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1話 お母さん·····
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サーヤ 『母さんは昔冒険者をしていたときがあったのよ。』
? 『えー意外!昔の母さんのこと知りたいな。』
サーヤ 『今から5年前になるんだけど·····』
? 『『おい!サーヤ!!』』
サーヤ 『ごめんサイモン。お父さん達に呼ばれたから行かないと······』
サイモン 『行かないで〈ニギッ〉·····母さんがまた父さん達に虐められるのは嫌だよ。』
サーヤ 『〈ナデナデ〉大丈夫······あなたがいると思えば耐えられるわ。』
サイモン 『母さん·····』
サーヤ 『じゃあ行って来るわね。』
サイモン 『行ってらっしゃい····』
『遅いんだよ〈ガッ〉』
『旦那様を待たせるんじゃねぇよ〈ゲシッ〉』
『ごめんなさい····ごめんなさい·····』
······始まった。
母さんが父さん達に虐められる時間が。
僕はまだ4歳だから弱くて助けられない。
なんて無力なんだろう······
『ア゙ァ゙ァ゙·······!!!』
母さんの悲鳴····聞きたくない聞きたくない·····
早く朝になってくれよ。
___________________________________________
〈ピピピ······ピピピ···········〉
サイモン 「止まれ」
〈·······〉
······夢か·····久しぶりに10年前の夢を見たな。
今日で母さんが死んでから三回忌。
母さんが死んでから父さん達はほとんど家に帰って来なくなり、僕が家のことと弟の世話をしている。
僕も母さんが始めた年齢で冒険者になりたかったのにもう14歳。
ずっとこんな召し使いみたいなことをしないといけないのかな······嫌だな。
はぁ······
〈ガチャ〉
父さん達 「ただいま~」
サイモン 「父さん達おかえ·····後ろにいる人達は誰?」
父さん達 「父さん達の恋人」
恋人達 「初めまして。」
サイモン 「はぁ?母さんが死んでから2年しか経っていないのにもう新しい女を作ったの?」
父さん① 「いいじゃん2年経ったんだし。」
父さん② 「そうそう····」
サイモン 「はぁ·····母さん悲しむよ。」
父さん達 「そんなの知ったことかよ。あいつはほぼ奴隷のような存在だったのだから。」
サイモン 「最低·······ゥグ·······」
父さん達 「お前も母さんと同じ服従の首輪をつけているのに逆らうなんて馬鹿だなw」
サイモン 「ゥ゙ゥ······〈ポタポタ······〉」
父さん達 「ハハッ····w15年前の母さんと同じ表情をしているぞお前w」
恋人達 「ねぇ····少し可哀想だからやめな····グゥ·····」
父さん達 「うるさいな····恋人の分際で口出しするな!」
恋人達 「ごめんなさい·····」
? 「ん·····父さん達帰って来たの?」
父さん達 「ヤコブおかえり~チュチュレロレロ」
ヤコブ 「······やめてグゥ·····ブクブク」
サイモン 「ヤコブ!〈ガッ〉ゥ゙ゥ······」
父さん達 「サイモン、何邪魔してんだよ。せっかく気持ち良くなってんのに·····」
サイモン 「まだ9歳のヤコブにすることじゃないよ。」
父さん達 「うるさいな黙れ!〈ゲシッゲシッ···〉」
サイモン 「ゥ゙ゥ·················」
······あのときテロリストの攻撃から母さんが父さん達を庇わなかったら、死んでいたのは逆だったのに。
平和な暮らしが送れていたはずなのに。
神様、どうして悪人な父さん達ではなく善人な母さんを殺したんですか?
僕はあなたを恨みます。
? 『えー意外!昔の母さんのこと知りたいな。』
サーヤ 『今から5年前になるんだけど·····』
? 『『おい!サーヤ!!』』
サーヤ 『ごめんサイモン。お父さん達に呼ばれたから行かないと······』
サイモン 『行かないで〈ニギッ〉·····母さんがまた父さん達に虐められるのは嫌だよ。』
サーヤ 『〈ナデナデ〉大丈夫······あなたがいると思えば耐えられるわ。』
サイモン 『母さん·····』
サーヤ 『じゃあ行って来るわね。』
サイモン 『行ってらっしゃい····』
『遅いんだよ〈ガッ〉』
『旦那様を待たせるんじゃねぇよ〈ゲシッ〉』
『ごめんなさい····ごめんなさい·····』
······始まった。
母さんが父さん達に虐められる時間が。
僕はまだ4歳だから弱くて助けられない。
なんて無力なんだろう······
『ア゙ァ゙ァ゙·······!!!』
母さんの悲鳴····聞きたくない聞きたくない·····
早く朝になってくれよ。
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〈ピピピ······ピピピ···········〉
サイモン 「止まれ」
〈·······〉
······夢か·····久しぶりに10年前の夢を見たな。
今日で母さんが死んでから三回忌。
母さんが死んでから父さん達はほとんど家に帰って来なくなり、僕が家のことと弟の世話をしている。
僕も母さんが始めた年齢で冒険者になりたかったのにもう14歳。
ずっとこんな召し使いみたいなことをしないといけないのかな······嫌だな。
はぁ······
〈ガチャ〉
父さん達 「ただいま~」
サイモン 「父さん達おかえ·····後ろにいる人達は誰?」
父さん達 「父さん達の恋人」
恋人達 「初めまして。」
サイモン 「はぁ?母さんが死んでから2年しか経っていないのにもう新しい女を作ったの?」
父さん① 「いいじゃん2年経ったんだし。」
父さん② 「そうそう····」
サイモン 「はぁ·····母さん悲しむよ。」
父さん達 「そんなの知ったことかよ。あいつはほぼ奴隷のような存在だったのだから。」
サイモン 「最低·······ゥグ·······」
父さん達 「お前も母さんと同じ服従の首輪をつけているのに逆らうなんて馬鹿だなw」
サイモン 「ゥ゙ゥ······〈ポタポタ······〉」
父さん達 「ハハッ····w15年前の母さんと同じ表情をしているぞお前w」
恋人達 「ねぇ····少し可哀想だからやめな····グゥ·····」
父さん達 「うるさいな····恋人の分際で口出しするな!」
恋人達 「ごめんなさい·····」
? 「ん·····父さん達帰って来たの?」
父さん達 「ヤコブおかえり~チュチュレロレロ」
ヤコブ 「······やめてグゥ·····ブクブク」
サイモン 「ヤコブ!〈ガッ〉ゥ゙ゥ······」
父さん達 「サイモン、何邪魔してんだよ。せっかく気持ち良くなってんのに·····」
サイモン 「まだ9歳のヤコブにすることじゃないよ。」
父さん達 「うるさいな黙れ!〈ゲシッゲシッ···〉」
サイモン 「ゥ゙ゥ·················」
······あのときテロリストの攻撃から母さんが父さん達を庇わなかったら、死んでいたのは逆だったのに。
平和な暮らしが送れていたはずなのに。
神様、どうして悪人な父さん達ではなく善人な母さんを殺したんですか?
僕はあなたを恨みます。
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