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わたしとアイツと日常
10話
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目覚まし時計が鳴り出した。
怠くて重い体を動かしてそれをとめると、その手に大きな手が重なった。
「目覚ましはとめて寝なさいよ」
「悪りぃ、寝落ちしてたわ」
「今度から気をつけてね」
「……なぁ」
「なに」
「夢じゃねぇよな?」
「なにが」
「……昨日のこと」
「昨日?」
「あんだけヤッたのに覚えてねーの!?」
「うっさいわね! 覚えてるわよ!」
「そんなら良かった」
安心したようにすり寄ってきた。寝起きの甘える勇樹もかわいすぎるから、よしよしと勇樹を抱きしめる。
「もう起きんの?」
「ムリムリ。ヤリ過ぎて体が動かない」
「俺も。これっぽっちも出る気がしねえ。空っぽだぜ」
「あー、お腹が痛い」
「俺の遺伝子ぜーんぶ咲希のナカだもんなぁ」
「喉乾いた」
「いっぱい喘いだもんなぁ」
「お腹減った」
「晩飯食わずにヤリまくってたもんなぁ」
「汚い、ウザい、下品、最低」
「朝からひどくね!?」
「パンケーキ焼こうかな」
「俺のは!?」
「おねだりしなさい」
「咲希が焼いた美味しいパンケーキを食わせてください! あと、咲希特製のイチゴミルクも飲みたいです!」
「イチゴミルクも飲みたいの?」
「うん! あれに勝る飲み物を俺は知らねえ!」
「ミルクを出し過ぎたから補充したいのね」
「咲希も大概下品だよな」
「私はいいのよ」
いつも通りの会話に、いつもの朝。
でも、昨日の朝とは全く違う何かがある。
「んんっ、起きようか」
「だな、早くパンケーキ食いてぇし」
どちらともなくキスをして、手を繋いでキッチンまで行く。
体は怠いし眠いけど勇樹のためだと、いつもより張り切ってパンケーキとイチゴミルクを作る。
その間も背中に引っ付いてる勇樹がかわいくて仕方ない。
勇樹の、のほほんとした空気も好きだ。私まで優しい気持ちになれる。
「咲希ぃ、紗希ぃ」
「もう少し待ってね」
「おう、咲希のためならいつまでも待つぜ」
「勇樹のために美味しく作ってあげる」
「……今日の咲希はいつもの数億倍優しいっすね」
「私はいつだって優しいわよ」
「はあ? 生意気の間違いだろ」
「餌、あげないわよ」
「すみませんっした」
好きって言いながらセックスしたからか、明らかに距離が縮まったと思う。……成人するまで取っておこうって心に決めてたのに。
でも、忘れたフリをしていよう。それが一番の良策だ。まだ中学生、されど中学生、どう考えても私が犯罪者。変なやつにバレたら最後、社会的に抹消される。
それだけは避けなければ。
「なぁなぁ」
「なーに?」
「昨日言ったこと、覚えてる?」
「どれのこと?」
「……その、……好きって」
勇樹の想いを知ってるからこそ、やっと両想いになったって舞い上がる気持ちも分かる。
でも、まだそのときじゃない。
「えー、覚えてなーい」
おちゃらけながら言うと、勇樹は抱きしめてる腕に力を込めた。
「安心しろよ。理由がとうであれ中学生を襲った咲希が、しかも反省どころか味をしめて何度も食い散らかしてる咲希が、ヤバい性犯罪者ってこと、俺は知ってる」
「言葉には気をつけましょうね? 私の手にある包丁が見えないのかしら。言い過ぎると血を見ることになるわよ」
「もし付き合ったとして、俺達の関係が変なやつにバレたら社会的に抹消されるって考えてることも、俺は気づいてる」
「なら話は早いわね」
「でも、だからって、好きって言わねえ理由にも、距離を置く理由にも、……俺の想いをとめる理由にもならねえ」
「……勇樹」
「咲希は極端過ぎんの。二人の時は恋人、それ以外は今まで通り、そんな感じでいいじゃん」
「……そう、ね」
確かに言われてみればそれもありだ。
でも不安要素はそれだけじゃなくて……
「年の差とか気にして、いつか俺が心変わりしたらとか考えてんのなら、それは俺に対する侮辱だかんな。次にそんなくだらねぇことを言ったら三日三晩犯し続けて、俺の腐った愛をその体に叩き込んでやる」
「何であんたが私を脅してんのよ」
「らしくねーこと考えんなってこと。咲希は咲希らしく、『心変わりしたらぶっ殺す』『浮気したら去勢してやる』『私だけを愛しなさい』って命令して、いつもみたいに俺を下僕にしてりゃいいの」
これまたぐうの音も出ないほど、あっさりと不安要素が全て取っ払わられた。これはこれで悔しいからせめてぐうって言っとこう。
「ぐう」
「うんうん、おつむが弱くても、俺は咲希が大好きだ」
「うっさい! もう離れてよ! ご飯作りにくいでしょ!」
「イヤだね! 絶対に離さねえ! 離してほしけりゃ今すぐ俺の腐った愛を受け入れろ!」
「わかった、分かったから! どさくさに紛れてヘッドロックきめようとしてんじゃないわよ!」
「わーい、これでイチャイチャ出来るぅ」
何だか昨日よりも更に生意気さに磨きがかかってる気がする。……かわいいから見逃してあげるけど。
「咲希のこと、すっげぇ好き」
「あっそ」
「咲希は?」
「気分が乗ったら言ってあげる」
「えー……」
「つーか、あんたは心変わりしないとして、私がしたらどうすんの?」
「それはないと思うぜ。持ちうる全ての愛情を注ぐつもりだし。きっと俺にメロメロォ」
「その自信の源って何なの?」
「そう思ってればそういう未来になる気がするじゃん」
「なるほどね。そういうポジティブな考えは好きだよ」
「……えっ、好き!? 俺も好きだよ! 大好き! めっちゃ好き!」
「ごめんね、そういう意味の好きじゃないの」
「マジかよ、勘違いかよ」
「あはは、恥ずかしいヤツめ」
「まぁ、咲希が笑ってくれんなら何でもいいやぁ」
勇樹はそう言って、ワシャワシャと私の頭を撫でて、また力強く抱きしめてきた。
「俺さ」
「ん?」
「咲希の幸せ……ってのは言い過ぎだけど、……笑顔だけは、絶対に守るから」
もうダメだわ。どんなに大人ぶっても、どんなに抗っても、どうせこの心は勇樹しか選ばないだろう。
だったら潔く、自分の想いも勇樹の想いも認めよう。
「約束破ったら種なしにしてやるからね」
「おう、任せとけ」
それに……
「でも、しばらくセックスしないからね」
「何で!?」
「私のおつむが弱いって言ったでしょ」
「そんなああ!!」
笑顔を守ると言ってくれた。
私の心は、勇樹のその愛と優しさに、心底惚れてしまったのだろう。
怠くて重い体を動かしてそれをとめると、その手に大きな手が重なった。
「目覚ましはとめて寝なさいよ」
「悪りぃ、寝落ちしてたわ」
「今度から気をつけてね」
「……なぁ」
「なに」
「夢じゃねぇよな?」
「なにが」
「……昨日のこと」
「昨日?」
「あんだけヤッたのに覚えてねーの!?」
「うっさいわね! 覚えてるわよ!」
「そんなら良かった」
安心したようにすり寄ってきた。寝起きの甘える勇樹もかわいすぎるから、よしよしと勇樹を抱きしめる。
「もう起きんの?」
「ムリムリ。ヤリ過ぎて体が動かない」
「俺も。これっぽっちも出る気がしねえ。空っぽだぜ」
「あー、お腹が痛い」
「俺の遺伝子ぜーんぶ咲希のナカだもんなぁ」
「喉乾いた」
「いっぱい喘いだもんなぁ」
「お腹減った」
「晩飯食わずにヤリまくってたもんなぁ」
「汚い、ウザい、下品、最低」
「朝からひどくね!?」
「パンケーキ焼こうかな」
「俺のは!?」
「おねだりしなさい」
「咲希が焼いた美味しいパンケーキを食わせてください! あと、咲希特製のイチゴミルクも飲みたいです!」
「イチゴミルクも飲みたいの?」
「うん! あれに勝る飲み物を俺は知らねえ!」
「ミルクを出し過ぎたから補充したいのね」
「咲希も大概下品だよな」
「私はいいのよ」
いつも通りの会話に、いつもの朝。
でも、昨日の朝とは全く違う何かがある。
「んんっ、起きようか」
「だな、早くパンケーキ食いてぇし」
どちらともなくキスをして、手を繋いでキッチンまで行く。
体は怠いし眠いけど勇樹のためだと、いつもより張り切ってパンケーキとイチゴミルクを作る。
その間も背中に引っ付いてる勇樹がかわいくて仕方ない。
勇樹の、のほほんとした空気も好きだ。私まで優しい気持ちになれる。
「咲希ぃ、紗希ぃ」
「もう少し待ってね」
「おう、咲希のためならいつまでも待つぜ」
「勇樹のために美味しく作ってあげる」
「……今日の咲希はいつもの数億倍優しいっすね」
「私はいつだって優しいわよ」
「はあ? 生意気の間違いだろ」
「餌、あげないわよ」
「すみませんっした」
好きって言いながらセックスしたからか、明らかに距離が縮まったと思う。……成人するまで取っておこうって心に決めてたのに。
でも、忘れたフリをしていよう。それが一番の良策だ。まだ中学生、されど中学生、どう考えても私が犯罪者。変なやつにバレたら最後、社会的に抹消される。
それだけは避けなければ。
「なぁなぁ」
「なーに?」
「昨日言ったこと、覚えてる?」
「どれのこと?」
「……その、……好きって」
勇樹の想いを知ってるからこそ、やっと両想いになったって舞い上がる気持ちも分かる。
でも、まだそのときじゃない。
「えー、覚えてなーい」
おちゃらけながら言うと、勇樹は抱きしめてる腕に力を込めた。
「安心しろよ。理由がとうであれ中学生を襲った咲希が、しかも反省どころか味をしめて何度も食い散らかしてる咲希が、ヤバい性犯罪者ってこと、俺は知ってる」
「言葉には気をつけましょうね? 私の手にある包丁が見えないのかしら。言い過ぎると血を見ることになるわよ」
「もし付き合ったとして、俺達の関係が変なやつにバレたら社会的に抹消されるって考えてることも、俺は気づいてる」
「なら話は早いわね」
「でも、だからって、好きって言わねえ理由にも、距離を置く理由にも、……俺の想いをとめる理由にもならねえ」
「……勇樹」
「咲希は極端過ぎんの。二人の時は恋人、それ以外は今まで通り、そんな感じでいいじゃん」
「……そう、ね」
確かに言われてみればそれもありだ。
でも不安要素はそれだけじゃなくて……
「年の差とか気にして、いつか俺が心変わりしたらとか考えてんのなら、それは俺に対する侮辱だかんな。次にそんなくだらねぇことを言ったら三日三晩犯し続けて、俺の腐った愛をその体に叩き込んでやる」
「何であんたが私を脅してんのよ」
「らしくねーこと考えんなってこと。咲希は咲希らしく、『心変わりしたらぶっ殺す』『浮気したら去勢してやる』『私だけを愛しなさい』って命令して、いつもみたいに俺を下僕にしてりゃいいの」
これまたぐうの音も出ないほど、あっさりと不安要素が全て取っ払わられた。これはこれで悔しいからせめてぐうって言っとこう。
「ぐう」
「うんうん、おつむが弱くても、俺は咲希が大好きだ」
「うっさい! もう離れてよ! ご飯作りにくいでしょ!」
「イヤだね! 絶対に離さねえ! 離してほしけりゃ今すぐ俺の腐った愛を受け入れろ!」
「わかった、分かったから! どさくさに紛れてヘッドロックきめようとしてんじゃないわよ!」
「わーい、これでイチャイチャ出来るぅ」
何だか昨日よりも更に生意気さに磨きがかかってる気がする。……かわいいから見逃してあげるけど。
「咲希のこと、すっげぇ好き」
「あっそ」
「咲希は?」
「気分が乗ったら言ってあげる」
「えー……」
「つーか、あんたは心変わりしないとして、私がしたらどうすんの?」
「それはないと思うぜ。持ちうる全ての愛情を注ぐつもりだし。きっと俺にメロメロォ」
「その自信の源って何なの?」
「そう思ってればそういう未来になる気がするじゃん」
「なるほどね。そういうポジティブな考えは好きだよ」
「……えっ、好き!? 俺も好きだよ! 大好き! めっちゃ好き!」
「ごめんね、そういう意味の好きじゃないの」
「マジかよ、勘違いかよ」
「あはは、恥ずかしいヤツめ」
「まぁ、咲希が笑ってくれんなら何でもいいやぁ」
勇樹はそう言って、ワシャワシャと私の頭を撫でて、また力強く抱きしめてきた。
「俺さ」
「ん?」
「咲希の幸せ……ってのは言い過ぎだけど、……笑顔だけは、絶対に守るから」
もうダメだわ。どんなに大人ぶっても、どんなに抗っても、どうせこの心は勇樹しか選ばないだろう。
だったら潔く、自分の想いも勇樹の想いも認めよう。
「約束破ったら種なしにしてやるからね」
「おう、任せとけ」
それに……
「でも、しばらくセックスしないからね」
「何で!?」
「私のおつむが弱いって言ったでしょ」
「そんなああ!!」
笑顔を守ると言ってくれた。
私の心は、勇樹のその愛と優しさに、心底惚れてしまったのだろう。
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