陰キャの青春

メタボ戦士

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11話 本番

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 放課後、佐藤君の変身が完了するまで鈴木君には松本さんの尾行をしてもらった。

 変身が終わったら、L●NEで鈴木君に居場所を教えてもらい向かった。

 その場所は某ハンバーガー店だった。

 作戦を決行した。

 今回の作戦はこうだ。

 松本さんが彼氏と一緒に歩いているときに佐藤君が声をかけて色々やって松本さんが佐藤君を好きになるようにする。
 松本さんが佐藤君のことを好きになったらこっぴどく振るというシンプルな作戦だ。

 この作戦は照れないでイケメンの男を演じるのが肝だ。
 照れた途端この作戦は失敗する。

 事前に佐藤君には少女漫画を読ませてイケメンを研究してもらっているからたぶん照れない限り台詞は問題ない。

 作戦の通り佐藤君に行ってもらい、僕と鈴木君は遠くから見守った。

 遠くからだからよく見えないが佐藤君は健闘してようだった。

 しばらくして佐藤君が戻ってきたが暗い顔をしていた。

須藤 「どうだった?」

佐藤 「顔は好みだけどナンパしてくるような男は好みじゃないって振られた。」


鈴木 「惜しいね。」 

須藤 「本当に。でも顔は好みならまだ希望はあるかもしれないね。」

佐藤 「もうやりたくないよ。よく考えたら何のためにこんなことしていたんだっけ?」

鈴木 「須藤君が陽キャにひどいめにあったから復讐でしょ。」

佐藤 「復讐なんてやったところで時間の無駄だからこれぐらいでもうやめよう。」

須藤 「確かにそうだな。松本さんを別れさせたところでそこまでスカッとしなそうだしな。」

鈴木 「2人がそう言うならそうしようか。」

 その後某ハンバーガー店で色々食べて解散した。



  




 
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