醜いトロールの子2

メタボ戦士

文字の大きさ
上 下
5 / 47
1章

5話 出掛けた後

しおりを挟む
〈ドシドシ·····ドシドシ··············〉

 ·······通行人が僕を避けて歩くから新鮮♪

 まぁ2メートル超えの大男の姿だからあたり前かw

 よし到着。

〈ガチャッ〉
 
店員 「いらっしゃい。何をしに来たのかね?」

サイモン 「〈ガバッ〉これを売りに来ました。」

店員 「装飾品とウェディングドレスに魔法石。アンタ·····盗人かい?金持ちの家から盗んだんだろ?」

サイモン 「いぇ違います。これは死んだ母の遺品です。」 

店員 「ホントか?この装飾品とウェディングドレスは15年前に流行したものだ。アンタは20歳以上の見た目をしているのに母の遺品と言い張るのか。」

サイモン 「フケ顔ですけど、20歳未満ですよ。」 
 
店員 「嘘つけ。」 

サイモン 「ホントです。」

店員「まぁいい、何でも買い取るのがウチのモットーだから買い取ってやる。」

サイモン 「いくらですか?」

店員 「どれも品質が良かったから合計で中金貨30枚だ。〈ジャラ···〉」

サイモン 「ありがとうございます。じゃあそれで····〈ジャラ〉」

店員 「ちょっと待て!」

サイモン 「何ですか?」

店員 「口止め料。」

サイモン 「1枚〈ソッ〉」

店員 「なめているな10枚以上だろ?」

サイモン 「出せて5枚です。」

店員 「それなら間をとって7枚だ。」

サイモン 「わかりました〈チャラ····〉」

店員 「毎度あり。」

〈ガチャッ〉

 ·······帰るか。

 ヤコブ、体調回復しているといいな。


〈ガチャッ〉

サイモン 「ただいま·····」

ヤコブ 「〈ギュッ〉おかえり兄さん」

サイモン 「〈ナデナデ〉元気になったんだな。」
  
ヤコブ 「うん♡〈スリスリ〉」

サイモン 「体を擦り付けてどうした?」

ヤコブ 「なんだか体が熱くて·····〈スリスリ〉」

サイモン 「ヤコブ。」

ヤコブ 「何?」

サイモン 「僕が出掛けているときに何か口にしたか?」

ヤコブ 「冷蔵庫に入っていたピンク色の瓶の飲み物を一瓶。」

サイモン 「マジか·····」

ヤコブ 「どうしたの?」

サイモン 「それ父さん達が製造した媚薬だぞ。瓶に大きく『飲むな』って書いてなかったか?」

ヤコブ 「見てなかった。ごめん····ハァ·····ハッ·····」

サイモン 「大丈夫か?〈ソッ〉」

ヤコブ 「はあぁ~~ん〈クテ〉」

サイモン 「ヤコブ!?」

ヤコブ 「ごめん気持ち良くて。兄さんこんなお願い絶対駄目なんだけどさ······」

サイモン 「何だ?」

ヤコブ 「抱いてくれないかな。」

サイモン 「え?僕達、父親違いでも母親は同じ兄弟何だぞ!」

ヤコブ 「お願い·····少しだけ······〈スリスリ〉」

サイモン 「わかった。出来るだけ痛くならないようにするから。」

ヤコブ 「うん、ありがとう。」

サイモン 「寝室に行くぞ。」

ヤコブ 「うん。」

 
 しばらくして。

〈ズプッジュプ····ジュプ·····ジュポ····ジュボ··············〉

ヤコブ 「あっあぁ····あん····にいさん······兄さん·········」

サイモン 「ハッ···ハァ····ァァ·····ヤコブ·······イキそう」

ヤコブ 「いいよ·····兄さん····中にたくさんちょうだい♡♡♡」

サイモン 「あぁ·····」

〈ビュー·····ビュー············〉

ヤコブ 「あぁ~~♡んぅ···♡♡あぁぁ··········♡♡♡」

〈ジュポンッ···〉

ヤコブ 「あぁ~~♡♡♡〈タラタラ·······〉」

サイモン 「熱いのはおさまったか?」

ヤコブ 「うん、ありがとう····チュッ」

サイモン 「じゃあ中の体液を消すぞ。」

ヤコブ 「待って!このままでいい。」

サイモン 「お腹痛くなるぞ。」

ヤコブ 「父さん達は嫌だけど、兄さんは好きだからなくしたくない。」

サイモン 「ヤコブ······可愛いな·····チュッ····でもお腹を壊すお前を見たくないから消させてくれ。」

ヤコブ 「わかった。その代わりにまた今度ヤッてくれないかな?」 
 
サイモン 「お前が望むならヤるよ。」

ヤコブ 「ありがとう····ふぅわぁ······ごめん····」

サイモン 「眠いのか?」

ヤコブ 「うん。少し寝ていい?」

サイモン 「いいぞ。お休み····チュッ」

ヤコブ 「お休み·····zzz」

サイモン 「浄化クリア〈シュワ〉」

 ······これで良かったのかな······

 もう普通の兄弟じゃなくなっちゃったな。

 まぁいいか、ヤる前から父さん達にはヤられていたし。

 はぁ·······考えるのダルいし寝よう。

サイモン 「··············zzz」
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

某国の皇子、冒険者となる

くー
BL
俺が転生したのは、とある帝国という国の皇子だった。 転生してから10年、19歳になった俺は、兄の反対を無視して従者とともに城を抜け出すことにした。 俺の本当の望み、冒険者になる夢を叶えるために…… 異世界転生主人公がみんなから愛され、冒険を繰り広げ、成長していく物語です。 主人公は魔法使いとして、仲間と力をあわせて魔物や敵と戦います。 ※ BL要素は控えめです。 2020年1月30日(木)完結しました。

灰かぶりの少年

うどん
BL
大きなお屋敷に仕える一人の少年。 とても美しい美貌の持ち主だが忌み嫌われ毎日被虐的な扱いをされるのであった・・・。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

ガテンの処理事情

BL
高校中退で鳶の道に進まざるを得なかった近藤翔は先輩に揉まれながらものしあがり部下を5人抱える親方になった。 ある日までは部下からも信頼される家族から頼られる男だと信じていた。

真面目系委員長の同室は王道転校生⁉~王道受けの横で適度に巻き込まれて行きます~

シキ
BL
全寮制学園モノBL。 倉科誠は真面目で平凡な目立たない学級委員長だった。そう、だった。季節外れの王道転入生が来るまでは……。 倉科の通う私立藤咲学園は山奥に位置する全寮制男子高校だ。外界と隔絶されたそこでは美形生徒が信奉され、親衛隊が作られ、生徒会には俺様会長やクール系副会長が在籍する王道学園と呼ぶに相応しいであろう場所。そんな学園に一人の転入生がやってくる。破天荒な美少年の彼を中心に巻き起こる騒動に同室・同クラスな委員長も巻き込まれていき……? 真面目で平凡()な学級委員長が王道転入生くんに巻き込まれ何だかんだ総受けする青春系ラブストーリー。 一部固定CP(副会長×王道転入生)もいつつ、基本は主人公総受けです。 こちらは個人サイトで数年前に連載していて、途中だったお話です。 今度こそ完走させてあげたいと思いたってこちらで加筆修正して再連載させていただいています。 当時の企画で書いた番外編なども掲載させていただきますが、生暖かく見守ってください。

私の事を調べないで!

さつき
BL
生徒会の副会長としての姿と 桜華の白龍としての姿をもつ 咲夜 バレないように過ごすが 転校生が来てから騒がしくなり みんなが私の事を調べだして… 表紙イラストは みそかさんの「みそかのメーカー2」で作成してお借りしています↓ https://picrew.me/image_maker/625951

僕の平凡生活が…

ポコタマ
BL
アンチ転校生によって日常が壊された主人公の話です 更新頻度はとても遅めです。誤字・脱字がある場合がございます。お気に入り、しおり、感想励みになります。

星蘭学園、腐男子くん!

Rimia
BL
⚠️⚠️加筆&修正するところが沢山あったので再投稿してますすみません!!!!!!!!⚠️⚠️ 他のタグは・・・ 腐男子、無自覚美形、巻き込まれ、アルビノetc..... 読めばわかる!巻き込まれ系王道学園!! とある依頼をこなせば王道BL学園に入学させてもらえることになった為、生BLが見たい腐男子の主人公は依頼を見事こなし、入学する。 王道な生徒会にチワワたん達…。ニヨニヨして見ていたが、ある事件をきっかけに生徒会に目をつけられ…?? 自身を平凡だと思っている無自覚美形腐男子受け!! ※誤字脱字、話が矛盾しているなどがありましたら教えて下さると幸いです! ⚠️衝動書きだということもあり、超絶亀更新です。話を思いついたら更新します。

処理中です...