうな顔と裏腹に着痩せするタイプなのか結構鍛えた身体をしてて、さすが聖騎士って腹筋とか割れてるんだ、と感心し仰向けの裸体をジロジロ見てしまった。
「てかなに?アンタって結構遊んでんの?
聖騎士とか真面目そうだけど…こんなすぐ知らない男とシちゃっていいんだ」
「ひっ…っ!?…そ、そんなわけないだろう…!」
視線に耐えかねて俯いたスノウの隣に座って、勃ち上がったそれを上下に扱きながら聞いてみる。
熱に浮かされ泣きそうな目をしてるくせに、その発言だけははっきりと否定された。
職業柄そういうイメージがつくのはやっぱりマズイんだろうか。
こんな、まだほぼ何もしてないのに興奮でぬるぬるの竿しといて淫乱じゃないってのも苦しい気がするんだけど。
…でも、実際スノウは言葉通りこういう行為は不慣れなのか積極的に誘ってきたくせに俺が好き放題、胸を摘んだり後ろに指をやったりして遊んでも、
困ったようにキョロキョロして視線を彷徨わせるだけで向こうからなにかしてくることは無かった、マグロ。
「…こういう時、…っ、わ、たし…は、なにか、した方が…はぁ、いい、んだろうか…?」
俺を見上げて、上目遣いで聞いてくる。
…かわいい。
その顔はむしろ「なにかしたい」んだと思ったから、俺のも触って、と下を脱いで頼んでみた。
「…っ、わ、わかった…、っ、痛かったら、教えてほしい…」
「ありがとう」
息を呑んで仰向けのまま、俺のをじっと見た後意を決し指先で優しく触れてくる。
…普段、自分のもあんまり触らないんだろうか。
あまりにおぼつかない手つきだったので、もどかしくてちょっと辛い、くすぐったい。
なんか、淫行が戒律的にNGなんじゃないかとか心配になってきた。
「んっ、硬くて、大きい」
「…そう?」
「ぬるぬる、してる…」
「…そうかな」
恥ずかしいな、頼んでもないのに自分のをレポされるの。
黙らせたくて、足を開かせてスノウの体液でぬるぬるの指を孔に突っ込んで中を乱暴に掻き乱した。
普段自分の前の方すら触ってなさそうな奴なので、当然こんなことした事もされたこともないらしく、驚いて顔をこわばらせてから「えっ」とか「ひっ」とか、なんか短い喘ぎか動揺の声かわからないものを仕切に漏らして目をキョロキョロさせていた。
「痛くない?」
「あ、あぁ…?それは、大丈夫」
昨日爪切っといて良かった。
…旅に出てから、出る以前より明らかにやんちゃしてるからこまめに整えてはいたんだけど、内臓傷つけたら可哀想だしな。
自分の細やかな心遣いに温かい気持ちになりつつ、
スノウが違和感に固まって困ってるのでもう一度気持ち良くなってもらおうと前も強めに扱いて刺激した。
「ふ、うぅ、あ…っ」
「どうすんの?…姦淫?だっけ、してみる?ここに突っ込まれて、気持ちよくなれるか試してみる?」
くちゃくちゃ下品な水音を立てて前を扱き、それを聞かせながらながら問うとスノウは、何を想像したのか真っ赤になって、きゅ、と勝手に後ろが指を締めた。
「…いいのか?」
嫌がるどころか、この後を待ち侘びるような言い方で聞き返される。
「うん、スノウが可愛いから」
適当に返事をしたのにスノウは嬉しそうに息を吐き、伏せた長いまつ毛は震えていた。
後ろを向かせて、四つん這いのまま尻を突き出させる。
…そこでさっきから、ちょっと動き辛かろうがスノウが仰向けのポーズを頑なに維持したがっていた理由が、四つん這いになるのを嫌がってちょっとオロオロした理由がわかった。
背中に大きな火傷の跡があった。
きっと、それを隠したかったんだろう。
実際、それに目がいくとスノウは俺が何か言う前に「すまない」と申し訳なさそうにして、
それから続きができるのかを改めて確認された。
「こんな、痕を見せて…貴殿の気を害してしまったのなら申し訳ない」
なんか、火傷のせいで嫌なことでもあったんだろうな、とその言葉で想像がついたけど、
正直、(本当に申し訳ないことに)あんまり火傷の痕に興味がなくて気を害すもクソもない。
どっちかって言うと初々しく、この後の展開を期待してるくせに俺の拒絶の言葉が怖くて、不安そうに同じポーズのまま半泣きになってるスノウがだいぶえっちだったので我慢できず、つい勢いで腰を掴んで挿入してしまった。
自分で言うのもなんだが、致してる前後の俺の脳なんか単細胞生物より細胞数ないから許してほしい。
「ひっ!?ふっ……う、うぅうー…っ!?」
スノウは挿入った瞬間、縮こまるみたいに背中を丸めてそれから悲鳴にも聞こえるような、高い声を出した。
「…あっ、あぁっ、…はぁ、……あ、あり、がとう……」
「…あ」
落ち着いたらなぜかお礼言われた、けど、スノウが動いた弾みで見つけた脇の下の黒子が気になってまた全部の思考が消し飛ぶ。
えっち、すごいえっちな位置の黒子だ。
こんなところのほくろ、よその誰かどころか本人だって知らないかもしれない。
それを今俺は見つけて、ある種のスノウの秘密のような、隠れた特徴を知ったのだ。
征服感や優越感に似た感情が湧き上がり、めちゃくちゃに気分が上がった。
その、気づいた後も見落として忘れてしまいそうな小さな黒子を指で撫でるとくすぐったそうに身を捩られ、それに連動するようにナカがヒクヒクうねった。
「…ってか、せま……、大丈夫?動いていい?いける?」
「っ、あ、あぁ…、大丈夫、だから、……続きを…っ」
俺が動きやすいように迎え腰になって、スノウは焦れたように浅い息を吐いている。
慣れてないならきっと違和感が強くて孔だけで快感を得るのは難しいだろうに、それよりも今している行為への興奮や背徳感の方が勝っているのだろう。
スノウのそれは萎えずに芯をもったままで、片手で擦りながらリクエスト通り狭いそこを押し広げゆっくり腰を動かし続きを始めるとスノウは一層良さそうに先走りを零した。
「…ぐ、う、ぁっ、あぁっ…!」
「っ今、アンタ、さっきのインキュ……、…ん゛んっ!……キュ、キュ太郎とおんなじか、それより、すごいことしてるんだよ、感想は?」
「ひっ、…い……っ♡あ……?」
乳首を摘みながらさっき散々盗み見て興奮したんだろうそれを思い出させてやる。
スノウの、元々硬かったのがまた硬くなって、最初は小声だったけど、次第にはっきり聞き取れるような音量であいつみたいに外聞もなく感想を喘ぎ始めた。
「……あっ、いい、気持ちいいっ、あっ、いた、い、っ、……奥が、ほし、っ、うれしい…っ、もっと、ついて、……たのむ、
おかし、てっ、おねが、あっ、わたし、犯してっ、こわして♡」
自分が惨めに犯されているのに興奮するらしい。
スノウは、物みたいに乱暴に前を扱きながら腰を振って言葉通り「犯す」と、痛そうなのにだらしなく喘いで、背中を弓なりに逸らした。
俺はこんなことされたら絶対中断してでも本気でキレるのだが、こういう痛いのが好きなんてなんとまぁ難儀な性格や性癖なんだろう。
すごいな、と思いつつ目についた長髪の根元を掴んで引っ張りながら突いたら、逃げるように前のめりになってる癖に一際良さそうな声で鳴いてた。
「あっ、…いた、やめてっ♡あっ、…あぁっ、いたい、いた、い、ひどい♡こんな、やめ、やめて、っあっ、あっ♡」
…なんか、めっちゃ締まるけどちょっと声を聞いてると可哀想にもなる。
けど、口では嫌とか痛いとかずっと言ってるけど、前のそれはむしろどんどん張り詰めていってて、先走りで自分が後で寝るであろうベットに無責任に大きなシミを作ってた。
「っ…ん、あー…そろそろ、出そう?」
さっきから何度もナカが急に痙攣と収縮を繰り返すのでスノウの限界が近いのがわかったけど、俺も精子が下の方で製造されてせり上がってくる感覚がして余裕がなくなってきた。
髪の束を手離して聞くと、スノウはコクコク頷いてからまた大きな声で下品な声で喘ぎはじめた。
「出ます、ごめ、あっ、ごめんなさいっ、ごめんなさい、で、でま……あっ♡ごめ…っ、あ゛っ、ごめんなさ、あっ、あぁああ!!!♡」
職業柄、こういう快感に耐える戒律でもあるのかな。
しきりに何かへ謝罪して、スノウは祈るよう前方で指を組んで呆気なく果てた。
俺も少し遅れて全部を中に吐き出して、引き抜くとさっきまで激しく突きすぎていたようでお尻に青痣が出来てしまっていた。
「お゛っ、あ……、あぁ……♡」
俺が離れるとスノウは汚れたベットに倒れ込んで、口で大きく息を吸っている。
「…うーん、狭い」
俺も疲れたし、ちょっとだけ寝たかったのでスノウを押し避けて出来た隙間に無理やり入って、その癖にそもそものベットが狭くてつい文句を言ってしまった。
「ん…、すまない…」
絶対スノウが謝ることでもないのにスノウは謝ってから申し訳なさそうに、壁にぴったりくっついて俺の寝るスペースを空けた。
それから、自分の手の配置に困っているのか何度かいろんなところに彷徨わせて、結局顔の横に静かに置く。
「ごめんごめん、大丈夫。
でかちょっと寝たらちゃんと帰るから安心して」
目の前に手があったから浮き出た手の甲の筋を指でなぞり、指の股を撫でたりして遊んでいたらそっと俺の手を握ってきた。
それから「帰る」と一度だけ復唱してしばらく黙って、
「…え……、…あ、あぁ、そうだな帰る、うん、帰る、な、うん」
と、握った手と俺の目を交互に見て繰り返し、数回なんかを言いそうだったけど結局言葉を飲み込んで黙ったまま手を強く握りなおしてきた。
しばらく俺をじっと見てまた何かを考えた後、今度は気まずそうに聞かれる。
「…見た、よな」
「何を?」
「火傷」
「あぁ」
スノウが身じろぎをすると少しだけ髪が揺れ、隠れていた額が露出する。
眉の上、額の右上の位置にも火傷の跡があることに気づいた。
「…何に見えた」
「見えた?」
「あの火傷は、レオにはどう見える?」
「…うーん、……あー…、…痛そう…?」
意図のわからない質問に困って、そのまま答えると一瞬面食らった後なぜかスノウは笑い出した。
…なんか正解のある質問だったんだろうか。
あまりにおかしそうに笑うけど、まったくツボがわからなくて俺がどう答えたら良かったのか聞いたらスノウは謝った後、もう10年以上前の怪我だから痛くないよ、と教えてくれた。
「羽に見える、とか、化け物の顔、とか今までみんな好き勝手言ってきたけれど、痛そうと言われたのは案外初めてだったんだ、驚いてつい、な」
「そうなんだ?」
「あぁ」
何かを思い出しているのか、スノウは目を細めて俺を見つめている。
また、「はじめてなんだ」と噛み締めるよう言われたので俺はついでに聞いてみる。
「あ、じゃあ脇の下にほくろあるって言われたことある?」
「えっ?」
「ほら、ここ」
指差すと、スノウは頑張ってそこの皮膚を引っ張って覗き込んで、それから感心したように「本当だ」と言った。
やっぱり俺が初めてか。
ちょっとテンション上がって、これをレオンぼくろと名付けようとか、つい自分でもよくわからないことを言ったらまた笑われて、その後疲れていたのかスノウはすぐに大人しくなって眠ってしまった。
俺もこのままだと本格的に寝そうなので、最後まで離してもらえなかった、繋いだ手を何とか解いてから怠いけど服を着直して小屋を出る。
外はまだ真っ暗。
イリアとレイン心配してたら悪いな、と思いながら周囲を見渡す。
宿のある町は存外近くにあったらしく、月明かりを頼りに道沿いに歩いたらたったの数分で帰り着けた。
こっそり宿に入ってイリアが寝ぼけてどこにいってた、と聞くのでトイレ、と雑に答えて、
レインはいつからそうしていたのか、部屋に戻った時から扉の前に立ってたけど俺が寝ようとベットに向かうとそのままついてきて、俯いて脇に立ったままずっと無言で俺を見下ろしている。
顔がちょうど黒髪に隠れて見えない、めちゃくちゃ怖くて、声をかけてもやめてくれないのでちょっと啜り泣きながら延々レインへ謝ってたらいつのまにか眠りについてた。
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