【R18】わたしとアイツと腐った純愛

くったん

文字の大きさ
13 / 68
わたしとアイツと日常

◆11話②

しおりを挟む
 俺のために何でもしてくれるっつーなら、余計なことを言わないで、もっと素直に求めてほしいと思った。そしたら俺だって、咲希のために何だってしてやるのに。
 そもそも咲希は生意気過ぎる。
 クリスマス以降、遊んでくれないし。未だにお姉さまって単語を使うし、男漁りはやめてくれたけど仕事の帰りは朝方ばかり。マスターや常連客と飲んでたとか、常連のツテで有名なバーテンダーに会ったとかなんとか。ほぼ男と一緒じゃんかと言ってやりたいが、俺は俺で受験勉強ばっかりで時間が取れず。
 浮気の心配はしてない。セックスのうまい人が運命の人って言ってたし、今まで誰とも続いてないってことは俺よりうまい男がいなかったって話で、つまり咲希の運命の人は俺。
 でも勇樹くんは純情なので、あそこだけじゃないと思いたいわけっすよ。
 それなのに咲希は何も言ってくれない。
 好きだとか、寂しいとか、もっと一緒に居たいとか、愛を感じるおねだりをしてくれりゃいいのに、基本放置って。
 まさか本当に性道具? 俺の想いじゃなくて俺のアレだけが欲しいんじゃねーの? ほんとに想いは要らない感じ?
 こんなことを考えながら、睡眠時間を削って英単語を暗記してたら、どんどん自分が壊れてった。
 このままではマズい。受験勉強どころじゃなくなる。この沸き上がる不安を解消する方法はただ一つ。
 咲希との時間を堪能する。
 商店街の福引きで当たったとウソをつき、小遣いで買ったディナー券をお袋にプレゼント。案の定、親父と行くと言ってすぐにディナーの予約を入れていた。
 我、策士なり。
 小遣いが全部なくなったけど覚悟の上だ。むしろ咲希とイチャイチャ出来るんだから、安いもん。……ゲームソフトほしかったけども。でも咲希より大切なもんってこの世にないし。……あああ! 新作のソフトほしかったあああ!
 まだかまだかとディナーの日を待ち続けていたら、ようやく今日、ディナーに行くと言ってお袋が出掛けて行った。
 時はきた。
 焦らしに焦らされたんだ。今日は思い切り襲ってやるぜ!
「手錠、好きなの?」
 おかげさまで止まらない俺の煩悩ッ!!
「べつにっ」
 手錠で捕まえたあと、ここぞとばかりに全身を舐めた。念願叶ったりでホクホクなテンションに任せて、肉々しい太ももにガブリと噛み付いた。大袈裟なくらい震える咲希にもっと興奮した。
 それでも収まりつかなくて、胸を重点的に責めた。自分でもしつこいと思うくらい乳首を舐めてたら、乳首でイキそうになってた。
 ここまでMだったとは。そりゃ誰とも上手くいかないし、満たされないわけだ。でももっといじめたいって思う俺も大概だ。
 そうか、俺はSか。
 収まらない煩悩を抜こうと、咲希をうつ伏せにして覆い被さった。垂れっぱなしのアソコにアレを擦り付ける。
 純情な俺で散々もてあそんだんだ。意地悪は倍にして返してやろう。
「勝手に入れたら終わりなぁ」
「やだっ、これっ」
「うんうん、気持ちいいねぇ」
「いれたくなるのっ、やだっ」
「あー……かわいいっ、耳も噛んじゃうぜ」
「ッッ!!」
 ナカに入ってなくてもビクビクと震えてんのが分かる。わざと先っぽで入り口を押したら、腰をずらして入れてこようとした。
「あーダメだぜ、咲希。これはお預け」
「んあ!」
 本当は早く入れたいけど、咲希の理性がもう少し壊れるまで我慢。
 何がなんでも我慢してやる。
「っふ、……うぅ、……やだぁ」
 でも泣き落としは卑怯だ!
「泣くなって、な?」
「だって、いれてくれないっ!」
「じゃーやめる?」
「するっ」
 するのかよ。
「そんなにいれてほしい?」
「ん」
「俺のこと、そんなに好きぃ?」
「だいすき」
「俺のアレじゃなくてぇ?」
「ぜんぶ、すき。ゆーきが、だいすき」
 本音であろう言葉が容赦なく飛んできた。ってことは素直になるくらい気持ち良いことに夢中で、今なら例のあれも言ってくれるだろう。
「ならさ、俺の言ったこと真似して言ってみて。出来る?」
「うん」
「じゃあ、生意気でごめんなさいって、俺に謝って」
「っ!?」
「何だよ、禁欲生活って。彼女になったっつーのにお姉さま呼びも抜けねぇし、性欲が溜まってる俺で遊びやがるし。まぁ、でも、結局は提案した咲希が俺に遊ばれてっけどなぁ」
「っ」
「ほら、これがほしいんだろ? 俺に、あ、や、ま、れ、よ」
 ずっと言わせてやりたかった。ハジメテの夢を奪われた日から、これを言わせたくて!
 ふはは、たまには俺が上に立つ!
 この生意気カノジョを……カノジョって響き、実にいいっ!
「ぁ」
 小さく漏れる声に全神経を向ける。まだかまだかとそれを待つ。ふるふると震える唇がぎゅっと閉じると、咲希は口を大きく開いた。
「遅刻!」
「へ?」
 これは予想外のお言葉だ。
「あと一時間しかない! 早く手錠を取りなさいよ!」
「あっ、ご、ごめん!」
 慌てて手錠を取ってやると、すぐさま咲希が立ち上がった。久しぶりで夢中になってたのは俺も一緒だった。
 今度から時間配分も考えようと素直に反省してたら、立ち上がったままの咲希が俺のアレを足で踏みつけた。いつもより強く、グリグリと。
「ちょっと、痛いって!」
「謝りなさいよ」
「はあ?」
 見上げると真顔で俺を見下ろしてた。俺の大切な袋がきゅうって縮んだ。
「何で私があんたに謝らなきゃならないのよ。ふざけんじゃないわよ。踏み潰すわよ、これ」
「すみません本当に申し訳ありません」
 もはや謝ることしか出来なかった。
「かわいいから見逃してやってたの。その私の厚意をよくもまぁ台無しにしてくれたわね。下僕のくせに生意気が過ぎるわ」
「ご、ごめん」
「謝罪の言葉はいらないわ。態度で見せなさい」
 咲希はアレを踏んでいた足を俺の顔の前に持ってきた。
「ほら、舐めなさいよ。あんたの大好きな私の体液がたっぷり付いてる足よ」
 咲希だって生意気じゃねーか! しかも俺よりタチ悪りぃ! 人としてどうかっていうレベルであり得ねえ! って叫びたいが、言葉じゃなくて態度で伝えようと、思い切り首を横に振った。
「……まぁ、いいわ。今回は遊び過ぎた私も悪かったし」
「さすが咲希! 慈悲深いです、天使です! もはや女神!」
「そんなの私が一番知ってるわよ」
 何がどうなってここまで捻くれた性格になれるんだろ。憧れるぜ、ある意味。
「さて、時間もないことだし」
「へ?」
 さも当然のように俺を押し倒して、上に乗ってきた。悔しいかな、あんなことされても元気いっぱいのアレを掴むと、アソコに押し当てた。
「な、何で!? 時間は!?」
「全力で走れば間に合う」
「その前に体力消耗するんだけど!?」
「あーもう、うっさいわね。こ、れ、が、ほしくないの?」
「ほ、ほしい……っすけど」
「じゃあ勇樹は、お姉さまにぃ、何を言うべきなのかなぁ?」
 不敵にほほ笑む咲希も激かわ過ぎて何されても許してしまう。遅刻ギリギリになってでも俺を優先してくれるとかなにそれ、なにそれ。かわいいかわいいめちゃくそかわいい。上に立つとかどうでもいい。
 俺が生きてる間、ずっと下僕でいてやる。
「生意気言ってすみませんっした! 今後気をつけますんで、お願いですから、咲希のナカに入れてください!」
「とってもお上手!お利口さんね」
「は、早く」
「……あっ、ごめーん。時間来ちゃった」
「……なるほど、なるほどっすね」
「今後のあんたの言動、楽しみにしてるわね」
「……今回のお仕置きはそういうやつね……」
「あー、楽しかった!」
 やっぱり敵わねえ。むしろ咲希に敵うやつとかいるの?ぜってぇ居ないだろ。世界中どこを探しても居るわけがねえ。
 つーか何これ。え、終わり? これで終わり?
 小遣い投資して俺が得られたものって……
「いいんだ、俺は。咲希が楽しいなら、それだけで十分さ」
 咲希の布団にくるまった。咲希の匂いがそこら中にある。ムラムラするけど、安心もする。世界で一番好きな匂い。
「あー……ねむ……」
 連日にわたり寝不足だったせいか、すぐにトローンと意識が薄れていった。
「勉強、頑張ってね。応援してる」
 そうだな、一眠りしたら、また頑張ろう。
 またすれ違い生活が始まるけど、咲希が応援してくれんのなら、何だって頑張れると、そう思った。


しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。

沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。 すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。 だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。 イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。 変わり果てた現実を前に、 夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。 深い後悔と悲しみに苛まれながら、 失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。 しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。 贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。 そして、母の心を知っていく子供たち。 イネスが求める愛とは、 そして、幸せとは――。

いい加減こっち見ろよ!〜見た目だけだとフラれ続ける私は、どうやら幼馴染の執着愛に気づいていなかったようです。〜

こころ ゆい
恋愛
保育士の八重と外科医の一生は、小学生の頃からの幼馴染。 傍から見れば、儚く清楚に見えるらしい八重は、実は外見にそぐわぬ性格をしていた。 そのせいで、見た目につられて告白してくる男性たちは、ことごとく彼女の中身を知って離れていく。 フラれる度に、やけ食いややけ酒に付き合ってもらっている一生は優しいが、懲りずに同じような恋愛を繰り返す八重に呆れている....と思っていたら? 「....八重の可愛さは、そんなもんじゃないんです。....誰も気付かなくていい。俺だけが知ってればいい」 ーーどうやら、かなり愛されていたようです? ※じれじれ・執着・溺愛 ラブストーリー。🌱 ※この物語は、全て作者の想像で描かれたフィクションです。実際の場所・建物・人物とは関係ありません。🌱

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

魔性の大公の甘く淫らな執愛の檻に囚われて

アマイ
恋愛
優れた癒しの力を持つ家系に生まれながら、伯爵家当主であるクロエにはその力が発現しなかった。しかし血筋を絶やしたくない皇帝の意向により、クロエは早急に後継を作らねばならなくなった。相手を求め渋々参加した夜会で、クロエは謎めいた美貌の男・ルアと出会う。 二人は契約を交わし、割り切った体の関係を結ぶのだが――

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

新人メイド桃ちゃんのお仕事

さわみりん
恋愛
黒髪ボブのメイドの桃ちゃんが、働き先のお屋敷で、旦那様とその息子との親子丼。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

処理中です...