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血の色
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「もう包囲しているからその銃を置きなさい。」
「うるさい!死ね!!〈バンッバンッ〉」
「うっ··ぅ····〈バタッ〉」
「確保·····」
〈ドタドタドタドタ·········ガシッ〉
「クソッ警察めっ!」
「先輩っ······!」
「···来てくれたのか····トシ」
「駆けつけるのが遅くなってしまってすみません。」
「犯人はどうなった···?」
「もう取り押さえたので大丈夫です。」
「そうか·····ゴフッ」
「先輩!大丈夫ですか?」
「もう無理かもしれない····」
「そんな······僕を置いて死なないでくださいよ〈ポタポタ〉」
「まぁ泣くな···『血の通っていないロボット』と言われていた俺が死ぬだけなんだから。」
「そんな卑下しないでください。先輩は僕にとって憧れの警察官でした。」
「ありがとうトシ。最後に俺に血が通っているか確認してから死ぬわ。」
「はい。」
「〈じと·····〉茶色····か」
「いや····流石にそれはおかしいですよ。」
「そうか?」
「はい。ちょっと嗅がせてください」
「おぅ···」
「クンクン····これ····チョコですよ。」
「えっ?あ·····そういえばおやつ用に板チョコを何枚も服に忍ばせているの忘れてたw」
「あとよく考えたら防弾チョッキを着ているんで死にませんよ。」
「そうだわ····うっかりうっかり·····w」
「もう·····人騒がせなんだから。」
「心配してくれてありがとうな。」
「先輩は僕のバディーでパートナーですから当たり前です。」
「そうだな。」
終わり
「うるさい!死ね!!〈バンッバンッ〉」
「うっ··ぅ····〈バタッ〉」
「確保·····」
〈ドタドタドタドタ·········ガシッ〉
「クソッ警察めっ!」
「先輩っ······!」
「···来てくれたのか····トシ」
「駆けつけるのが遅くなってしまってすみません。」
「犯人はどうなった···?」
「もう取り押さえたので大丈夫です。」
「そうか·····ゴフッ」
「先輩!大丈夫ですか?」
「もう無理かもしれない····」
「そんな······僕を置いて死なないでくださいよ〈ポタポタ〉」
「まぁ泣くな···『血の通っていないロボット』と言われていた俺が死ぬだけなんだから。」
「そんな卑下しないでください。先輩は僕にとって憧れの警察官でした。」
「ありがとうトシ。最後に俺に血が通っているか確認してから死ぬわ。」
「はい。」
「〈じと·····〉茶色····か」
「いや····流石にそれはおかしいですよ。」
「そうか?」
「はい。ちょっと嗅がせてください」
「おぅ···」
「クンクン····これ····チョコですよ。」
「えっ?あ·····そういえばおやつ用に板チョコを何枚も服に忍ばせているの忘れてたw」
「あとよく考えたら防弾チョッキを着ているんで死にませんよ。」
「そうだわ····うっかりうっかり·····w」
「もう·····人騒がせなんだから。」
「心配してくれてありがとうな。」
「先輩は僕のバディーでパートナーですから当たり前です。」
「そうだな。」
終わり
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