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1章
4話 変身
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ヤコブ 「神様の声が聞こえなくなったね。」
サイモン 「そうだな。」
ヤコブ 「でもまさか本当に実在するとはね····。母さんがつくりだした架空のキャラクターだと思っていたのに。」
サイモン 「だな。」
ヤコブ 「兄さん····」
サイモン 「なんだ?」
ヤコブ 「これからどうする?」
サイモン 「そうだな~·····この家を出るからまずは資金集めから始めよう。」
ヤコブ 「わかった。でも父さん達用心深いから家に金目のものなんて置くかな?」
サイモン 「まぁ隅々まで探したら、何かしら見つかるだろうから探してみよう。」
ヤコブ 「わかった。」
しばらくして。
ヤコブ 「意外とあるものだね。」
サイモン 「ほぼ母さんの遺品だけどな。結婚式で使った装飾品とウェディングドレス、そして魔法石いくつか。」
ヤコブ 「何処に売りに行くの?」
サイモン 「普通の店だと足がつくから、闇市場かな。」
ヤコブ 「あそこは子供は立入禁止じゃないの?」
サイモン 「変身魔法で大人になればいいんだよ。」
ヤコブ 「あっ!そういえば出来るんだった。」
サイモン 「ヤコブのうっかりさん〈コツン〉」
ヤコブ 「テヘ☆」
サイモン 「ホント可愛いな〈ナデナデ〉」
ヤコブ 「エヘヘ·····ありがとう。」
サイモン 「この顔がほとんど見れなくなると思うと寂しいな。」
ヤコブ 「別に2人っきりのときは元の姿に戻ればいいじゃん。」
サイモン 「そうだな。まぁ売りに行こうか。」
ヤコブ 「うん、その前に変身しよう。」
サイモン 「そうだな。」
·······何になろう?
父さん達に似たこの顔を別人にか······そうだ!これにしよう。
〈ズッガガガ·······〉
······痛·····骨が引っ張られる。
母さんはこの痛みに耐えて変身していたんだな······
はぁ·····ヤコブは耐えられるかな·····
数分後。
·······ふぅ·····どうにか耐えれた。
ヤコブは·······あ!
サイモン 「ヤコブ大丈夫か!?〈ペシペシ〉」
ヤコブ 「に····い·····さん·····?」
サイモン 「あぁ······変身して大男になったんだ。ヤコブは獣族か、可愛いな。」
ヤコブ 「ありがとう。でも変身魔法って凄い痛いんだね。」
サイモン 「そうだな。これを何度も使っていた母さんってホント凄いよな。」
ヤコブ 「うん。兄さん·····」
サイモン 「なんだ?」
ヤコブ 「体が動かないから兄さんだけで売りに行ってくれないかな?」
サイモン 「わかった〈ナデナデ〉」
ヤコブ 「ホントごめんね。」
サイモン 「ヤコブが悪いわけじゃないんだから謝らないでいいんだよ〈ナデナデ〉まぁ行って来るな。」
ヤコブ 「ありがとう。行ってらっしゃい。」
〈ガチャ〉
サイモン 「そうだな。」
ヤコブ 「でもまさか本当に実在するとはね····。母さんがつくりだした架空のキャラクターだと思っていたのに。」
サイモン 「だな。」
ヤコブ 「兄さん····」
サイモン 「なんだ?」
ヤコブ 「これからどうする?」
サイモン 「そうだな~·····この家を出るからまずは資金集めから始めよう。」
ヤコブ 「わかった。でも父さん達用心深いから家に金目のものなんて置くかな?」
サイモン 「まぁ隅々まで探したら、何かしら見つかるだろうから探してみよう。」
ヤコブ 「わかった。」
しばらくして。
ヤコブ 「意外とあるものだね。」
サイモン 「ほぼ母さんの遺品だけどな。結婚式で使った装飾品とウェディングドレス、そして魔法石いくつか。」
ヤコブ 「何処に売りに行くの?」
サイモン 「普通の店だと足がつくから、闇市場かな。」
ヤコブ 「あそこは子供は立入禁止じゃないの?」
サイモン 「変身魔法で大人になればいいんだよ。」
ヤコブ 「あっ!そういえば出来るんだった。」
サイモン 「ヤコブのうっかりさん〈コツン〉」
ヤコブ 「テヘ☆」
サイモン 「ホント可愛いな〈ナデナデ〉」
ヤコブ 「エヘヘ·····ありがとう。」
サイモン 「この顔がほとんど見れなくなると思うと寂しいな。」
ヤコブ 「別に2人っきりのときは元の姿に戻ればいいじゃん。」
サイモン 「そうだな。まぁ売りに行こうか。」
ヤコブ 「うん、その前に変身しよう。」
サイモン 「そうだな。」
·······何になろう?
父さん達に似たこの顔を別人にか······そうだ!これにしよう。
〈ズッガガガ·······〉
······痛·····骨が引っ張られる。
母さんはこの痛みに耐えて変身していたんだな······
はぁ·····ヤコブは耐えられるかな·····
数分後。
·······ふぅ·····どうにか耐えれた。
ヤコブは·······あ!
サイモン 「ヤコブ大丈夫か!?〈ペシペシ〉」
ヤコブ 「に····い·····さん·····?」
サイモン 「あぁ······変身して大男になったんだ。ヤコブは獣族か、可愛いな。」
ヤコブ 「ありがとう。でも変身魔法って凄い痛いんだね。」
サイモン 「そうだな。これを何度も使っていた母さんってホント凄いよな。」
ヤコブ 「うん。兄さん·····」
サイモン 「なんだ?」
ヤコブ 「体が動かないから兄さんだけで売りに行ってくれないかな?」
サイモン 「わかった〈ナデナデ〉」
ヤコブ 「ホントごめんね。」
サイモン 「ヤコブが悪いわけじゃないんだから謝らないでいいんだよ〈ナデナデ〉まぁ行って来るな。」
ヤコブ 「ありがとう。行ってらっしゃい。」
〈ガチャ〉
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