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邪神、メガネくんと揉める

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「ふっ……」

俺のような顔が良くて魅力溢れる邪神が直々に手を下せば、あっという間に潜在的信者を3人も作ることができる。

わかりきっていたことではあるが、
あまりのスピード感、達成感にちょっと震えてしまうほどだ。


「……アロイスさん、今日も眠そうだな」

「おはよ、夜型なもので」

可愛い信者のうちの一匹であるノクスの前に座ると、ノクスも最近は俺への警戒心が溶けてきたようでちょっと嬉しそうに笑って挨拶をしてくるようになった。

「……そうか」

「ん」

「…………」

元々あんまりおしゃべりが上手そうでないノクスは2、3言話すと唇をつぐみ、
気まずそうにソワソワしてからまたいつも通りペンに手を伸ばして自習を始めてしまう、

「ふふ」

「……な、なんだ」

「別に?可愛いね、と思って」

耳元が赤くなっていて可愛い、ちょっとくすぐって揶揄ってやろうかと手を伸ばしたが、
その時、いきなりにゅ、と現れたクラウスに驚いて手を引っ込めた。


「兄貴」

「うわ、びっくりした。どうしたの」

クラウスは教室の真ん中だというのに、人目に憚らず俺に抱きつくと頭をぐりぐり押し付けてくる。

こっちが愛情表現がオープンなのが可愛い、頭を揉むとさらにぐりぐりが強くなった。

「兄貴が足りなかったから」

「そう……っいたた、ちょっとクラウス、首がもげるから。
 ほら、みんなびっくりしてるから一回落ち着いて。」

周りから見た時、近すぎてもう挿入っている距離感なので焦る、
流石にまだ、朝から教室の真ん中で近親相姦してる兄弟と思われるのは少し恥ずかしくてクラウスの背を叩き、
肩越しに周囲の奴らがどんな顔をしているか一応確認してみると、
恐ろしいことにみんなスマホをこっちに向けていた。


「美形兄弟の絡み助かる……」

「はぁ……バチくそサンクチュアリ……」

『カシャシャシャシャ」


「だ、誰か知らないけど連写はやめて」

一部のやつらは何故か祈りながら俺たちを見つめている、
めちゃくちゃ怖い。


「……っ」

「あ、ノクス」

もしかしてこれをやばいと認識しているのは俺だけなんだろうか、そう心配をしていたけれど、
ノクスもちょっと引いていたようで苦虫を噛み潰したような顔で立ち上がってしまった。

「トイレ。
 ……1人で行ける、アロイスさんは座っていてくれ」

「……そう?」

あれ、顔、なんか拗ねてた。

====

「はーい、それじゃあ皆の衆ペア作ってタイム測るよ~」

拗ねた顔が気になって定期的に話しかけにいったがノクスは完全に俺を避けていて、いつ機嫌を治すかと思っていたがその気配はなく、いつの間にか午後の体育の時間になった。


「ノ」

「先生!俺と組んでください!」

「えぇ……?」

ノクスがペアを作ることができず、なんか心細そうにしていたのでクラウスを他に預けて声をかけようとすると、
なんと、普段聞かないような声量で先生のところへわざわざ行ってしまった。



「……?
 あ、そこの……名前なんだっけ、なんでもいいか。
 背鰭の素敵なキミ、俺とペア組んでくれる?」

「っ!?はわわわ美人転校生が声を俺に、っお……お友達からでお願いします!!!!」

「うん、よろしく」

仕方ないので俺は適当に近くのやつに声をかけたが、一体ノクスは何をいつまで拗ねているんだろう。



今日は足の速さを測定するらしくて、人間の出していい速度があまりわかっていない俺は、適当に他のやつを観察して同じような速度で走り切る。

「6.96……て、転校生くんって早いけど、
 ……なんか独特の走り方してるね??」

「そうかな」

「うん、まるで地面をつーっと滑るような……」

(……なるほど)


今までクラウスも両親もオズも、誰も何も言わなかったので気づいていなかったが、
どうも走る時の体勢に気をつけなければ人間からは違和感を覚えるらしい。

次回に活かそう、そう決意している後ろでなんだが悲鳴が聞こえてきた。


「おいメガネ!ぶつかったらどうすんだよ!?」

「……ご、ごめっ」

「もう良いから端に寄れよ」

「どんくせえなぁ」

後ろで、どうも顔から転けたらしいノクスが痛そうに蹲っているが、なんとも周りの奴らからは辛辣に扱われ涙目になってる。

可哀想だし俺はペアになった相手の足の速さも測れているし、もういいや、と思ってノクスを囲んでできている輪の中心に入った。

「……あっ、アロイスさん」

近くに転がっていたメガネをノクスにかけてから改めてその姿を見ると、
鼻血が出ているし頬は擦りむけているしとても悲惨だ。

「ごめんなさい……」

「なにが?いやなんでも良っか、
 保健室行こ?」

俺と目が合うとノクスは叱られた子供みたいに目に涙をぶわ、と滲ませそのまま固まっているので腕を引き、
軽い身体をおぶってやる。


「なっ……!?」

「先生、俺ノクスくんを保健室に連れて行きまーす」

「おう。悪いな」


ざわつくみんなの輪の真ん中を通って校舎にむかう途中、ノクスはようやく身体の硬直が解けたようで、
急にバタバタ暴れて俺の背中を叩き始めた。


「ちょっと、痛いんだけど?」

「ごめ……、いや、あ、あの、アロイスさん!僕、自分で歩けるから」

その声は上擦っていて、機嫌を直してくれたように思える。


「膝から血どばどば垂らして何言ってるの、先にちょっと洗っていこうか、
 血生臭いし」

降りてまた転ばれても嫌だな、と思ってノクスを揺らす、
反射的にノクスは俺の首にしがみついてきた。

「あ……っ?!…………ごめんなさい」

「ありがとうでいいよ」


最後には諦めたらしいノクスは、静かに俺に体重を預けてた。


====

保健室にノクスを送り届けて治療してもらったが、
丁度先生が席を外すところだったから、と回復魔法で傷口がいい感じになるまで代わりに俺がノクスの様子を見ることになった。

「ごめん、……なさい」

「なにが?」

ソファに横並びに腰掛け、少し沈黙しているとしおらしい態度のノクスが、しょんぼり項垂れて口を開く。


「……鈍臭くて、幻滅しただろう。

 こんななのに、アロイスさんに嫌な態度を取って、……アロイスさんはこうして……僕に、優しくしてくれたのに。
 僕はいつもこうだ、本当に……自分で、自分が嫌になる……」

ノクスはまだ俺は何も言っていないのに深いため息を吐いて、最後には丸まってしまった。

多分、今回の件だけの話をしているのではなく何かしらの自己嫌悪に陥っているのだろうが、
正直、俺は良くも悪くも気にしてないし、なんだか弱々しいノクスの声を聞いていると全然関係ないところに関心が向いてしまう。


「そう、可哀想に」

ノクスの剥き出し青白い首筋をつぅ、と撫でるとノクスは驚いたように身を震わせ、組んでいた両手に力を込め勢いよく顔を上げた。

「……っ、あっ、アロイス、さん!?」

その目は驚いてまん丸に見開かれていて、予想だにしていなかった行為に顔が真っ赤になっている。

すぐに赤くなるノクスの顔は中々俺のお気に入りだ。


「可愛い声~。
 けど、2人きりの時はご主人様、って呼んでくれるんじゃなかったっけ?」

「えっ?っ、あ、え?……ご、ご主人、様?」


頬に手を当てじっと緑ががった目を見つめると、瞳がキョロキョロと戸惑いを写してあちこち動き、
最後には何か覚悟を決めたのか、じわ、と涙を浮かべ眩しいものを見るように目を細めて俺を見つめた。

「ノクス」

「ご、しゅじん……さま……♡」

ノクスは俺の胸元の服を掴んで顔を寄せ、キスする気満々に唇を開いている。

望み通り唇を重ねると、さっきまで泣きそうだったノクスが噛み締めていた唇は熱く、少し腫れてしまっていて可哀想だ。
痛くないのか気になってそこを甘噛みすると、ノクスは早々に俺と舌を絡めようと伸ばしてきたから、それを音を立ててちゅう♡と吸ってやると俺の服を握る手に力が篭り、ノクスは身体を跳ねさせて呻いた。

「~~~っ♡ん゛ぅ♡」


キスだけで、キスだけとは思えないくらいいやらしい反応をしてぶわ、と精気を溢れさせるノクスは、
唇を離しても続きを求めてぺろぺろと舌を動かしながら俺を見上げ、可愛い声と一緒にはふはふ熱い息を吐いていて、
その間抜けな顔が可愛かったので頭を撫で、強めに抱きしめてやるとそっと俺の腕を掴んで辿々しいながらもノクスなりに甘えてきた。

「なんで拗ねてたの」

「……ん゛♡」

顔を隠してしまったので顎に手を添え、無理やり上を向かせる。

唇へ親指を乗せるとノクスは嬉しそうに指をちゅぱちゅぱ吸っていて、
切れ長の目尻に赤みが差しているのにとても色気を感じた反面、こんなに簡単に理性を捨ててエロい気持ちになってしまうのかとちょっと呆れもした。


「ノクス」

「……っ、あぁ……♡、お、おとうと……さんが、羨ましくて」

一度口からちゅぽ、と指を引き抜くと、ノクスは名残惜しそうに指を探しつつもゆっくり話し始めたが、
その顔は俺が怒らないか様子を窺っているのと、こんな話やめてもっといやらしいことをしたい狭間で揺れ、泣きそうになったりとろ♡と表情を緩めたり忙しそうだ。

最後にはどっちにも疲れたらしいノクスはまた俺の服をきゅ、と握って肩口に鼻を擦り付け、匂いを嗅ぎながらむにゃむにゃ何か言っていた。

「クラウスが?」

「っ♡あ、あぁ♡……っ、へ、変なのは、わかっているんだ♡
 弟さんに、こんな、んぉっ!?♡♡♡」


緊張を和らげてやろうと内股を撫でるとノクスは途端に下品な声を出す。

「~~~……っ♡」

「続けて」

「は、はい♡……っけ、けどっ♡♡んひ♡けど……♡弟おっ♡おっ♡♡ちんこ効く♡♡♡弟さん、っ♡ひっ、これつよい♡♡
 ……おっ♡おっ♡穴♡こわれる♡……っ♡♡♡も、もっとちんこ♡弄ってくだしゃい~♡♡♡」


残念なことに、元々露出オナニーなんて楽しむ程度に性欲が強いノクスへ、緊張を和らげるためのおさわりは逆効果だったらしい。

あっという間に淫行のほうに思考が流され、もう拗ねてた理由なんて聞けそうにない。

保健室だから声を抑えよう、とかも忘れて下品に足を開いて、もっと触ってと言わんばかりに腰を揺らしている、というか実際口で言ってるんだけど。

「お前、本当に授業戻る気ある?」

「っ♡う、ある、けど♡♡おっ♡おっ♡♡ソコすき♡
 ごしゅ、さまにちんこいじってもらう方が大事ですっ♡のでっ♡♡♡」

瞳孔が拡がって緩んだノクスの顔には、元の知性もプライドも何も残されていなさそうだ。

このまま発情メス臭を振り撒いて涎まで垂らしているマゾメスを放置しておくわけにはいかないので、どうしようか考え、
とりあえず下品に足を開いたままのノクスの中央に座り込んだ。


「……へ?あ、あの、ご主人様?♡」

下着を下ろし、立ち上がってとろとろ汁を垂らしている緩い陰茎を観察する。

「足閉じないでね」

年齢を考えれば淫焼けのひとつもない、色白ちんぽはお似合いなのかもしれないが、
カウパーを垂らすばかりで勃ってもふにふに柔らかく小さいこの情けなさはどうなんだろう。

「舐めてあげる、ほら見て。
 俺、ベロ長いんだよね」

「……っ♡♡♡」

あ、試しに舌を動かして見せたらちょっと硬くなった。

一応咥えるには申し分ない硬さがあるので試しに熱くなった亀頭を唇で覆って、ちゅう♡と吸ってみる。


「お゛っ……!?♡♡♡」

口にしょっぱい、粘ついた感触が拡がってどれだけ興奮しているんだ、と呆れてしまったが、
そのノクスは亀頭を1往復しゃぶられただけで足を持ち上げてぷるぷる震え、
せっかく吸い取った淫汁をもう一度どくどく垂らしてしまうほどに盛って居て、
はっ♡はっ♡と犬のよう呼吸を荒くしながら、俺の舌や唇が陰茎に触れそうになるのを見ては興奮してとろ♡と濁ったカウパー陰茎から垂らして居た。


「はっ♡♡あ゛~~……っ♡ご主人さまっ♡♡こ、こんな、ん゛ぉっ♡ちゅぱちゅぱキく♡っ……♡ゆ、許して、くら、おほっ♡♡くださいっ♡♡♡
 ふーっ♡ふーっ♡僕のちんこ興奮、っ♡♡いたい♡すぐ、イってしまいます♡♡♡」

「イかないと授業戻れないだろ。
 それよりちゃんと見てて、これからノクスのちんぽ、このながーい舌で裏筋べろべろして、
 射精するまで本気で吸ってあげるから。
 さっきより気持ちいいの、この後ずっと続くんだよ?」

「……っぉ♡♡♡…………っ♡」

陰茎を前にして興奮を煽る言葉を並べ立て、たまにちゅぱちゅぱと唇で全体を扱いてやるだけでノクスは口から涎まで垂らし、ぴゅ♡ぴゅ♡と精子をこぼして甘イキしている。

このまま適当に何か言ってるだけで射精してくれそうなのは楽でいいが、
せっかくなのでノクスにはもっと深く、無様にイってイキ癖をたっぷりつけて欲しいし、
ちゅぽん♡と熱くてぬるぬるの亀頭を唇で包み、じゅぽじゅぽと顔を前後させて口内で陰茎を出し入れして扱いてやった。


「い゛……っ!?♡♡♡お゛っ、溶け……♡♡♡ほぉ゛っ♡♡ちんこ、とけりゅ……っ♡♡♡」


じゅぽっ♡じゅぽっ♡と舌で包み、喉裏に竿を擦り付けてノクスの陰茎全部を扱いてやると、ノクスは相当お気に召したようで目をちかちかさせ、つま先を丸めて後ろにそりかえってフェラを堪能している。

「お゛ぎょっ♡♡♡ゔっ、ふぎゅっ♡ごしゅ、っ♡♡お゛っ♡♡♡イ゛っだ!♡♡い゛っだ、から♡♡♡~~~っ♡♡♡ゔ♡」

口内で陰茎は一瞬だけガチガチになったけれどすぐにどろどろと熱い液を吹いて萎み、
それでもまだ亀頭を吸ってやるとノクスは俺の頭を掴んでフェラを制止しようと必死になって足を動かしている。

「……お゛?♡は……ぁ゛、あぁ…………♡♡♡」

そんな弱々しい抵抗もついに止み、ノクスは2発目はロクに射精すわけでもなく、
情けない声を漏らして脱力して静かにイったようでぷるぷる身を震わせて居た。

「ぷは」

ノクスの竿から顔を離す、無理やり二回も短時間でイかされ、ぐちゃぐちゃになった可愛い赤面だ。



「ノクス、もう戻れる?そろそろ授業、終わりそうなんだけど」

時計は間も無く授業終了のチャイムが鳴る、そんな時間を指していて、
せっかくノクスに声をかけてもノクスはぐったりとしたまま動かず俺の顔を見つめていた。

「ノクス?」

「……っふぎ♡♡ご、ごめんなしゃ……っ♡いや、ちがう、戻ろう!早く……、いたたたっ」

トんでしまっていたのでちんこに軽くデコピンすると、ノクスは身体をぶる、と震わせてから正気に戻り、ズボンをあげつつ勢いよく立ち上がったが、
まだ足が痛んだようで、そのままよろけて俺の腕の中に着地してしまった。


「っ、あ、ご、ごめん、……っ♡」

せっかくなので今日謝りすぎなその口にキスして、口内にちょっと残っていたノクスの精子を唾液とかき混ぜ飲ませてやる。

「……ん゛♡ふぅう♡ん゛♡」

あまりこういうのに抵抗がないのか、ノクスは徐々に膝を曲げて腰を落とし、俺に覆い被さられるようなポーズでキスを受け、
精液を口に注がれるのを受け入れて喉をこくこくと鳴らしていた。

ついでにふりふり腰を振っているし、声はエロいし人の胸元を撫でてくるし、
本当に変態オナニーしていただけのことはある順応性の高さだ。


目を閉じて長いまつ毛を震わせてキスを楽しみ、ようやく唇を開くとノクスはきゅ♡と俺にしがみつく。

「す、すまないが足が痛くて……、その、放課後、
 今日は僕の部屋まで、荷物を一緒に届けてくれないか?♡……なんて。」

甘えた上目遣いでそんな風に言われ、まだちょっと照れくさそうにしているノクスの顔はとても可愛い。


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キリがいいので月曜まで毎日更新続けます
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