異世界怖い話

メタボ戦士

文字の大きさ
上 下
2 / 5

チェンジリング

しおりを挟む
 これは1人の母親の体験談だ。

 子供が生まれるまであと少しだと医者に診断された。

 ·····楽しみだな、私とルイスの子供。
 生まれたら精一杯の愛情を2人で注ぐぞ。

 それから1週間後。

「オギャーオギャー·······」

 夜に大きな産声を上げて生まれた。

 私達と同じきれいな栗毛と青色の瞳だった。

「アン、生んでくれてありがとう。」

「ルイスこそ、私のために仕事を休んで出産に付き添ってくれてありがとう。」

「そりゃ2人が大事だからさ。出産という大変なことがあったから早く寝な、夜だし。」

「そうね、5日で退院するから待っててねルイス。」

「わかった、首を長くして2人の帰りを待つよ。」

 その後ルイスは帰り私は寝た。

 それからしばらくして真夜中に声が聞こえた気がして起きたが私と子供しかいなかったので寝直した。

 それから朝になった。

 私は目を覚ました。

 朝から初めに子供の顔を見たくなったので見た。

 ······ん?こんなに金髪だったけ?それに耳が尖っている。

 これは私の子ではない、チェンジリング(取り替え子)か!

 すぐに魔法でつくった鳥でルイスに知らせた。

 しばらくしてルイスは「ゼェゼェ」言っていたので待った。

 少しして落ち着いた。

「私達の子共が妖精に取り替えられちゃった、どうしようルイス」

「僕達の子供は妖精の国にいるだろうけど、あそこは許可がなければ入れないから諦めてこの子を育てるしかない。」

「そんなぁ~」

 その後私達夫婦は縁もゆかりもない妖精を育てることになった。

 この妖精を見るたびに自分の子供を思い出し、辛い日々を送ることになったとさ。

(終)
 
 

 
 
 

 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【ショートショート】雨のおはなし

樹(いつき)@作品使用時は作者名明記必須
青春
◆こちらは声劇、朗読用台本になりますが普通に読んで頂ける作品になっています。 声劇用だと1分半ほど、黙読だと1分ほどで読みきれる作品です。 ⚠動画・音声投稿サイトにご使用になる場合⚠ ・使用許可は不要ですが、自作発言や転載はもちろん禁止です。著作権は放棄しておりません。必ず作者名の樹(いつき)を記載して下さい。(何度注意しても作者名の記載が無い場合には台本使用を禁止します) ・語尾変更や方言などの多少のアレンジはokですが、大幅なアレンジや台本の世界観をぶち壊すようなアレンジやエフェクトなどはご遠慮願います。 その他の詳細は【作品を使用する際の注意点】をご覧下さい。

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

野球部の女の子

S.H.L
青春
中学に入り野球部に入ることを決意した美咲、それと同時に坊主になった。

JKがいつもしていること

フルーツパフェ
大衆娯楽
平凡な女子高生達の日常を描く日常の叙事詩。 挿絵から御察しの通り、それ以外、言いようがありません。

男性向け(女声)シチュエーションボイス台本

しましまのしっぽ
恋愛
男性向け(女声)シチュエーションボイス台本です。 関西弁彼女の台本を標準語に変えたものもあります。ご了承ください ご自由にお使いください。 イラストはノーコピーライトガールさんからお借りしました

6年生になっても

ryo
大衆娯楽
おもらしが治らない女の子が集団生活に苦戦するお話です。

女子高生は卒業間近の先輩に告白する。全裸で。

矢木羽研
恋愛
図書委員の女子高生(小柄ちっぱい眼鏡)が、卒業間近の先輩男子に告白します。全裸で。 女の子が裸になるだけの話。それ以上の行為はありません。 取って付けたようなバレンタインネタあり。 カクヨムでも同内容で公開しています。

処理中です...