65 / 68
わたしとアイツと両親
◆6話①
しおりを挟む
お父さんに一緒に帰ると言われたとき、この先も藤森家から出て行く気なんてなかったのに、夢が叶うチャンスを前にしたらアッサリと変わってしまった。
振り回しっぱなしで申し訳ないと思う。
でも、夢へのチャンスを掴んだとき、勇樹の応援は何よりも嬉しかった。
一緒に暮らせないことも、今までのように毎日会えないことも、会いたいと思っても会えない、キスも抱きしめ合うこともセックスだって、気軽に出来る距離に居ないことも、全部分かって応援してくれる。
それがどんだけつらいことが、私もそれっぽい経験(私の場合は振られたけど)をしたから分かる。
それでも行きたい。
これは私のワガママ。
だからこそ、勇樹のためにも絶対にモノにしてやろうと思ったし、それがあれば何が起きても負けないと思えた。
マスターもいきなり辞める失礼な私に文句など言わず、「これは夢を叶えるチャンスだ。頑張ってこい」と応援してくれた。マスターも私と同じ、【Lian】という店に憧れている。
その店はとある映画に出ていて、それを見てバーテンダーになろうと決めた。マスターも同じと言っていた。だからこそ今までうまくやれたのかも。
そうと決まれば話は早いもので、イタリアに移住する手筈を整えなくてはと意気込んだのもつかの間、新居探しだの、住所の変更だの、手続きだの、面倒なことはお父さんが全部やってくれた。今さらながらお父さんの立ち位置が分からなくてお母さんに聞いた。
「お父さんってお仕事は何してるの?」
「私専用の八つ当たりのおもちゃ」
「……いいの、それで?」
「部下は重宝してるわよ。私に当たられたくないみたい。仕事が出来ない無脳でも豚野郎がいた方がよっぽどマシみたいね」
「あー……」
「お父さんの名誉のために教えるけど、一応役職はあるのよ。社長秘書っていうね」
「で、裏を返せば社長のおもちゃ」
「便利よ。好きなときに踏めるし」
どこのエロ本設定だっていうツッコミたい衝動を堪えたのは記憶に新しい。
「勇樹君もしばらく忙しいと思うわ。連休に入れば私の会社があるアメリカまで来てもらうことになってるの。こっちの大学を受けるよう言ってあるから勉強もしてもらわないと。まっ、気が向いたら会えるように調整してあげる」
普段は勉学に励みつつ、バイトのために日本とアメリカの往復とか想像するだけで吐き気がするけど、勇樹の選んだ道だ。あまりワガママ言わずにねぎらおうと思う。……多分。
そんなこんなで仕事をしながら身辺整理をやってればあっという間に時は過ぎ、イタリア出発まであと三日。
今日から無職ということで、ようやく勇樹との時間が作れた。寂しかっただろうに、ずっと文句を言わずに待っていてくれた。
残り三日、やりたいことは分かってる。次のお休みにやりたかったことを一日かけてやる。
まずはそれから。
「準備出来た?」
「ん」
「行こっか」
手を繋いで家を出る。今日から三日、勇樹も学校を休んでくれた。本当はいけないことだけど、ママもパパも笑顔で許してくれた。
学校を休んでまで向かう場所。誰にも邪魔されずに二人きりになれる静かな場所といえば……つまり、そういうこと。
今から抱かれる。
お風呂も済ませた。
歯も磨いた。
肌のお手入れだってした。
抱かれるための準備は済んでいる。
セックスするんだ、今から。
「この部屋でいい?」
「どこでもいいよ」
「んじゃ、ここ」
セックスする前に楽しい会話の一つや二つあってもいいのに、いつもよりも会話が少ないのは、お互いに今からすることを意識しているから?
言葉で心を温める前に、勇樹の体温で寂しいって気持ちを拭いたいって、私はそう思う。
堪能したい。勇樹のすべてを、刻み込みたい。
同じ気持ちだったらいいのに……って、願う前に勇樹は態度で示してくれた。
「んっ」
「は」
部屋に入るなり、もう待てないと言わんばかりに抱きしめられて、そして、キスをしながら焦る手で私の服を脱がせていく。
(よかった、ワンピースと紐パンを選んで)
脱がせやすい服と下着にしたのは早く触られたかったから。
一分一秒でも早く繋がりたい。
ううん、違う。
一分一秒でも早く、めちゃくちゃにされたいんだ。
「はっ」
「んっ」
二人の吐息が部屋に響く。それがいやらしくてアソコに熱が帯びる。しんぼうたまらんって状態も同じらしく、勇樹は私をベッドに投げるように押し倒すと四つん這いにさせた。
紐パンの紐を解くと前戯もまだのアソコにアレを押し当てた。くちゅりと音が鳴ってアソコがヒクリと揺れた。先っぽを何度も押し当てたり擦ったりして、わざとらしく音を立てる。
ほら見ろ、前戯もしてねぇのにめっちゃ濡れてる。そんなに俺が待ち遠しかったのかよーーそんなことを言われてるみたいだ。
うん、待ち遠しい。早く欲しい。奥までキテほしい。
頭のネジがぶっ飛ぶくらい犯されたい。
早く、早くっ。
「ゆーきっ、まだっ」
「まーだ」
意地悪い勇樹の声が耳に響く。それすらもアソコを熱くさせるんだから、本当に私の体はぐずぐずになってる。
誰でもない、勇樹のせいで。
「おね、がいっ」
「だーめ」
「っ、やだ!」
「おっと」
これ以上の待ては嫌だと、四つん這いをやめて足を広げて仰向けに寝そべる。勇樹は改めてアソコにアレを当てがったまま意地悪く笑うだけ。
「……ね、これ」
手を伸ばして勇樹のアレに触れると、アレを使って自分でアソコを撫でた。でも勇樹の腰は引いたまま。
すぐ、ここに、あるのに。
何で届かないの?
「おねがいっ」
「もう出来上がっちゃってぇ。涙目になってかぁわいい。そんなにほしいんだぁ?」
「ほしいっ」
「そんなに、そんなにぃ?」
「ほしいよっ」
「でも、ダメ。あげなーい」
「っ!」
意地悪も度が過ぎると興が醒める。せっかく盛り上がってたのに落ち着いたから、調子に乗りすぎてる勇樹のアレを力いっぱい握ってやった。
「痛い、痛い!」
股間を抑えてうずくまってる勇樹の背中に蹴りを入れる。当然だ。
「しつっこいのよ、あんた。わざわざオネダリしてやってんだから入れなさいよ。何なの、これ以上何を言わせたいわけ」
「す、すみませんっした……」
「あーあ、冷めたわ。セックスするのナシね。もう濡れない」
「え!?」
驚きの声を上げた勇樹を知らん顔してシャワーをしにお風呂場へ向かう。焦る勇樹がついてきたけどやっぱり知らん顔した。
「え、え、マジ? しないの?」
「気分じゃないの」
「そ、そこをなんとか!」
「ならないわよ。マジで冷めちゃった」
「前戯頑張るからさ!」
「体の問題じゃないの。気持ちの問題。体は濡れるだろうけど気乗りしない。マグロでいいなら貸すわよ、体だけね。まっ、そんなことをしたら……二度とあんたを信用しないけどね」
「……マジで言ってる?」
「あんまりしつこいと女ってこうなるから気をつけなさい」
「そんなぁ!」
嘆く勇樹を脱衣所に置いてバスルームに入っていく。適温のお湯を浴槽に溜めながら体を洗っていく。その途中でしょんぼりと肩を落とした勇樹が入ってきた。かわいそうと思ったけど、やっぱり当然の結果。何事もやりすぎは良くない。
「あーあ、会えなくなる前にハメ倒そうと思ったのに。んだよ、ちょっと意地悪しただけじゃんかよぉ。ケチっつーか、性格悪いのはどっちだっつーの」
「独り言、漏れてるわよ」
「……はっ!?」
「勇樹の気持ちは分かったわ。この三日セックスなしね」
「ああああ!!」
勇樹の叫びが浴室に反響する。ふんっと鼻で笑ってやったら四つん這いになって床をバンバンと叩いてた。
(嘆きっぷりが面白くてこれはこれで……はっ!?)
勇樹と付き合ってから何度も裸を見せ合ってるし、前の温泉旅行で散々見たはずなのに、今日初めて勇樹のお尻をかわいいと思ってしまった。
これは、これは……
「ねぇ、勇樹。立って後ろを向いてくれる?」
「何でだよ」
「いいから」
「へいへーい」
立ち上がって後ろを向いた勇樹。私はしゃがんで勇樹のお尻を観察。
なんとまぁ羨ましいほどにクイッと上がったヒップ。筋肉質に見えるけど、ぷるんと丸みを帯びた形。最高のお尻。何で今まで気づかなかったんだろう。
「いいお尻ね」
ツンっと指で押すと弾力もすごくてたまらずに鷲掴みにした。
「ちょっ、何でケツ狙ってんの!」
「いいわよ、これ。美形なお尻。筋肉付いてるけど柔いし、形もいい。最高よ、このお尻」
「怖い怖い!俺のケツうう!?」
チュッとキスをしてべろりと舐めた。
「やめ、やめろ! やめろよ! どうせすんなら前にして! ケツはやだ!」
全力で嫌がる勇樹に興が乗り、ニヤつく口を開いてガブリと噛み付いた。
「ひいいいい!!」
さすがにこれ以上は可哀想だから、最後にじゅうっと吸い上げて、キスマークを残して離れた。
「あー……かわいかった」
「……俺のケツぅ」
しくしくと落ち込む勇樹がこれまたかわいくて、今度は前を向かせて、しゅんと落ち込んでるアレにキスをした。
「……してくれんの?」
「お詫びね」
「……無理しなくていいっすよ。こんなの……やりたくなるだけだし……」
もはやどっちもイジケてる。元気出せよって意味を込めてアレを口に入れてみた。そこそこ大きくなったけど、さっきみたいにガチガチではない。
勇樹を見ると気持ち良さそうだけど心なしかしょぼんとしている。ほんっと何というか、かわいいやつだ。
「……する?」
「……でも、……冷めたんだろ?」
「勇樹をイジメてたらムラムラしてきちゃった」
「んだよそれ、俺がやったら怒ったくせに!」
「私はいいの。で、どうするの?」
もう一度、今度はのどの奥までアレをくわえる。勇樹の返事は……私の頭に乗った手が答えだ。
「……きもちー……」
「んぅ」
フェラをしてるときに頭を撫でられるのも好き。声を聞くのも、はち切れんばかりに反応してくれるアレも、勇樹に尽くしてるようですぐに濡れる。
それを確かめるために、自分の手でアソコを撫でるとやっぱり熱く腫れていて、割れ目からじっくりとした液が出てきていた。
さっき興が醒めたばかりなのに、もうこんなに欲しがりになってる。早くほしいってひくついてる。ほんっと私の体はどうしょうもなくグズグズだ。
そうしたのは勇樹だから、責任を取ってもらわないと。
振り回しっぱなしで申し訳ないと思う。
でも、夢へのチャンスを掴んだとき、勇樹の応援は何よりも嬉しかった。
一緒に暮らせないことも、今までのように毎日会えないことも、会いたいと思っても会えない、キスも抱きしめ合うこともセックスだって、気軽に出来る距離に居ないことも、全部分かって応援してくれる。
それがどんだけつらいことが、私もそれっぽい経験(私の場合は振られたけど)をしたから分かる。
それでも行きたい。
これは私のワガママ。
だからこそ、勇樹のためにも絶対にモノにしてやろうと思ったし、それがあれば何が起きても負けないと思えた。
マスターもいきなり辞める失礼な私に文句など言わず、「これは夢を叶えるチャンスだ。頑張ってこい」と応援してくれた。マスターも私と同じ、【Lian】という店に憧れている。
その店はとある映画に出ていて、それを見てバーテンダーになろうと決めた。マスターも同じと言っていた。だからこそ今までうまくやれたのかも。
そうと決まれば話は早いもので、イタリアに移住する手筈を整えなくてはと意気込んだのもつかの間、新居探しだの、住所の変更だの、手続きだの、面倒なことはお父さんが全部やってくれた。今さらながらお父さんの立ち位置が分からなくてお母さんに聞いた。
「お父さんってお仕事は何してるの?」
「私専用の八つ当たりのおもちゃ」
「……いいの、それで?」
「部下は重宝してるわよ。私に当たられたくないみたい。仕事が出来ない無脳でも豚野郎がいた方がよっぽどマシみたいね」
「あー……」
「お父さんの名誉のために教えるけど、一応役職はあるのよ。社長秘書っていうね」
「で、裏を返せば社長のおもちゃ」
「便利よ。好きなときに踏めるし」
どこのエロ本設定だっていうツッコミたい衝動を堪えたのは記憶に新しい。
「勇樹君もしばらく忙しいと思うわ。連休に入れば私の会社があるアメリカまで来てもらうことになってるの。こっちの大学を受けるよう言ってあるから勉強もしてもらわないと。まっ、気が向いたら会えるように調整してあげる」
普段は勉学に励みつつ、バイトのために日本とアメリカの往復とか想像するだけで吐き気がするけど、勇樹の選んだ道だ。あまりワガママ言わずにねぎらおうと思う。……多分。
そんなこんなで仕事をしながら身辺整理をやってればあっという間に時は過ぎ、イタリア出発まであと三日。
今日から無職ということで、ようやく勇樹との時間が作れた。寂しかっただろうに、ずっと文句を言わずに待っていてくれた。
残り三日、やりたいことは分かってる。次のお休みにやりたかったことを一日かけてやる。
まずはそれから。
「準備出来た?」
「ん」
「行こっか」
手を繋いで家を出る。今日から三日、勇樹も学校を休んでくれた。本当はいけないことだけど、ママもパパも笑顔で許してくれた。
学校を休んでまで向かう場所。誰にも邪魔されずに二人きりになれる静かな場所といえば……つまり、そういうこと。
今から抱かれる。
お風呂も済ませた。
歯も磨いた。
肌のお手入れだってした。
抱かれるための準備は済んでいる。
セックスするんだ、今から。
「この部屋でいい?」
「どこでもいいよ」
「んじゃ、ここ」
セックスする前に楽しい会話の一つや二つあってもいいのに、いつもよりも会話が少ないのは、お互いに今からすることを意識しているから?
言葉で心を温める前に、勇樹の体温で寂しいって気持ちを拭いたいって、私はそう思う。
堪能したい。勇樹のすべてを、刻み込みたい。
同じ気持ちだったらいいのに……って、願う前に勇樹は態度で示してくれた。
「んっ」
「は」
部屋に入るなり、もう待てないと言わんばかりに抱きしめられて、そして、キスをしながら焦る手で私の服を脱がせていく。
(よかった、ワンピースと紐パンを選んで)
脱がせやすい服と下着にしたのは早く触られたかったから。
一分一秒でも早く繋がりたい。
ううん、違う。
一分一秒でも早く、めちゃくちゃにされたいんだ。
「はっ」
「んっ」
二人の吐息が部屋に響く。それがいやらしくてアソコに熱が帯びる。しんぼうたまらんって状態も同じらしく、勇樹は私をベッドに投げるように押し倒すと四つん這いにさせた。
紐パンの紐を解くと前戯もまだのアソコにアレを押し当てた。くちゅりと音が鳴ってアソコがヒクリと揺れた。先っぽを何度も押し当てたり擦ったりして、わざとらしく音を立てる。
ほら見ろ、前戯もしてねぇのにめっちゃ濡れてる。そんなに俺が待ち遠しかったのかよーーそんなことを言われてるみたいだ。
うん、待ち遠しい。早く欲しい。奥までキテほしい。
頭のネジがぶっ飛ぶくらい犯されたい。
早く、早くっ。
「ゆーきっ、まだっ」
「まーだ」
意地悪い勇樹の声が耳に響く。それすらもアソコを熱くさせるんだから、本当に私の体はぐずぐずになってる。
誰でもない、勇樹のせいで。
「おね、がいっ」
「だーめ」
「っ、やだ!」
「おっと」
これ以上の待ては嫌だと、四つん這いをやめて足を広げて仰向けに寝そべる。勇樹は改めてアソコにアレを当てがったまま意地悪く笑うだけ。
「……ね、これ」
手を伸ばして勇樹のアレに触れると、アレを使って自分でアソコを撫でた。でも勇樹の腰は引いたまま。
すぐ、ここに、あるのに。
何で届かないの?
「おねがいっ」
「もう出来上がっちゃってぇ。涙目になってかぁわいい。そんなにほしいんだぁ?」
「ほしいっ」
「そんなに、そんなにぃ?」
「ほしいよっ」
「でも、ダメ。あげなーい」
「っ!」
意地悪も度が過ぎると興が醒める。せっかく盛り上がってたのに落ち着いたから、調子に乗りすぎてる勇樹のアレを力いっぱい握ってやった。
「痛い、痛い!」
股間を抑えてうずくまってる勇樹の背中に蹴りを入れる。当然だ。
「しつっこいのよ、あんた。わざわざオネダリしてやってんだから入れなさいよ。何なの、これ以上何を言わせたいわけ」
「す、すみませんっした……」
「あーあ、冷めたわ。セックスするのナシね。もう濡れない」
「え!?」
驚きの声を上げた勇樹を知らん顔してシャワーをしにお風呂場へ向かう。焦る勇樹がついてきたけどやっぱり知らん顔した。
「え、え、マジ? しないの?」
「気分じゃないの」
「そ、そこをなんとか!」
「ならないわよ。マジで冷めちゃった」
「前戯頑張るからさ!」
「体の問題じゃないの。気持ちの問題。体は濡れるだろうけど気乗りしない。マグロでいいなら貸すわよ、体だけね。まっ、そんなことをしたら……二度とあんたを信用しないけどね」
「……マジで言ってる?」
「あんまりしつこいと女ってこうなるから気をつけなさい」
「そんなぁ!」
嘆く勇樹を脱衣所に置いてバスルームに入っていく。適温のお湯を浴槽に溜めながら体を洗っていく。その途中でしょんぼりと肩を落とした勇樹が入ってきた。かわいそうと思ったけど、やっぱり当然の結果。何事もやりすぎは良くない。
「あーあ、会えなくなる前にハメ倒そうと思ったのに。んだよ、ちょっと意地悪しただけじゃんかよぉ。ケチっつーか、性格悪いのはどっちだっつーの」
「独り言、漏れてるわよ」
「……はっ!?」
「勇樹の気持ちは分かったわ。この三日セックスなしね」
「ああああ!!」
勇樹の叫びが浴室に反響する。ふんっと鼻で笑ってやったら四つん這いになって床をバンバンと叩いてた。
(嘆きっぷりが面白くてこれはこれで……はっ!?)
勇樹と付き合ってから何度も裸を見せ合ってるし、前の温泉旅行で散々見たはずなのに、今日初めて勇樹のお尻をかわいいと思ってしまった。
これは、これは……
「ねぇ、勇樹。立って後ろを向いてくれる?」
「何でだよ」
「いいから」
「へいへーい」
立ち上がって後ろを向いた勇樹。私はしゃがんで勇樹のお尻を観察。
なんとまぁ羨ましいほどにクイッと上がったヒップ。筋肉質に見えるけど、ぷるんと丸みを帯びた形。最高のお尻。何で今まで気づかなかったんだろう。
「いいお尻ね」
ツンっと指で押すと弾力もすごくてたまらずに鷲掴みにした。
「ちょっ、何でケツ狙ってんの!」
「いいわよ、これ。美形なお尻。筋肉付いてるけど柔いし、形もいい。最高よ、このお尻」
「怖い怖い!俺のケツうう!?」
チュッとキスをしてべろりと舐めた。
「やめ、やめろ! やめろよ! どうせすんなら前にして! ケツはやだ!」
全力で嫌がる勇樹に興が乗り、ニヤつく口を開いてガブリと噛み付いた。
「ひいいいい!!」
さすがにこれ以上は可哀想だから、最後にじゅうっと吸い上げて、キスマークを残して離れた。
「あー……かわいかった」
「……俺のケツぅ」
しくしくと落ち込む勇樹がこれまたかわいくて、今度は前を向かせて、しゅんと落ち込んでるアレにキスをした。
「……してくれんの?」
「お詫びね」
「……無理しなくていいっすよ。こんなの……やりたくなるだけだし……」
もはやどっちもイジケてる。元気出せよって意味を込めてアレを口に入れてみた。そこそこ大きくなったけど、さっきみたいにガチガチではない。
勇樹を見ると気持ち良さそうだけど心なしかしょぼんとしている。ほんっと何というか、かわいいやつだ。
「……する?」
「……でも、……冷めたんだろ?」
「勇樹をイジメてたらムラムラしてきちゃった」
「んだよそれ、俺がやったら怒ったくせに!」
「私はいいの。で、どうするの?」
もう一度、今度はのどの奥までアレをくわえる。勇樹の返事は……私の頭に乗った手が答えだ。
「……きもちー……」
「んぅ」
フェラをしてるときに頭を撫でられるのも好き。声を聞くのも、はち切れんばかりに反応してくれるアレも、勇樹に尽くしてるようですぐに濡れる。
それを確かめるために、自分の手でアソコを撫でるとやっぱり熱く腫れていて、割れ目からじっくりとした液が出てきていた。
さっき興が醒めたばかりなのに、もうこんなに欲しがりになってる。早くほしいってひくついてる。ほんっと私の体はどうしょうもなくグズグズだ。
そうしたのは勇樹だから、責任を取ってもらわないと。
0
あなたにおすすめの小説
いい加減こっち見ろよ!〜見た目だけだとフラれ続ける私は、どうやら幼馴染の執着愛に気づいていなかったようです。〜
こころ ゆい
恋愛
保育士の八重と外科医の一生は、小学生の頃からの幼馴染。
傍から見れば、儚く清楚に見えるらしい八重は、実は外見にそぐわぬ性格をしていた。
そのせいで、見た目につられて告白してくる男性たちは、ことごとく彼女の中身を知って離れていく。
フラれる度に、やけ食いややけ酒に付き合ってもらっている一生は優しいが、懲りずに同じような恋愛を繰り返す八重に呆れている....と思っていたら?
「....八重の可愛さは、そんなもんじゃないんです。....誰も気付かなくていい。俺だけが知ってればいい」
ーーどうやら、かなり愛されていたようです?
※じれじれ・執着・溺愛 ラブストーリー。🌱
※この物語は、全て作者の想像で描かれたフィクションです。実際の場所・建物・人物とは関係ありません。🌱
魔性の大公の甘く淫らな執愛の檻に囚われて
アマイ
恋愛
優れた癒しの力を持つ家系に生まれながら、伯爵家当主であるクロエにはその力が発現しなかった。しかし血筋を絶やしたくない皇帝の意向により、クロエは早急に後継を作らねばならなくなった。相手を求め渋々参加した夜会で、クロエは謎めいた美貌の男・ルアと出会う。
二人は契約を交わし、割り切った体の関係を結ぶのだが――
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる