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勇者捜索隊
4.不意を打つダンジョン
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アリッサはダンジョンの暗闇の中、一人歩を進める。
雑貨屋の隠し扉からしか入れないこの区画は、探索者が入れる公開区画とは完全に分かれている。
いくつかセキュリティによる保護も掛けられているが、今のところはセキュリティが働いたことはない。この区画に足を踏み入れたことがあるのは、保護官の四人だけだ。
この惑星のダンジョンとは、古代文明の遺跡、と言われている。
遺跡には、集落への移動の際には、持ち出せなかった設備。持ち出すに値しなかった、ちょっとした道具が数多く残されている。
それは、現在の惑星文明からみればオーバーテクノロジーの塊で、例えば明かりを点ける魔道具一つとっても、同じ魔力量で点灯させておける時間には倍以上の差が出る。
いつしかそうした遺跡の中に入り込み、古代文明の残した魔道具を探す者達、探索者が現れた。
当初の探索者は一獲千金を狙う山師という側面が強かった。いくら遺跡と言えど、無尽蔵に魔道具が眠っているわけでもなく、年を追い、探索範囲が広がるにつれて魔道具が発見されることは少なくなっていった。
そうして探索者は大きく二つに分かれた。
一つは魔道具を探して、未踏区画を調査する探索者。
もう一つは、遺跡を住処にしている魔物を狩る探索者。
遺跡には残っている建物も多く、雨風が凌げるからか、多くの魔物が入り込んでいた。
それらの魔物も探索範囲が広がるにつれて狩られはしたものの、しばらく経つとまた住み着いており、何度狩ってもきりがない程だった。
遺跡が魔物を生み出している、と揶揄される程に。
これらの魔物は肉や牙などが素材として売れることもあって、魔物狩りを専門に、探索済みの区画で、魔物を狩る者たちが出て来たのである。
アリッサはダンジョンの最奥、宇宙船の外殻まで辿り着く。
DNAと魔力パターンによる個人認証をへて、宇宙船内部への転送が行われる。
扉の開閉ではなく転送による乗船なのは、部外者が入り込めないようにするだけではなく、許可のない物品を惑星内に持ち出せないようにするための措置でもある。
惑星の文化を乱さないためのセキュリティでもあるのだ。嗜好品の類は一切持ち出せない。娯楽映像はおろか、調味料も、化粧品ですらも持ち出しは禁止されている。
宇宙船の操縦室に移動すると、いつもの手順で船体及びダンジョンのステータスチェックを始める。
船体に異常なし、エネルギー系統も問題なし。使用エネルギーは、地中に打ち込んだアンカーを通して惑星から回収出来ている。これなら数年滞在しても、帰還のためのエネルギーが足りないという事態にはならずに済むだろう。
次に船の外、ダンジョンの状況。
船体を地面の下に埋め込み、その上には洞窟の形でダンジョンは構成されている。これは船体を隠すための措置だ。サイズの問題から地上に置いたままには出来なかったこと、船の近くに住居を設置する必要があったこと等、いくつかの理由がある。
何しろダンジョンだ。この惑星ではダンジョンはある種の資源として見られている。
人の居ない荒野であろうと、森であろうと、そこにダンジョンがあるとなればそれだけで人が訪れる理由にも人が住む理由にもなる。
ここのダンジョンでは、生物の培養ポッドを使用して、ダンジョン内に魔物を解き放っている。
培養ポッドで体格の小さい生物を培養し、培養ポッドの位置まで探索者が踏み込めないように小さな穴を通してダンジョン内に送り込んでいるのだ。
角の生えたホーンラビット。長さだけで言えば1メートルほどあるアオヘビ。子供で小さいうちは脅威とはならないが、放置して成長した場合には注意が必要なイノシシなどがいる。
これらの魔物はダンジョンには魔物が住み着くという、この惑星の常識を利用したものだが、同時に保護官が現地通貨を入手するための手段でもある。
何しろ取引をしようにも、オーバーテクノロジーやら、文化保護やらで手持ちのものは何も出せない。そのため、現地惑星に存在する魔物と同じものを培養して、魔物素材として取引をするのだ。
アリッサの雑貨屋もその一環。探索者から買い取った魔物素材もあるが、アリッサ自身が狩った、という体で培養後にすぐ〆た魔物素材も売っている。
培養ポッドに問題はなく、ダンジョン内にも崩落などが発生していないことを確認してステータスチェックを終わる。ちらりと時間を確認してから通信機を起動する。
(通信端末ですら持ち出し禁止とは、面倒でしょうがねえ)
「こちら保護官第三チーム、隊長のアリッサだ。マッケンジー、いるか?」
「ようアリッサ待ってたぜ。悪い知らせだ。勇者が逃げた」
「はあ!?」
思わず声を上げ、言葉を飲み込むように天を仰ぐ。見えるのは操縦室の天井だけだ。
予定通りの時間の「何事もありませんでした」という連絡で終わるはずの通信で、前置きもなく言われる悪い知らせは、少しばかり刺激的だ。
数カ月前、魔物退治で頭角を現した若者が勇者を名乗った。
それ自体はどうでもいい。
名前を売ってパトロンを得るなんてのは、いつの時代でもある話だ。
だが、自称勇者が『選ばれた証』だと言って見せた聖剣が問題だった。
この惑星には現存していない技術で作られたそれは、古代文明と呼ばれてる、かつての開拓民の時代のものですらなかった。
強いて言えば、今の時代。今の中央星系であれば作れる代物。それから保護官たちは聖剣の出所を探り、不法にこの惑星に入り込んでいる者を暴き出すことに注力した。
結果、勇者本人、そしてそのサポートを行っている商人。この二人が不法入星者と判断された。
保護官たちの調査の日々、その一方で、勇者のほうは『魔物が蔓延るのは魔王のせいだ』と原住民を炊き付けていた。
かくして勇者の言う『魔王の居城』に勇者が襲撃するに合わせ、アリッサ率いる第三チームが勇者と魔王を襲撃。勇者の身柄を確保すると共に、魔王の役割を担っていたロボットを破壊した。
また、同じ日に別のチームが勇者をサポートしていた商人を確保している。
後は、生体情報から二人がこの惑星の原住民ではないことを確認した上で中央に移送、法に則って裁かれるはず、だったのだが。
ふー、っと。深く息を吐いてアリッサは思考をクリアする。
「詳しい状況を頼む」
「勿論だ。勇者と商人の身柄を確保後、現地司令部では二人の生体情報から中央星系の人間であることを確認。二人を不法入星者と断定。身柄は予定通り、軌道上に待機するサポート衛星に向けて射出した。だが、予定通りだったのはここまでだ。ドラゴンが来襲し、勇者が搭乗した移送ポッドを空中で奪取、そのまま遁走した。商人が搭乗した移送ポッドは予定通りサポート衛星に到着を確認している」
天を仰いだままの額に手を乗せる。何を言っているのか分からない。
(ドラゴン? 空中で奪取? 移送ポッドを?)
(いや、ドラゴンは分かる。この惑星に生息しているのも知っている。ついでに言えば爬虫類系の特徴を持った人間もだ。あいつらは力は強いが寒いのが苦手で、あまり旅をしたがらない)
頭の中で無意味な連想ゲームが始まろうとするのを抑える。問題はどう動くかだ。
「本部の方針は?」
「もう一度身柄を押さえる。中央星系の人間であることが確定した以上、逃がしたままには出来ない」
「逃げた行先は?」
「確認中。ドラゴンの飛行可能距離から大陸を出ることはないと推定されている。現在サポート衛星のデータから、該当するドラゴンの映像を割り出している」
「ドラゴンと交戦する可能性は?」
「高い。友好、隷属問わず、勇者となんらかの繋がりがある可能性が高い。そのため我々に敵対行動を取る可能性も高い。逃亡者が街中に隠れた場合には、体のサイズから別行動となる可能性もあるが、その場合は、移送途中に再度の襲撃が発生する可能性も低くはない」
ふう。と今度は短い溜息が一つ。いくら中央の装備を身につけようが、ドラゴンは容易い相手じゃない。そしてそれが原住民だった場合には、余計に面倒な話になる。
「了解。出る準備だけはしておく、解析が終わるのはいつだ」
「明日のこの時間までには終わらせておく」
「分かった、じゃあ明日の同じ時間に通信を入れる」
「よろしく。良い夢を」
「良い夢を」
今日は悪い夢を見そうだと思いつつも、定番の挨拶を返す。
そういえば、アーロンは明日の朝、街に向かうことになってるじゃないかと思いながら。商人の護衛を、こっちの都合で引き剥がすか。それは保護官という立場でみれば適切とはいえない。
こちらに事情があると、その素振りをみせることがなければ不審に思われようもないのだから。
「もしかして三人でドラゴンも相手すんのか? 面倒くせえ、他のチームに回せねえかな」
雑貨屋の隠し扉からしか入れないこの区画は、探索者が入れる公開区画とは完全に分かれている。
いくつかセキュリティによる保護も掛けられているが、今のところはセキュリティが働いたことはない。この区画に足を踏み入れたことがあるのは、保護官の四人だけだ。
この惑星のダンジョンとは、古代文明の遺跡、と言われている。
遺跡には、集落への移動の際には、持ち出せなかった設備。持ち出すに値しなかった、ちょっとした道具が数多く残されている。
それは、現在の惑星文明からみればオーバーテクノロジーの塊で、例えば明かりを点ける魔道具一つとっても、同じ魔力量で点灯させておける時間には倍以上の差が出る。
いつしかそうした遺跡の中に入り込み、古代文明の残した魔道具を探す者達、探索者が現れた。
当初の探索者は一獲千金を狙う山師という側面が強かった。いくら遺跡と言えど、無尽蔵に魔道具が眠っているわけでもなく、年を追い、探索範囲が広がるにつれて魔道具が発見されることは少なくなっていった。
そうして探索者は大きく二つに分かれた。
一つは魔道具を探して、未踏区画を調査する探索者。
もう一つは、遺跡を住処にしている魔物を狩る探索者。
遺跡には残っている建物も多く、雨風が凌げるからか、多くの魔物が入り込んでいた。
それらの魔物も探索範囲が広がるにつれて狩られはしたものの、しばらく経つとまた住み着いており、何度狩ってもきりがない程だった。
遺跡が魔物を生み出している、と揶揄される程に。
これらの魔物は肉や牙などが素材として売れることもあって、魔物狩りを専門に、探索済みの区画で、魔物を狩る者たちが出て来たのである。
アリッサはダンジョンの最奥、宇宙船の外殻まで辿り着く。
DNAと魔力パターンによる個人認証をへて、宇宙船内部への転送が行われる。
扉の開閉ではなく転送による乗船なのは、部外者が入り込めないようにするだけではなく、許可のない物品を惑星内に持ち出せないようにするための措置でもある。
惑星の文化を乱さないためのセキュリティでもあるのだ。嗜好品の類は一切持ち出せない。娯楽映像はおろか、調味料も、化粧品ですらも持ち出しは禁止されている。
宇宙船の操縦室に移動すると、いつもの手順で船体及びダンジョンのステータスチェックを始める。
船体に異常なし、エネルギー系統も問題なし。使用エネルギーは、地中に打ち込んだアンカーを通して惑星から回収出来ている。これなら数年滞在しても、帰還のためのエネルギーが足りないという事態にはならずに済むだろう。
次に船の外、ダンジョンの状況。
船体を地面の下に埋め込み、その上には洞窟の形でダンジョンは構成されている。これは船体を隠すための措置だ。サイズの問題から地上に置いたままには出来なかったこと、船の近くに住居を設置する必要があったこと等、いくつかの理由がある。
何しろダンジョンだ。この惑星ではダンジョンはある種の資源として見られている。
人の居ない荒野であろうと、森であろうと、そこにダンジョンがあるとなればそれだけで人が訪れる理由にも人が住む理由にもなる。
ここのダンジョンでは、生物の培養ポッドを使用して、ダンジョン内に魔物を解き放っている。
培養ポッドで体格の小さい生物を培養し、培養ポッドの位置まで探索者が踏み込めないように小さな穴を通してダンジョン内に送り込んでいるのだ。
角の生えたホーンラビット。長さだけで言えば1メートルほどあるアオヘビ。子供で小さいうちは脅威とはならないが、放置して成長した場合には注意が必要なイノシシなどがいる。
これらの魔物はダンジョンには魔物が住み着くという、この惑星の常識を利用したものだが、同時に保護官が現地通貨を入手するための手段でもある。
何しろ取引をしようにも、オーバーテクノロジーやら、文化保護やらで手持ちのものは何も出せない。そのため、現地惑星に存在する魔物と同じものを培養して、魔物素材として取引をするのだ。
アリッサの雑貨屋もその一環。探索者から買い取った魔物素材もあるが、アリッサ自身が狩った、という体で培養後にすぐ〆た魔物素材も売っている。
培養ポッドに問題はなく、ダンジョン内にも崩落などが発生していないことを確認してステータスチェックを終わる。ちらりと時間を確認してから通信機を起動する。
(通信端末ですら持ち出し禁止とは、面倒でしょうがねえ)
「こちら保護官第三チーム、隊長のアリッサだ。マッケンジー、いるか?」
「ようアリッサ待ってたぜ。悪い知らせだ。勇者が逃げた」
「はあ!?」
思わず声を上げ、言葉を飲み込むように天を仰ぐ。見えるのは操縦室の天井だけだ。
予定通りの時間の「何事もありませんでした」という連絡で終わるはずの通信で、前置きもなく言われる悪い知らせは、少しばかり刺激的だ。
数カ月前、魔物退治で頭角を現した若者が勇者を名乗った。
それ自体はどうでもいい。
名前を売ってパトロンを得るなんてのは、いつの時代でもある話だ。
だが、自称勇者が『選ばれた証』だと言って見せた聖剣が問題だった。
この惑星には現存していない技術で作られたそれは、古代文明と呼ばれてる、かつての開拓民の時代のものですらなかった。
強いて言えば、今の時代。今の中央星系であれば作れる代物。それから保護官たちは聖剣の出所を探り、不法にこの惑星に入り込んでいる者を暴き出すことに注力した。
結果、勇者本人、そしてそのサポートを行っている商人。この二人が不法入星者と判断された。
保護官たちの調査の日々、その一方で、勇者のほうは『魔物が蔓延るのは魔王のせいだ』と原住民を炊き付けていた。
かくして勇者の言う『魔王の居城』に勇者が襲撃するに合わせ、アリッサ率いる第三チームが勇者と魔王を襲撃。勇者の身柄を確保すると共に、魔王の役割を担っていたロボットを破壊した。
また、同じ日に別のチームが勇者をサポートしていた商人を確保している。
後は、生体情報から二人がこの惑星の原住民ではないことを確認した上で中央に移送、法に則って裁かれるはず、だったのだが。
ふー、っと。深く息を吐いてアリッサは思考をクリアする。
「詳しい状況を頼む」
「勿論だ。勇者と商人の身柄を確保後、現地司令部では二人の生体情報から中央星系の人間であることを確認。二人を不法入星者と断定。身柄は予定通り、軌道上に待機するサポート衛星に向けて射出した。だが、予定通りだったのはここまでだ。ドラゴンが来襲し、勇者が搭乗した移送ポッドを空中で奪取、そのまま遁走した。商人が搭乗した移送ポッドは予定通りサポート衛星に到着を確認している」
天を仰いだままの額に手を乗せる。何を言っているのか分からない。
(ドラゴン? 空中で奪取? 移送ポッドを?)
(いや、ドラゴンは分かる。この惑星に生息しているのも知っている。ついでに言えば爬虫類系の特徴を持った人間もだ。あいつらは力は強いが寒いのが苦手で、あまり旅をしたがらない)
頭の中で無意味な連想ゲームが始まろうとするのを抑える。問題はどう動くかだ。
「本部の方針は?」
「もう一度身柄を押さえる。中央星系の人間であることが確定した以上、逃がしたままには出来ない」
「逃げた行先は?」
「確認中。ドラゴンの飛行可能距離から大陸を出ることはないと推定されている。現在サポート衛星のデータから、該当するドラゴンの映像を割り出している」
「ドラゴンと交戦する可能性は?」
「高い。友好、隷属問わず、勇者となんらかの繋がりがある可能性が高い。そのため我々に敵対行動を取る可能性も高い。逃亡者が街中に隠れた場合には、体のサイズから別行動となる可能性もあるが、その場合は、移送途中に再度の襲撃が発生する可能性も低くはない」
ふう。と今度は短い溜息が一つ。いくら中央の装備を身につけようが、ドラゴンは容易い相手じゃない。そしてそれが原住民だった場合には、余計に面倒な話になる。
「了解。出る準備だけはしておく、解析が終わるのはいつだ」
「明日のこの時間までには終わらせておく」
「分かった、じゃあ明日の同じ時間に通信を入れる」
「よろしく。良い夢を」
「良い夢を」
今日は悪い夢を見そうだと思いつつも、定番の挨拶を返す。
そういえば、アーロンは明日の朝、街に向かうことになってるじゃないかと思いながら。商人の護衛を、こっちの都合で引き剥がすか。それは保護官という立場でみれば適切とはいえない。
こちらに事情があると、その素振りをみせることがなければ不審に思われようもないのだから。
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