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無理しすぎ
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副会長に抱えられて保健室に入る。"失礼します"と副会長が言うと綺麗な女性が椅子に座っていた。この学校の保健室の先生は全員が医師免許を持っているなので、軽い怪我は治すことができるし、骨折とかの応急処置も出来る。そして俺は目の前に居る女性がすごく苦手だ。
「あら!副会長さんじゃないの、どうしたのかしら、もしかして怪我したの?」
「桜先生、私ではないのですが、紅城くんが怪我をしていまして」
「そうなの、じゃあそっちのベットに座らしてあげて」
「わかりました」
副会長は、ゆっくりと俺を下ろしてくれた。心配そうに見つめてくる副会長に俺は"ありがとうございます"と笑顔で言った。それを見て少しほっとしたらしく副会長は"私は、仕事に戻りますね"と言って出ていこうとしたとき、桜先生に止められた。
「待って副会長さん、頼みたいことがあるのだけど良いかしら」
「良いですよ、どうしましたか桜先生?」
「生徒会の子達と風紀委員の藍澤君と九条君を呼んできてくれないかしら、直ぐにじゃないから仕事が終わったら来てほしいの」
「わかりました、響生に言っておきます」
「ありがとね副会長さん」
「では、私は行きますね。紅城くんをよろしくお願いします」
そう言って副会長は行ってしまった。この人と二人っきりかよ、俺には次に何が起こるのかわかっている。桜先生は俺の右足を触診し始めた。今はまだ触っているだけだが、絶対やる何故かって?この人は鬼だからだ。俺は桜先生を睨んでいると目が合い悪魔の笑みを浮かべて足をおもいっきり捻りやがった。
「痛ってーーー!!やめろ桜姉!」
「あら、口調が戻ちゃてるよ、あーくん♪けど、この足は何かしら?」
笑っているが俺には怒っているようにしか見えない。この人は、俺の母の妹で叔母にあたる人だが、俺が小さい頃から一緒にいるので姉弟的存在でもある。
この人は昔から俺が怪我をして帰ってくる度にさらに怪我を痛くしては手当てをする。金輪際、怪我して帰ってこないでねと忠告があった際に、怪我をして帰ったときは絶叫だったのを覚えている。その為、この行為が超絶嫌なった俺は怪我をしても、絶対に見えるところにはしないようになった。足からやっと手を離してくれた桜姉はベットに腰を下ろして俺の方を向く。
「足はね確実にヒビがはいっているから、後で一緒に病院にいくわよ♪私も鬼ごっこの様子は見てたけど、最後の方に気づいたわ。で何処で痛くなったのかしら」
「え~と、二回から飛び降り、生徒が襲われてたから助ける為に人を蹴って、痛みを我慢して全力疾走した挙句、木の根に躓いたときです」
桜姉は、呆れた顔をした。それもそうだ、無茶なことはしないと母と約束をしているのに、無茶なことをしているのだから。だが、どうしても捕まりたくなかったし、あそこで助けなかったら絶対に後悔していた。だから、これぐらいの怪我で済んでよかったと思っている。
「もう、無茶な事しないって姉さんと約束してたでしょ!」
「捕まりたくなかったたんだよ!あと、襲われている子を見捨てられるか」
「あーくんらしいね、だからって無茶して良いことにはならないわよ」
「わかってるよ、今回はやり過ぎた。反省してる」
「わかっているならいいわ。そろそろあの子達も来るだろうし、来るまであーくんの話聞かせて」
会長達が来るまで俺は桜姉に学校であった事を話した。桜姉とは、中々この学校にいても会う機会がない、久々にたくさん話をした。話しているとドタドタと走る音が廊下から聞こえてくる。会長達なのはわかるが、何で走ってんだ?と思っているとドアが開いて、息を切らせながら会長達が入ってきた。
「あらあら、そんな急がなくても良いのに、ありがとう副会長さん、呼んできてくれて」
「いえ、大丈夫です。それで紅城くんは、大丈夫なんですか?」
「足はね大丈夫じゃないわ」
「それは、私たちのせいでしょうか?」
副会長は、自分たちのせいで怪我をしたのだと思ってんだな。まぁ、そこは桜姉が訂正してくれるだろう。
「違うわよこの怪我は、あーくんが自分で負ったものだから気にしなくていいわ」
「姉さん!その呼び方やめてください」
「え~いいじゃないの可愛いし!」
会長たちがボソッとあーくんと言っている。絶対!西園寺がいじってくるのが目に見える。
「まぁいいわ、それで呼んだのはね、この子の監視をお願いしたいの」
「監視ですか?」
「そう!監視、あーくんは二週間くらいは、足にギプスになると思うから、無理していないか見ていてほしいのよ!」
「いいけど~なんで風紀委員までいんの?」
「それはね葉月くん、彼らには守れなかった責任よ、風紀委員がちゃんと見回りをしていれば、あーくんが怪我することもなかったかもしれないから」
藍澤と九条は驚いた声をあげた後、藍澤はどこかに連絡をし始めた。聞こえた声は怒っている声で"今日は反省会だ!覚悟しておけ"と言っていた。これは相当ヤバいなと思った。電話を終えた藍澤は了承の返事をした。
「わかった、その監視引き受けよう」
「ありがとう、それじゃあ、明日からあーくんのことよろしくね」
そう言って会長たちは仕事が少し残っているらしく保健室を出ていった。俺は桜姉と一緒に病院へ行き、足を見てもらった。結果は、骨にヒビがはいっていて二週間はギプスで松葉杖で行動することになった。これから会長たちに迷惑をかけるかもしれないから極力困らせないように努力をしようと誓った。
「あら!副会長さんじゃないの、どうしたのかしら、もしかして怪我したの?」
「桜先生、私ではないのですが、紅城くんが怪我をしていまして」
「そうなの、じゃあそっちのベットに座らしてあげて」
「わかりました」
副会長は、ゆっくりと俺を下ろしてくれた。心配そうに見つめてくる副会長に俺は"ありがとうございます"と笑顔で言った。それを見て少しほっとしたらしく副会長は"私は、仕事に戻りますね"と言って出ていこうとしたとき、桜先生に止められた。
「待って副会長さん、頼みたいことがあるのだけど良いかしら」
「良いですよ、どうしましたか桜先生?」
「生徒会の子達と風紀委員の藍澤君と九条君を呼んできてくれないかしら、直ぐにじゃないから仕事が終わったら来てほしいの」
「わかりました、響生に言っておきます」
「ありがとね副会長さん」
「では、私は行きますね。紅城くんをよろしくお願いします」
そう言って副会長は行ってしまった。この人と二人っきりかよ、俺には次に何が起こるのかわかっている。桜先生は俺の右足を触診し始めた。今はまだ触っているだけだが、絶対やる何故かって?この人は鬼だからだ。俺は桜先生を睨んでいると目が合い悪魔の笑みを浮かべて足をおもいっきり捻りやがった。
「痛ってーーー!!やめろ桜姉!」
「あら、口調が戻ちゃてるよ、あーくん♪けど、この足は何かしら?」
笑っているが俺には怒っているようにしか見えない。この人は、俺の母の妹で叔母にあたる人だが、俺が小さい頃から一緒にいるので姉弟的存在でもある。
この人は昔から俺が怪我をして帰ってくる度にさらに怪我を痛くしては手当てをする。金輪際、怪我して帰ってこないでねと忠告があった際に、怪我をして帰ったときは絶叫だったのを覚えている。その為、この行為が超絶嫌なった俺は怪我をしても、絶対に見えるところにはしないようになった。足からやっと手を離してくれた桜姉はベットに腰を下ろして俺の方を向く。
「足はね確実にヒビがはいっているから、後で一緒に病院にいくわよ♪私も鬼ごっこの様子は見てたけど、最後の方に気づいたわ。で何処で痛くなったのかしら」
「え~と、二回から飛び降り、生徒が襲われてたから助ける為に人を蹴って、痛みを我慢して全力疾走した挙句、木の根に躓いたときです」
桜姉は、呆れた顔をした。それもそうだ、無茶なことはしないと母と約束をしているのに、無茶なことをしているのだから。だが、どうしても捕まりたくなかったし、あそこで助けなかったら絶対に後悔していた。だから、これぐらいの怪我で済んでよかったと思っている。
「もう、無茶な事しないって姉さんと約束してたでしょ!」
「捕まりたくなかったたんだよ!あと、襲われている子を見捨てられるか」
「あーくんらしいね、だからって無茶して良いことにはならないわよ」
「わかってるよ、今回はやり過ぎた。反省してる」
「わかっているならいいわ。そろそろあの子達も来るだろうし、来るまであーくんの話聞かせて」
会長達が来るまで俺は桜姉に学校であった事を話した。桜姉とは、中々この学校にいても会う機会がない、久々にたくさん話をした。話しているとドタドタと走る音が廊下から聞こえてくる。会長達なのはわかるが、何で走ってんだ?と思っているとドアが開いて、息を切らせながら会長達が入ってきた。
「あらあら、そんな急がなくても良いのに、ありがとう副会長さん、呼んできてくれて」
「いえ、大丈夫です。それで紅城くんは、大丈夫なんですか?」
「足はね大丈夫じゃないわ」
「それは、私たちのせいでしょうか?」
副会長は、自分たちのせいで怪我をしたのだと思ってんだな。まぁ、そこは桜姉が訂正してくれるだろう。
「違うわよこの怪我は、あーくんが自分で負ったものだから気にしなくていいわ」
「姉さん!その呼び方やめてください」
「え~いいじゃないの可愛いし!」
会長たちがボソッとあーくんと言っている。絶対!西園寺がいじってくるのが目に見える。
「まぁいいわ、それで呼んだのはね、この子の監視をお願いしたいの」
「監視ですか?」
「そう!監視、あーくんは二週間くらいは、足にギプスになると思うから、無理していないか見ていてほしいのよ!」
「いいけど~なんで風紀委員までいんの?」
「それはね葉月くん、彼らには守れなかった責任よ、風紀委員がちゃんと見回りをしていれば、あーくんが怪我することもなかったかもしれないから」
藍澤と九条は驚いた声をあげた後、藍澤はどこかに連絡をし始めた。聞こえた声は怒っている声で"今日は反省会だ!覚悟しておけ"と言っていた。これは相当ヤバいなと思った。電話を終えた藍澤は了承の返事をした。
「わかった、その監視引き受けよう」
「ありがとう、それじゃあ、明日からあーくんのことよろしくね」
そう言って会長たちは仕事が少し残っているらしく保健室を出ていった。俺は桜姉と一緒に病院へ行き、足を見てもらった。結果は、骨にヒビがはいっていて二週間はギプスで松葉杖で行動することになった。これから会長たちに迷惑をかけるかもしれないから極力困らせないように努力をしようと誓った。
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