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邪神くん、寝込みを襲われた反撃に義弟を食う
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「ゔー……ん」
俺には大体1月に1度、邪神パワーが暴走してめちゃくちゃ体調が悪くなる日がある。
頭痛や眩暈、高熱に吐き気で何もしたく無くなるのだ。
(不良くんに襲われる前でよかった)
そんな日は当然、通常の体調不良と同じくベッドへ伏しているのが1番なのだが、
なぜかクラウスまで授業をほっぽりだして休み、俺を看病してくれている。
一晩寝込めば治るこれを、クラウスが甲斐甲斐しく世話をしてくれるようになったのはいつのころからだっただろう。
もうずっと前から毎月の事で、流石に入学してからはクラウスも忙しいだろうし諦めて寝ていようと思っていたのだが、
クラウスは俺の体調不良の周期を俺より把握していて、今日も喉がイガイガすると思っていた朝一番に、はちみつレモンを片手にこの部屋にやってきた。
「兄貴、すごい汗だな……、身体を拭こう」
「ん゛ー……」
可愛くて健気な弟にもたれかかり、温かいタオルで身体を拭いてもらえるのはとても快適だが少し困った事がある。
「はぁ……、っ、……はぁ……♡」
「……」
人を上半身裸に剥いておいて、クラウスが俺にバレてないとでも思っているんだろうか、
露骨に発情しているのだ。
濡れタオルが身体を優しく拭った後、それを上書きするようにねと……っ、とクラウスの熱視線と生暖かい息が肌に触れる。
唇が二の腕に今にも当たりそうなくらい至近距離で全部の部位を観察されて……というかたまに唇が当たって吸われていた。
「ずっとこうなら良いのにな」
これもいつもの事なのでもう無視していようと思ったのだが、ここ最近邪神活動を頑張りすぎたせいかクラウスの精気垂れ流し状態を今日は無視できなくなりそうだ。
なんだかクラウスの声も低いしハスハス言ってて怖いし、それをつい襲ってしまいそうな自分も怖いしどうしようか悩んでいたら、
その内俺の介抱が終わったようで、おそらくクラウスが洗って用意してくれたのであろう新しいパジャマを着せられ、ベッドへまた寝転がされた。
「ゔー……」
「あれ、兄貴?……寝たのか?」
「……」
ベタベタしていないパジャマで仰向けに寝ると快適さと同時に暴力的なまでの眠気が襲ってくる。
本音を言えば目を開けているのも怠い程度に今の俺は弱体化しているのだ、
多少言動が怖くても万に一つもクラウスが俺に危害を加えることは無いだろうしもう寝てしまおう。
そう慢心、いや安心できる程度にクラウスは優しく俺に上から布団をかけてくれて、
気にしすぎても悪いと思い、俺はこのまま眠りに着こうと呼吸を深くした。
……のだったが。
「……」
数分だろうか。
少しだけ時間を置いて2、3回、ひんやりとした指が俺の閉じた瞼に触れ、
奥の眼球が動かないことを確かめた後、
クラウスの顔が俺の顔のすぐ近くへ急接近したのが気配で分かった。
(えっ?なに?こわいこわい)
今度はものすごく、唇をべたべた撫でられてる、冷たくて気持ちいいが……、
あ、口内へ指を捩じ込まれた。
やめてほしい。
「兄貴のナカ、熱いな……♡」
「ん゛ぇえ゛っ!?」
二本指で口の中をくちゅくちゅかき混ぜられ、舌を撫でられるセクハラを受けた挙句、なんだかオゾマシイ物言いをされてしまい思わず噎せてしまった。
身を跳ねさせるとクラウスは慌てて指を引き抜く。
「兄貴?」
「……」
「……はは、起きないか。
そうだよな、起きないよな」
ちょっと「危害を加えることは無い」というさっきの思いを撤回したくなったが、
この悪体調の中いまからクラウスに行動の意図を聞いたり、許可なく人の口に指を挿れちゃダメだよ、
とか当たり前のことを諭すなんてしたく無いので寝たふりを続ける。
クラウスは思いやりがあって(特に俺に)優しい弟だ。
流石に、病人相手にこれ以上の「何かしら」なんてしてこないだろう。
「口元が汚れてるぞ」
(誰のせいだ。)
期待通り口からぬるい指が引っこ抜かれた。
クラウスの物言いについ脳内でツッコミを入れてしまったが、
これで安らかに眠れるだろうと安心してまた息を深く吐いた。
……のに、その熱で熱くなった息をひゅおっ、と何やら怖い音で吸われ、
その後すぐ、湿ってつやつやの感触が俺の唇よりやや下に触れた。
もう言わなくてもわかるだろう、普通にクラウスの唇だ。
「っちゅ♡ん゛♡兄貴……♡ちゅう♡
ずっと寝込んでれば良いのに♡ちゅ、俺が世話♡全部シてやるから♡」
(ヒェ……)
一度触れてしまえば後は一緒、
と言わんばかりにクラウスは汚いキス音と共に忙しなく、貪るようじゅぱじゅぱ俺の唇を舐めて顎を齧って吸い、眼球を吸って鼻までべろべろ丁寧に顔中舐めてくる。
なんだこれ、なんかの妖怪?
今までのクラウスならそんな事しなかっただろう。
……まさか、偽物なのか。
「兄貴は一回寝るともう起きないからな……
いや、起きてるのかもな、本当は。
なのに、こうしていつも寝たふりして……俺を、想ってくれてて。
だったらいいのに」
あ、今までもやってたらしい。
クラウスはさっきから俺の心の声が聞こえているかのように俺の期待を裏切って倫理に外れた行動をしてくるが、
こっちは病人なのを分かっているんだろうか。
もはや顔の上を這い回っているクラウスのベロの感触すら冷たくてちょっと気持ち良い程度に体温が高いんだぞ今の俺は。
「……っ♡」
せっかく自分が綺麗にかけてくれた布団をがばっと捲るとクラウスは俺の上に這いつくばって乗り、
本格的に口の中をちゅぱちゅぱ吸って唇をしゃぶって非合意ベロチューを楽しんでいる。
「っ♡ふ、ゔ♡」
クラウスがへこへこ腰を押し付けてくる度ちんこにこりこりクラウスの勃ったのが擦り付けられてくすぐったい、
ベットが激しく軋む音がして、口内では舌を限界まで引き伸ばされてクラウスにしゃぶられ唾液が口の端を垂れていく。
いつも「こう」だったのなら我ながらよく起きなかったな、と感心した。
当然普段の元気な時であれば邪神らしく弟だろうがこのまま突き出されているクラウスの硬そうな尻を揉んで捏ね、
俺の方からキスに応えてやるのだが今日は本当にそんな気が起きない、
なんならさっきからクラウスが暴れているせいでギシギシとベットが漕ぎ舟のように揺れていて吐きそうだ。
「グ……らゔ、げほ、す」
「!!!!???」
そろそろ限界で本当にやめてほしくて、か細い、がさがさの声でクラウスの名前を呼ぶ。
するとクラウスは、その瞬間がばっとすごい勢いで顔を離す。
薄く目を開くと俺の上にまだ乗ってるクラウスの顔は唇まで真っ青に色がなくなっていて、
その割にさっきまで浮かれていたせいで口元が唾液でべったり濡れていてなんだか滑稽だった。
重たい腕をなんとか伸ばそうとすると、先にクラウスはわなわな震えながらゆっくり立ち上がり、
そのまますごい勢いでベッドから飛び降りる。
「……あに……っ!?いや、……ごめ、っ、……なさい」
クラウスのなんとか絞り出した声は今にも消え入りそうなほど小さく、俺に背を向けて走り出すのを見るとなんとなく、
もうクラウスには会えなくなるんじゃないかと思ってしまう。
「うぎゃっ!?」
だが、俺はそう言う悲劇は好まない、というか非常食を逃す訳がないのでクラウスを捕獲する。
俺から逃げるため大きく上げた足と反対側、軸足ににゅる、と触手を巻きつけて掴むと、
地面を強く蹴ろうと力を込めた足がそのまま動かなかったせいでクラウスの足がに連れて勢いよく滑り、
前方に倒れたせいで顔から地面に落ちそうになっていたが、
それもなんとか2本目の触手をクラウスの腰に巻きつけて支えてやった。
良かった、触手が俺の意思どころか体調に関わらず元気に動いてくれて。
「……あ」
多少足首に付いてしまった媚薬成分はもう許してもらおう、
そんなふうに考えて腰が抜けて地面に座り込んでいるクラウスを見下ろすとクラウスは何に躓いたのか納得が行かないようでしきりに足元を確認してきょろきょろし、
まだ青ざめたまま、今度は目に涙を滲ませ俺に何かを言おうと口をぱくぱく繰り返し開け掠れた声を漏らしている。
弟の涙なんて見たのは久しぶりだなぁ、慰めてやらないと、とか思ったが、
ちょっと体調に限界が来たので布団を被り直し、半身だけ奥にずれてベッドの上にスペースを作ってそこをぱふぱふ叩いた。
「……兄貴」
「…………」
大昔怖い話を聞いて涙目でぷるぷるしているクラウスと添い寝してやったこともあったっけ。
流石にもう長くそんな事していなかったが、無事クラウスは俺の言いたいことを理解したようでベッドに上がり、
わざわざ正面を向いて俺の隣に寝転がった。
「怒ってない、のか?」
正直、病人相手にあそこまで(おそらく長い間)していた点については道徳の観点からそこそこ怒っているのだが、
行為自体は色欲邪神として歓迎なのでクラウスの方に転がり、全力で体重をかけて腕をまきつけ抱き枕にしてやった。
「……っ!?兄貴っ!?ちか、……こんな近くで……、
だめだ、兄貴!っお、俺が勘違いするだろ!」
「……なんでもい……ん……も゛、ねかせ……て……」
「あぁ…………そうか。
……兄貴はこんな……こんな俺でも、兄貴は赦してくれるんだな……。
そんなあんただから俺は、……ありがとうごめんなさい、……兄貴」
そこそこ大音量のクラウスの感動も結構頭に響いたが、
それ以降、クラウスは本当におとなしく俺の抱き枕に徹した。
ちょっと俺の顔を観察しては惚けたため息を吐くこともあったけれどその程度に止めていたし、
高熱を出し、クラウスの平熱すらひんやりと感じる俺にこの抱き枕は中々心地よかったので俺は終日ぐっすりと眠れた。
====
翌日、体調もスッキリ治った俺はクラウスに放課後事情聴取を行っている。
「『あんな事』いつからしてたんだ?」
「……5年くらい前……♡」
「じゃあ精通直後からじゃない?」
薄く開けたカーテンの隙間から夕陽が差し込んで部屋が真っ赤になっている。
徐々に夏へ差し掛かる今、部屋の気温は火を付けなくても十分に暖かくて過ごし易く、
例えば互いに全裸でベッドの上で過ごしていても快適な温度だ。
クラウス(同じような背丈、重い!)を膝に乗せ、
後ろから緩く胸を撫でつつ事情聴取は行われている。
胸にくっついた小さく、色の薄い乳首を指で捏ねたり、ゆっくり胸板を撫でているだけなのにクラウスは「う♡」と甘い息を吐いて腰をくねらせていて、
ぴょこ♡と同じく勃ち上がり、そりかえって血管が浮くほど興奮している陰茎がその度ゆさゆさと揺れている。
振り返って俺の唇をこの間みたいにぴちゃぴちゃ食んで、口内へ割り込んできた舌を甘噛みしてやるとすぐに舌を引っ込めてとろん♡と嬉しそうな目つきで俺を見てからゆっくり俺にもたれかかってきた。
「夢みたいだ……♡
兄貴がこんな、こんな俺を、赦してくれるなんて」
(オズみたいなこと言ってる)
やっぱり、2人は結構似たもの同士なのかもしれない。
正面を向いて片腕を俺の首の後ろにやって抱きつくと、クラウスはちゅう♡と人の唇に吸い付いて目を閉じた。
「ん゛……♡んん゛……♡」
いつも大概甘えてくるが、こうして密着しているといつも以上に甘え掠れた声を出してクラウスが唇を開いたので、
そこに舌を差し込んで、クラウスの舌先をぴちゃぴちゃと舐めてやる。
「っん゛♡むぅ♡」
クラウスは自分の口内に侵入した舌へちゅ♡とキスすると何度も唇を尖らせ、ちゅぱ♡ちゅぱ♡と舌を吸い、
口を大きく開いて舌をくちゅくちゅ擦り合わせる下品なキスをしては時折興奮でイキそうになっていて、
俺がしているよう、クラウスもゆっくりと俺の体をなぞってくる。
クラウスの指が胸や腹を撫で、臍を軽くつつき、
クラウスはうっすらと目を開けて俺の反応を盗み見ているようだったが、
そんなクラウスの可愛い姿にめちゃくちゃ興奮して勃ちまくっている俺の陰茎に手が当たると驚いたように目をカッと開き、それから俺と竿を交互に見て困ったように笑っている。
「……♡兄貴の、デカいんだな?♡
っ♡♡俺のとぜんぜん違う」
もう一度俺にもたれかかり顔をじっと見てくる間、
最初は控えめに亀頭を撫でていたクラウスの手は俺がなにも言わないとわかるとより大胆になって指で輪を作り、ゆっくりと上下に陰茎を刺激し始める。
「ずっと人の寝込みを襲ってたなら見た事くらいあるんじゃないのか?」
「……いや、……ふー……っ♡♡
それは悪いと思ってたから、……♡硬っ♡」
「……?」
それを悪いと思うだけの倫理観を持ち合わせていたならもうちょっと手前で踏みとどまって欲しかった、と言うのが本音なのだが、
もう俺に許されたという事でとても満足げな顔をしているクラウスへ今更指摘しても手遅れだ。
さっきから甘々に精気を垂れ流しながら唇をしゃぶり、俺が手を差し出すと指を丁寧にしゃぶって媚びてくるクラウスは勝手に限界寸前までテンションを上げてくれたようで、
腰をカクつかせて何かに耐えようと陰茎を揺らすたび、とろ♡と濁った色のカウパーを垂らしてその竿をとろとろに濡らしていた。
「ふ……♡これなら、ローション無しでも兄貴に挿れられそう……だな」
「え、ダメだけど」
なんだかドヤ顔で言ってきたのでそこだけはしっかり指摘しておく。
流石に可愛い弟の願望とはいえ挿れさせるつもりは全くない、
ゆっくり目を合わせて首を振り、クラウスが残念そうに口元をきゅ、と結んだのでどうしようか一瞬考えたが、
先にクラウスの方が諦めてくれたようで、気を取り直してまた甘えた声を出す。
「そうか……、兄貴ならなんでもいい」
うん可愛い。
頭を撫でるとクラウスは満足げにふん、と鼻を鳴らし、気を取り直して陰茎へ触れる指にもう一度軽く力を入れた。
「兄貴、もう挿れていいから……いや、違うな。
……俺に、挿れてくれないか?♡兄貴と一つになりたい」
俺の肩口に顔を置き、耳元で小さく囁くようにおねだりされて興奮する。
試しにきゅ♡と締まっている肉穴の入り口を指ですりすり♡と撫でると、
クラウスはむず痒そうに身体を動かして肉穴をヒクつかせた。
「っ♡」
「嫌?」
無意識になのか、アナルへ触れると腰を浮かせて逃げようとするので顔を覗き込んで聞いてみる。
「……違う、擽ったくて」
「そう」
クラウスは気まずそうに首を振って、俺の首に抱きつくとそのまま大人しそうに動かなくなった。
未だに俺の腹にはクラウスの熱り勃った陰茎が当たっていて、べったり人の腹に先走りを塗りつけてくるほど興奮している。
何が楽しいのかわからないが俺に抱きつく腕の力を強めると一緒にぐ♡とちんぽが上を向くほどに興奮しているのはわかったので、
頭を撫でながらもう片方の手でつぷ♡と肉穴の入り口を弄るのを再開した。
「ふー……っ♡兄貴の指が今、俺のナカに入ってる……のか?」
「うん、わかる?」
ぬぽ♡とナカで指を動かし、第二関節まで中指を捩じ込んでみる。
肉襞がナカでうねうねと蠢き異物である俺の指を包んでちゅ♡ちゅ♡と吸い、
入り口は俺の指を確かめるよう、きゅ♡と一瞬狭くなった。
「……な、なんとなく、だけどな♡
はぁ……、早く、兄貴と繋がりたい……」
しみじみ呟き、クラウスは俺と唇を重ねてまた舌を擦り合わせる。
片方の腕がそっと竿に伸び、クラウスはまた、俺が萎えてしまわないようにそっと陰茎を上下に扱き始めた。
「兄貴……♡」
クラウスの甘い声を聞いていると俺もさっさとクラウスに挿れたくなるほど興奮しているがなんせ可愛い弟だ。
傷つけても可哀想なので、それはもう丁寧にぬるぬると肉襞を拡張し続けた。
====
「お゛っ!?♡おぉ゛ー……っ♡♡……、な、兄貴、もう……っ!♡」
本当に長いこと、気がつけば外が真っ暗になるまでクラウスの肉穴をほぐし続けた。
最初は指1本すら満足に咥えられず、挿れた途端異物を吐き出そうとにゅるにゅる痙攣していたそこも、
俺が根気強く指で解し拡げたおかげで今は3本の指を同時に咥え、難なくバラバラに動かしてクラウスに快感を与えることができる。
「あ゛ー……♡♡♡」
とくに、前立腺の気持ちよさはしっかり覚えてくれたようで、ゆっくり指を動かして肉襞を撫で、
メスしこりの近くを指が掠めただけでクラウスは期待して息を詰まらせ穴をきゅう♡と締めて腰を下ろし、
そこを押さえつけた瞬間口をだらしなく開けてちゅこちゅこ弱点を擦られる刺激にうっとり酔いしれ、遠いところを見ながら唾液を垂らし、けつイキしようとアナルで指をゆっくり締め上げる。
さっきから勃っていた陰茎も前立腺を撫でられるたびにとろ……♡と精液を垂らしていて、
今にもイキそうにきゅんきゅん♡痙攣して腸液で濡れている穴はきっとハメても、気持ちよく陰茎を包み込んで奉仕してくれるだろうと想像ができた。
「兄貴……♡もう良いだろ、っ♡早くシよう、待ちきれない……♡」
「え?けどまだ、クラウスが怪我するかもしれないし……」
「っ、もういい、怪我なんて絶対にしないから……っ!っ♡♡
頼む♡早く挿れてくれ、
兄貴と……一つになりたいんだ……♡」
ちゅぽん♡と指を抜いた後も、クラウスの肉穴は別の塞ぐものを探してくぱくぱ♡開閉して汁を垂らし、
かり♡と入り口を掻くだけでクラウスは白目になってぶる♡と震えて腰を振り、陰茎からはごぷ♡と精液を吐き出した。
「クラウス……」
「頼む、っ♡……まだ、怖いんだ
……こんな事して、本当は……兄貴が、俺を軽蔑してないか……。
嫌じゃないならごめん、……早く、挿れてほしい
俺……兄貴のに、なりたい……♡」
俺はまだまだ後ろを慣らして万全を期した方が良いと思うのだが、
クラウスはもう待ちきれないようで、ぎゅ、と俺の首に掴まって、自分から腰を上げて俺の陰茎をアナルで咥えようとぬちゅ♡ぬちゅ♡と入り口に竿を擦り付けて挿入を強請ってくる。
少し考えた後、クラウスがこんなに言っているんだから、と本人の意思を尊重して腰を掴むと、
クラウスは嬉しそうに笑って俺の方を見つめていた。
「兄貴……!♡
「じゃ、挿れるな?」
「っ、あ、あぁ!♡
俺、本当はずっと待ってっ、……っ!?♡♡♡……ゔぉ♡」
俺の正面に座らせたまま、クラウスの腰を落としてぬぷ……♡とゆっくり亀頭まで捩じ込んだ。
このままゆっくり時間をかけて挿入してやるはずだったのに、クラウスは腰が抜けてしまったのか俺の陰茎を咥えたまま一気に腰を落としてしまって、
あっという間に俺のを根元まで咥え、その衝撃でぱくぱくと口を開閉している。
「~~~っ♡あ゛っ♡♡……ぅお、これ……やば、すごい……なっ♡」
クラウスが何か言っていたがうまく聞き取れない。
代わりにぴっちりと陰茎にフィットした肉襞が痙攣してうねうねと陰茎へ絡みつき、ナカを痙攣させ、クラウスが身を揺するたびにぐい♡ぐい♡と奥が突き上げられ、
クラウスの陰茎からぴゅっ♡と精液が跳ねている。
「ゔぉ♡ぉっ♡あにき、ん♡うごいへ♡ん゛っ♡う♡
もっとうごいておれ、んむ♡兄貴のメスにして♡♡」
クラウスは四肢の全部を俺に巻きつけ、俺の舌をちゅぽちゅぽ吸いながらも懸命に腰を振って奥だけをくちゅくちゅ捏ねて喘えぎ、それが物足りないのか俺にももっと動いてほしいとおねだりしてくる。
「こう?」
「~~~っ♡♡♡んぢゅっ♡っ!?♡ふ、……そうっ♡♡
んぶっ♡ふぶ♡うれ゛じ、っぉ゛っ♡♡お゛れっ、あにきのメス♡っゔ♡
っ♡お゛っ♡お゛っ♡お゛っ♡♡じゅぽじゅぽきもちいい♡♡兄貴っ♡♡ケツ、きもちいいっ♡♡」
クラウスの腰を掴んで下からごちゅっ♡ごちゅっ♡と突き上げるとクラウスは唇を離し、
空いたままの口から低い獣みたいな声の喘ぎを聞かせてくれる。
肉穴は一突きするごとにぎゅ♡と締まって痙攣して、
馴染んでまたナカが緩くなった途端、どちゅんっ♡と突いてやるとクラウスは嬉しそうに四肢の力を強めて俺に絡みついたまま肉襞を一段と強く締め上げた。
「あ゛ーっ♡♡♡っ、おに、さま……っ♡ぉ゛っ♡お゛っ♡♡♡」
「なに可愛い声出してるの」
俺の腹にはクラウスの射精した濃い精液がどろどろにかけられていて、
俺もそろそろ我慢できなくなり、クラウスをベッドへ寝かせ、上から覆い被さって正常位で肉穴をごちゅごちゅ♡抉って奥まで突き上げる。
その度クラウスの穴はじゅぽじゅぽ激しい音を立てて泡立った液体がアナルを逆流して滴り、
クラウスは勃ったままの陰茎をぴたぴた揺らし、そこからもとめどなく淫液を垂らしているせいで自分の腹も汚していた。
さっきから肉穴はしきりに締まり痙攣を繰り返していて、クラウス自身、どぴゅ♡と精液を腹にぶちまけているのでもう何度もイっていてクラウスが限界なのはわかっているが、
それでもクラウスは俺が射精すために肉襞を掘削する激しい動きに耐え、今も健気に俺に四肢を巻きつけ揺さぶられている。
「ん゛っ♡あに……っ♡♡すき♡♡おに、ちゃん♡にいちゃんっ♡♡♡」
懐かしい呼び方をされ、クラウスが甘えているんだとわかってとても可愛く感じる。
メスしこりを突き上げるとクラウスは仰け反ってびゅるびゅる精子を噴き出す事に必死になってしまうのでその度正面を向かせ、
もう一度キスしながら深く繋がった状態で奥に精を放った。
「あ゛っ!?♡♡あ゛、あ゛っ♡♡♡~~~っ♡でてる、俺のナカ、に、おにんちゃ、の……!♡♡♡あ゛ー……♡♡♡」
最後の一滴を搾り出す時まで、クラウスは幼い口調で喘ぎ、
俺の身体へ四肢を巻きつけて腰を振っていた。
目に涙を浮かべ、口を大きく開けたまま笑っているクラウスの舌は今も何かと触れ合おうと別の生き物のよう蠢いていて、
快感で自分の顔がひどく歪んでいるのも気にせずクラウスは俺と目が合うとクラウスはキスを求めて滑稽に唇を尖らせて目を閉じ待っている。
可愛かったし、また勃ってキスしてやった代わりにナカをぬちぬち陰茎で擦りあげるとクラウスはもう一度しっかり俺にしがみついて、
結局クラウスが気を失うまでその日の行為は続いた。
====
「あー、オズ、おはよー」
「あぁ、おは…………あれ」
翌朝、もう良い加減校舎の場所は覚えたのだがオズはいまだに俺たちをお互い暇な時は送り迎えしてくれていて、
今日も寮の入り口で待ち合わせていたのだが、俺とクラウスを見て怪訝な顔をしている。
「何を変な顔してるんだ?」
「……いや?……んー……?」
まさか昨日のアレコレに気づかれたんだろうか。
隠すつもりもないが気恥ずかしくてクラウスの方を見る、クラウスは俺の服の裾を引っ張っていた。
「あっ!わかった!」
「……っ!?」
「あっ、アルは……今日も可愛い、なっ!?」
オズは言い慣れないセリフの顔を真っ赤にしている。
これを言いたくて機会を伺っていただけのようだ。
「兄貴はいつも可愛く格好良く美しいだろ」
「たしかに」
クラウスも張り合ってなんか言い出して2人が頷いていて、2人とも可愛かったし互いの死角から尻を揉むともっと可愛い顔をしていた。
俺には大体1月に1度、邪神パワーが暴走してめちゃくちゃ体調が悪くなる日がある。
頭痛や眩暈、高熱に吐き気で何もしたく無くなるのだ。
(不良くんに襲われる前でよかった)
そんな日は当然、通常の体調不良と同じくベッドへ伏しているのが1番なのだが、
なぜかクラウスまで授業をほっぽりだして休み、俺を看病してくれている。
一晩寝込めば治るこれを、クラウスが甲斐甲斐しく世話をしてくれるようになったのはいつのころからだっただろう。
もうずっと前から毎月の事で、流石に入学してからはクラウスも忙しいだろうし諦めて寝ていようと思っていたのだが、
クラウスは俺の体調不良の周期を俺より把握していて、今日も喉がイガイガすると思っていた朝一番に、はちみつレモンを片手にこの部屋にやってきた。
「兄貴、すごい汗だな……、身体を拭こう」
「ん゛ー……」
可愛くて健気な弟にもたれかかり、温かいタオルで身体を拭いてもらえるのはとても快適だが少し困った事がある。
「はぁ……、っ、……はぁ……♡」
「……」
人を上半身裸に剥いておいて、クラウスが俺にバレてないとでも思っているんだろうか、
露骨に発情しているのだ。
濡れタオルが身体を優しく拭った後、それを上書きするようにねと……っ、とクラウスの熱視線と生暖かい息が肌に触れる。
唇が二の腕に今にも当たりそうなくらい至近距離で全部の部位を観察されて……というかたまに唇が当たって吸われていた。
「ずっとこうなら良いのにな」
これもいつもの事なのでもう無視していようと思ったのだが、ここ最近邪神活動を頑張りすぎたせいかクラウスの精気垂れ流し状態を今日は無視できなくなりそうだ。
なんだかクラウスの声も低いしハスハス言ってて怖いし、それをつい襲ってしまいそうな自分も怖いしどうしようか悩んでいたら、
その内俺の介抱が終わったようで、おそらくクラウスが洗って用意してくれたのであろう新しいパジャマを着せられ、ベッドへまた寝転がされた。
「ゔー……」
「あれ、兄貴?……寝たのか?」
「……」
ベタベタしていないパジャマで仰向けに寝ると快適さと同時に暴力的なまでの眠気が襲ってくる。
本音を言えば目を開けているのも怠い程度に今の俺は弱体化しているのだ、
多少言動が怖くても万に一つもクラウスが俺に危害を加えることは無いだろうしもう寝てしまおう。
そう慢心、いや安心できる程度にクラウスは優しく俺に上から布団をかけてくれて、
気にしすぎても悪いと思い、俺はこのまま眠りに着こうと呼吸を深くした。
……のだったが。
「……」
数分だろうか。
少しだけ時間を置いて2、3回、ひんやりとした指が俺の閉じた瞼に触れ、
奥の眼球が動かないことを確かめた後、
クラウスの顔が俺の顔のすぐ近くへ急接近したのが気配で分かった。
(えっ?なに?こわいこわい)
今度はものすごく、唇をべたべた撫でられてる、冷たくて気持ちいいが……、
あ、口内へ指を捩じ込まれた。
やめてほしい。
「兄貴のナカ、熱いな……♡」
「ん゛ぇえ゛っ!?」
二本指で口の中をくちゅくちゅかき混ぜられ、舌を撫でられるセクハラを受けた挙句、なんだかオゾマシイ物言いをされてしまい思わず噎せてしまった。
身を跳ねさせるとクラウスは慌てて指を引き抜く。
「兄貴?」
「……」
「……はは、起きないか。
そうだよな、起きないよな」
ちょっと「危害を加えることは無い」というさっきの思いを撤回したくなったが、
この悪体調の中いまからクラウスに行動の意図を聞いたり、許可なく人の口に指を挿れちゃダメだよ、
とか当たり前のことを諭すなんてしたく無いので寝たふりを続ける。
クラウスは思いやりがあって(特に俺に)優しい弟だ。
流石に、病人相手にこれ以上の「何かしら」なんてしてこないだろう。
「口元が汚れてるぞ」
(誰のせいだ。)
期待通り口からぬるい指が引っこ抜かれた。
クラウスの物言いについ脳内でツッコミを入れてしまったが、
これで安らかに眠れるだろうと安心してまた息を深く吐いた。
……のに、その熱で熱くなった息をひゅおっ、と何やら怖い音で吸われ、
その後すぐ、湿ってつやつやの感触が俺の唇よりやや下に触れた。
もう言わなくてもわかるだろう、普通にクラウスの唇だ。
「っちゅ♡ん゛♡兄貴……♡ちゅう♡
ずっと寝込んでれば良いのに♡ちゅ、俺が世話♡全部シてやるから♡」
(ヒェ……)
一度触れてしまえば後は一緒、
と言わんばかりにクラウスは汚いキス音と共に忙しなく、貪るようじゅぱじゅぱ俺の唇を舐めて顎を齧って吸い、眼球を吸って鼻までべろべろ丁寧に顔中舐めてくる。
なんだこれ、なんかの妖怪?
今までのクラウスならそんな事しなかっただろう。
……まさか、偽物なのか。
「兄貴は一回寝るともう起きないからな……
いや、起きてるのかもな、本当は。
なのに、こうしていつも寝たふりして……俺を、想ってくれてて。
だったらいいのに」
あ、今までもやってたらしい。
クラウスはさっきから俺の心の声が聞こえているかのように俺の期待を裏切って倫理に外れた行動をしてくるが、
こっちは病人なのを分かっているんだろうか。
もはや顔の上を這い回っているクラウスのベロの感触すら冷たくてちょっと気持ち良い程度に体温が高いんだぞ今の俺は。
「……っ♡」
せっかく自分が綺麗にかけてくれた布団をがばっと捲るとクラウスは俺の上に這いつくばって乗り、
本格的に口の中をちゅぱちゅぱ吸って唇をしゃぶって非合意ベロチューを楽しんでいる。
「っ♡ふ、ゔ♡」
クラウスがへこへこ腰を押し付けてくる度ちんこにこりこりクラウスの勃ったのが擦り付けられてくすぐったい、
ベットが激しく軋む音がして、口内では舌を限界まで引き伸ばされてクラウスにしゃぶられ唾液が口の端を垂れていく。
いつも「こう」だったのなら我ながらよく起きなかったな、と感心した。
当然普段の元気な時であれば邪神らしく弟だろうがこのまま突き出されているクラウスの硬そうな尻を揉んで捏ね、
俺の方からキスに応えてやるのだが今日は本当にそんな気が起きない、
なんならさっきからクラウスが暴れているせいでギシギシとベットが漕ぎ舟のように揺れていて吐きそうだ。
「グ……らゔ、げほ、す」
「!!!!???」
そろそろ限界で本当にやめてほしくて、か細い、がさがさの声でクラウスの名前を呼ぶ。
するとクラウスは、その瞬間がばっとすごい勢いで顔を離す。
薄く目を開くと俺の上にまだ乗ってるクラウスの顔は唇まで真っ青に色がなくなっていて、
その割にさっきまで浮かれていたせいで口元が唾液でべったり濡れていてなんだか滑稽だった。
重たい腕をなんとか伸ばそうとすると、先にクラウスはわなわな震えながらゆっくり立ち上がり、
そのまますごい勢いでベッドから飛び降りる。
「……あに……っ!?いや、……ごめ、っ、……なさい」
クラウスのなんとか絞り出した声は今にも消え入りそうなほど小さく、俺に背を向けて走り出すのを見るとなんとなく、
もうクラウスには会えなくなるんじゃないかと思ってしまう。
「うぎゃっ!?」
だが、俺はそう言う悲劇は好まない、というか非常食を逃す訳がないのでクラウスを捕獲する。
俺から逃げるため大きく上げた足と反対側、軸足ににゅる、と触手を巻きつけて掴むと、
地面を強く蹴ろうと力を込めた足がそのまま動かなかったせいでクラウスの足がに連れて勢いよく滑り、
前方に倒れたせいで顔から地面に落ちそうになっていたが、
それもなんとか2本目の触手をクラウスの腰に巻きつけて支えてやった。
良かった、触手が俺の意思どころか体調に関わらず元気に動いてくれて。
「……あ」
多少足首に付いてしまった媚薬成分はもう許してもらおう、
そんなふうに考えて腰が抜けて地面に座り込んでいるクラウスを見下ろすとクラウスは何に躓いたのか納得が行かないようでしきりに足元を確認してきょろきょろし、
まだ青ざめたまま、今度は目に涙を滲ませ俺に何かを言おうと口をぱくぱく繰り返し開け掠れた声を漏らしている。
弟の涙なんて見たのは久しぶりだなぁ、慰めてやらないと、とか思ったが、
ちょっと体調に限界が来たので布団を被り直し、半身だけ奥にずれてベッドの上にスペースを作ってそこをぱふぱふ叩いた。
「……兄貴」
「…………」
大昔怖い話を聞いて涙目でぷるぷるしているクラウスと添い寝してやったこともあったっけ。
流石にもう長くそんな事していなかったが、無事クラウスは俺の言いたいことを理解したようでベッドに上がり、
わざわざ正面を向いて俺の隣に寝転がった。
「怒ってない、のか?」
正直、病人相手にあそこまで(おそらく長い間)していた点については道徳の観点からそこそこ怒っているのだが、
行為自体は色欲邪神として歓迎なのでクラウスの方に転がり、全力で体重をかけて腕をまきつけ抱き枕にしてやった。
「……っ!?兄貴っ!?ちか、……こんな近くで……、
だめだ、兄貴!っお、俺が勘違いするだろ!」
「……なんでもい……ん……も゛、ねかせ……て……」
「あぁ…………そうか。
……兄貴はこんな……こんな俺でも、兄貴は赦してくれるんだな……。
そんなあんただから俺は、……ありがとうごめんなさい、……兄貴」
そこそこ大音量のクラウスの感動も結構頭に響いたが、
それ以降、クラウスは本当におとなしく俺の抱き枕に徹した。
ちょっと俺の顔を観察しては惚けたため息を吐くこともあったけれどその程度に止めていたし、
高熱を出し、クラウスの平熱すらひんやりと感じる俺にこの抱き枕は中々心地よかったので俺は終日ぐっすりと眠れた。
====
翌日、体調もスッキリ治った俺はクラウスに放課後事情聴取を行っている。
「『あんな事』いつからしてたんだ?」
「……5年くらい前……♡」
「じゃあ精通直後からじゃない?」
薄く開けたカーテンの隙間から夕陽が差し込んで部屋が真っ赤になっている。
徐々に夏へ差し掛かる今、部屋の気温は火を付けなくても十分に暖かくて過ごし易く、
例えば互いに全裸でベッドの上で過ごしていても快適な温度だ。
クラウス(同じような背丈、重い!)を膝に乗せ、
後ろから緩く胸を撫でつつ事情聴取は行われている。
胸にくっついた小さく、色の薄い乳首を指で捏ねたり、ゆっくり胸板を撫でているだけなのにクラウスは「う♡」と甘い息を吐いて腰をくねらせていて、
ぴょこ♡と同じく勃ち上がり、そりかえって血管が浮くほど興奮している陰茎がその度ゆさゆさと揺れている。
振り返って俺の唇をこの間みたいにぴちゃぴちゃ食んで、口内へ割り込んできた舌を甘噛みしてやるとすぐに舌を引っ込めてとろん♡と嬉しそうな目つきで俺を見てからゆっくり俺にもたれかかってきた。
「夢みたいだ……♡
兄貴がこんな、こんな俺を、赦してくれるなんて」
(オズみたいなこと言ってる)
やっぱり、2人は結構似たもの同士なのかもしれない。
正面を向いて片腕を俺の首の後ろにやって抱きつくと、クラウスはちゅう♡と人の唇に吸い付いて目を閉じた。
「ん゛……♡んん゛……♡」
いつも大概甘えてくるが、こうして密着しているといつも以上に甘え掠れた声を出してクラウスが唇を開いたので、
そこに舌を差し込んで、クラウスの舌先をぴちゃぴちゃと舐めてやる。
「っん゛♡むぅ♡」
クラウスは自分の口内に侵入した舌へちゅ♡とキスすると何度も唇を尖らせ、ちゅぱ♡ちゅぱ♡と舌を吸い、
口を大きく開いて舌をくちゅくちゅ擦り合わせる下品なキスをしては時折興奮でイキそうになっていて、
俺がしているよう、クラウスもゆっくりと俺の体をなぞってくる。
クラウスの指が胸や腹を撫で、臍を軽くつつき、
クラウスはうっすらと目を開けて俺の反応を盗み見ているようだったが、
そんなクラウスの可愛い姿にめちゃくちゃ興奮して勃ちまくっている俺の陰茎に手が当たると驚いたように目をカッと開き、それから俺と竿を交互に見て困ったように笑っている。
「……♡兄貴の、デカいんだな?♡
っ♡♡俺のとぜんぜん違う」
もう一度俺にもたれかかり顔をじっと見てくる間、
最初は控えめに亀頭を撫でていたクラウスの手は俺がなにも言わないとわかるとより大胆になって指で輪を作り、ゆっくりと上下に陰茎を刺激し始める。
「ずっと人の寝込みを襲ってたなら見た事くらいあるんじゃないのか?」
「……いや、……ふー……っ♡♡
それは悪いと思ってたから、……♡硬っ♡」
「……?」
それを悪いと思うだけの倫理観を持ち合わせていたならもうちょっと手前で踏みとどまって欲しかった、と言うのが本音なのだが、
もう俺に許されたという事でとても満足げな顔をしているクラウスへ今更指摘しても手遅れだ。
さっきから甘々に精気を垂れ流しながら唇をしゃぶり、俺が手を差し出すと指を丁寧にしゃぶって媚びてくるクラウスは勝手に限界寸前までテンションを上げてくれたようで、
腰をカクつかせて何かに耐えようと陰茎を揺らすたび、とろ♡と濁った色のカウパーを垂らしてその竿をとろとろに濡らしていた。
「ふ……♡これなら、ローション無しでも兄貴に挿れられそう……だな」
「え、ダメだけど」
なんだかドヤ顔で言ってきたのでそこだけはしっかり指摘しておく。
流石に可愛い弟の願望とはいえ挿れさせるつもりは全くない、
ゆっくり目を合わせて首を振り、クラウスが残念そうに口元をきゅ、と結んだのでどうしようか一瞬考えたが、
先にクラウスの方が諦めてくれたようで、気を取り直してまた甘えた声を出す。
「そうか……、兄貴ならなんでもいい」
うん可愛い。
頭を撫でるとクラウスは満足げにふん、と鼻を鳴らし、気を取り直して陰茎へ触れる指にもう一度軽く力を入れた。
「兄貴、もう挿れていいから……いや、違うな。
……俺に、挿れてくれないか?♡兄貴と一つになりたい」
俺の肩口に顔を置き、耳元で小さく囁くようにおねだりされて興奮する。
試しにきゅ♡と締まっている肉穴の入り口を指ですりすり♡と撫でると、
クラウスはむず痒そうに身体を動かして肉穴をヒクつかせた。
「っ♡」
「嫌?」
無意識になのか、アナルへ触れると腰を浮かせて逃げようとするので顔を覗き込んで聞いてみる。
「……違う、擽ったくて」
「そう」
クラウスは気まずそうに首を振って、俺の首に抱きつくとそのまま大人しそうに動かなくなった。
未だに俺の腹にはクラウスの熱り勃った陰茎が当たっていて、べったり人の腹に先走りを塗りつけてくるほど興奮している。
何が楽しいのかわからないが俺に抱きつく腕の力を強めると一緒にぐ♡とちんぽが上を向くほどに興奮しているのはわかったので、
頭を撫でながらもう片方の手でつぷ♡と肉穴の入り口を弄るのを再開した。
「ふー……っ♡兄貴の指が今、俺のナカに入ってる……のか?」
「うん、わかる?」
ぬぽ♡とナカで指を動かし、第二関節まで中指を捩じ込んでみる。
肉襞がナカでうねうねと蠢き異物である俺の指を包んでちゅ♡ちゅ♡と吸い、
入り口は俺の指を確かめるよう、きゅ♡と一瞬狭くなった。
「……な、なんとなく、だけどな♡
はぁ……、早く、兄貴と繋がりたい……」
しみじみ呟き、クラウスは俺と唇を重ねてまた舌を擦り合わせる。
片方の腕がそっと竿に伸び、クラウスはまた、俺が萎えてしまわないようにそっと陰茎を上下に扱き始めた。
「兄貴……♡」
クラウスの甘い声を聞いていると俺もさっさとクラウスに挿れたくなるほど興奮しているがなんせ可愛い弟だ。
傷つけても可哀想なので、それはもう丁寧にぬるぬると肉襞を拡張し続けた。
====
「お゛っ!?♡おぉ゛ー……っ♡♡……、な、兄貴、もう……っ!♡」
本当に長いこと、気がつけば外が真っ暗になるまでクラウスの肉穴をほぐし続けた。
最初は指1本すら満足に咥えられず、挿れた途端異物を吐き出そうとにゅるにゅる痙攣していたそこも、
俺が根気強く指で解し拡げたおかげで今は3本の指を同時に咥え、難なくバラバラに動かしてクラウスに快感を与えることができる。
「あ゛ー……♡♡♡」
とくに、前立腺の気持ちよさはしっかり覚えてくれたようで、ゆっくり指を動かして肉襞を撫で、
メスしこりの近くを指が掠めただけでクラウスは期待して息を詰まらせ穴をきゅう♡と締めて腰を下ろし、
そこを押さえつけた瞬間口をだらしなく開けてちゅこちゅこ弱点を擦られる刺激にうっとり酔いしれ、遠いところを見ながら唾液を垂らし、けつイキしようとアナルで指をゆっくり締め上げる。
さっきから勃っていた陰茎も前立腺を撫でられるたびにとろ……♡と精液を垂らしていて、
今にもイキそうにきゅんきゅん♡痙攣して腸液で濡れている穴はきっとハメても、気持ちよく陰茎を包み込んで奉仕してくれるだろうと想像ができた。
「兄貴……♡もう良いだろ、っ♡早くシよう、待ちきれない……♡」
「え?けどまだ、クラウスが怪我するかもしれないし……」
「っ、もういい、怪我なんて絶対にしないから……っ!っ♡♡
頼む♡早く挿れてくれ、
兄貴と……一つになりたいんだ……♡」
ちゅぽん♡と指を抜いた後も、クラウスの肉穴は別の塞ぐものを探してくぱくぱ♡開閉して汁を垂らし、
かり♡と入り口を掻くだけでクラウスは白目になってぶる♡と震えて腰を振り、陰茎からはごぷ♡と精液を吐き出した。
「クラウス……」
「頼む、っ♡……まだ、怖いんだ
……こんな事して、本当は……兄貴が、俺を軽蔑してないか……。
嫌じゃないならごめん、……早く、挿れてほしい
俺……兄貴のに、なりたい……♡」
俺はまだまだ後ろを慣らして万全を期した方が良いと思うのだが、
クラウスはもう待ちきれないようで、ぎゅ、と俺の首に掴まって、自分から腰を上げて俺の陰茎をアナルで咥えようとぬちゅ♡ぬちゅ♡と入り口に竿を擦り付けて挿入を強請ってくる。
少し考えた後、クラウスがこんなに言っているんだから、と本人の意思を尊重して腰を掴むと、
クラウスは嬉しそうに笑って俺の方を見つめていた。
「兄貴……!♡
「じゃ、挿れるな?」
「っ、あ、あぁ!♡
俺、本当はずっと待ってっ、……っ!?♡♡♡……ゔぉ♡」
俺の正面に座らせたまま、クラウスの腰を落としてぬぷ……♡とゆっくり亀頭まで捩じ込んだ。
このままゆっくり時間をかけて挿入してやるはずだったのに、クラウスは腰が抜けてしまったのか俺の陰茎を咥えたまま一気に腰を落としてしまって、
あっという間に俺のを根元まで咥え、その衝撃でぱくぱくと口を開閉している。
「~~~っ♡あ゛っ♡♡……ぅお、これ……やば、すごい……なっ♡」
クラウスが何か言っていたがうまく聞き取れない。
代わりにぴっちりと陰茎にフィットした肉襞が痙攣してうねうねと陰茎へ絡みつき、ナカを痙攣させ、クラウスが身を揺するたびにぐい♡ぐい♡と奥が突き上げられ、
クラウスの陰茎からぴゅっ♡と精液が跳ねている。
「ゔぉ♡ぉっ♡あにき、ん♡うごいへ♡ん゛っ♡う♡
もっとうごいておれ、んむ♡兄貴のメスにして♡♡」
クラウスは四肢の全部を俺に巻きつけ、俺の舌をちゅぽちゅぽ吸いながらも懸命に腰を振って奥だけをくちゅくちゅ捏ねて喘えぎ、それが物足りないのか俺にももっと動いてほしいとおねだりしてくる。
「こう?」
「~~~っ♡♡♡んぢゅっ♡っ!?♡ふ、……そうっ♡♡
んぶっ♡ふぶ♡うれ゛じ、っぉ゛っ♡♡お゛れっ、あにきのメス♡っゔ♡
っ♡お゛っ♡お゛っ♡お゛っ♡♡じゅぽじゅぽきもちいい♡♡兄貴っ♡♡ケツ、きもちいいっ♡♡」
クラウスの腰を掴んで下からごちゅっ♡ごちゅっ♡と突き上げるとクラウスは唇を離し、
空いたままの口から低い獣みたいな声の喘ぎを聞かせてくれる。
肉穴は一突きするごとにぎゅ♡と締まって痙攣して、
馴染んでまたナカが緩くなった途端、どちゅんっ♡と突いてやるとクラウスは嬉しそうに四肢の力を強めて俺に絡みついたまま肉襞を一段と強く締め上げた。
「あ゛ーっ♡♡♡っ、おに、さま……っ♡ぉ゛っ♡お゛っ♡♡♡」
「なに可愛い声出してるの」
俺の腹にはクラウスの射精した濃い精液がどろどろにかけられていて、
俺もそろそろ我慢できなくなり、クラウスをベッドへ寝かせ、上から覆い被さって正常位で肉穴をごちゅごちゅ♡抉って奥まで突き上げる。
その度クラウスの穴はじゅぽじゅぽ激しい音を立てて泡立った液体がアナルを逆流して滴り、
クラウスは勃ったままの陰茎をぴたぴた揺らし、そこからもとめどなく淫液を垂らしているせいで自分の腹も汚していた。
さっきから肉穴はしきりに締まり痙攣を繰り返していて、クラウス自身、どぴゅ♡と精液を腹にぶちまけているのでもう何度もイっていてクラウスが限界なのはわかっているが、
それでもクラウスは俺が射精すために肉襞を掘削する激しい動きに耐え、今も健気に俺に四肢を巻きつけ揺さぶられている。
「ん゛っ♡あに……っ♡♡すき♡♡おに、ちゃん♡にいちゃんっ♡♡♡」
懐かしい呼び方をされ、クラウスが甘えているんだとわかってとても可愛く感じる。
メスしこりを突き上げるとクラウスは仰け反ってびゅるびゅる精子を噴き出す事に必死になってしまうのでその度正面を向かせ、
もう一度キスしながら深く繋がった状態で奥に精を放った。
「あ゛っ!?♡♡あ゛、あ゛っ♡♡♡~~~っ♡でてる、俺のナカ、に、おにんちゃ、の……!♡♡♡あ゛ー……♡♡♡」
最後の一滴を搾り出す時まで、クラウスは幼い口調で喘ぎ、
俺の身体へ四肢を巻きつけて腰を振っていた。
目に涙を浮かべ、口を大きく開けたまま笑っているクラウスの舌は今も何かと触れ合おうと別の生き物のよう蠢いていて、
快感で自分の顔がひどく歪んでいるのも気にせずクラウスは俺と目が合うとクラウスはキスを求めて滑稽に唇を尖らせて目を閉じ待っている。
可愛かったし、また勃ってキスしてやった代わりにナカをぬちぬち陰茎で擦りあげるとクラウスはもう一度しっかり俺にしがみついて、
結局クラウスが気を失うまでその日の行為は続いた。
====
「あー、オズ、おはよー」
「あぁ、おは…………あれ」
翌朝、もう良い加減校舎の場所は覚えたのだがオズはいまだに俺たちをお互い暇な時は送り迎えしてくれていて、
今日も寮の入り口で待ち合わせていたのだが、俺とクラウスを見て怪訝な顔をしている。
「何を変な顔してるんだ?」
「……いや?……んー……?」
まさか昨日のアレコレに気づかれたんだろうか。
隠すつもりもないが気恥ずかしくてクラウスの方を見る、クラウスは俺の服の裾を引っ張っていた。
「あっ!わかった!」
「……っ!?」
「あっ、アルは……今日も可愛い、なっ!?」
オズは言い慣れないセリフの顔を真っ赤にしている。
これを言いたくて機会を伺っていただけのようだ。
「兄貴はいつも可愛く格好良く美しいだろ」
「たしかに」
クラウスも張り合ってなんか言い出して2人が頷いていて、2人とも可愛かったし互いの死角から尻を揉むともっと可愛い顔をしていた。
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